JPS5935607Y2 - 支承構造 - Google Patents

支承構造

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JPS5935607Y2
JPS5935607Y2 JP16025781U JP16025781U JPS5935607Y2 JP S5935607 Y2 JPS5935607 Y2 JP S5935607Y2 JP 16025781 U JP16025781 U JP 16025781U JP 16025781 U JP16025781 U JP 16025781U JP S5935607 Y2 JPS5935607 Y2 JP S5935607Y2
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JP
Japan
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shoe
bearing
support structure
bearing member
parts
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JP16025781U
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JPS5869011U (ja
Inventor
博 多田
壮一郎 川原
Original Assignee
オイレス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート製の橋梁、高架などに用いられる
支承構造、とくに該支承構造を構成する上下部の改良に
関するものである。
一般に橋梁、高架に用いられる支承の上下部は、該支承
に作用する外力により支圧部材に発生する応力お・よび
支承と橋桁などの上部構造ならびに橋脚などの下部構造
との接合部に生ずる応力が許容値内に収まるように設計
されている。
詳述すれば、第1図に示す支承にお・いて、上部構造G
に固定される上沓1と下部構造Bに固定される下沓2な
らびに該上下部1,2間に配される支圧部材3は、その
形状を円形とした場合、初めに該支圧部材3の支圧面直
径dが支圧部材3の許容支圧応力σa1と支承に作用す
る外力(垂直反応)Rにより決定される。
ついで、下沓2お゛よび上沓1の支圧面直径りが下部構
造Bおよび上部構造Gの許容支圧応力(龜2)と垂直反
力Rにより決定される。
そして、一般には支圧部材3が高強度の材料で、また上
下部構造G、Bがコンクリート材料で構成されるため、
その許容支圧応力はσal>σa2となり、その直径も
必然的にd<Dとなり、かつまた通常鋳鋼、鋼材などで
構成される下沓2お・よび上沓1の肉厚t〔以下、上下
部1,2は同一手法で設計されるため、便宜上下沓2の
みで説明する。
〕は、垂直反力Rによる支圧が下沓2が変形することな
く該下沓2と下部構造Bの支圧面で均等に分布せしめら
れるようにするため、下沓2の端縁部において、支圧部
材3よりの荷重分力線(PQ)が該端縁部内に位置する
ように、該支圧部材3と下沓2間の寸法差b (b=D
−d/2)に対し、t:b=1:1またはt : b=
i :2.5以上の厚さを与えることが要求される。
しかしながら、このような観点から決められた肉厚tは
、該下沓2が下部構造Bの許容支圧応力(σa2)内に
支圧を均等に分布させるために必要な下沓2の端縁部の
厚さであるにもかかわらず、該下沓2の支圧面全体に一
様に付加されている。
換言すれば、下沓2の肉厚tが端縁部の厚さを基準にし
て一様に設けられるため、その底部の厚さが下沓2に働
く曲げ力(図中X線部分)に対して、その曲げ応力(σ
b1)を下沓2の許容応力(σb2)内に収めるために
必要な肉厚t′ よりも大きくなり、該下沓2の底部肉
厚が必要以上の厚さく t ” )(t”=t−t’)
を付加して設計されていることになる。
このため、このような傾向は下沓2に許容応力(σb2
)の大きい材料を使用するほど大となり、該下沓2の重
量増加、さらには製作お・よび設置時の取扱いの煩雑さ
を招き、かつ価格が増加するなどの不具合がある。
本考案は、これらの不具合を解決するため、上下部の端
縁部を上下部構造の許容支圧応力より求めた所定の肉厚
とし、他の部分いわゆる支圧部材より生ずる荷重分力線
内を上下部の許容応力より求めた肉厚とした支承構造を
得るものである。
すなわち、橋桁などの上部構造に固定される上沓と橋脚
などの下部構造に固定される下沓と該上下部間に支圧部
材を配してなる支承構造において上沓の上面および下沓
の下面に端縁部を残した凹部をその凹縁部を支圧部材よ
りの荷重分力線内に位置せしめで設け、該凹部を上下部
構造と上下部とを密着せしめるモルタル充填部とするこ
とを特徴とした支承構造を提供するものであり、従来の
上下部に比し、1駄肉部分を除去することによって軽量
で製作ならびに設置時の取扱いを容易にするとともに、
凹部により上下部と上下部構造との密着性を向上せしめ
ることができ、かつ価格を低減できるものである。
なお、本考案においで支承構造の支圧部材とは上下部間
に配されて上部構造に作用する荷重を支持し、かつ該上
部構造の伸縮ならびに傾きを上下部との摺接もしくは支
圧部材自身の変形で逃がすものを言い、一般に用いられ
ているゴム弾性体、ベアリングプレート、ローラーなど
を指すものである。
以下、本考案の実施例を図面において詳細に説明する。
10は支承構造を構成する橋桁などの上部構造Gにアン
カーボルト11.11などによって固定される上沓で、
該上沓10はその上面12に荷重分力を該上部構造Gの
許容支圧応力度内で支持する厚肉の端縁部13を残して
、他の部分を薄肉とする凹部14が該凹縁部15を荷重
分力線内に位置せしめて形成されている。
16は支承構造を構成する橋脚などの下部構造Bにアン
カーボルト1乙17などによって固定される下沓で、該
下沓16はその下面18に荷重分力を該下部構造Bの許
容支圧応力度内で支持する厚肉の端縁部19を残して、
他の部分を薄肉とする凹部20が該凹縁部21を荷重分
力線内に位置せしめて形成されている。
22は該下沓16の上面に形成された円形凹部、23は
該円形凹部22に収納されたゴム弾性体よりなる支圧部
材、24は上沓10の下面に形成された凸部で該凸部2
4は支圧部材24を押圧するように下沓の円形凹部22
に嵌合され、その押圧でゴム弾性体を変形させて上部構
造Gの傾きを逃がすものである。
25は該上下部の四部14.20に充填されたモルタル
である。
本考案は上述の構成よりなり、作用する荷重に応じて上
下部の上下面に所定厚さの端縁部を残して凹部を形成し
て1駄肉を除去することにより、上下部構造の支圧応力
が許容値内に入るように上下部の肉厚を理想値にできる
ため、該上下部を軽量化でき、製作ならびに設置時の取
扱いを容易にできるとともに凹部をモルタル充填部とす
ることにより上下部と上下部構造との密着性を向上せし
めることができ、また価格を低減せしめられるなど実用
上多大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、支承構造を構成する上下部の作用荷重による
寸法決定説明図、第2図は、本考案の支承構造を示す断
面図、第3図は、その分解斜視図である。 10:上沓、12:上面、13.19:端縁部、14.
20:凹部、15.21:凹縁部、16:下沓、18:
下面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 橋桁などの上部構造に固定される上沓と橋脚などの下部
    構造に固定される下沓と該上下部間に支圧部材を配して
    なる支承構造において、該上沓の上面および該下沓の下
    面に端縁部を残した凹部をその凹縁部を支圧部材よりの
    荷重分力線内に位置せしめて設け、該凹部を上下部構造
    と上下部とを密着せしめるモルタル充填部とすることを
    特徴とした支承構造。
JP16025781U 1981-10-29 1981-10-29 支承構造 Expired JPS5935607Y2 (ja)

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JP16025781U JPS5935607Y2 (ja) 1981-10-29 1981-10-29 支承構造

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JP16025781U JPS5935607Y2 (ja) 1981-10-29 1981-10-29 支承構造

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Publication Number Publication Date
JPS5869011U JPS5869011U (ja) 1983-05-11
JPS5935607Y2 true JPS5935607Y2 (ja) 1984-10-02

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ID=29952672

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JP16025781U Expired JPS5935607Y2 (ja) 1981-10-29 1981-10-29 支承構造

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JP5646845B2 (ja) * 2009-12-24 2014-12-24 株式会社ブリヂストン 橋桁支持装置

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JPS5869011U (ja) 1983-05-11

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