JPS634818Y2 - - Google Patents
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- JPS634818Y2 JPS634818Y2 JP14348383U JP14348383U JPS634818Y2 JP S634818 Y2 JPS634818 Y2 JP S634818Y2 JP 14348383 U JP14348383 U JP 14348383U JP 14348383 U JP14348383 U JP 14348383U JP S634818 Y2 JPS634818 Y2 JP S634818Y2
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- JP
- Japan
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- cable
- protrusion
- holding member
- axial direction
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Links
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Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アウターケーブルの中にインナーケ
ーブルを通挿して成る二重ケーブルなどのケーブ
ルを基材に対して固定するためのケーブルクラン
プ機構に関し、さらに詳しくは、そのケーブルを
ケーブル軸と直角方向にはめこむだけで、そのケ
ーブルの固定部分が軸向および軸と直角の方向に
ずれ動かないように確実に固定しうるように改良
したケーブルクランプに関する。
ーブルを通挿して成る二重ケーブルなどのケーブ
ルを基材に対して固定するためのケーブルクラン
プ機構に関し、さらに詳しくは、そのケーブルを
ケーブル軸と直角方向にはめこむだけで、そのケ
ーブルの固定部分が軸向および軸と直角の方向に
ずれ動かないように確実に固定しうるように改良
したケーブルクランプに関する。
運動伝達のための一手段としての二重ケーブル
は、自由に撓曲しうるアウターケーブルとインナ
ーケーブルとに軸方向に相対動を与えることによ
り運動を伝達するようになつているため、たとえ
ば、ロツドによる運動伝達手段などに比べて、伝
達側の運動の方向と被伝達側の運動の方向を自由
に設定できる、軽量である、安価である、空いた
空間を自由に取回すことができるので、他の部材
の取付け位置に制限を加える必要がなくかつスペ
ースもそれほど要らない、等の利点があり、たと
えば、自動車の分野では、チヨークレバーとキヤ
ブレターとの連繋、トランクオープナーやフユー
エルタンクオープナーの操作レバーとロツク装置
との連繋などに多用されている。
は、自由に撓曲しうるアウターケーブルとインナ
ーケーブルとに軸方向に相対動を与えることによ
り運動を伝達するようになつているため、たとえ
ば、ロツドによる運動伝達手段などに比べて、伝
達側の運動の方向と被伝達側の運動の方向を自由
に設定できる、軽量である、安価である、空いた
空間を自由に取回すことができるので、他の部材
の取付け位置に制限を加える必要がなくかつスペ
ースもそれほど要らない、等の利点があり、たと
えば、自動車の分野では、チヨークレバーとキヤ
ブレターとの連繋、トランクオープナーやフユー
エルタンクオープナーの操作レバーとロツク装置
との連繋などに多用されている。
この二重ケーブルで運動を伝達するには、イン
ナーケーブルとアウターケーブルの一方の両端部
を、たとえばチヨークレバーなどの駆動側とキヤ
ブレタのチヨーク弁作動アームなどの従動側にそ
れぞれ連結し、他方のケーブルは、その両端部を
基材に対して固定状に取付けられなければならな
い。通常インナーケーブルの両端部が駆動側と従
動側につながれ、アウターケーブルの両端部が基
材に対して固定される。アウターケーブルの端部
が固定されているからこそ駆動側につながれたイ
ンナーケーブルがアウターケーブルに対して相対
的に軸動し、これが従動側のインナーケーブルと
アウターケーブルの相対動となつて伝達されるの
である。
ナーケーブルとアウターケーブルの一方の両端部
を、たとえばチヨークレバーなどの駆動側とキヤ
ブレタのチヨーク弁作動アームなどの従動側にそ
れぞれ連結し、他方のケーブルは、その両端部を
基材に対して固定状に取付けられなければならな
い。通常インナーケーブルの両端部が駆動側と従
動側につながれ、アウターケーブルの両端部が基
材に対して固定される。アウターケーブルの端部
が固定されているからこそ駆動側につながれたイ
ンナーケーブルがアウターケーブルに対して相対
的に軸動し、これが従動側のインナーケーブルと
アウターケーブルの相対動となつて伝達されるの
である。
ところで、上記のアウターケーブルのようなケ
ーブルを基材に対して固定するためのクランプ
は、従来から種々のものが提案されてきている。
これらのものの多くは、たとえば実開昭48−
110576号公報に示されているように、ケーブルの
外周を抱持するための、円筒内面を有するように
湾曲する保持部材を有する基本的構成に、ビニル
状のケーブル外面に引つ掛かつてケーブルの軸方
向動を阻止する爪を上記円筒内面に形成したよう
な構造を有している。しかしながら、このような
構造では、上記爪をケーブルの外面に押しつける
ようにする必要があることから、ケーブルを固定
するには、外開き状にした保持部材内にケーブル
を位置させたのち、このケーブルを挟み込むよう
にしてこの保持部材を塑性変形させる必要があ
り、作業が面倒であつた。また、ケーブルの軸方
向のずれの阻止は、保持部材の内面に形成した爪
をケーブルの外周に食い込ませることにより行な
われるため、爪やケーブルの表面が疲労または劣
化すると爪の阻止力が弱まり、確実性に問題があ
つた。とくに、自動車のチヨークレバーとキヤブ
レタを連結するケーブルにズレが生じると、チヨ
ークレバーが狂うといつた問題につながる。
ーブルを基材に対して固定するためのクランプ
は、従来から種々のものが提案されてきている。
これらのものの多くは、たとえば実開昭48−
110576号公報に示されているように、ケーブルの
外周を抱持するための、円筒内面を有するように
湾曲する保持部材を有する基本的構成に、ビニル
状のケーブル外面に引つ掛かつてケーブルの軸方
向動を阻止する爪を上記円筒内面に形成したよう
な構造を有している。しかしながら、このような
構造では、上記爪をケーブルの外面に押しつける
ようにする必要があることから、ケーブルを固定
するには、外開き状にした保持部材内にケーブル
を位置させたのち、このケーブルを挟み込むよう
にしてこの保持部材を塑性変形させる必要があ
り、作業が面倒であつた。また、ケーブルの軸方
向のずれの阻止は、保持部材の内面に形成した爪
をケーブルの外周に食い込ませることにより行な
われるため、爪やケーブルの表面が疲労または劣
化すると爪の阻止力が弱まり、確実性に問題があ
つた。とくに、自動車のチヨークレバーとキヤブ
レタを連結するケーブルにズレが生じると、チヨ
ークレバーが狂うといつた問題につながる。
本考案は、上記のような事情のもとで考え出さ
れたもので、その目的は、ケーブルを保持させる
ための作業が簡単で、かつその軸方向の阻止力に
経時的な変化がないようにし、確実性を高めたケ
ーブルクランプ機構を提供することである。
れたもので、その目的は、ケーブルを保持させる
ための作業が簡単で、かつその軸方向の阻止力に
経時的な変化がないようにし、確実性を高めたケ
ーブルクランプ機構を提供することである。
このような目的を達成するため、本考案のケー
ブルクランプ機構では、次のような技術的手段を
講じている。
ブルクランプ機構では、次のような技術的手段を
講じている。
すなわち、外周に周方向の係止手段が形成さ
れ、かつ硬質の材料で作成された被保持部をケー
ブルに設ける一方、対向する保持片の少なくとも
一方に、ケーブルの外径と対応したほぼ円筒状の
内面、これにつづく導入ガイド部、ケーブルの外
側側面に当接してこれが軸方向に対して交差する
方向に抜け出るのを阻止するための第一突部およ
び上記係止手段に係合してケーブルが軸方向に動
くのを阻止するための第二突部とを備えた保持部
材を、基部材に対して固定したこと、である。
れ、かつ硬質の材料で作成された被保持部をケー
ブルに設ける一方、対向する保持片の少なくとも
一方に、ケーブルの外径と対応したほぼ円筒状の
内面、これにつづく導入ガイド部、ケーブルの外
側側面に当接してこれが軸方向に対して交差する
方向に抜け出るのを阻止するための第一突部およ
び上記係止手段に係合してケーブルが軸方向に動
くのを阻止するための第二突部とを備えた保持部
材を、基部材に対して固定したこと、である。
ケーブルの端部の上記保持部材への固定は、そ
の被保持部の係止手段と保持部材の第二突部と軸
方向の位置を合せながら、保持部材の対向する内
面が形成する環状の保持空間内に、上記導入ガイ
ド部に押しあてて横方向から填め込むだけでよ
い。このとき上記導入ガイド部に被保持部を押し
当てるようにすると、一対の保持片は、弾性的に
押し拡げられ、さらに被保持部を押し込むと、こ
れは上記環状の保持空間内に弾性的にはまりこむ
ようになる。一旦被保持部が保持部材に保持され
ると、上記第一突片が被保持部外側側面に当接し
て、被保持部が抜け出るのを阻止する。また、被
保持部の係止手段には、保持片に形成された第二
突片が係合しているので、被保持部なにしケーブ
ルが保持部材に対して軸方向にずれ動くというこ
とはない。しかも、本考案でのケーブルの軸方向
のずれを阻止するための機構は、硬質の材料で形
成した被保持部の外周に形成した係止手段に保持
部材に設けた第二突片が係合するようにしている
ので、従来一般のこの種のケーブルクランプのよ
うな、ケーブルのビニル被覆に爪を食い込ませる
といつた軸方向のずれの阻止手段に比して、その
阻止作用に確実性が増す。すなわち、従来のよう
に、ケーブルに軸方向の外力が加わつたような場
合にケーブルのビニル被膜が破けるといつたこと
がなくなる。
の被保持部の係止手段と保持部材の第二突部と軸
方向の位置を合せながら、保持部材の対向する内
面が形成する環状の保持空間内に、上記導入ガイ
ド部に押しあてて横方向から填め込むだけでよ
い。このとき上記導入ガイド部に被保持部を押し
当てるようにすると、一対の保持片は、弾性的に
押し拡げられ、さらに被保持部を押し込むと、こ
れは上記環状の保持空間内に弾性的にはまりこむ
ようになる。一旦被保持部が保持部材に保持され
ると、上記第一突片が被保持部外側側面に当接し
て、被保持部が抜け出るのを阻止する。また、被
保持部の係止手段には、保持片に形成された第二
突片が係合しているので、被保持部なにしケーブ
ルが保持部材に対して軸方向にずれ動くというこ
とはない。しかも、本考案でのケーブルの軸方向
のずれを阻止するための機構は、硬質の材料で形
成した被保持部の外周に形成した係止手段に保持
部材に設けた第二突片が係合するようにしている
ので、従来一般のこの種のケーブルクランプのよ
うな、ケーブルのビニル被覆に爪を食い込ませる
といつた軸方向のずれの阻止手段に比して、その
阻止作用に確実性が増す。すなわち、従来のよう
に、ケーブルに軸方向の外力が加わつたような場
合にケーブルのビニル被膜が破けるといつたこと
がなくなる。
以下、本考案の実施例を、図面を参照しつつ具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図は、本考案に係るクランプ機構の構成部
品を分解した状態で示す斜視図である。
品を分解した状態で示す斜視図である。
ケーブルWは、アウターケーブルw1にインナ
ーケーブルw2を通挿してなる二重ケーブルであ
り、自由に撓曲しうる。図示例は、上記ケーブル
Wの従動側端部に本考案のクランプ機構を適用し
た例である。この場合、アウターケーブルw1の
端部が基部材Bに対して固定され、インナーケー
ブルw2の端部はチヨーク弁回動レバーなどの従
動側部材3につながれる。
ーケーブルw2を通挿してなる二重ケーブルであ
り、自由に撓曲しうる。図示例は、上記ケーブル
Wの従動側端部に本考案のクランプ機構を適用し
た例である。この場合、アウターケーブルw1の
端部が基部材Bに対して固定され、インナーケー
ブルw2の端部はチヨーク弁回動レバーなどの従
動側部材3につながれる。
第2図に、アウターケーブルw1の端部に施す
べき構成の詳細を示す。
べき構成の詳細を示す。
本考案では、アウターケーブルw1の端部に、
真鍮などの硬質の材料で形成され、かつ周方向の
係止手段4を有する筒状の被保持部5を取付け
る。この被保持部5は、その後端部にアウターケ
ーブルw1を受容するための、軸方向のアウター
受け孔6を有し、かつこのアウター受け孔6の底
部からこの被保持部5の前端にかけて、インナー
ケーブルw2が通るための、軸方向の貫通孔7が
あけられている。また、上記係止手段4として、
この例では、軸方向に一定距離隔てられた周方向
に延びる一対の環状溝4a…が形成されている。
このように形成した被保持部5はアウターケーブ
ルw1の端部に取付けられ、かつ次に説明する保
持部材8に保持される。
真鍮などの硬質の材料で形成され、かつ周方向の
係止手段4を有する筒状の被保持部5を取付け
る。この被保持部5は、その後端部にアウターケ
ーブルw1を受容するための、軸方向のアウター
受け孔6を有し、かつこのアウター受け孔6の底
部からこの被保持部5の前端にかけて、インナー
ケーブルw2が通るための、軸方向の貫通孔7が
あけられている。また、上記係止手段4として、
この例では、軸方向に一定距離隔てられた周方向
に延びる一対の環状溝4a…が形成されている。
このように形成した被保持部5はアウターケーブ
ルw1の端部に取付けられ、かつ次に説明する保
持部材8に保持される。
第3図および第4図に、保持部材8の詳細を示
す。
す。
保持部材8は、一枚の板材をおりまげて形成さ
れ、対向する一対の保持片9,10を有してい
る。この保持片9,10には、板材をほぼ半円状
に曲げることにより被保持部5の外径と対応する
円筒状の内面11,12が形成されており、かつ
この円筒内面11,12には、互いに外開き状と
なる導入ガイド部13,14が連続している。ま
た、一対の保持片9,10の基部をつなぐ板材の
部分は、重ね状に折られて延び、取付け部15を
形成している。この取付け部15には、たとえ
ば、ねじ挿通孔16があけられ、これに通された
ねじ17を固定状の基部材Bに取付けられたブラ
ケツト19に対してねじつけるなどしてこの保持
部材8を固定できるようにしてある。
れ、対向する一対の保持片9,10を有してい
る。この保持片9,10には、板材をほぼ半円状
に曲げることにより被保持部5の外径と対応する
円筒状の内面11,12が形成されており、かつ
この円筒内面11,12には、互いに外開き状と
なる導入ガイド部13,14が連続している。ま
た、一対の保持片9,10の基部をつなぐ板材の
部分は、重ね状に折られて延び、取付け部15を
形成している。この取付け部15には、たとえ
ば、ねじ挿通孔16があけられ、これに通された
ねじ17を固定状の基部材Bに取付けられたブラ
ケツト19に対してねじつけるなどしてこの保持
部材8を固定できるようにしてある。
上記保持部材8には、前記アウターケーブルw
1の端部に取付けた被保持部5に当接して、これ
の軸と交差する方向にこの被保持部5が抜け出る
のを阻止するための第一突部20、および前記被
保持部5に形成した係止手段4たる環状溝4aに
係合してこの被保持部5が軸方向にずれ動くのを
阻止するための第二突部21が設けられる。
1の端部に取付けた被保持部5に当接して、これ
の軸と交差する方向にこの被保持部5が抜け出る
のを阻止するための第一突部20、および前記被
保持部5に形成した係止手段4たる環状溝4aに
係合してこの被保持部5が軸方向にずれ動くのを
阻止するための第二突部21が設けられる。
図示例において、上記第一突部20は、第4図
に示されているように、保持片9の側部を切り込
んでこの保持片9の基部の方向にのびる耳片2
0′を形成し、第3図に示されるようにこの耳片
20′を、一対の保持片9,10の円筒内面11,
12が形成する円筒状空間22の内方に向かうよ
うに折り曲げて構成されている。この耳片20′
の長さは、被保持部5を第3図のように保持部材
8にはめこんだとき、先端がこの被保持部5の外
面に当接するように定める。
に示されているように、保持片9の側部を切り込
んでこの保持片9の基部の方向にのびる耳片2
0′を形成し、第3図に示されるようにこの耳片
20′を、一対の保持片9,10の円筒内面11,
12が形成する円筒状空間22の内方に向かうよ
うに折り曲げて構成されている。この耳片20′
の長さは、被保持部5を第3図のように保持部材
8にはめこんだとき、先端がこの被保持部5の外
面に当接するように定める。
また、上記第二突部21は、第4図および第5
図に示されているように、一対の保持片9,10
の双方の半円状折り曲げ部の基部における両側部
を上記第一突部20を形成する場合とおなじ要領
で切り込んでこの保持片9,10の先端の方向に
延びる耳片21′…を形成することにより構成し
ている。この耳片21′…は、第3図に表れてい
るように、折り曲げずに上記取付け部15の方向
に延ばしておけば、上記筒状空間22の内方に向
けて突出することとなる。この耳片21′…の間
隔は、被保持部5に形成した軸方向にならぶ一対
の係止部たる環状溝4a…の間隔と対応している
ことは勿論である。
図に示されているように、一対の保持片9,10
の双方の半円状折り曲げ部の基部における両側部
を上記第一突部20を形成する場合とおなじ要領
で切り込んでこの保持片9,10の先端の方向に
延びる耳片21′…を形成することにより構成し
ている。この耳片21′…は、第3図に表れてい
るように、折り曲げずに上記取付け部15の方向
に延ばしておけば、上記筒状空間22の内方に向
けて突出することとなる。この耳片21′…の間
隔は、被保持部5に形成した軸方向にならぶ一対
の係止部たる環状溝4a…の間隔と対応している
ことは勿論である。
上記のように構成した保持部材8に、アウター
ケーブルw1の端部に取付けた被保持部5を保持
させるには、第6図に示すように、被保持部5を
保持片9,10の先端に形成した導入ガイド部3
1,14の間にあてがうように位置させ、ついで
保持部材8の筒状空間22に向かつて押し込めば
よい。なお、この際、被保持部5の一対の環状溝
4aが保持部材8の第二突部21の位置と対応す
るように位置させることが必要である。
ケーブルw1の端部に取付けた被保持部5を保持
させるには、第6図に示すように、被保持部5を
保持片9,10の先端に形成した導入ガイド部3
1,14の間にあてがうように位置させ、ついで
保持部材8の筒状空間22に向かつて押し込めば
よい。なお、この際、被保持部5の一対の環状溝
4aが保持部材8の第二突部21の位置と対応す
るように位置させることが必要である。
上記のようにして被保持部5を保持部材8に保
持させると、第7図に示すように、保持部材8の
第二突部21が被保持部5の環状溝4aに係合
し、これにより被保持部5ないしアウターケーブ
ルw1が保持部材8に対して軸方向にずれ動くこ
とが確実に阻止される。
持させると、第7図に示すように、保持部材8の
第二突部21が被保持部5の環状溝4aに係合
し、これにより被保持部5ないしアウターケーブ
ルw1が保持部材8に対して軸方向にずれ動くこ
とが確実に阻止される。
なお、インナーケーブルw2の端部には、たと
えば、従動部材に設けた突起23に係合しうる係
合部材24を取付け、これと上記突起23とを係
合させるようにすることにより、インナーケーブ
ルw2と従動部材とを連繋させるなどすればよ
い。
えば、従動部材に設けた突起23に係合しうる係
合部材24を取付け、これと上記突起23とを係
合させるようにすることにより、インナーケーブ
ルw2と従動部材とを連繋させるなどすればよ
い。
本考案にかかるケーブルクランプ機構は、たと
えば自動車のチヨークレバーを操作するために、
駆動側たる車室内のレバーと、従動側たるキヤブ
レタのチヨーク弁作動レバーとを連結するケーブ
ルを固定する場合に用いると好適である。
えば自動車のチヨークレバーを操作するために、
駆動側たる車室内のレバーと、従動側たるキヤブ
レタのチヨーク弁作動レバーとを連結するケーブ
ルを固定する場合に用いると好適である。
以上説明したように、本考案のケーブルクラン
プ機構は、ワンタツチでケーブルを固定すること
ができ、かつ固定されたケーブルの軸方向のずれ
を確実に阻止することができる。
プ機構は、ワンタツチでケーブルを固定すること
ができ、かつ固定されたケーブルの軸方向のずれ
を確実に阻止することができる。
なお、本考案の範囲が図面に示した実施例に限
定されないことは勿論である。
定されないことは勿論である。
たとえば、図示例では第一突部20を一方の保
持片9に形成したが、双方の保持片9,10に形
成してもよい。また、図示例では第二突部21を
双方の保持片9,10に形成したが、これを一方
のみの保持片に形成してもよい。また、図示例で
は、第二突部21を筒状空間22の最も奥部に位
置するようにしているが、可能ならば筒状空間2
2の周のどの部位に位置するようにしてもよい。
さらに、図示例では、被保持部5に設けた係止手
段4および保持部材8の第二突部21を軸方向に
並列して二箇所成形してあるが、これらはともに
一箇所としてもよい。さらに、図示例のように第
二突部21を二箇所設ける場合には、被保持部に
形成すべき係止手段4として、第8図に示すよう
に、被保持部4を部分的に縮径することにより形
成される段部4bの態様としてもよい。さらに、
第一突部20および第二突部21は、図示例で
は、先端が尖つた三角形状となつているが、この
形状はどのように形成してもよい。さらに、被保
持部の材質は真鍮などの金属のほか、硬質の樹脂
など、何でもよい。
持片9に形成したが、双方の保持片9,10に形
成してもよい。また、図示例では第二突部21を
双方の保持片9,10に形成したが、これを一方
のみの保持片に形成してもよい。また、図示例で
は、第二突部21を筒状空間22の最も奥部に位
置するようにしているが、可能ならば筒状空間2
2の周のどの部位に位置するようにしてもよい。
さらに、図示例では、被保持部5に設けた係止手
段4および保持部材8の第二突部21を軸方向に
並列して二箇所成形してあるが、これらはともに
一箇所としてもよい。さらに、図示例のように第
二突部21を二箇所設ける場合には、被保持部に
形成すべき係止手段4として、第8図に示すよう
に、被保持部4を部分的に縮径することにより形
成される段部4bの態様としてもよい。さらに、
第一突部20および第二突部21は、図示例で
は、先端が尖つた三角形状となつているが、この
形状はどのように形成してもよい。さらに、被保
持部の材質は真鍮などの金属のほか、硬質の樹脂
など、何でもよい。
図面は、本考案の実施例を示し、第1図は、そ
の構成部品を分解した状態で示す斜視図、第2図
は、アウターケーブルw1の端部に取付ける被保
持部の具体的態様を示す部分断面図、第3図は、
保持部材に被保持部が保持されている状態を示す
断面ず、第4図は、第3図の方向矢視図、第5
図は、第3図の方向矢視図、第6図は、被保持
部を保持されるときの状況を示す断面図、第7図
は、作用説明図、第8図は、他の実施例を示す断
面図である。 W……ケーブル、w1……アウターケーブル、
w2……インナーケーブル、4……係止手段、5
……被保持部、8……保持部材、9,10……保
持片、11,12……円筒状内面、13,14…
…導入ガイド部、19……ブラケツト、20……
第一突部、21……第二突部。
の構成部品を分解した状態で示す斜視図、第2図
は、アウターケーブルw1の端部に取付ける被保
持部の具体的態様を示す部分断面図、第3図は、
保持部材に被保持部が保持されている状態を示す
断面ず、第4図は、第3図の方向矢視図、第5
図は、第3図の方向矢視図、第6図は、被保持
部を保持されるときの状況を示す断面図、第7図
は、作用説明図、第8図は、他の実施例を示す断
面図である。 W……ケーブル、w1……アウターケーブル、
w2……インナーケーブル、4……係止手段、5
……被保持部、8……保持部材、9,10……保
持片、11,12……円筒状内面、13,14…
…導入ガイド部、19……ブラケツト、20……
第一突部、21……第二突部。
Claims (1)
- 外周に周方向の係止手段が形成され、かつ硬質
の材料で作成された筒状の被保持部をケーブルに
設ける一方、対向する保持片の少なくとも一方
に、ケーブルの外径と対応したほぼ円筒状の内
面、これにつづく導入ガイド部、ケーブルの外側
側面に当接してこれが軸方向に対して交差する方
向に抜け出るのを阻止するための第一突部および
上記係止手段に係合してケーブルが軸方向に動く
のを阻止するための第二突部とを備えた保持部材
を、基部材に対して固定したことを特徴とする、
ケーブルクランプ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14348383U JPS6051317U (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | ケ−ブルクランプ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14348383U JPS6051317U (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | ケ−ブルクランプ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6051317U JPS6051317U (ja) | 1985-04-11 |
JPS634818Y2 true JPS634818Y2 (ja) | 1988-02-08 |
Family
ID=30320262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14348383U Granted JPS6051317U (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | ケ−ブルクランプ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051317U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5990806B1 (ja) * | 2015-04-07 | 2016-09-14 | 株式会社アカギ | 配管支持具 |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP14348383U patent/JPS6051317U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6051317U (ja) | 1985-04-11 |
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