JPS6346855B2 - - Google Patents

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JPS6346855B2
JPS6346855B2 JP55072715A JP7271580A JPS6346855B2 JP S6346855 B2 JPS6346855 B2 JP S6346855B2 JP 55072715 A JP55072715 A JP 55072715A JP 7271580 A JP7271580 A JP 7271580A JP S6346855 B2 JPS6346855 B2 JP S6346855B2
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register
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microinstruction
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JP55072715A
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Akihiro Katsura
Hideo Maejima
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to DE3121742A priority patent/DE3121742C2/de
Priority to US06/269,608 priority patent/US4446517A/en
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Publication of JPS6346855B2 publication Critical patent/JPS6346855B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は命令の解読機能を兼ね備えたマイクロ
プログラム記憶装置を有するマイクロプログラム
制御方法に関するものである。 第1図には従来から一般に用いられているマイ
クロプログラム制御装置の構成が示され、命令レ
ジスタ11、命令デコーダ12、アドレス選択回
路13、マイクロプログラムアドレスレジスタ1
4、マイクロプログラム記憶装置15、マイクロ
命令レジスタ16及びマイクロ命令デコーダ17
からなる。命令読み出しのマイクロルーチンでは
主記憶装置から命令の一語を読み出して命令レジ
スタ11に記憶する。命令デコーダ12は、命令
レジスタ11の内容を解読してその命令コードに
対応するマイクロルーチンの初期アドレスを生成
する。命令デコーダ12によつて生成された初期
アドレスはアドレス選択回路13を介してマイク
ロプログラムアドレスレジスタ14に記憶され、
そのアドレスに対応するマイクロ命令の一語がマ
イクロプログラム記憶装置15から読み出され
る。読み出されたマイクロ命令の演算制御部(コ
ード)はマイクロ命令レジスタ16に記憶され、
マイクロ命令のアドレス制御部(コード)はアド
レス選択回路13に戻される。マイクロ命令レジ
スタ16の内容はマイクロ命令デコーダ17によ
つて解読され各種制御信号が発生される。一方、
アドレス選択回路13に戻されたアドレス制御部
の内容はマイクロプログラムアドレスレジスタ1
4に転送され、順次マイクロ命令が読み出されて
実行される。 マイクロプログラム制御方式では制御の内容は
すべてマイクロプログラム記憶装置に記憶されて
いるため記憶装置の内容を書き替えるだけで異な
る処理が可能になるが、第1図の方式では異なる
命令体系に対する処理を実現するためには命令デ
コーダ17の内容も変更する必要が生じる。とこ
ろが命令デコーダは通常命令体系に依存した構成
となるため、まつたく異なる命令体系を実現する
ためには十分大きなデコード回路を用意するか、
あるいは面倒な回路構成の変更を余義なくさせら
れる。すなわち第1図の方式では、命令デコーダ
の構成がマイクロプログラム制御装置の汎用性を
左右する大きな問題点となつていた。 第2図は、第1図の構成のマイクロプログラム
制御装置のタイミングチヤートを示したもので、
命令レジスタ11の出力1a、命令デコーダ12
の出力1b、マイクロプログラムアドレスレジス
タ14の出力1c、マイクロプログラム記憶装置
15の出力1d及びマイクロ命令レジスタ16の
出力1eが、基本クロツクと並置する形で示され
ている。図で斜線部は回路の遅延時間のために信
号が確定していない期間を示している。命令レジ
スタ11の出力1aが確定してから命令デコーダ
12の出力1bが確定するまでの時間、換言すれ
ば、命令を解読して初期アドレスを発生するまで
に要する時間は、命令デコーダの構成方式や大き
さによつても異なるが記憶装置のアクセスに要す
る時間にほぼ匹敵するものであつて、第2図で
は、マイクロプログラム記憶装置の読み出しを開
始するまでに1マイクロサイクルの待ち時間が必
要となることを示している。したがつて第1図の
方式では、命令デコーダの構成が処理装置の高速
性にも大きな影響を与える問題となつていた。 第3図はマツピング方式として知られているも
のを示しており、命令体系の簡単な計算機に用い
られている。この方式は固定的なビツトパタン発
生回路31を有し、ビツトパタン発生回路31の
出力と命令レジスタ11の内容を連結したものを
マイクロルーチンの初期アドレスとするもので、
命令デコーダを用いない簡単な方式である。第4
図は第3図の方式でのタイミングチヤートを示し
たもので、命令レジスタ11の出力3aとマイク
ロプログラムアドレスレジスタ14の出力3bの
関係が示されている。この方式の特徴は、命令デ
コーダを用いないためマイクロルーチンの初期ア
ドレス発生までの時間を短かくできることで、第
4図に示されるように命令レジスタ11の出力3
aが確定しからマイクロプログラムアドレスレジ
スタ14の出力3bが確定するまでの時間は第1
図の方式よりも1マイクロサイクル短かくなる。
しかしながら、このマツピング方式では、命令コ
ードに対する分岐先が固定化されるため命令コー
ドが2語以上になるような複雑な命令体系には用
いることができず一般的な方法ではない。また、
複数個の命令コードが共通処理を含むような場合
にも分岐先が異なるためにマイクロプログラム記
憶装置の容量が増大し実用的な方法ではない。 本発明は前述のような問題点を解決するものと
してなされたものであり、その目的は命令レジス
タの直後に命令デコーダを置かない構成とするこ
とで処理速度の向上を図ると共に、命令の解読機
能をマイクロプログラム記憶装置に集約すること
によつて柔軟な汎用性を有するマイクロプログラ
ム制御方法を提供することである。 上記目的を達成する為に、本発明はマイクロプ
ログラム記憶装置を複数語からなるページに分割
し、マイクロプログラムによつて制御可能なペー
ジ指定レジスタと、命令レジスタの内容を直接取
り込むことのできるページ内のアドレス指定レジ
スタを有し、任意のページを命令のデコード領域
として使用することを可能としたことを特徴とす
る。 以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。 第5図には本発明によるマイクロプログラム制
御装置の構成が示されており、命令が入力される
命令レジスタ11、アドレス選択回路13、アド
レス指定レジスタ14、ページ指定レジスタ5
1、マイクロプログラム記憶装置15、マイクロ
命令レジスタ16及びマイクロ命令デコーダ17
からなる。ここでページレジスタ51は本発明に
係るものである。図示しない主記憶装置から読み
出された命令レジスタ11の内容は図示しない制
御信号によつてアドレス選択回路13を介してア
ドレス指定レジスタ14に記憶される。ページ指
定レジスタ51の内容はマイクロプログラムによ
つて制御される。ページ指定レジスタ51とアド
レス指定レジスタ14の内容を連結したものでマ
イクロプログラム記憶装置のアドレスを指定する
ものとして用い、マイクロプログラム記憶装置1
5からマイクロ命令の1語を読み出す。読み出さ
れたマイクロ命令の演算制御部はマイクロ命令レ
ジスタ16に記憶され、ページ制御部はページ指
定レジスタ51に、アドレス制御部はアドレス選
択回路13に戻される。マイクロ命令レジスタ1
6の内容はマイクロ命令デコーダ17で解読され
て各種制御信号を供給する。図示しない制御信号
によつて命令レジスタ11の内容を解読せずに、
アドレス選択回路13に戻されたマイクロ命令の
アドレス制御部はアドレス指定レジスタ14に記
憶され、ページ指定レジスタ51の内容とアドレ
ス指定レジスタ14の内容を連結したものでマイ
クロプログラム記憶装置からマイクロ命令が読み
出される。このようにして一連のマイクロ命令が
順次実行される。マイクロプログラム記憶装置1
5のアドレス空間は複数ビツトからなるページ制
御部が共通する複数語のマイクロ命令を単位とす
る各ページ領域に分類される。マイクロプログラ
ム記憶装置15のあるページ領域は命令レジスタ
11の内容によつて分岐する各マイクロルーチン
の先頭のマイクロ命令を記憶する領域として割り
当てられており、任意の分岐が可能となる。さら
にページ指定レジスタ51の内容を制御すること
で、同一の命令コードに対して複数の分岐方法が
可能であり複雑な命令体系にも対応できる。ま
た、命令デコーダを置かないので異なる命令体系
への対応もマイクロプログラム記憶装置15の内
容を変更するだけで可能であり十分な汎用性を維
持する。 第6図は、第5図の方式におけるタイミングチ
ヤートを示したもので、命令レジスタ11の出力
5a及び、ページ指定レジスタ51とアドレス指
定レジスタ14の出力5bが基本クロツクと併記
されている。本発明の方式では、命令レジスタ1
1の直後に命令デコーダを置かず、命令レジスタ
11の内容を直接アドレス指定レジスタ14にセ
ツトするので、第3図に示す従来のマツピング方
式と同様にマイクロルーチンの初期アドレス発生
までの時間を短かくできる。第6図は、本方式の
タイミング構成が第4図に示す従来のマツピング
方式と同様になることを示しており、本方式はタ
イミングの設計が容易で高速化に適した処理方式
である。 次に、第5図に示した処理方式を用いての具体
的な処理手順の例を説明する。まず対象としてい
る命令体系であるが、命令コードは8ビツトで表
現され上位の3ビツトがアドレツシングモードを
規定し下位5ビツトが実行処理内容を規定してい
る。各命令はその処理手順の違いから次の2種に
大別される。 (A) 処理対象となるオペランドがレジスタである
か、あるいはオペランドを必要としない命令
で、アキユムレータの操作命令やサブルーチン
からのリターン命令などがある。命令コードの
上位3ビツトが000のものはこの型の命令で、
命令読み出しルーチン終了後直接各命令コード
に対応する処理ルーチンは分岐して処理され
る。 (B) メモリをオペランドとするもので、メモリか
らアキユムレータへのコード命令、アキユムレ
ータとメモリ間の演算命令、ジヤンプ命令など
がある。この型の命令は命令コードの上位3ビ
ツトが001〜111のもので、上位3ビツトはオペ
ランドアドレスの計算モードを規定しており下
位5ビツトが実行処理内容を規定している。ア
ドレツシングモードとしては、直接アドレツシ
ング、間接アドレツシング、相対アドレツシン
グなどがある。この型の命令では、命令読み出
しルーチンの終了後各アドレス計算ルーチンに
分岐し、アドレス計算の終了後各命令に対応す
る実行ルーチンに分岐する。 上記命令を処理するために、第5図の命令レジ
スタ11、アドレス指定レジスタ14、ページ指
定レジスタ51としては、それぞれ、8ビツト、
8ビツト、2ビツトのものが用いられ、マイクロ
プログラム記憶装置15のアドレスの各ページに
は次の各機能が割り当てられている。 (1) (00)、(01)ページ 作業領域として用いられ、命令読み出しルー
チン及び各処理ルーチンの2語目以下が格納さ
れる。 (2) (10)ページ 命令コードの第1回目のデコード領域として
割り当てられ、(A)型命令の各ルーチンの第1語
目及び(B)型命令の各アドレス計算ルーチンの第
1語目が格納される。 (3) (11)ページ (B)型命令の第2回目のデコード領域で、各実
行処理ルーチンの第1語目が格納される。命令
読み出しのマイクロルーチンでは、主記憶装置
から命令の1語を読み出して命令レジスタ11
に記憶する。読み出しルーチンを終了すると、
ページ指定レジスタ51には(10)がアドレス指定
レジスタ14には命令レジスタ11の内容がセ
ツトされて、(10)ページの命令コードに対応する
アドレスに分岐する。(A)型命令の場合、(10)ペー
ジの対応するアドレスから始まるマイクロルー
チンは各命令に対応する実行処理ルーチンとな
つており、各実行処理を終了して命令読み出し
ルーチンに戻る。(B)型命令の場合は(10)ページの
対応するアドレスからアドレス計算ルーチンが
始まる。アドレス計算ルーチンを終了すると、
ページ指定レジスタ51には(11)が、アドレス指
定レジスタ14には再び命令レジスタ11の同
じ内容がセツトされ、ページ指定レジスタ51
によつて指定された(11)ページの対応するアドレ
スに分岐する。(11)ページを第1語目とする各ル
ーチンは各命令に対する実行処理ルーチンとな
つており、実行処理を終えると命令読み出しル
ーチンに戻る。ここで、(B)型命令のアドレス計
算及び実行処理は複数の命令コードの共通する
処理であるから、(10)ページ及び(11)ページに分岐
する際複数のアドレス(命令コード)のマイク
ロ命令が同一の内容となる。本発明の方式では
このような場合にマイクロ命令が同一となる複
数のアドレス(命令コード)に対してマイクロ
プログラム記憶装置15の1語を割り当てるよ
うに構成し、実質的なマイクロプログラム記憶
装置15の容量の節減を図つている。第7図は
これを説明するために掲げたものでマイクロプ
ログラム記憶装置15の構成を示している。図
で×印はデコードしない部分を示す。マイクロ
プログラム記憶装置15はアドレス入力をデコ
ードして記憶装置の1語を指す信号を出力する
AND回路71と、AND回路71の出力によつ
て駆動され記憶装置の1語の内容を出力する
OR回路72からなる。尚、本実施例ではアド
レスとして命令コードをそのまま入力してい
る。従来一般の記憶装置のAND回路71はア
ドレス入力を完全にデコードして1つのアドレ
ス(命令コード)に記憶装置の1語を割り当て
るのが通例であるが、本発明の方式ではAND
回路71でのアドレスデコードを場合に応じて
部分的なものとする方法が効果的となる。すな
わち、(B)型命令で(10)ページの各アドレツシング
ルーチンに分岐する際にはアドレス(命令コー
ド)の上位2ビツトのページ指定部とそれに続
く3ビツトをデコードしアドレス(命令コー
ド)の下位5ビツトをデコードしないように構
成して下位5ビツトの異なるが、アドレス(命
令コード)の上位2ビツトのページ指定部とそ
れに続く命令レジスタ11からの上位3ビツト
は共通である。複数のアドレス(命令コード)
に対して記憶装置のただ1語を割り当てること
ができ、(11)ページではアドレスの(命令コー
ド)の上位2ビツトのページ指定部と下位の5
ビツトだけをデコードし、命令レジスタ11か
らの上位3ビツトはデコードしないように
AND回路71を構成すればよい。このような
方法は特にマイクロプログラム記憶装置として
読み出し専用メモリを用いる場合に、アドレス
デコーダの内容と記憶装置の内容を同時設計す
ることでより効果的なものとなる。 第8図は本発明の他の実施例を示すもので、第
5図と異なるのは補助ページ指定レジスタ81、
補助命令レジスタ82及びページ選択回路83を
有している点であり、さらに複雑な命令体系を効
率良く処理できる構成となつている。以下に各構
成要素とその機能を列挙する。 (1) 補助ページレジスタ81 4ビツト。ページ指定レジスタ51にセツト
するデータを保持する。マイクロプログラムで
あらかじめ任意の内容をセツトしておくことが
できる。 (2) 命令レジスタ11 8ビツト。主記憶から用み出された命令の1
語を保持する。 (3) 補助命令レジスタ82 8ビツト。命令レジスタ11と同様の機能を
持つ。命令レジスタを2個持つことでかなり複
雑な命令体系にも対応できる構造となつてい
る。このレジスタは付加的な機能として、マイ
クロ命令によつて任意のビツトのセツト、リセ
ツトが可能な構成となつている。この効果は後
に説明する。 (4) ページ選択回路83 ページ指定レジスタ51にセツトするデータ
を、補助ページ指定レジスタの内容とするか記
憶装置から読み出されたマイクロ命令のページ
制御部とするかを選択する回路で、マイクロ命
令からの選択信号で動作する。 (5) アドレス選択回路13 アドレスレジスタにセツトすべきデータを(i)
命令レジスタ11の出力、(ii)補助命令レジスタ
の出力、(iii)マイクロ命令のアドレス制御部、の
いずれにするかを選択する回路で、マイクロ命
令からの制御信号を受けて動作する。 (6) ページレジスタ51 4ビツト。マイクロプログラム記憶装置の12
ビツトアドレスの上位4ビツトを管理する。 (7) アドレスレジスタ14 8ビツト。記憶装置アドレスの下位8ビツト
を管理する。 (8) AND回路71 12ビツト×(記憶語数)。アドレスをデコード
して記憶装置の1語を指す。アドレス空間はア
ドレスの上位4ビツトが共通する領域(ペー
ジ)ごとに分類される。アドレスデコードは可
能な限り部分デコードとすることにより記憶装
置語数の減少を図つている。 (9) OR回路72 (記憶語数)×32ビツト。マイクロプログラ
ムを格納する。読み出し専用メモリである。 (10) マイクロ命令レジスタ16 マイクロプログラム記憶装置から読み出され
たマイクロ命令の演算制御部を保持する。 (11) マイクロデコーダ17 マイクロ命令レジスタ16の内容をデコード
し、他の演算回路やゲート回路に必要な制御信
号を発生する。 次に、対象とする命令体系を説明する。命令は
その処理方式の違いから次の5種に大別される。 (A) 命令コードに対応する実行ルーチンに直接分
岐するもの。 (B) オペランドアドレスの計算を行なつた後、対
応する実行ルーチンに分岐するもの。ここでア
ドレツシングモードは複数種類あつて、命令コ
ードに続く次の1語がアドレツシングモードを
規定している。 (C) 第1語目の命令コードがある特定の値のとき
は、さらに第1語に続く第2語目が新たな命令
を規定しておりその命令に対応する実行ルーチ
ンに分岐するもの。 (D) (C)に型の場合でオペランドアドレスの計算を
必要とするもの。ここでアドレツシングモード
は(B)の型と同一である。 (E) 命令コードに続く第2語目の各ビツトが対応
する処理の許可フラグとなつているもの。 以上の5種の命令に対する処理の流れを図示し
たものが第9図である。上記の命令を実行するた
めに、マイクロプログラム記憶装置のアドレス空
間は次のような機能が割り当てられている。 (1) (0000)、(0001)ページ 作業領域として用いられる。 (2) (0010)ページ 命令コードの第1語目のデコード領域。 (3) (0011)ページ (B)型命令において、アドレス計算後実行ルー
チンに分岐するためのデコード領域。 (4) (0100)ページ (C)及び(D)型命令の第2番目の命令コードのデ
コード領域。 (5) (0101)ページ (D)型命令において、アドレス計算後実行ルー
チンに分岐するためのデコード領域。 (6) (0110)ページ (E)型命令の実行ルーチン用のデコード領域。 (7) (0111)ページ アドレス計算用のデコード領域。 (1000)〜(1111)ページは未定義の予備領域
であつて、上記の命令体系では用いない。 次に、第8図及び第9図を用いて処理の流れを
説明する。 命令読み出しのマイクロルーチンでは、主記憶
から命令の1語を読み出して命令レジスタ11に
記憶する。読み出しルーチンを終了すると、ペー
ジレジスタ51には(0010)が、アドレス指定レ
ジスタ14には命令レジスタ11の内容がセツト
され、(0010)ページのいずれかに分岐する。(A)
型の命令では、(0010)ページが実行ルーチンの
先頭領域となつており、(0010)ページの対応す
るアドレスには実行ルーチンの第1語目のマイク
ロ命令が格納されている。各ルーチンの第2番目
以下では作業領域に格納される。(B)型の命令では
実行ルーチンに先立つてアドレス計算が行なわれ
る。ここで、アドレス計算ルーチンは(B)型及び(D)
型命令に共通するものであるが、アドレス計算機
の分岐先が異なる。これを効率良く処理する手段
として補助ページ指定レジスタ81が利用され
る。また、アドレス計算は、命令コードに続く次
の1語の内容によつてその処理が異なるが、命令
レジスタ11の内容は次の実行ルーチンに分岐す
る際の情報を含むものであるから保存しておく必
要がある。このためアドレス計算には補助命令レ
ジスタ82を用いる。したがつて、(0010)ペー
ジでの(B)型命令の処理は、命令コードに続く次の
1語を主記憶から読み出して補助命令レジスタ8
2にセツトし、補助ページ指定レジスタ81にア
ドレス計算後の分岐先ページ(0011)をセツトす
ることである。その後、補助命令レジスタの内容
をアドレスレジスタにセツトし(0111)ページの
各アドレツシングモードに対応するアドレス計算
ルーチンへ分岐する。アドレス計算ルーチンを終
了すると補助ページ指定レジスタ81の内容がペ
ージレジスタ51に、命令レジスタ11の内容が
アドレスレジスタ14にセツトされる結果、(B)型
命令では(0011)ページの、(D)型命令では
(0101)ページの各実行ルーチンに分岐する。(C)
型、(D)型命令は、第2番目の命令コードによつて
分岐する必要があるので、(0010)ページで(C)型
あるいは(D)型命令であることが解読されると、こ
こでの処理は命令コードに続く第2語目を主記憶
さら読み出して命令レジスタ11にセツトするこ
とである。その後命令レジスタ11の内容をアド
レス指定レジスタ14にセツトして(0100)ペー
ジに分岐する。(C)型命令の場合は(0100)ページ
が各実行ルーチンの先頭領域となつている。(D)型
命令の場合は、さらに続く次の1語を主記憶から
読み出して補助命令レジスタ82にセツトし、補
助ページ指定レジスタ81にアドレス計算後の分
岐先ページ(0101)をセツトして、その後補助命
令レジスタ82内容をアドレス指定レジスタ14
にセツトし(0111)ページの各アドレス計算ルー
チンに分岐する。(E)型命令の処理は命令コードに
続く第2番目の各ビツトに対してマイクロ命令の
条件ジヤンプを用いる方法もあるが、マイクロル
ーチンが長くなり処理速度が遅くなるという不利
益をもたらす。この問題を解決するものとして補
助命令レジスタ82のビツト単位のセツト、リセ
ツト機能を用いる。(0010)ページでの(B)型命令
の処理は、命令コードに続く第2番目を主記憶か
ら読み出して補助命令レジスタ82にセツトする
ことである。その後、補助命令レジスタ82の内
容をアドレス指定レジスタ14にセツトして
(0110)ページに分岐する(0110)ページは、第
10図に示す様に各ビツトに優先順位を設けたビ
ツト単位のデコードが行なわれ各ビツトに対応す
る実行ルーチンに分岐する。すべてのビツトが
“0”の場合の処理は何もしないで命令読み出し
ルーチンに戻ることである。各ビツトに対応する
実行ルーチンでは、そのビツトに対応する処理を
行なつたが後、補助命令レジスタ82の対応する
ビツトをリセツトする。その後再び、補助命令レ
ジスタ82の内容をアドレスレジスタ14にセツ
トして(0110)ページに分岐する。このようにマ
イクロプログラムを構成しておけば補助命令レジ
スタ82のすべてのビツトが“0”になるまで、
すなわち“1”のビツトに対応する処理がすべて
終了するまで、順次優先順位の高いビツトから処
理される。したがつて(E)型命令のような特殊な命
令に対しても本発明を用いる結果、少ない記憶語
数でかつ高速に処理できる。 以上のように図示した実施例によれば、命令レ
ジスタの内容を命令デコーダを介さず直接アドレ
ス指定レジスタにセツトする方式とすることで高
速化が図れ、マイクロ命令によつて制御できるペ
ージ指定レジスタを有することで複雑な命令体系
にも対応でき、命令デコード機能が記憶装置に集
約されることから柔軟な汎用性を有する。また、
記憶装置のアドレスデコーダが完全なデコードを
行なわないことで複数のアドレスに対して記憶装
置の1語を対応させることができ、補助ページレ
ジスタを有することで共通ルーチンを複数個所で
使用することができるため、記憶装置の容量を少
なくすることができる。さらに、マイクロ命令に
よつて補助命令レジスタの任意ビツトのセツト、
リセツトを可能とすることで、命令コードに続く
第2語目の各ビツトが対応する処理の許可フラグ
となつているような特殊命令を少ない記憶語数で
かつ高速に処理できる。 以上詳細に説明したように、本発明によれば、
限られた記憶容量で柔軟な汎用性を有するマイク
ロプログラム制御方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマイクロプログラム制御装置を
示すブロツク図、第2図はそのタイムチヤートを
示す図、第3図は従来のマツピング方式を示すブ
ロツク図、第4図はそのタイムチヤートを示す
図、第5図は本発明に係るマイクロプログラム制
御装置を示すブロツク図、第6図はそのタイムチ
ヤートを示す図、第7図及び第10図は記憶装置
の構成を示す説明図、第8図は第5図の若干詳し
いブロツク図、第9図は処理の流れを示す説明図
である。 14……アドレスレジスタ、51……ページレ
ジスタ、71……AND回路、81……補助ペー
ジレジスタ、82……補助命令レジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 与えられた命令にしたがつて、複数語を単位
    とする第1のページ領域と第2のページ領域とを
    含む複数のページ領域に分類してマイクロ命令を
    記憶し、アドレス入力をデコードしてマイクロ命
    令の1語を指す信号を出力する第1の回路と、上
    記第1の回路の出力によつて駆動されマイクロ命
    令の1語の内容を出力する第2の回路とからなる
    マイクロプログラムメモリと、 読み出されたマイクロ命令のアドレス制御部ま
    たは上記与えられた命令を取り込むことが出来る
    第1のレジスタと、 上記マイクロプログラムメモリ内の少なくとも
    上記第1のページ領域と上記第2のページ領域と
    のいずれか一つを指定選択するための読み出され
    たマイクロ命令のページ制御部を記憶する第2の
    レジスタと、を具備し、 上記第1のレジスタに記憶される上記与えられ
    た命令と上記第2のレジスタに記憶される上記第
    1のページ領域を指定選択する情報とを連結した
    ものを上記マイクロプログラムメモリの上記第1
    の回路のアドレスとして入力し、上記与えられた
    命令の所望の一部分と上記第1のページ領域を指
    定する情報とを上記第1の回路においてデコード
    し、上記マイクロプログラムメモリの上記第2の
    回路から第1のマイクロ命令を読み出して、 その後、 上記第1のレジスタに記憶される上記与えられ
    た命令と上記第2のレジスタに記憶される上記第
    2のページ領域を指定選択する情報とを連結した
    ものを上記マイクロプログラムメモリの上記第1
    の回路のアドレスとして入力し、上記与えられた
    命令の他の所望の一部分と上記第2のページ領域
    を指定する情報とを上記第1の回路においてデコ
    ードし、上記マイクロプログラムメモリの上記第
    2の回路から第2のマイクロ命令を読み出すこと
    を特徴とするマイクロプログラム制御方法。
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