JPS6346804B2 - - Google Patents

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JPS6346804B2
JPS6346804B2 JP7771880A JP7771880A JPS6346804B2 JP S6346804 B2 JPS6346804 B2 JP S6346804B2 JP 7771880 A JP7771880 A JP 7771880A JP 7771880 A JP7771880 A JP 7771880A JP S6346804 B2 JPS6346804 B2 JP S6346804B2
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
elastic body
rubber bearing
anchor member
reinforcing plate
Prior art date
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JP7771880A
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English (en)
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JPS573904A (en
Inventor
Kenji Fukuiri
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
Oiles Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oiles Industry Co Ltd filed Critical Oiles Industry Co Ltd
Priority to JP7771880A priority Critical patent/JPS573904A/ja
Publication of JPS573904A publication Critical patent/JPS573904A/ja
Publication of JPS6346804B2 publication Critical patent/JPS6346804B2/ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、橋梁、高架などに用いられるゴム支
承ならびに該ゴム支承の製造方法に関するもので
ある。
従来、ゴムパツド状のゴム支承は第1図および
第2図に示すように平板状のゴム弾性体1を補強
板(鋼板)2,2で補強した構成で、コンクリー
トよりなる橋桁などの上部構造Gと橋脚などの下
部構造Bとの間に1枚もしくは複数枚重ね合わせ
て、単に載置するかあるいは上下部構造G,Bと
補強板2,2との間にそれぞれ接着剤を塗布して
固定する態様で用いられることが多い。
しかしながら、該態様では上部構造Gに作用す
る水平力(水平方向の力)によつてゴム支承のズ
レを生じやすく、該ズレによつて支圧応力が変動
してゴム支承を損傷せしめるほか、上部構造Gに
偏荷重が作用して該上部構造Gをも損傷せしめる
などの問題がある。
一般に、ベアリングプレートを用いたすべり支
承やローラーを用いたころがり支承などの如く厚
肉の上下板を使用している支承においては、これ
らの問題を防止するため上下部構造G,Bに固定
するためのアンカーボルトを該上下板に溶接もし
くは螺着などの手段によつて突設せしめている
が、ゴム支承においては該ゴム支承の補強板が薄
肉であるため係る方法は適用できないのが実情で
ある。
また、該ゴム支承は上部構造Gあるいは上下部
構造G,Bが鋼製の橋梁には、コンクリート製の
橋梁に比して取付けがより困難となるため使用で
きないなどの不具合もある。
これらに鑑み、本発明者等は先にゴム支承の一
方の面もしくは両面に複数個の係止孔を穿設し、
該係止孔にフランジ部と円筒部を有するアンカー
部材を嵌合し、係止孔内で円筒部を変形させるこ
とによつてフランジ部と変形した該円筒部とで補
強板を上下方向に挾持せしめて、ゴム支承の一方
の面もしくは両面にアンカー部材を突設固定せし
めたゴム支承を提案した。
しかしながら、該態様においてはアンカー部材
を固定するための係止孔によつてゴム支承の支圧
能力が低下、すなわち該ゴム支承に作用する荷重
を支持する面積(支圧面積)が係止孔を設けない
ものに比し、該係止孔に相当する分だけ低下する
という不利益は免がれない。
また、ゴム弾性体に係止孔による切欠き効果に
よつて、該ゴム弾性体を損傷せしめる応力が生じ
やすくなるなどのため、ゴム支承の寸法をこれら
を許容し得るように大きくしなければならない問
題が残されており、十分とは言い難いものであ
る。本発明は、これらの問題点を解決するために
なされたもので、平板状のゴム弾性体の一方の面
もしくは両面に補強板を重層一体化せしめて補強
したゴム支承において、ゴム弾性体と一体化され
る補強板の一方もしくは両方に複数個の係合孔を
形成せしめ、該係合孔に一端に膨大部を有する棒
状のアンカー部材を、ゴム弾性体との接合面側に
該膨大部を係合させ、かつ他端を他面側より突出
せしめて配し、該補強板とアンカー部材をゴム弾
性体と一体成形せしめて密に接合することによつ
て、ゴム支承の一方の面もしくは両面にアンカー
部材を突設固定せしめてなるゴム支承ならびに該
ゴム支承の製造方法を提供するものである。
本発明で平板状のゴム弾性体とは、薄板状のも
のから厚板状もしくはブロツク状のものまで含む
ものであるが便宜上平板状とした。
また、棒状のアンカー部材とはゴム支承を上下
部構造G,Bに固定せしめる機能を有するものを
指すものである。
なお、アンカー部材はゴム支承と一体化され、
かつ上下部構造G,Bと当接する補強板のみに突
設固定するものであり、ゴム支承の一方の面にの
みに補強板がある場合においては該面に、かつゴ
ム支承の両面に補強板がある場合においては、一
方の面のみか、もしくは両面に突設固定する態様
が採られるものである。
そして、該補強板の係合孔はアンカー部材の一
端に形成された膨大部が係合し、かつ他端が突出
し得るたとえば円形、円錐形、段付形などの形状
に、補強板が厚肉であれば機械加工によつて、ま
た薄肉であればプレス加工によつて形成されるも
のである。
また、アンカー部材の膨大部は補強板に形成さ
れた係合孔に係合された状態で、その端面が望ま
しくは補強板と同一面かもしくは該面より若干突
出するようにたとえば、係合孔が円形あるいは段
付形であれば丸形あるいは平形に、また円錐形で
あればサラ形(円錐形)に形成されるものであ
る。そして、該アンカー部材は補強板の係合孔に
膨大部を係合せしめ、他端を他面側に突出するよ
うに配された後、補強板をゴム弾性体と該膨大部
が係合した面ならびに膨大部が該ゴム弾性体と密
に接合するように一体成形することによつて、換
言すればゴム支承を製造することによつて突設固
定され、該突出部分にアンカー機能を付与せしめ
るものである。
さらに、アンカー部材の突出部分に螺子部を形
成することにより、上下部構造G,Bがコンクリ
ート製の橋梁のみならず上部構造Gもしくは上下
部構造G,Bが鋼製の橋梁にも該螺子部をもつて
固定できるため適用できるものである。
以下、本発明の実施例を図面において詳細に説
明する。
10はゴム支承で、該ゴム支承10は平板状の
ゴム弾性体11と該ゴム弾性体11の両面に接着
などによつて重層一体化される補強板12,12
とから構成されている。
13……13はゴム支承10の一方の面(上面
あるいは下面)もしくは両面(上下面)を構成す
る補強板12,12に形成された複数個の係合孔
で、該係合孔13はその板厚を貫通する円錐状に
穿設されており、その大径部側をゴム弾性体11
との接合面とするものである。
14……14は一端に円錐状の膨大部15が形
成された棒状のアンカー部材で、該アンカー部材
14はその膨大部15を補強板の係合孔13に係
合させ、他端を突出せしめるものである。
つぎに、アンカー部材14のゴム支承10への
突設固定方法について詳述する。
すなわち、アンカー部材14〔第8図イ,b斜
視図参照〕は、あらかじめ機械加工により係合孔
13に形成された補強板12〔第8図イ,a参
照〕を、該係合孔13と合致する位置にアンカー
部材14が嵌装される下穴16を有する下金型1
7に該係合孔13の大径部側をゴム弾性体11と
接合するように配した後、その膨大部15を係合
孔13にゴム弾性体11側にして係合させ、他端
を下金型の下穴16に嵌装して配する〔第8図
イ,b参照〕。
しかる後、該下金型17内に配された補強板1
2およびアンカー部材14上にゴム弾性体11と
該ゴム弾性体11を挾持し、ゴム支承10の他方
の面を構成する係合孔13を設けない補強板12
を配し〔ゴム支承10の両面にアンカー部材14
を突設する場合は後述する手段が用いられる。〕
これらを上金型18で押圧〔第8図イ,c矢印
z〕して一体成形、いわゆる補強板12および膨
大部15をゴム弾性体11と加硫接着により密に
一体化せしめてゴム支承10を製造する〔第8図
c参照〕。
斯くゴム支承10を一体成形して製造した状態
で、アンカー部材14はその膨大部15を補強板
12の係合孔13に係合してゴム弾性体11と接
合せしめられ、他端を該補強板12上に突出する
ように固定されるものである〔第8図イ,d参
照〕。
斯くゴム支承10にアンカー部材14を突設固
定することにより、該ゴム支承10を寸法を大き
くすることなく製造でき、また該アンカー部材1
4をもつて上下部構造G,Bに強固に固定せしめ
られるため、該ゴム支承10に水平力による該上
下部構造G,Bとのズレが生ずることがないもの
である。
第5図および第6図は、アンカー部材14の固
定態様ならびに変形態様を示す他の実施例であ
る。すなわち、第5図はゴム支承10の両面にア
ンカー部材14を突設せしめた固定態様を示すも
ので、該態様は係合孔13を形成した補強板12
をゴム弾性体11の両面に配することによつて、
詳述すればゴム支承10を一体成形する下金型1
7および上金型18ともに補強板の係合孔13と
合致する位置にアンカー部材14が嵌装される下
穴16を形成し、アンカー部材14が係合せしめ
られた補強板12とゴム弾性体11を一体成形す
ることによつて製造せしめられるものである。
また、第6図はアンカー部材14の変形態様を
示すもので、膨大部15の他端側に螺子部19を
形成せしめたもので、該螺子部19にナツトを螺
着することによつて、種々の固定態様を採り得る
ものである。
さらに、第7図はアンカー部材14が係合する
係合孔13をプレス加工によつて形成せしめた補
強板12の実施例を示すもので、該補強板12を
用いたゴム支承10の製造方法を第8図ロにおい
て詳述する。
すなわち、補強板12に係合孔13をプレス加
工などによつて形成し〔第8図ロ,a′参照〕、該
補強板12を係合孔13に合致するように形成さ
れた下金型17に配した後、アンカー部材14を
配し〔第8図ロ,b′参照〕、ゴム弾性体11と密
に一体成形して〔第8図ロ,c′参照〕、アンカー
部材14をゴム支承10に突設固定せしめるもの
である〔第8図ロ,d′参照〕。
なお、本実施例ではゴム支承10の両面に補強
板12を配したものについてのみ述べたが、一方
の面のみ補強板12があるいは一方の面にはすべ
り板が他方の面には補強板12を有する構造のゴ
ム支承10においても、該補強板12が配された
部分には同様に該方法が適用されるものである。
また、第9図から第11図は本発明のゴム支承
10の橋梁への適用例を示すものである。
すなわち、第9図は一方の面にアンカー部材1
4が突設固定されたゴム支承10を、上下部構造
G,Bがコンクリート製の橋梁に載置固定した適
用例を示すものである。
また、第10図は突出部分に螺子部19を有す
るアンカー部材14が両面に突設固定されたゴム
支承10を、上下部構造G,Bが鋼製の橋梁に該
アンカー部材14の螺子部19が設けられた突出
部分を上下部構造G,Bの固定孔20,20に嵌
装し、かつ該螺子部19にナツト21,21を螺
着することにより固定した適用例を示すものであ
る。
さらに、第11図は第10図に示した実施例の
変形態様で、上部構造Gが鋼製、下部構造Bがコ
ンクリート製で、かつ上向きの力が作用する橋梁
への適用例を示すものである。
すなわち、上部構造Gにはソールプレート22
を介して固定し、下部構造Bに対しては、該下部
構造Bに埋設固定されたアンカーボルト23,2
3によつて、ソールプレート22に係合して上向
きの力を係止するサイドブロツク24,24とと
もに固定されるベースプレート25に固定せしめ
るものである。
本発明は上述の構成よりなり、ゴム支承ならび
に上部構造を損傷せしめるような水平力によるゴ
ム支承と上下部構造とのズレを防止できるととも
に、該ゴム支承へのアンカー部材の固定もゴム支
承の製造時に行なわれるため作業性が向上し、か
つ種々の固定態様が採り得るため施工性にすぐ
れ、また該アンカー部材を支承機能を損なうこと
なく固定できるため、従来のものと同一の寸法形
状にできるなど多大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、従来のゴム支承の設置
状態を示す一部縦断面図、第3図は、本発明のゴ
ム支承の構造を示す一部縦断面図、第4図は、本
発明のゴム支承の平面図、第5図から第7図は、
他の実施例のゴム支承の構造を示す一部縦断面
図、第8図イは、本発明のゴム支承の製造工程を
示す一部縦断説明図、第8図ロは、本発明のゴム
支承の他の実施例の製造工程を示す一部縦断説明
図、第9図から第11図は、本発明のゴム支承の
設置状態を示す一部縦断面図である。 10:ゴム支承、11:ゴム弾性体、12:補
強板、13:係合孔、14:アンカー部材、1
5:膨大部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゴム弾性体の一方の面もしくは両面に補強板
    を重層一体化せしめて補強したゴム支承におい
    て、該ゴム支承の一方の面もしくは両面に一端に
    膨大部を有する棒状のアンカー部材を、補強板に
    形成せしめた係合孔に該膨大部を係合させ、かつ
    ゴム弾性体と密に接合せしめて突設固定せしめて
    なるゴム支承。 2 ゴム弾性体の一方の面もしくは両面に補強板
    を重層一体化せしめて補強したゴム支承の製造方
    法において、ゴム弾性体と一体化される補強板の
    一方もしくは両方に複数個の係合孔を形成せし
    め、該係合孔に一端に膨大部を有する棒状のアン
    カー部材を、ゴム弾性体との接合面側に該膨大部
    を係合させ、かつ他端を他面側より突出せしめて
    配し、該補強板とアンカー部材をゴム弾性体と一
    体成形せしめて密に接合することによつて、ゴム
    支承の一方の面もしくは両面にアンカー部材を突
    設固定せしめてなるゴム支承の製造方法。
JP7771880A 1980-06-11 1980-06-11 Production of rubber support Granted JPS573904A (en)

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JP2008280797A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Nitta Ind Corp 高面圧鉛直荷重支持体、これを用いた支承装置およびその据え付け方法

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