JPS6346983A - 自動二輪車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動二輪車（鞍乗り型の自動三輪車、四輪車を
含む）に関する。

（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕 自動二輪車の完成車の高さや幅は車体のフレームの剛性
、燃料タンクの容量等との関連で決定される。

一方、前後輪間に配設したエンジンを車体フレームで支
持し、前記車体フレームは前輪懸架用のフロントフォー
ク上部を操向自在に支持するヘッドパイプからエンジン
の上方で後方に延出するフレーム＃部を備える自動二輪
車においては、一般に、燃料タンクをフレーム前部上に
跨設している。

そのため斯かる自動二輪車では、車体フレームの剛性を
高め、且つ燃料タンクの容量を大きく確保しようとする
と、完成車の高さ１幅が大きくならざるを得ない不具合
を生ずる。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって１本発
明の目的とする処は、完成車の高さ、幅を変えずに車体
フレームの剛性を高めることができ、燃料タンクの容量
を大きく確保できる自動二輪車を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するため、 フレーム前部（１９）をヘッドパイプ（１３）上部から
後方に延出する１本のアッパフレーム（２５）　ト、ヘ
ッドパイプ（１３）下部から後方に延出する左右一対の
ロアフレーム（２７）　、（２７）とで構成し、前記ア
ッパフレーム（２５）と左右のロアフレーム（２７）、
（２７）とで画成される空間に燃料タンク（１３７）を
配設した。

（作用） フレーム前部（１９）を、ヘッドパイプ（１３）から延
出する１本のアッパフレーム（２５）と、その下方の左
右２本のロアフレーム（２７）、（２７）とで構成して
車体フレーム（９）の剛性を高める。

アッパフレーム（２５）とロアフレーム（２７）　、（
２？）で画成される空間を利用して燃料タンク（１３？
）を配設し、完成車の高さ、幅を変えることなく燃料タ
ンク（１３７）の容量を大きく確保する。

また、燃料タンク（１３７）の上下、左右の動きをアッ
パ、ロア両フレーム（２５）　、　（２７）　、　（２
７）で規制することも可能となり、燃料タンク（１３７
）の車体フレーム（９）への取付手段は燃料タンク（１
３７）の前後の動きを規制する手段で足り簡易化できる
。

（実施例） 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。

第１図は自動二輪車の側面図、第２図は同要部の側面図
、第３図は車体フレーム要部の側面図、第４図は同平面
図、第５図は第３図のＶ矢視図を示す。

（１）は自動二輪車、（３）は前輪、（５）は後輪、（
７）はエンジンで、エンジン（７）は前後輪（３）。

（５）の間に配設し車体フレーム（９）で支持する。

前輪（３）は左右のフロントフォーク（１１）、車体フ
レーム（９）前端のヘッドパイプ（１３）等で操向自在
に支持し、図中（１５）はハンドル、　（１？）はフロ
ントフェンダである。

前記車体フレーム（９）はアルミ合金製で、エンジン（
７）の上方でヘッドパイプ（１３）から後方に延出する
フレーム前部（１９）と、フレーム前部（１９）に接続
し後輪（５）を支持するりャフォーク（２１）との枢着
部が設けられたフレーム後部（２３）等を備える。

前記フレーム前部（１９）はエンジン（７）の上方でヘ
ッドパイプ（１３）上部から斜め後方に延出する１本の
アッパフレーム（２５）と、エンジン（７）ノ上方でヘ
ッドパイプ（１３）下部から斜め後方に延出する左右一
対のロアフレーム（２７）、（２７）　等からなり、フ
レーム後部（２３）ハ左右のロアフレーム（２７）　。

（２７）に夫々接続する左右の連結プレー）　（２９）
　。

（２８）等からなる。

前記アッパフレーム（２５）は平面視した場合、第４図
に示すように車幅中心線（３１）に沿って後方に直線状
に延出させ、ロアフレーム（２７）　、（２７）は車幅
中心線（３１）を中心としてほぼ対称に設け、ロアフレ
ーム（２７）はヘッドパイプ（１３）から車幅外方に拡
がりつつ後方に延出する湾曲部（３３）と、湾曲部（３
３）後端から後方に直線的に延出する直線部（３５）を
備え１両溝曲部（３３）　、　（３３）間はクロスバイ
ブ（３７）で連結し、前記アッパ、ロア両フレーム（２
５）、（２７）は断面が日の字状の部材を用いて形成す
る。

前記アッパフレーム（２５）前端には連結部材（３９）
を溶着し、連結部材（３８）をヘッドパイプ（１３）上
部に着脱自在に取付ける。

前記連結部材（３９）は第６図及び第７図に示すように
平面視はぼＹ字状を呈し、ヘッドパイプ（１３）偏に臨
んだ取付面（４１）、（４１）を有する二股状の取付部
（４３）を備える。

連結部材（３９）のへラドバイブ（］３）への取付けは
、ヘッドパイプ（１３）の左右両側に膨出形成した取付
部（４５）の取付面（４７）に前記取付面（４１）を合
わせ、ボルト（４８）とナツト（５１）で両取付部（４
３）　。

（４５）を締付けることで行う。

前記ロアフレーム（２７）のヘッドパイプ（１３）への
取付けは、連結部材（５３）　、（５５）を介してヘッ
ドパイブ（１３）に溶着して行う。

前記アッパフレーム（２５）後端には連結部材（５７）
を溶着し、該連結部材（５７）と左側のロアフレーム（
２７Ａ）後端をセンターメンバー（５９）で連結すると
共に、該センターメンバー（５Ｓ）を介して左右の連結
プレート（２９）　、　（２９）を設ける。

前記センターメンバー（５９）は前記連結部材（５７）
に結着される上部（８１）と、上部（６１）の左右から
下方で且つ車幅外方に延出する左右の脚部（８３）　、
　（８５）と、左側の脚部（６３）の下端に形成した接
続部（８７）を備え、接続部（６７）には取付片（８８
）を垂設する。

前記連結部材（５７）とセンターメンバー（５９）との
結着は第８図に平面図で示すように側板（７１）を用い
て行い、まず、連結部材（５７）の右側部にセンターメ
ンバー上！（８１）を位置させ、センターメンバー上部
（６１）の右側部及び連結部材（５７）の＃部にわたっ
て側板（７１）を位置させ、ポル）　（７３）、ナラ）
　（７５）で連結部材（５７）、センターメンバー上部
（６１）、側板（７１）を締結することにより行う、従
ってアッパ７レーム（２５）はヘッドパイプ（１３）と
の結着用ボルト（４９）・・・と、センターメンバー（
５８）との結着用ポル）　（７３）を取外すことで、フ
レーム（８）に対して脱着可能となる。

前記センターメンバー（５９）の接続部（６７）と右側
のロアフレーム（２７Ｂ）後部間はクロスバイブ（７７
）で連結し、クロスパイプ（７７）の右端からは取付片
（７９）を垂設する。

左側の連結プレート（２９Ａ）は前記接続部（６７）に
に不図示の前端嵌合部を嵌合させ、該嵌合部分を溶着す
ることで組付け、右側の連結プレート（２９Ｂ）は上部
嵌合部を右側のロアフレーム（２７Ｂ）後端に嵌合させ
該嵌合部分を溶着すると共に、上端部嵌合部を前記脚部
（６５）に嵌合させ該嵌合部分を溶着することで組付け
、従ってアッパフレーム（２５）後端はセンターメンバ
ー（５９）を介して左右のロアフレーム（２７）　、（
２７）の後端に連結される。左右の脚部（８３）　、（
８５）は前後にオフセットさせ、左側の脚部（８３）後
方から気化器（１１５）の調整を容易に行えるようにし
た。

左右の連結プレート（２９）、（２９）は夫々ロアフレ
ーム（２７）、（２７）からほぼ連続状に後方に延出す
る延出部（８１）と、延出部（８］）後端から下方に延
出する下部（８３）を備える。

前記左右の下部（８３）　、　（８３）の上下中間部に
はピボット軸（８５）を横設し、下部（８３）　、（８
３）の下端はクロスパイプ（８７）で連結し、クロスバ
イブ（８７）の前部両側には二股状の取付部（８９）を
前方に突設し、後部には取付片（９１）、（９１）を後
方に突設する。

（９３）はエンジンハンガーで、エンジンバンカー（９
３）は前記取付片（Ｅ１９）　、（７ｆ３）と、前記二
股状の取付部（８９）　、　（８９）間に設ける。

エンジンハンガー（９３）は断面が中空で矩形状の左右
一対のメンバーで構成し、前記エンジンハンガー（８３
）は、上端が前記取付片（８９）、（７９）にボルト（
９５）、ナツトで結着され下方で且つ斜め前方に延出す
る上部（８７）と、上部（Ｓ７）の下端に接続する湾曲
部（９９）と、湾曲部（９８）後端から後方に延出し後
端が前記二股部（８９）　、　（８９）にボルト（１０
１）、ナツトで結着される後部（１０３）を備える。

前記湾曲部（８９）の上端間にはロッド（１０５）を横
設し、後部（１０３）の前端寄り間にはロッド（１０７
）を横設する。

エンジン（７）は実施例では気筒（１０９）をクランク
ケース（ｉｔｔ）の前部から斜め前方に突設した２サイ
クル単気筒エンジンで、エンジン（７）はクランクケー
ス（１１１）の前部を前記ロッド（１０５）に、クラン
クケース（１１１）の下部を前記ロッド（１，０７）に
夫々リジルトマウントし、車体フレーム（３）に搭載す
る。

エンジン（７）の気筒（１０９）の後部からは吸気管（
１１３）を突設し、吸気管（１１３）には気化器（１１
５）、エアクリーナ（１１７）を連設する。

排気管（＋１９）は気筒（１０９）の前部から前方へ突
設し、中間部にチャンバ（＋２１）を介設して後方に延
出させ、後端にマフラ（１２３）を連設する。

リヤフォーク（２１）は前端を前記ピボット軸（８５）
に枢着して設け、リヤフォーク（２１）後端で後輪（５
）を支持し、エンジン動力によりチェーン（１２５）を
介して後輪（５）を駆動する。

リヤフォーク（２１）の前部と車体フレーム（８）の取
付片（９１）、（９１）間にはプログレジブリンク機構
（１２７）を設け、車体フレーム（８）とプログレジブ
リンク機構（１２７）間に介設した緩衝器（１２９）で
後輪（５）を懸架支持する。

緩衝器（１２９）は上部取付片（１３１）を前記ブラケ
ット上部（６１）の後端と側板（７１）の後端とで画成
される二股状の取付部（１３３）にボルト（１３５）と
ナツトにより取着する。

燃料タンク（１３７）はアッパフレーム（２５）とロア
フレーム（２７）　、（２７）間で画成される空間に配
設し、燃料タンク（１３７）はアッパフレーム（２５）
に結着してアッパフレーム（２５）と共にフレーム（９
）に対して取外し可能に設ける。

燃料タンク（＋３７）は第９図に側面図で、第１０図に
正面図で、第１１図に平面図で、第１２図に第９図の■
−刈縁線断面図示すように、外端が左右のロアフレーム
（２７）　、　（２７）上でロアフレーム（２７）にほ
ぼ沿って後方に延出する左右の側部（１３９）、（１４
１）と、該側部（１３９）、（１４１）を接続する接続
部（１４３）とからなり、断面はぼ凹字状を呈し、左右
の側部（１３８）、（１４１）間に前後に延出する凹部
（１４５）が画成されている。

前記凹部（１４５）内にはアッパフレーム（２５）を配
置し、凹部（１４５）の底面前端から突設した取付片（
１４？）をボルト（１４９）でアッパフレーム（２５）
下面に結着し、凹部（１４５）底面後部とアッパフレー
ム（２５）下面間に弾性材（＋５１）を介設すると共に
、燃料タンク（１３？）の後部両側下部をロアフレーム
（２７）の上面（２？Ａ）と内側面（２７Ｂ）に夫々弾
性材（＋５３）を介設して弾接的に載置係合させ、燃料
タンク（１３７）の前後の動きを取付片（１４？）によ
り、また上下、左右の動きを弾性材（１５１）、（１５
３）、アッパフレーム（２５）、ロアフレーム（２７）
　、　（２７）により規制して車体フレーム（９）に組
付ける。

燃料タンク（１３７）の給油口（１５５）は左側部（１
３８）の上面前端に設け、左側部（１３９）の内側面に
おける前端且つ上端箇所から内方に突設した管体（１５
７）と、右側部（１４１）の内側面における前端且つ上
端箇所から内方に突設した管体（１５９）とをアッパフ
レーム（２５）の上面上方でチューブ（ＩＥｉｌ）で接
続し、該管体（１５７）、（１５９）　、チューブ（１
８１）により給油時の右側部（１４１）内のエア抜きを
行い、図中（１８３）は排気管（１１９）に対応させた
凹面を示す。

（１８５）はラジェータで、ラジェータ（ｔｅｓ）は左
右のロアフレーム（２７）　、　（２７）下面に夫々形
成した取付片（１Ｂ？）　、　（ｌｆｔ？）と、右側の
エンジンハンガー（９３）の湾曲部（９９）前面に形成
した取付片（１８８）によりフレーム（９）に組付ける
。

ラジェータ（１８５）は右側に配置したメインラジェー
タ（＋７１）と、左側に配置したサブラジェータ（１７
３）とで構成し、冷却水を二つのラジェータ（１７１）
　、　（１７３）で冷却し、メインラジェータ（１７１
）の左側方でサブラジェータ（１７３）の下方に前記チ
ャンバ（＋２１）を配設する。

アッパフレーム（２５）の後端からは前記センターメン
バー上部（８１）と側板（７１）のボルト挿通孔（＋７
５）　、　（１７？）を挿通したボルト（１８１）で共
線めして左右一対のシートレール（１８３）を後方に延
出させ、シートレール（１８３）左側後端で前記マフラ
（１２３）を支持する。

左右のシートレール（１８３）の後部寄りからは斜め前
方且つ下方に向けてバックパイプ（１８５）を延出させ
、バックパイプ（１８５）下端を後フレーム（２３）に
結着し、左右のバックパイプ（＋８５）　、（１８５）
は前後の傾きを異ならしめて配設する。

シート（１Ｂ？）はシート底板（１８９）前部から垂設
した係止具（１９１）を、アッパフレーム（２５）上面
に起設した係ＩＪ：、片（１９３）に係止させ、シート
底板（１８９）後部両側から垂設した取付片（１９５）
　、　（１９５）を、シートレール（１８３）、（１８
３）後部間に掛は渡されたクロスメンバ（１９７）の両
端にポル）　（１９９）で取着してフレーム（９）に組
付け、シート底板’（１８９）は夫々アッパフレーム（
２５）、シートレール（１８３）にａ置させて車体フレ
ーム（９）に組付ける。

本実施例は前記のように構成し、フレーム前部（１８）
をヘッドパイプ（１３）に連結する１本のアッパフレー
ム（２５）と、左右２木のロアフレーム（Ｚ？）　。

（２７）とで構成したので、車体フレーム（９）の剛性
を高めることができる。

また、アッパフレーム（２５）とロアフレーム（２７）
　、（２７）で画成される空間を利用して燃料タンク（
＋３７）を配設するようにしたので、従来の如く燃料タ
ンクが車体フレーム上に大きく突出することはなく、完
成車の高さ、＠を変えずに燃料タンク（１３７）の容量
を大きく確保することができる。

マタ、アッパフレーム（２５）とロアフレーム（２７）
、（２７）で画成される空間に燃料タンク（１３７）を
配設するので、実施例の如く両フレーム（２５）　。

（２７）、（２７）を利用して燃料タンク（１３７）の
上下、左右の動きを規制することも可能となり、従って
燃料タンク（１３７）の車体フレーム（９）への取付手
段は燃料タンク（１３７）の前後の動きを規制するボル
ト（１４９）等の手段で足り簡易化できる。

また、アッパフレーム（２５）上にシート（１８７）を
直接載置することも可能となり、ライディングポジショ
ンを低くすることも可能となる。

尚、実施例では燃料タンク（＋３７）をアッパフレーム
（２５）と共に車体フレーム（９）に対して脱着可能に
取付けた場合について説明したが、燃料タンク（１３７
）は車体の側方から７−２パフレーム（２５）とロアフ
レーム（２７）　、　（２７）で画成される空間に配設
して適宜フレーム箇所に取付け、燃料タンク（＋３７）
のみを単独で車体フレーム（９）に対して脱着できるよ
うにしてもよい。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば、完成車の
高さ１幅を変えることなく車体フレームの剛性を高め、
燃料タンクの容量を大きく確保できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動二輪車の側面図、第２図は同要部の側面図
、第３図は車体フレーム要部の側面図、第４図は同平面
図、第５図は第３図のＶ矢視図。 第６図はヘッドパイプとフレーム前端の取付構造を示す
側面図、第７図は同平面図、第８図は連結部材とセンタ
ーメンバーの結合状態の平面図、第９図は燃料タンクの
側面図、第１０図は同正面図、第１１図は同平面図、第
１２図は第９図の■−Ｘｆ１ｍ断面図である。 尚、図面中（１）は自動二輪車、（３）は前輪、（５）
は後輪、（７）はエンジン、（９）は車体フレーム、（
１５）はハンドル、（２１）はりャフォーク、（２５）
はアッパフレーム、　（２７）はロアフレーム、（２９
）は連結プレート、（１３７）は燃料タンクである。 特　許　出　願　人　　本田技研工業株式会社代　　理
　　人　　弁理士　　　　下　　　１）　　容−部間　
　　　　弁理士　　　　大　　　橋　　邦　　嵩量　　
　　　弁理士　　　　小　　山　　　　　　有量　　　
弁理士　　　野　　１）　　　茂第１１図 第１２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 前後輪間に配設したエンジンを車体フレームで支持し、 前記車体フレームは前輪懸架用のフロント フォーク上部を操向自在に支持するヘッドパイプからエ
   ンジンの上方で後方に延出するフレーム前部を備え、 前記フレーム前部に燃料タンクが装着された自動二輪車
   において、 前記フレーム前部をヘッドパイプ上部から後方に延出す
   る１本のアッパフレームと、ヘッドパイプ下部から後方
   に延出する左右一対のロアフレームとで構成し、 前記アッパフレームと左右のロアフレームとで画成され
   る空間に前記燃料タンクを配設したことを特徴とする自
   動二輪車。