JPS6346894Y2 - - Google Patents

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JPS6346894Y2
JPS6346894Y2 JP1982182332U JP18233282U JPS6346894Y2 JP S6346894 Y2 JPS6346894 Y2 JP S6346894Y2 JP 1982182332 U JP1982182332 U JP 1982182332U JP 18233282 U JP18233282 U JP 18233282U JP S6346894 Y2 JPS6346894 Y2 JP S6346894Y2
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JP
Japan
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head
mounting hole
mounting
recording
metal case
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JP1982182332U
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JPS5986028U (ja
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、金属ケースで外装された録音再生ヘ
ツドと樹脂で外装された消去ヘツドとを組付けた
複合型の磁気ヘツドに関する。この種の磁気ヘツ
ドは、主として、ビデオ.テープ.レコーダ(以
下VTRと称す)の音声もしくはコントロール信
号の録音再生及び消去用として使用される。
〈従来の技術〉 従来のこの種の磁気ヘツドは、第1図に示すよ
うに、巻線を施したフロントコアとバツクコアと
を内蔵した録音再生ヘツド1に対し、同様の構造
になる消去ヘツド2を、テープ摺接面を合せて2
本のネジ3によつて組付けた構造となつている。
この場合、録音再生ヘツド1は外部ノイズの侵入
を防止するため、シールド用として金属ケース1
01によつて外装してある。一方、消去ヘツド2
はその作用からして外部ノイズに対するシールド
が不要であるから、適当な合成樹脂によつて外装
してある。従つて、一般には録音再生ヘツド1の
方が消去ヘツド2より重くなるのが普通である。
そこで従来は、当該複合型の磁気ヘツドをVTR
の台座等に取付ける場合、第2図に示すように、
録音再生ヘツド1の金属ケース101に2個の取
付ネジ穴102を設け、該取付ネジ穴102に台
座4を貫通させた取付ネジ5をそれぞれネジ込ん
で固定していた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、録音再生ヘツド1の金属ケース
101に取付ネジ穴102を形成する構造では、
本来的に加工の困難な金属ケース101に対し
て、ネジ加工を施して2個の取付ネジ穴102を
形成しなければならないので、加工が面倒で、コ
スト高になる欠点は避けられない。
しかも、金属ケース101は熱処理をしないと
シールド作用が劣化するので、千数百度でアニー
ル処理をするのが普通である。ところが、この熱
処理によつて金属ケース101の加工歪が緩和さ
れるので、2個の取付ネジ穴102の穴径、穴ピ
ツチ等が変化し、規格から外れ、歩留りが低下し
てしまう。アニール処理を省略して、上述の問題
点を解決しようとすれば、金属ケース101のシ
ールド作用が低下し、録音再生ヘツド特性が劣化
する。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、台座等
の外部支持体に取付けるための取付構造を簡単に
加工形成でき、取付ネジ穴の穴径や穴ピツチの変
動を招くことがなく、高歩留りであり、台座に対
し簡単、かつ、確実に取付けることができるよう
にした複合型の磁気ヘツドを提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するたのの手段〉 上述する問題点を解決し、上記目的を達成する
ため、本考案は、金属ケースによつて外装された
録音再生ヘツドと樹脂で外装された消去ヘツドと
を組付けた磁気ヘツドにおいて、前記消去ヘツド
の前記樹脂外装体に、外部支持体に取付けるため
の取付孔と該取付孔の側方に連続するよう開口さ
せた開口部とを設け、前記取付孔内にネジ込まれ
た取付ネジによつて前記消去ヘツド側を前記外部
支持体に取付け、前記開口部及び前記取付孔内に
連続するように充填された接着剤により前記取付
ネジをロツクしたことを特徴とする。
〈作用〉 消去ヘツド側を外部支持体に取付けると、録音
再生ヘツドの金属ケースに取付穴を設けて録音再
生ヘツド側を外部支持体に取付ける場合に問題と
なつていた、アニール熱処理による取付穴の位置
ズレ、それによる歩留りの低下を回避することが
できる。
また、消去ヘツドの樹脂外装体に、外部支持体
に取付けるための取付孔を設け、取付孔内にネジ
込まれた取付ネジによつて消去ヘツド側を外部支
持体に取付けると、録音再生ヘツドの金属ケース
側で固定する従来例と異なつて、取付孔の加工形
成が非常に簡単になり、加工コストが大幅に低下
する。
更に、消去ヘツドの樹脂外装体に、取付孔の側
方に連続するよう開口させた開口部を設け、開口
部を通して充填した接着剤により取付ネジをロツ
クすると、取付ネジのロツクのための接着剤の充
填が容易になると共に、充填後のネジロツクが確
実になり、信頼性が向上する。
〈実施例〉 第3図は本考案に係る複合型の磁気ヘツドの台
座取付状態を示す正面部分断面図である。図示す
るように、本考案においては、金属ケース101
によつて外装された録音再生ヘツド1の側面に、
合成樹脂で外装した消去ヘツド2をネジ3によつ
て組付けると共に、消去ヘツド2を構成する樹脂
外装体201の下面側に台座4を固定するための
取付孔202を形成し、該取付孔202に台座4
を貫通させた取付ネジ5を結合させることによ
り、消去ヘツド2側を台座4に固定する構造とな
つている。
このような構造であると、録音再生ヘツド1側
の金属ケース101側で固定する従来例と異なつ
て、加工形成の容易な消去ヘツド2側の樹脂外装
体201に取付孔202を形成し得るから、取付
孔202の加工形成が非常に簡単になり、加工コ
ストが大幅に低下する。また、録音再生ヘツドの
金属ケース101に取付穴を設けて録音再生ヘツ
ド1側を台座4に取付ける場合に問題となつてい
た、アニール熱処理による取付穴の位置ズレ、そ
れによる歩留り低下を回避することができる。
第4図は前記消去ヘツド2の取付構造を拡大し
て示す図で、樹脂外装体201の下面側に位置す
る平坦な取付面203側に、適当な深さの円形状
の取付孔202を形成すると共に、該取付孔20
2の側方の一部にその深さ方向に沿つて連続する
開口部204を形成してある。また、この実施例
では、前記取付面203の側方に回転防止用の突
起205を突設した構造となつている。
この第4図の実施例に示す構造の消去ヘツド2
を台座4等に取付固定するには、第5図aに示す
ように、前記取付孔202及び前記突起205に
対応する前記台座4の部分に、それぞれ開口部4
1,42を形成し、第5図bに示すように、前記
開口部42に回転防止用の突起205を嵌合させ
て回転を防止した状態で、開口部41を通して前
記取付孔202内に取付ネジ5をネジ込む。取付
孔202にはネジが切られていないけれども、取
付ネジ5の回転ネジ込みと共に取付孔202の内
面にネジが切られて行く。従つて、取付孔202
をネジのない単純な口形に形成できるから、加工
成形が容易である。
取付孔202に対する取付ネジ5のネジ込み作
業が終つた後は、前記取付孔202に連続して設
けた開口部204に接着剤を流し込んで、取付ネ
ジ5に対するロツクを施す。これにより、取付ネ
ジ5の緩みを防止し、台座4に対する磁気ヘツド
の固定をより確実なものとすることができる。
更に、この実施例では、回転防止用の突起20
5があるから、組立時または組立後に、消去ヘツ
ド2及びこれと一体化された録音再生ヘツド1が
台座4上で回転することがない。また、回転防止
用の突起205があるため、一個の取付孔202
を用いて一箇所で固定することが可能になり、孔
の加工形成及び組立作業が簡単になる。
〈本考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) 金属ケースによつて外装された録音再生ヘツ
ドと樹脂で外装された消去ヘツドとを組付けた
磁気ヘツドにおいて、消去ヘツド側を外部支持
体に取付けたから、録音再生ヘツド側を外部支
持体に取付ける場合に従来問題となつていた、
アニール熱処理による取付穴の位置ズレ、それ
による歩留り低下を回避し、歩留りを向上させ
た磁気ヘツドを提供することができる。
(b) 消去ヘツド側を外部支持体に取付けたから、
録音再生ヘツド側では金属ケースのアニール処
理による諸問題点を考慮する必要がなくなり、
金属ケースに対し必要なアニール処理を施し
て、シールド作用の劣化を防止し、優れたヘツ
ド特性を有する磁気ヘツドを得ることができ
る。
(c) 消去ヘツドの樹脂外装体に、外部支持体に取
付けるための取付孔を設け、取付孔内にネジ込
まれた取付ネジによつて消去ヘツド側を外部支
持体に取付けたから、録音再生ヘツドの金属ケ
ース側で固定する従来例と異なつて、加工が簡
単で、コストの安価な磁気ヘツドが提供でき
る。
(d) 消去ヘツドの樹脂外装体に、取付孔の側方に
連続するよう開口させた開口部を設け、開口部
を通して充填した接着剤により取付ネジをロツ
クしたから、取付ネジのロツクのための接着剤
の充填が容易で、充填後のネジロツクが確実で
あり、信頼性の高い磁気ヘツドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は録音再生ヘツドと消去ヘツドとを組付
けた従来の複合型磁気ヘツドを概略的に示す図、
第2図は同じくその取付状態を概略的に示す部分
断面図、第3図は本考案に係る磁気ヘツドの台座
に対する取付状態を示す正面部分断面図、第4図
は本考案に係る磁気ヘツドの要部における斜視
図、第5図a,bは本考案に係る磁気ヘツドの台
座への取付けを示す図である。 1……録音再生ヘツド、2……消去ヘツド、5
……取付ネジ、101……金属ケース、201…
…樹脂外装体、202……取付孔、204……開
口部、205……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属ケースによつて外装された録音再生ヘツド
    と樹脂で外装された消去ヘツドとを組付けた磁気
    ヘツドにおいて、前記消去ヘツドの前記樹脂外装
    体に、外部支持体に取付けるための取付孔と該取
    付孔の側方に連続するよう開口させた開口部とを
    設け、前記取付孔内にネジ込まれた取付ネジによ
    つて前記消去ヘツド側を前記外部支持体に取付
    け、前記開口部を通して充填した接着剤により前
    記取付ネジをロツクしたことを特徴とする磁気ヘ
    ツド。
JP18233282U 1982-12-01 1982-12-01 磁気ヘツド Granted JPS5986028U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18233282U JPS5986028U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 磁気ヘツド

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JP18233282U JPS5986028U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 磁気ヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS5986028U JPS5986028U (ja) 1984-06-11
JPS6346894Y2 true JPS6346894Y2 (ja) 1988-12-05

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ID=30394892

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248753U (ja) * 1975-10-04 1977-04-07
JPS55101134A (en) * 1980-01-21 1980-08-01 Canon Inc Magnetic head substrate fitting mechanism

Family Cites Families (2)

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JPS5986028U (ja) 1984-06-11

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