JPH0635772Y2 - 自動車の座席背もたれロック解放用コントロールケーブルの配索構造 - Google Patents
自動車の座席背もたれロック解放用コントロールケーブルの配索構造Info
- Publication number
- JPH0635772Y2 JPH0635772Y2 JP1988118941U JP11894188U JPH0635772Y2 JP H0635772 Y2 JPH0635772 Y2 JP H0635772Y2 JP 1988118941 U JP1988118941 U JP 1988118941U JP 11894188 U JP11894188 U JP 11894188U JP H0635772 Y2 JPH0635772 Y2 JP H0635772Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- control cable
- backrest
- case
- loop
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車などの傾倒可能な背もたれを有する座
席に於ける、前記背もたれのロックを解放するためのコ
ントロールケーブルの配索の改良に関する。
席に於ける、前記背もたれのロックを解放するためのコ
ントロールケーブルの配索の改良に関する。
[従来の技術] 従来、自動車の座席に於ける傾倒可能な背もたれのロッ
クを行うため、一対のロック機構のロックを解放するた
めにコントロールケーブルを用いる装置がある、コント
ロールケーブルは可撓性を有する螺旋管などからなる導
管と、前記導管内に摺動自在に挿通された鋼線などの撚
線から構成された内索から成っており、かかるコントロ
ールケーブルの配索は、第6図に示したように、座席の
底部に取付けられているケースの中で、ほぼU字形に配
索されるのが一般的である。
クを行うため、一対のロック機構のロックを解放するた
めにコントロールケーブルを用いる装置がある、コント
ロールケーブルは可撓性を有する螺旋管などからなる導
管と、前記導管内に摺動自在に挿通された鋼線などの撚
線から構成された内索から成っており、かかるコントロ
ールケーブルの配索は、第6図に示したように、座席の
底部に取付けられているケースの中で、ほぼU字形に配
索されるのが一般的である。
[考案が解決しようとする課題] コントロールケーブルを上述のような従来のU字形配索
にした場合は、第7図及び第8図で示したように、車体
等に固定されたレール3を介して座席をB矢指方向に移
動させると、ケース2にコントロールケーブル1が当接
して比較的小さいRで折り曲げられる部分(a,b,c,d,
e,)が生じ、レバー4によってロック機構5a,5bを操作
する場合、ケーブルの折れ曲がり部分の曲げRが小さく
なるので、その部分で導管の内周面と内索との摩擦によ
って摺動抵抗が増大し、一対のロック機構が連動しなく
なることがあり、背もたれの傾倒が円滑にできなくなる
欠点がある。
にした場合は、第7図及び第8図で示したように、車体
等に固定されたレール3を介して座席をB矢指方向に移
動させると、ケース2にコントロールケーブル1が当接
して比較的小さいRで折り曲げられる部分(a,b,c,d,
e,)が生じ、レバー4によってロック機構5a,5bを操作
する場合、ケーブルの折れ曲がり部分の曲げRが小さく
なるので、その部分で導管の内周面と内索との摩擦によ
って摺動抵抗が増大し、一対のロック機構が連動しなく
なることがあり、背もたれの傾倒が円滑にできなくなる
欠点がある。
[課題を解決するための手段] 本考案の自動車の座席背もたれロック解放用コントロー
ルケーブルの配索構造は、車体などに固定されたレール
を介して前後方向の任意の位置に選択的に固定可能であ
り、かつ背もたれの傾倒角度が可変的に調節できる自動
車などの前席に用いる座席であって、前記背もたれの両
側下部付近に設けられた一対の背もたれのロック機構
と、該ロック機構の一方の操作で他方のロック機構を連
動させるためにコントロールケーブルを介して連結さ
れ、更に前記コントロールケーブルを収納するケースが
座席の下部に設けられた構造の自動車用座席において、
前記座席の下部に取り付けられたケース内に収納された
前記コントロールケーブルに少くとも一重のループを設
けて配索すると共に、前記ループの外側に当接するほぼ
ハの字形であるガイドが前記ケース内に設けられた構造
が採用されている。
ルケーブルの配索構造は、車体などに固定されたレール
を介して前後方向の任意の位置に選択的に固定可能であ
り、かつ背もたれの傾倒角度が可変的に調節できる自動
車などの前席に用いる座席であって、前記背もたれの両
側下部付近に設けられた一対の背もたれのロック機構
と、該ロック機構の一方の操作で他方のロック機構を連
動させるためにコントロールケーブルを介して連結さ
れ、更に前記コントロールケーブルを収納するケースが
座席の下部に設けられた構造の自動車用座席において、
前記座席の下部に取り付けられたケース内に収納された
前記コントロールケーブルに少くとも一重のループを設
けて配索すると共に、前記ループの外側に当接するほぼ
ハの字形であるガイドが前記ケース内に設けられた構造
が採用されている。
[作用] 本考案の自在の座席背もたれロック解放用コントロール
ケーブルの配索構造は、ループが設けられているので、
座席をレール上で前後させた場合において、ケースに当
接したコントロールケーブルのループは径が大きくなる
ので、無理な彎曲部分が出来ず、そのため内索と導管の
摺動抵抗が大きく成ることはない。
ケーブルの配索構造は、ループが設けられているので、
座席をレール上で前後させた場合において、ケースに当
接したコントロールケーブルのループは径が大きくなる
ので、無理な彎曲部分が出来ず、そのため内索と導管の
摺動抵抗が大きく成ることはない。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案のコントロールケーブルの配索構造の概
略を示す斜視図、第2図は座席をA矢指方向に移動させ
た場合のコントロールケーブル配索状態を示す概略平面
図、第3図は座席をB矢指方向に移動させた場合の配索
状態を示す概略平面図、第4図は第2図においてガイド
を設けた状態を示す概略平面図、第5図は第4図におい
て、座席をB矢指方向に移動させた状態を示す概略平面
図である。
略を示す斜視図、第2図は座席をA矢指方向に移動させ
た場合のコントロールケーブル配索状態を示す概略平面
図、第3図は座席をB矢指方向に移動させた場合の配索
状態を示す概略平面図、第4図は第2図においてガイド
を設けた状態を示す概略平面図、第5図は第4図におい
て、座席をB矢指方向に移動させた状態を示す概略平面
図である。
第1図乃至第3図において、レバー4に連設された一方
のロック機構5aから、他方のロック機構5b側に、レール
3を介してA又はB矢指方向に移動可能な座席の底部に
設けられたケース2を経由してコントロールケーブル1
が配索されており、かつ前記ケース内で該コントロール
ケーブル1はループLが形成されている。かかる構造に
おいて、座席をB矢指方向に移動させた場合、第3図に
示したように、コントロールケーブル1のループLがケ
ース2に当接し、B矢指方向に押されると、ループLの
直径が大きくなるので内索と導管の摩擦による摺動抵抗
が大きくならないので、背もたれのロック機構を円滑に
操作することができる。
のロック機構5aから、他方のロック機構5b側に、レール
3を介してA又はB矢指方向に移動可能な座席の底部に
設けられたケース2を経由してコントロールケーブル1
が配索されており、かつ前記ケース内で該コントロール
ケーブル1はループLが形成されている。かかる構造に
おいて、座席をB矢指方向に移動させた場合、第3図に
示したように、コントロールケーブル1のループLがケ
ース2に当接し、B矢指方向に押されると、ループLの
直径が大きくなるので内索と導管の摩擦による摺動抵抗
が大きくならないので、背もたれのロック機構を円滑に
操作することができる。
更に第4図に示したように、ケースの適当な位置にガイ
ド8を設けることによって、第5図に示したようにコン
トロールケーブル1がガイド8に当接した場合、ガイド
8を設けなかったときよりも更に大きな径のループLを
形成することができるので、より一層摺動抵抗を軽減す
ることが可能である。
ド8を設けることによって、第5図に示したようにコン
トロールケーブル1がガイド8に当接した場合、ガイド
8を設けなかったときよりも更に大きな径のループLを
形成することができるので、より一層摺動抵抗を軽減す
ることが可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、自動車の座席背もたれロック解放用コ
ントロールケーブルの配索をループ構造にすることによ
って、大きな直径で配索できるので、従来の構造と比較
して、コントロールケーブルの内索と導管で生じる摺動
抵抗を極めて少なくできる効果がある。
ントロールケーブルの配索をループ構造にすることによ
って、大きな直径で配索できるので、従来の構造と比較
して、コントロールケーブルの内索と導管で生じる摺動
抵抗を極めて少なくできる効果がある。
図面は本考案にかかるものであって、第1図は本考案の
コントロールケーブルの配索構造の概略を示す斜視図、
第2図は座席をA矢指方向に移動させた場合のコントロ
ールケーブルの配索状態を示す概略平面図、第3図は座
席をB矢指方向に移動させた場合の配索状態を示す概略
平面図、第4図は第2図においてガイドを設けた状態を
示す概略平面図、第5図は第4図において、座席をB矢
指方向に移動させた状態を示す概略平面図、第6図は従
来のコントロールケーブルの配索構造(U字形)の概略
を示す平面図、第7図及び第8図は、第6図において座
席をB矢指方向に移動させたときのコントロールケーブ
ルの彎曲状態を示す平面図である。 1:コントロールケーブル、 2:ケース、 3:レール、 5a,5b:ロック機構、 6:背もたれ、 7:座席、 8:ガイド、 L:ループ。
コントロールケーブルの配索構造の概略を示す斜視図、
第2図は座席をA矢指方向に移動させた場合のコントロ
ールケーブルの配索状態を示す概略平面図、第3図は座
席をB矢指方向に移動させた場合の配索状態を示す概略
平面図、第4図は第2図においてガイドを設けた状態を
示す概略平面図、第5図は第4図において、座席をB矢
指方向に移動させた状態を示す概略平面図、第6図は従
来のコントロールケーブルの配索構造(U字形)の概略
を示す平面図、第7図及び第8図は、第6図において座
席をB矢指方向に移動させたときのコントロールケーブ
ルの彎曲状態を示す平面図である。 1:コントロールケーブル、 2:ケース、 3:レール、 5a,5b:ロック機構、 6:背もたれ、 7:座席、 8:ガイド、 L:ループ。
Claims (1)
- 【請求項1】車体などに固定されたレールを介して前後
方向の任意の位置に選択的に固定可能であり、かつ背も
たれ傾倒角度が可変的に調節できる自動車などの前席に
用いる座席であって、前記背もたれの両側下部付近に設
けられた一対の背もたれのロック機構と、該ロック機構
の一方の操作で他方のロック機構を連動させるためにコ
ントロールケーブルを介して連結され、更に前記コント
ロールケーブルを収納するケースが座席の下部に設けら
れた構造の自動車用座席において、前記座席の下部に取
り付けられたケース内に収納された前記コントロールケ
ーブルに少くとも一重のループを設けて配索すると共
に、前記ループの外側に当接するほぼハの字形であるガ
イドが前記ケース内に設けられたことを特徴とする自動
車の座席背もたれロック解放用コントロールケーブルの
配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118941U JPH0635772Y2 (ja) | 1988-09-10 | 1988-09-10 | 自動車の座席背もたれロック解放用コントロールケーブルの配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118941U JPH0635772Y2 (ja) | 1988-09-10 | 1988-09-10 | 自動車の座席背もたれロック解放用コントロールケーブルの配索構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0239930U JPH0239930U (ja) | 1990-03-19 |
JPH0635772Y2 true JPH0635772Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31363734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988118941U Expired - Lifetime JPH0635772Y2 (ja) | 1988-09-10 | 1988-09-10 | 自動車の座席背もたれロック解放用コントロールケーブルの配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635772Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4728549B2 (ja) * | 1999-11-05 | 2011-07-20 | 中央発條株式会社 | 車両用シート |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663527A (en) * | 1979-10-31 | 1981-05-30 | Nissan Motor Co Ltd | Seat |
JPS60138016U (ja) * | 1984-02-24 | 1985-09-12 | 中央発條株式会社 | コントロ−ルケ−ブル |
JPS6315206U (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-01 | ||
JPH0438745Y2 (ja) * | 1986-09-18 | 1992-09-10 |
-
1988
- 1988-09-10 JP JP1988118941U patent/JPH0635772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0239930U (ja) | 1990-03-19 |
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