JPH0746810Y2 - コントロールケーブルの連結構造 - Google Patents

コントロールケーブルの連結構造

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JPH0746810Y2
JPH0746810Y2 JP1989026826U JP2682689U JPH0746810Y2 JP H0746810 Y2 JPH0746810 Y2 JP H0746810Y2 JP 1989026826 U JP1989026826 U JP 1989026826U JP 2682689 U JP2682689 U JP 2682689U JP H0746810 Y2 JPH0746810 Y2 JP H0746810Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコントロールケーブルの端末を連結部材に連結
する連結構造に関する。
(従来の技術) 一般にコントロールケーブルの端末を連結部材に連結す
る構造としては、例えば第4図に示すように、コントロ
ールケーブルを構成するインナワイヤ(A)の端末に円
柱状の係止具(B)を組付ける一方、連結部材(C)に
は、前記係止具(B)を挿通保持する円形の保持孔
(D)と、一端が前記保持孔(D)に挿通して他端が径
方向外方に開放されるケーブル挿通用のスリット(E)
と、前記インナワイヤ(A)を前記連結部材(C)の外
周に沿わせる断面U状のガイド溝(F)とを形成し、コ
ントロールケーブルの前記連結部材(C)への連結時、
前記インナワイヤ(A)の端末を前記スリット(E)に
挿通して、前記係止具(B)を前記保持孔(D)に挿嵌
すると共に、前記インナワイヤ(A)を前記ガイド溝
(F)に案内するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで以上のコントロールケーブルの連結構造にあっ
ては、前記インナワイヤ(A)が前記係止具(B)に対
し、該係止具(B)の軸芯から半径方向に延び、また前
記スリット(E)も前記保持孔(D)の軸芯から半半径
方向に直線状に延びているので、コントロールケーブル
の前記連結部材(C)への連結作業時、前記インナワイ
ヤ(A)の端末を前記スリット(E)に挿通して、前記
係止具(B)を前記保持孔(D)に挿嵌した際、ともす
ると前記ケーブル(A)の弾発力により、該インナワイ
ヤ(A)が前記スリット(E)から抜ける方向に逃げ
て、前記係止具(B)が前記保持孔(D)から離脱する
虞れがある。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、目的とす
るところは、前記ケーブルの端末を前記スリットに挿通
して、前記係止具を前記保持孔に挿通した際、該コント
ロールケーブルを前記連結部材に仮止めすることの出来
るコントロールケーブルの連結構造を提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、コントロールケーブルの端末に組付
けた円柱状の係止具を連結部材に連結する連結構造であ
って、前記連結部材に、前記係止具を挿通保持する円形
の保持孔と、一端が前記保持孔に連通した他端が該保持
孔の半径方向外方側に開放された直線状に延びるケーブ
ル挿通用スリットとを形成して、該ケーブル挿通用スリ
ットを、前記保持孔の軸芯から該保持孔の半径方向に延
びる直線に対してほぼ平行にオフセットさせたことを特
徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、係止具を連結部材に対して組み付ける
時点の位置と組み付け完了後における使用位置とがいず
れも前記保持孔となるので、連結部材を小型とすること
が出来るのであって、しかもコントロールケーブルの端
末を前記スリットに挿通して、前記係止具を前記保持孔
に挿嵌するに伴い、前記コントロールケーブルの直線状
態を保持しようとする弾発力により、該コントロールケ
ーブルを前記スリットの内側面に圧接させて、該コント
ロールケーブルの端部を前記連結部材に仮止めして、不
用意に前記コントロールケーブルが前記スリットから抜
け外れるのを防止することが出来、従って全体として例
えばトランスミッション内などのように該連結部材を組
み込むスペースに寸法的に制約のある部位に適用した場
合においても、コントロールケーブルの連結部材に対す
る連結作業や該ケーブルの配設作業が行い易いのであ
る。
(実施例) 図において(1)はトランスミッションケース、(2)
は該トランスミッションケース(1)に内装した自動変
速機であって、該自動変速機(2)には往復動によりス
ロットル圧を調整するスロットルバルブ(20)が組込ま
れ、該スロットルバルブ(20)の長さ方向一端が前記ト
ランスミッションケース(1)内に突出して、その突出
端部にローラ(21)を回転自由に取付けている。
前記トランスミッションケース(1)内の前記ローラ
(21)と対向する位置には、前記スロットルバルブ(2
0)を往復動させるカム体(3)が枢軸(30)を介して
回動自由に支持されている。
しかして図に示す実施例では、前記カム体(3)と該カ
ム体(3)をスロットルレバー(図示せず)に連動させ
るためのコントロールケーブル(4)との連結部位に本
考案を適用している。
即ち前記コントロールケーブル(4)は、前記カム体
(3)とスロットルレバーとを連結するインナワイヤ
(5)と、該インナワイヤ(5)を案内するアウター筒
(51)とから成り、前記インナワイヤ(5)の一端には
円柱状の係止具(50)を固定しているのであって、具体
的には前記係止具(50)に軸芯を通って半径方向に貫通
する貫通孔を形成し、該貫通孔に前記インナワイヤ
(5)の一端部を挿通して溶接などの手段で該インナワ
イヤ(5)の端部に前記係止具(50)を固着している。
一方、前記カム体(3)の外周には、前記インナワイヤ
(5)をカム体(3)の外周に沿わせて配設するための
断面U字状としたガイド溝(6)を形成すると共に、前
記ガイド溝(6)の一端側に連通して前記枢軸(30)と
同方向に平行に延びる円形の保持孔(7)と、一端が前
記保持孔(7)に連通して他端が前記カム体(3)の外
周外方に向かって開放されるインナワイヤ挿通用のスリ
ット(8)とを形成しているのであって、図に示す実施
例では、かゝるスリット(8)を、前記保持孔(7)の
軸芯から該保持孔(7)の半径方向に延びる直線に対し
て所定間隔(S)平行にオフセットさせたのである。
一方、前記アウター筒(6)の一端部は、前記トランス
ミッション(1)に組付けた筒状のアウター受け(11)
に挿嵌している。
以上の前記スロットルケーブルは、前記アウター筒(5
1)の一端を前記アウター受け(11)に挿嵌する一方、
前記インナワイヤ(5)の係止具(50)を前記カム体
(3)の保持孔(7)に挿嵌すると共に前記インナワイ
ヤ(5)の端部を前記スリット(8)に挿通して、該イ
ンナワイヤ(5)を前記カム体(3)に連結するのであ
る。
しかして前記インナワイヤ(5)が前記係止具(50)の
軸芯から半径方向に延びているのに対し、前記スリット
(8)が前記保持孔(7)の軸芯から該保持孔(7)の
半径方向に延びる直線に対して所定間隔(S)平行にオ
フセットしているので、前記インナワイヤ(5)は前記
スリット(8)に対して少し曲った状態で挿入されるこ
とゝなり、そのためインナワイヤ(5)は、第2図に示
す如く直線状態に戻ろうとする弾発力により、前記スリ
ット(8)の内側面に圧接するのである。
従ってかゝる状態から前記インナワイヤ(5)を離して
も、該インナワイヤ(5)の端部は前記カム体(3)に
係止され、前記係止具(50)が前記保持孔(7)から不
用意に離脱する虞れがなく、以降、前記インナワイヤ
(5)を前記ガイド溝(6)に沿わせる等のワイヤ配索
作業がやり易くなるのである。
以上の実施例では、スロットルバルブ(20)の作動用カ
ム体(3)と該カム体(3)をスロットルレバーに連結
するコントロールケーブル(4)との連結部位に本考案
を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば
前記コントロールケーブル(5)とスロットルレバーと
の連結部位にも適用することが出来るし、或いはブレー
キ操作ケーブルの連結部位にも適用することが出来る。
(考案の効果) 以上のごとく本考案によれば、係止具を連結部材に対し
て組み付ける時点の位置と組み付け完了後における使用
位置とを同一として、連結部材を小型とすること出来な
がら、しかもコントロールケーブルの端末を前記スリッ
トに挿通して、前記係止具を前記保持孔に挿嵌するに伴
い、前記コントロールケーブルの直線状態を保持しよう
とする弾発力により、該コントロールケーブルを前記ス
リットの内側面に圧接させて、該コントロールケーブル
の端部を前記連結部位に仮止めして、不用意に前記コン
トロールケーブルが前記スリットから抜け外れるのを防
止することが出来るので、従って全体とし例えばトラン
スミッション内などのように該連結部材を組み込むスペ
ースに寸法的に制約のある部位に適用した場合において
も、コントロールケーブルの連結部材に対する連結作業
や該ケーブルの配設作業が行い易く出来るに至ったので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるコントロールケーブルの連結構
造の一実施例を示す断面図、第2図はコントロールケー
ブルの連結部材への連結途中を示す要部の拡大正面図、
第3図はコントロールケーブルを連結部材に連結した状
態の要部の拡大断面図、第4図は従来のコントロールケ
ーブルと連結部材との連結構造を示す要部の拡大正面図
である。 (3)……カム体(連結部材) (4)……コントロールケーブル (50)……係止具 (7)……保持孔 (8)……ケーブル挿通用スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントロールケーブルの端末に組付けた円
    柱状の係止具を連結部材に連結する連結構造であって、
    前記連結部材に、前記係止具を挿通保持する円形の保持
    孔と、一端が前記保持孔に連通し他端が該保持孔の半径
    方向外方側に開放された直線状に延びるケーブル挿通用
    スリットとを形成して、該ケーブル挿通用スリットを、
    前記保持孔の軸芯から該保持孔の半径方向に延びる直線
    に対してほぼ平行にオフセットさせたことを特徴とする
    コントロールケーブルの連結構造。
JP1989026826U 1989-03-09 1989-03-09 コントロールケーブルの連結構造 Expired - Fee Related JPH0746810Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6020825U (ja) * 1983-07-20 1985-02-13 安成 光一 デツキブラシ式歯ブラシ
JPS6118259U (ja) * 1984-07-09 1986-02-01 沖電気工業株式会社 紙葉集積装置

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