JPS6347649Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6347649Y2 JPS6347649Y2 JP1981158206U JP15820681U JPS6347649Y2 JP S6347649 Y2 JPS6347649 Y2 JP S6347649Y2 JP 1981158206 U JP1981158206 U JP 1981158206U JP 15820681 U JP15820681 U JP 15820681U JP S6347649 Y2 JPS6347649 Y2 JP S6347649Y2
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- JP
- Japan
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- float
- valve
- fuel
- chamber
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- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 42
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 9
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
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- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Float Valves (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は気化器の浮子室内への燃料を自動的に
供給、停止する装置に関するものである。
供給、停止する装置に関するものである。
気化器はその浮子室内に常に一定なる液面を形
成する必要があり、この液面の形成は、燃料通路
内のバルブシートに対応して配置したフロートバ
ルブを面高さに応じて変位する浮子に移動させる
ことによつて燃料通路を開閉して一定なる液面を
形成したものである。
成する必要があり、この液面の形成は、燃料通路
内のバルブシートに対応して配置したフロートバ
ルブを面高さに応じて変位する浮子に移動させる
ことによつて燃料通路を開閉して一定なる液面を
形成したものである。
この燃料供給装置は機関停止時においてフロー
トバルブとバルブシートとの間に微少なるゴミ等
を噛み込んだり、あるいは機関停止後に機関雰囲
気温度が上昇して燃料通路内の圧力が上昇した際
などにおいてはフロートバルブとバルブシートと
の閉塞が不充分となり長期間放置した際には燃料
が気化器より溢流して機関へすい込まれて機関始
動不能に陥つたり、周囲に漏洩して安全性が阻害
され、さらには燃料経済性が劣るものであつた。
この為に従来、燃料通路内にその通路を開閉する
手動燃料コツクあるいは機関負圧により作動する
自動コツクが配置されその燃料コツクを開閉する
ことによつて前記不具合を解決したものである。
然しながら何れのコツクにおいても通路を開閉す
る開閉部分を特別に必要とし、しかもその切換え
開閉部分の製作は確実な閉塞性を得る為に精度の
向上を要求されるものであつて製作コスト高をま
ぬがれないものであつた。
トバルブとバルブシートとの間に微少なるゴミ等
を噛み込んだり、あるいは機関停止後に機関雰囲
気温度が上昇して燃料通路内の圧力が上昇した際
などにおいてはフロートバルブとバルブシートと
の閉塞が不充分となり長期間放置した際には燃料
が気化器より溢流して機関へすい込まれて機関始
動不能に陥つたり、周囲に漏洩して安全性が阻害
され、さらには燃料経済性が劣るものであつた。
この為に従来、燃料通路内にその通路を開閉する
手動燃料コツクあるいは機関負圧により作動する
自動コツクが配置されその燃料コツクを開閉する
ことによつて前記不具合を解決したものである。
然しながら何れのコツクにおいても通路を開閉す
る開閉部分を特別に必要とし、しかもその切換え
開閉部分の製作は確実な閉塞性を得る為に精度の
向上を要求されるものであつて製作コスト高をま
ぬがれないものであつた。
また前者の手動コツクにおいては運転者が開開
閉操作を失念した場合には全くその機能を果たす
ことができず、後者の自動コツクは負圧値が一定
値以上であることが要求され特に負圧の低い機関
への適用が困難であり、さらに吸気道負圧に脈動
が発生すると開閉機能が阻害される場合がある。
閉操作を失念した場合には全くその機能を果たす
ことができず、後者の自動コツクは負圧値が一定
値以上であることが要求され特に負圧の低い機関
への適用が困難であり、さらに吸気道負圧に脈動
が発生すると開閉機能が阻害される場合がある。
本考案は前記点に鑑み成されたもので、機関の
運転、停止に応じて生起、消滅する吸気道負圧に
てフロートバルブに対応して配置した操作杆を移
動させ、この操作杆の移動によつてフロートバル
ブを浮子の移動と全く別に作動させ、フロートバ
ルブにてバルブシートを開閉することによつて燃
料通路を解放、閉塞したコンパクトな気化器の燃
料供給、停止装置を得ることにある。
運転、停止に応じて生起、消滅する吸気道負圧に
てフロートバルブに対応して配置した操作杆を移
動させ、この操作杆の移動によつてフロートバル
ブを浮子の移動と全く別に作動させ、フロートバ
ルブにてバルブシートを開閉することによつて燃
料通路を解放、閉塞したコンパクトな気化器の燃
料供給、停止装置を得ることにある。
以下、本考案の一実施例を図により説明する。
1は内部を吸気道2が貫通し、その下流側の吸
気道2に絞り弁軸3にて回動自在に軸支された絞
り弁4が配置された気化器本体であり、その側方
には浮子室5が配置される。
気道2に絞り弁軸3にて回動自在に軸支された絞
り弁4が配置された気化器本体であり、その側方
には浮子室5が配置される。
吸気道2の中間部に設けたベンチユリー部2A
には主ノズル6が突出して開口し、この主ノズル
6には主空気ジエツト7にて計量された空気と、
主燃料ジエツト8にて計量された燃料が連絡され
る。
には主ノズル6が突出して開口し、この主ノズル
6には主空気ジエツト7にて計量された空気と、
主燃料ジエツト8にて計量された燃料が連絡され
る。
また浮子室5内には気化器本体1の上方位置に
配置された燃料タンク9と連絡された燃料通路1
0が連絡開口され、その燃料通路10の浮子室5
への開口端にはバルブシート11が配置され、こ
のバルブシート11の穴12には該孔を開閉する
フロートバルブ13が対応配置される。
配置された燃料タンク9と連絡された燃料通路1
0が連絡開口され、その燃料通路10の浮子室5
への開口端にはバルブシート11が配置され、こ
のバルブシート11の穴12には該孔を開閉する
フロートバルブ13が対応配置される。
そして、このフロートバルブ13のバルブシー
ト11の孔12に対応する傾斜面よりなる弁部1
3Aの反対側の溝部には円筒状の鍔部13Bが形
成され、さらにこの鍔部13Bより下方にフロー
トバルブ13の長手軸心線X−Xに沿う突子13
Cが形成される。
ト11の孔12に対応する傾斜面よりなる弁部1
3Aの反対側の溝部には円筒状の鍔部13Bが形
成され、さらにこの鍔部13Bより下方にフロー
トバルブ13の長手軸心線X−Xに沿う突子13
Cが形成される。
また、14は浮子室5に取着されたピンであつ
て、このピン14には、浮子室5内に配置された
フロート15に係合されるフロートアーム16が
回動自在に軸支される。
て、このピン14には、浮子室5内に配置された
フロート15に係合されるフロートアーム16が
回動自在に軸支される。
また前記フロートアーム16には小孔16Bが
穿設され、この小孔16B内にフロートバルブ1
3の突子13Cが自由状態で貫通して配置され
る。
穿設され、この小孔16B内にフロートバルブ1
3の突子13Cが自由状態で貫通して配置され
る。
そしてフロートアーム16の小孔16Bとフロ
ートバルブ13の突子13Cとはフロートアーム
16の回動時においても何等接合することなく自
由状態に保持される。
ートバルブ13の突子13Cとはフロートアーム
16の回動時においても何等接合することなく自
由状態に保持される。
従つて面が低下したときのフロート15の下方
向への移動時(図において反時計方向への回動)
においてフロートアーム16の小孔16Bとフロ
ートバルブ13の突子13Cとは自由状態にあ
り、一方液面が上昇したときのフロート15の上
方向への移動時(図において時計方向への回動)
においてはフロートアーム16の小孔16Bの上
側面16Cがフロートバルブ13の鍔部13Bの
下面に当接し、もつてフロートアーム16の時計
方向の回動力をフロートバルブ13の上昇力とし
て付与するものである。
向への移動時(図において反時計方向への回動)
においてフロートアーム16の小孔16Bとフロ
ートバルブ13の突子13Cとは自由状態にあ
り、一方液面が上昇したときのフロート15の上
方向への移動時(図において時計方向への回動)
においてはフロートアーム16の小孔16Bの上
側面16Cがフロートバルブ13の鍔部13Bの
下面に当接し、もつてフロートアーム16の時計
方向の回動力をフロートバルブ13の上昇力とし
て付与するものである。
そして、17はダイヤフラムであり、このダイ
ヤフラム17と浮子室5の凹部とで大気圧室18
が形成され、ダイヤフラム17とカバー19とで
受圧室20が形成され、この受圧室20は絞り弁
4より下流側の吸気道2に連絡されるとともにそ
の内部にスプリング21が縮設される。またダイ
ヤフラム17にはフロートバルブ13の突子13
Cの端部に対応する操作杆22が一体的に固着さ
れ、この操作杆22は受圧室20内に縮設したス
プリング21にて突子13Cの端部に押圧されて
係合する。尚、本実施例の大気圧室は浮子室5の
一定液面下に開口されその内部に燃料が貯溜され
ている。
ヤフラム17と浮子室5の凹部とで大気圧室18
が形成され、ダイヤフラム17とカバー19とで
受圧室20が形成され、この受圧室20は絞り弁
4より下流側の吸気道2に連絡されるとともにそ
の内部にスプリング21が縮設される。またダイ
ヤフラム17にはフロートバルブ13の突子13
Cの端部に対応する操作杆22が一体的に固着さ
れ、この操作杆22は受圧室20内に縮設したス
プリング21にて突子13Cの端部に押圧されて
係合する。尚、本実施例の大気圧室は浮子室5の
一定液面下に開口されその内部に燃料が貯溜され
ている。
次にその作用について説明する。
まず機関運転時について説明すると、機関の運
転によつて絞り弁4より下流側の吸気道2内に生
起する吸気道負圧は連絡通路を介して受圧室20
内に導入され、この受圧室20内に導入された吸
気道負圧はダイヤフラム17の下面に作用してス
プリング21のばね力に抗してダイヤフラム1
7、操作杆22を図において下動して操作杆22
とフロートバルブ13の突子13Cとの係合を解
くものである。
転によつて絞り弁4より下流側の吸気道2内に生
起する吸気道負圧は連絡通路を介して受圧室20
内に導入され、この受圧室20内に導入された吸
気道負圧はダイヤフラム17の下面に作用してス
プリング21のばね力に抗してダイヤフラム1
7、操作杆22を図において下動して操作杆22
とフロートバルブ13の突子13Cとの係合を解
くものである。
従つて浮子室5内の面が設定面より降下する
と、浮子15が反時計方向へ回動するものであ
り、これによつてフロートアーム16も反時計方
向へ回動し、フロートアーム16の小孔16Bの
上側面16Cより鍔部13Bに対する上方押圧力
が解除されるので、フロートバルブ13はその自
重によつて下方へ移動し、もつて弁部13Aがバ
ルブシート11の孔12を開放して燃料タンク9
内の燃料を浮子室5内へ供給する。尚、かかるフ
ロートアーム16の反時計方向への移動時におい
て、小孔16Bとフロートバルブ13Cの浮子1
3Cとは何等接触したり、あるいは係合したりす
ることがない自由状態を保持させたものである。
と、浮子15が反時計方向へ回動するものであ
り、これによつてフロートアーム16も反時計方
向へ回動し、フロートアーム16の小孔16Bの
上側面16Cより鍔部13Bに対する上方押圧力
が解除されるので、フロートバルブ13はその自
重によつて下方へ移動し、もつて弁部13Aがバ
ルブシート11の孔12を開放して燃料タンク9
内の燃料を浮子室5内へ供給する。尚、かかるフ
ロートアーム16の反時計方向への移動時におい
て、小孔16Bとフロートバルブ13Cの浮子1
3Cとは何等接触したり、あるいは係合したりす
ることがない自由状態を保持させたものである。
一方、液面が上昇してフロート15が上昇する
と、フロートアーム16は時計方向へ回動するも
のであり、これによると、フロートアーム16の
小孔16Bの上側面16Cがフロートバルブ13
の鍔部13Bの下面に当接して、フロートバルブ
13を上方向へ移動させてバルブシート11の孔
12を閉塞するものであり、以上の動作によつて
浮子室5中に一定なる液面を形成保持するもので
ある。
と、フロートアーム16は時計方向へ回動するも
のであり、これによると、フロートアーム16の
小孔16Bの上側面16Cがフロートバルブ13
の鍔部13Bの下面に当接して、フロートバルブ
13を上方向へ移動させてバルブシート11の孔
12を閉塞するものであり、以上の動作によつて
浮子室5中に一定なる液面を形成保持するもので
ある。
次いでかかる機関運転状態から機関が停止する
と、吸気道負圧が消滅することによつてダイヤフ
ラム17に対する下方向の吸引力がなくなりダイ
ヤフラム17、操作杆22はスプリング21のば
ね力にて図において上動して操作杆22がフロー
トバルブ13の浮子13Cに係合してフロートバ
ルブ13をフロートアーム16を介することなく
直接的に上方へ移動させてバルブシート11の孔
12をフロートバルブ13の弁部13Aにて閉塞
するので機関停止後において燃料通路10から浮
子室5内へ燃料が供給されることはない。
と、吸気道負圧が消滅することによつてダイヤフ
ラム17に対する下方向の吸引力がなくなりダイ
ヤフラム17、操作杆22はスプリング21のば
ね力にて図において上動して操作杆22がフロー
トバルブ13の浮子13Cに係合してフロートバ
ルブ13をフロートアーム16を介することなく
直接的に上方へ移動させてバルブシート11の孔
12をフロートバルブ13の弁部13Aにて閉塞
するので機関停止後において燃料通路10から浮
子室5内へ燃料が供給されることはない。
そして、特にフロートバルブ13のバルブシー
ト11に対する閉塞力は浮子15の浮力に全く関
係なくそのスプリング21のばね力にて決定され
るのでスプリング21のばね力を適正に選定すれ
ばバルブシート11の閉塞力を増加することがで
き、燃料通路10内の燃料圧力が設定圧力以上に
上昇したり、あるいはバルブシート11の孔12
に微細なゴミを噛み込んだ際においても確実にフ
ロートバルブ13をしてバルブシート11を閉塞
することができたものである。
ト11に対する閉塞力は浮子15の浮力に全く関
係なくそのスプリング21のばね力にて決定され
るのでスプリング21のばね力を適正に選定すれ
ばバルブシート11の閉塞力を増加することがで
き、燃料通路10内の燃料圧力が設定圧力以上に
上昇したり、あるいはバルブシート11の孔12
に微細なゴミを噛み込んだ際においても確実にフ
ロートバルブ13をしてバルブシート11を閉塞
することができたものである。
また、浮子室5内に燃料が貯溜されていない空
の状態で運搬した際において、フロートバルブ1
3はスプリング21にて図の状態は確実に保持さ
れるので、フロートバルブ13が外部の振動によ
つて振動することはなくなり、フロートバルブ1
3がバルブシート11に衝突してそれらが摩耗す
ることはなくなるものである。
の状態で運搬した際において、フロートバルブ1
3はスプリング21にて図の状態は確実に保持さ
れるので、フロートバルブ13が外部の振動によ
つて振動することはなくなり、フロートバルブ1
3がバルブシート11に衝突してそれらが摩耗す
ることはなくなるものである。
また大気圧室18内に燃料を導入したことによ
つて、受圧室20内へ吸気道負圧が加わつた状態
から消滅した際において大気圧室18はスプリン
グ21によつて液圧状態となり、大気圧室18内
の燃料の漏洩に応じてダイヤフラム17、操作杆
22は徐々に上動するのでフロートバルブ13が
バルブシート11に衝撃的に衝突することはな
く、近年バルブシート11の閉塞性向上の為にフ
ロートバルブ13の先端にゴムチツブを使用した
ものにおいてフロートバルブ13がバルブシート
11に喰いつくことがなく、しかもその閉塞性が
阻害されるものでない。
つて、受圧室20内へ吸気道負圧が加わつた状態
から消滅した際において大気圧室18はスプリン
グ21によつて液圧状態となり、大気圧室18内
の燃料の漏洩に応じてダイヤフラム17、操作杆
22は徐々に上動するのでフロートバルブ13が
バルブシート11に衝撃的に衝突することはな
く、近年バルブシート11の閉塞性向上の為にフ
ロートバルブ13の先端にゴムチツブを使用した
ものにおいてフロートバルブ13がバルブシート
11に喰いつくことがなく、しかもその閉塞性が
阻害されるものでない。
また、操作杆22を特にフロートアーム16を
介することなくフロートバルブ13に直接的に係
合したのでフロートバルブ13をバルブシート1
1に押圧するスプリング21のばね力は比較的小
さい力でよい。
介することなくフロートバルブ13に直接的に係
合したのでフロートバルブ13をバルブシート1
1に押圧するスプリング21のばね力は比較的小
さい力でよい。
例えば、燃料タンク9のヘツド差100ミリメ
ートル、バルブシート11の孔径1ミリメートル
の場合;フロートバルブ13に対する上方への押
圧力は0.3グラムで充分閉塞されるものである。
従つてダイヤフラム17の上面に加わる燃料圧力
を加味しても0.5グラム程度の上方付勢力をスプ
リング21にて与えればよいものである。
ートル、バルブシート11の孔径1ミリメートル
の場合;フロートバルブ13に対する上方への押
圧力は0.3グラムで充分閉塞されるものである。
従つてダイヤフラム17の上面に加わる燃料圧力
を加味しても0.5グラム程度の上方付勢力をスプ
リング21にて与えればよいものである。
従つてこのダイヤフラム17に対する下方への
吸引力は0.5グラム以上あればよく、ダイヤフラ
ム17の受圧径または吸気道負圧は小さくて良い
ものであり、特に吸気道負圧が大きくない機関に
おいて充分使用に耐えることができるものであ
る。
吸引力は0.5グラム以上あればよく、ダイヤフラ
ム17の受圧径または吸気道負圧は小さくて良い
ものであり、特に吸気道負圧が大きくない機関に
おいて充分使用に耐えることができるものであ
る。
以上のごとく本考案になる気化器の燃料供給、
停止装置によると、受圧室と大気圧室とに区分す
るダイヤフラム17にフロートバルブに対応せる
操作杆を一体的に設け、受圧室には絞り弁より下
流側の吸気道負圧を導入するとともにその内部に
スプリングを縮設して配設したので、機関運転時
には操作杆を移動させて操作杆とフロートバルブ
との係合を解除して通常の浮子とフロートバルブ
とバルブシートとの液面制御作用を成さしめ、一
方機関停止時には受圧室内の吸気道負圧を消滅さ
せてスプリングのばね力にてフロートバルブと操
作杆とを係合してフロートバルブとバルブシート
とを閉塞状態に保持させたものであつて、機関停
止時において燃料通路から浮子室への燃料の流入
を浮子の浮力と全く無関係に、しかも適正な閉塞
力をもつて閉塞保持できたので機関停止時に燃料
通路内の燃料圧力が上昇したり、あるいはフロー
トバルブとバルブシートとの間に微少なゴミを噛
み込んだ際にも確実に燃料通路を閉塞できたもの
である。
停止装置によると、受圧室と大気圧室とに区分す
るダイヤフラム17にフロートバルブに対応せる
操作杆を一体的に設け、受圧室には絞り弁より下
流側の吸気道負圧を導入するとともにその内部に
スプリングを縮設して配設したので、機関運転時
には操作杆を移動させて操作杆とフロートバルブ
との係合を解除して通常の浮子とフロートバルブ
とバルブシートとの液面制御作用を成さしめ、一
方機関停止時には受圧室内の吸気道負圧を消滅さ
せてスプリングのばね力にてフロートバルブと操
作杆とを係合してフロートバルブとバルブシート
とを閉塞状態に保持させたものであつて、機関停
止時において燃料通路から浮子室への燃料の流入
を浮子の浮力と全く無関係に、しかも適正な閉塞
力をもつて閉塞保持できたので機関停止時に燃料
通路内の燃料圧力が上昇したり、あるいはフロー
トバルブとバルブシートとの間に微少なゴミを噛
み込んだ際にも確実に燃料通路を閉塞できたもの
である。
また、燃料通路を閉塞する為のコツク部分を格
別に設ける必要がないので特に加工において高精
度が要求されることがなく安価な燃料供給、停止
装置を得られるものである。
別に設ける必要がないので特に加工において高精
度が要求されることがなく安価な燃料供給、停止
装置を得られるものである。
また機関停止時において、フロートバルブとバ
ルブシートとは操作杆にて押圧されて互いに係合
状態を保持したので、それらが振動を受けて移動
して摩耗することがない。
ルブシートとは操作杆にて押圧されて互いに係合
状態を保持したので、それらが振動を受けて移動
して摩耗することがない。
また、操作杆を特にフロートバルブに対応して
配置したので、フロートバルブにてバルブシート
を閉じる閉塞力(スプリングのばね力)はフロー
トバルブの先端に加わる燃料ヘツドとダイヤフラ
ムの上面に加わる燃料ヘツドとの合計より強けれ
ばよく、その値は前述のごとく比較的に小さくて
よいのでダイヤフラム、スプリングは小型でよ
く、また受圧室に加えられる吸気道負圧もまた小
負圧でよいことからあらゆる機関の吸気道負圧を
使用し得るものである。
配置したので、フロートバルブにてバルブシート
を閉じる閉塞力(スプリングのばね力)はフロー
トバルブの先端に加わる燃料ヘツドとダイヤフラ
ムの上面に加わる燃料ヘツドとの合計より強けれ
ばよく、その値は前述のごとく比較的に小さくて
よいのでダイヤフラム、スプリングは小型でよ
く、また受圧室に加えられる吸気道負圧もまた小
負圧でよいことからあらゆる機関の吸気道負圧を
使用し得るものである。
図は本考案の気化器の燃料供給、停止装置の一
実施例を示す縦断面図である。 2……吸気道、4……絞り弁、11……バルブ
シート、13……フロートバルブ、13A……弁
部、13B……鍔部、13C……突子、16……
フロートアーム、16B……小孔、17……ダイ
ヤフラム、18……大気圧室、20……受圧室、
21……スプリング、22……操作杆。
実施例を示す縦断面図である。 2……吸気道、4……絞り弁、11……バルブ
シート、13……フロートバルブ、13A……弁
部、13B……鍔部、13C……突子、16……
フロートアーム、16B……小孔、17……ダイ
ヤフラム、18……大気圧室、20……受圧室、
21……スプリング、22……操作杆。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 浮子室内に配置した浮子の移動に応じて燃料通
路に設けたバルブシートに対応して配置したフロ
ートバルブをフロートアームを介して移動させ、
燃料通路を開閉することによつて浮子室内に常に
一定なる液面を形成した気化器において; フロートバルブ13の弁部13Aに対して反対
側の溝部に鍔部13Bと鍔部13Bより下方に延
びる突子13Cとを設け、該鍔部13Bをフロー
トアーム16に穿設せる小孔16Bの上側面16
Cに係合するとともに突子13Cを小孔16B内
に自由状態にて貫通配置し、一方受圧室20と大
気圧室18とに区分するダイヤフラム17に突子
13Cに直接的に対応する操作杆22を一体的に
設け、受圧室20には絞り弁4より下流側の吸気
道負圧を導入するとともに内部にスプリング21
を縮設してなる気化器の燃料供給停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15820681U JPS5863341U (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 気化器の燃料供給、停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15820681U JPS5863341U (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 気化器の燃料供給、停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5863341U JPS5863341U (ja) | 1983-04-28 |
JPS6347649Y2 true JPS6347649Y2 (ja) | 1988-12-08 |
Family
ID=29950708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15820681U Granted JPS5863341U (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 気化器の燃料供給、停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5863341U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4532407Y1 (ja) * | 1967-05-18 | 1970-12-11 |
-
1981
- 1981-10-23 JP JP15820681U patent/JPS5863341U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4532407Y1 (ja) * | 1967-05-18 | 1970-12-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5863341U (ja) | 1983-04-28 |
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