JPH026254Y2 - - Google Patents

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JPH026254Y2
JPH026254Y2 JP2623684U JP2623684U JPH026254Y2 JP H026254 Y2 JPH026254 Y2 JP H026254Y2 JP 2623684 U JP2623684 U JP 2623684U JP 2623684 U JP2623684 U JP 2623684U JP H026254 Y2 JPH026254 Y2 JP H026254Y2
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JP
Japan
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inner cable
cable
outer casing
coil spring
compression coil
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JP2623684U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、可撓性を有するアウタケーシングに
インナケーブルを摺動自由に挿通し、インナケー
ブルの一端に押圧力を作用させてアウタケーシン
グ内を他端側へ摺動させることにより他端にその
押圧力を伝達するようにしたコントロールケーブ
ルに関し、特に、アウタケーシングとインナケー
ブルの間の隙間の存在によつて、インナケーブル
が押圧力の作用によりアウタケーシング内で屈曲
して遊びを生じ、入力側と出力側とで作動長さに
差が生じたり、作動時間に遅れが生ずるのを防止
するようにしたコントロールケーブルに関する。
例えば、カメラのレリーズケーブルのように、
インナケーブルの入力側に押圧力を作用させて出
力側にその押圧力を伝達するようにしたコントロ
ールケーブルにあつては、リターンスプリングを
装着して押圧力が除去されたときにインナケーブ
ルを元の位置に自動的に戻すようになつている
が、インナケーブルを戻す際に、入力側から引張
る方が出力側から押すよりも摺動抵抗が小さいこ
とから、このリターンスプリングはコントロール
ケーブルの入力側の端部に装着されていた。
しかし、アウタケーシングとインナケーブルの
間は一定の間隙が必要であるため、コントロール
ケーブルを回曲して配索した場合には、インナケ
ーブルはその回曲部分でインナケーブルの内側の
内周面に接触した状態で引き戻されて、インナケ
ーブルとアウタケーシングの外側の内周面との間
に隙間ができ、この状態からインナケーブルの入
力側を押し込むと、インナケーブルはその押込動
作の初めの段階において回曲部分で外側に拡がつ
てアウタケーシングの外側の内周面に接触し、そ
の後の押込動作によつて初めて出力側へ押し出さ
れるように作用するため、インナケーブルがアウ
タケーシング内で遊びを生じ、出力側の作動量が
入力側より小さくなり、また、入力側が作動して
から出力側が作動するまでの間に時間的な遅れが
生じる欠点があつた。
なお、コントロールケーブルを直線的に配索し
た場合でも、引き戻されたインナケーブルに押圧
力を作用させたときに、インナケーブルは一旦ア
ウタケーシング内で屈曲されてから出力側へ押し
出されるため、上記した欠点を有することは同様
である。
本考案は、叙上の点に鑑み成されたものであつ
て、インナケーブルの入力側の作動量を出力側へ
正しく伝達するとともに入力側と出力側とで作動
時間にずれが生じることのない応答性に優れたコ
ントロールケーブルを提供することを目的とする
ものである。
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
平鋼線を螺旋形に密着巻きしてその外周を合成
樹脂製のジヤケツトで被覆したケーシング本体2
の内周に合成樹脂製のライナ3を嵌入したアウタ
ケーシング1内には、撚り線からなるインナケー
ブル5が、アウタケーシング1の内周面との間に
間隙を有して摺動自由に挿通されており、アウタ
ケーシング1の入力側Aの端末には、中央部の内
周面に環形のストツパ8を突成し、かつ、その両
側に取付孔9と案内孔10を形成した第1筒形金
具7が、その取付孔9側の端部を外嵌してかしめ
付けにより固着され、アウタケーシング1の端末
から突出したインナケーブル5の端末に、一端に
形成した拡径頭部13を取付孔9に嵌め、かつ、
他端をストツパ8の中心孔8aから案内孔10内
に突出した駆動ロツド12が固着されているとと
もに、駆動ロツド12の拡径頭部13とアウタケ
ーシング1の端面の間にリターン用の第1圧縮コ
イルばね15が装着され、その弾拡力で駆動ロツ
ド12が押されて拡径頭部13がストツパ8に当
てられており、駆動ロツド12の他端に、第1筒
形金具7の案内孔10と摺動自由に嵌合するノブ
17が螺着されている。
アウタケーシング1の出力側Bの端末には、中
心孔21を有し、かつ、一端部に内向きの鍔22
を突成した第2筒形金具20が、その他端部を外
嵌してかしめ付けにより固着され、アウタケーシ
ング1の端末から突出したインナケーブル5の端
末に、一端に中心孔21と略緊密に嵌合する拡径
頭部25を形成した従動ロツド24が固着され、
その他端が鍔22から外側へ突出しているととも
に、拡径頭部25と鍔22の間に、インナケーブ
ル5に対する圧縮荷重付与用の第2圧縮コイルば
ね27が装着され、その弾拡力で従動ロツド24
に入力側Aへの移動力が付勢されている。
このような構造のコントロールケーブルは、イ
ンナケーブル5が第1圧縮コイルばね15の弾拡
力で入力側Aへ引き戻された状態において、出力
側Bに装着された第2圧縮コイルばね27の弾拡
力で従動ロツド24が押されて、インナケーブル
5に入力側Aへの移動力が付勢されており、その
移動が、駆動ロツド12の拡径頭部13が第1筒
形金具17のストツパ8に当たつて規制されてい
ることから、インナケーブル5に圧縮荷重が作用
することとなり、このコントロールケーブルを、
第1図に示すように、円形に回曲して配索した場
合に、インナケーブル5とアウタケーシング1の
内周面との間に隙間があるため、インナケーブル
5は、その回曲部分において上記した圧縮荷重の
作用により外側へ拡がつて、第2図に示すよう
に、アウタケーシング1の外側の内周面に接触し
た状態にあり、この状態から、第1図の鎖線で示
すように、入力側Aのノブ17を第1圧縮コイル
ばね15の弾力に抗して長さLだけ押し込むと、
インナケーブル5は回曲部分でアウタケーシング
1の外側の内周面に接触したまま、アウタケーシ
ング1内で遊びを生じることなく出力側Bへ押さ
れ、従動ロツド24が、第2圧縮コイルばね27
を弾縮しつつ、直ちに上記した長さLだけ押し出
される。
ノブ17の押圧力を除去すると、インナケーブ
ル5は第1圧縮コイルばね15の復元弾拡力で入
力側へ引つ張られるのであるが、同時に第2圧縮
コイルばね27の復元弾拡力で入力側Aに押され
るため、回曲部分でアウタケーシング1の外側の
内周面に接触した状態で元の位置へ戻される。
また、コントロールケーブルを直線的に配索し
た場合にも、インナケーブル5に加わる圧縮荷重
により、インナケーブル5は、入力側Aに押圧力
を加えたときと同じようにアウタケーシング1内
で屈曲した状態で入力側Aに戻つており、ノブ1
7を押し込むと、インナケーブル5は屈曲したま
ま出力側Bへ押され、従動ロツド24がノブ17
の押込量に等しい長さだけ押し出される。
第3図は本考案の他の実施例を示し、前記実施
例で示した第1圧縮コイルばね15と第2圧縮コ
イルばね27を、夫々円筒形のものから、たる形
の圧縮コイルばね31と圧縮コイルばね32に代
えたものであつて、このようなたる形の圧縮コイ
ルばね31及び32は、同じばね力を得るのに、
円筒形のものに比べて密着長を短かくできるか
ら、第1筒形金具7及び第2筒形金具20の長さ
を短かくできる利点を有する。
なお、上記した二つの実施例において、コント
ロールケーブルの長さが短かくてインナケーブル
5の摺動抵抗が小さい場合には、出力側Bに装着
した圧縮荷重付与用の第2圧縮コイルばね27及
び圧縮コイルばね32にリターン機能を兼用さ
せ、入力側Aのリターン用の第1圧縮コイルばね
15及び圧縮コイルばね31を除去する構成とし
ても良い。
上記実施例によつて具体的に説明したように、
本考案のコントロールケーブルは、可撓性を有す
るアウタケーシングにインナケーブルを摺動自由
に挿通し、該インナケーブルの一端に押圧力を作
用させて他端にその押圧力を伝達するようにした
コントロールケーブルにおいて、前記インナケー
ブルの前記他端側と前記アウタケーシングの間に
該インナケーブルを前記一端側へ押圧する力を付
勢するコイルばねを装着するとともに、前記イン
ナケーブルの前記一端側に前記コイルばねの付勢
による該インナケーブルの移動を阻止するストツ
パを前記アウタケーシングに設けたことを要旨と
するものであつて、インナケーブルに常に一端側
への圧縮荷重が加えられていて、インナケーブル
が一端側へ戻されたときに、インナケーブルの一
端に押圧力を作用させたときと同じ状態でアウタ
ケーシング内で屈曲しており、インナケーブルに
押圧力を作用させたときにアウタケーシング内で
遊びを生じることがないから、インナケーブルの
一端側の作動量を他端側へ正しく、かつ、遅れな
く伝達することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のコントロールケー
ブルの回曲して配索した状態を示す一部切欠正面
図、第2図は第1図のX−X線断面図、第3図は
本考案の他の実施例の一部切欠拡大断面図であ
る。 1……アウタケーシング、5……インナケーブ
ル、7……第1筒形金具、8……ストツパ、12
……駆動ロツド、13……拡径頭部、20……第
2筒形金具、24……従動ロツド、25……拡径
頭部、27……第2圧縮コイルばね、32……圧
縮コイルばね、A……入力側、B……出力側。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 可撓性を有するアウタケーシングにインナケ
    ーブルを摺動自由に挿通し、該インナケーブル
    の一端に押圧力を作用させて他端にその押圧力
    を伝達するようにしたコントロールケーブルに
    おいて、前記インナケーブルの前記他端側と前
    記アウタケーシングの間に該インナケーブルを
    前記一端側へ押圧する力を付勢するコイルばね
    を装着するとともに、前記インナケーブルの前
    記一端側に前記コイルばねの付勢による該イン
    ナケーブルの移動を阻止するストツパを前記ア
    ウタケーシングに設けたことを特徴とするコン
    トロールケーブル。 2 前記コイルばねがたる形コイルばねであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のコントロールケーブル。
JP2623684U 1984-02-24 1984-02-24 コントロ−ルケ−ブル Granted JPS60138016U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2623684U JPS60138016U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 コントロ−ルケ−ブル

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JP2623684U JPS60138016U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 コントロ−ルケ−ブル

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Publication Number Publication Date
JPS60138016U JPS60138016U (ja) 1985-09-12
JPH026254Y2 true JPH026254Y2 (ja) 1990-02-15

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JP2623684U Granted JPS60138016U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 コントロ−ルケ−ブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635772Y2 (ja) * 1988-09-10 1994-09-21 日本ケーブル・システム株式会社 自動車の座席背もたれロック解放用コントロールケーブルの配索構造
JP5247136B2 (ja) * 2007-12-20 2013-07-24 中央発條株式会社 ケーブル式操作装置及びケーブルガイド用コイルバネ
JP2017072177A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 株式会社ハイレックスコーポレーション コントロールケーブル

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JPS60138016U (ja) 1985-09-12

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