JPS6346775Y2 - - Google Patents

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JPS6346775Y2
JPS6346775Y2 JP11281083U JP11281083U JPS6346775Y2 JP S6346775 Y2 JPS6346775 Y2 JP S6346775Y2 JP 11281083 U JP11281083 U JP 11281083U JP 11281083 U JP11281083 U JP 11281083U JP S6346775 Y2 JPS6346775 Y2 JP S6346775Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
seat
chamber
opening
Prior art date
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JP11281083U
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JPS6021072U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、弁体の摺動を円滑に案内しうる弁装
置に関する。
例えば原子力設備等で用いられる装置は、放射
能汚染された流体を取扱うため、漏洩のないこ
と、定期的なシール交換が迅速に行なえること等
が要求される。特にシール構造については作業者
の被爆環境下での作業時間をできるだけ短縮する
ため、迅速なシール交換が可能な構造が要求され
る。
しかるに、例えば第1図に示した従来の弁装置
1は、弁本体2(ねじ孔2a及びザグリ孔2b、
断面円形の弁室2cを有する)に流体流路3及び
弁座4を有し、弁本体2上面に蓋5(孔5aを有
する)がボトル6を孔5aを介してねじ孔2aに
螺入させて固着され、ザグリ孔2bに弁本体2及
び蓋5間のシールを行なうOリング7が介装され
る。蓋5には上下方向摺動自在の弁軸8が挿通さ
れる。弁体9は断面四角形の楔状をなして弁座4
間に配され、弁体9上端の係合凹部9aが弁軸8
下端の係合凸部8aに別体回転可能に且つ一体的
上下動しうるよう係合連結される。又弁体9は第
2図、第3図の如く、弁室2c内周の四隅に刻設
した溝10に嵌合される。又弁軸保持部材11は
弁本体2に螺入しており、その下端にはバツクシ
ート弁座11aを有し、弁軸8は弁軸保持部材1
1の螺子部11bに螺合し弁体9の上方にバツク
シート弁体部8bを有する。したがつて、このバ
ツクシート弁体部8bは弁体9が弁座4より離座
し上昇すると上記バツクシート弁座11aに圧着
しバツクシート弁座11aを塞ぎ閉状態にする。
また蓋5及び弁軸8間はOリング12、バツクア
ツプリング13によりシールされ更に弁軸8のカ
ジリ防止用にテープ14を介在させる。又弁軸8
上端にハンドル15が取付けられる。
弁装置1において、定期点検時にOリング7,
12を交換するには、ハンドル15の操作により
弁軸8を上動限位置に変位させて弁装置1を全開
とすると、バツクシート弁座11aに当接して螺
子部11bの螺子部分が完全にシールされ、かつ
弁軸保持部材11の外周部は上記メタルコンタク
ト及びOリング7により二重シールされている。
又ハンドル15を操作して弁軸8を回転させる
と、弁軸8は上記螺合により上下動し、弁体8は
四隅の溝10によりそれ自体非回転のまま案内さ
れて弁軸と一体的に上下動する。そして弁体9は
第1図の如き下動限に至ると、弁座4の開口部を
全閉して完全に着座閉弁せしめ、又第2図の如き
上動限に至ると、上記開口部を全開するよう完全
に離座する。
このとき弁体9は上下動中は常に溝10により
案内されて回動ズレを防止されその上動限位置に
おいても弁座4間に対応する位置から脱落しない
ようになつている。
ここで、第2図中弁体9下端は、開口ボス部4
aに対し、上下方向に開口ボス部4aの半径方向
厚さより小なる若干寸法a分オーバーラツプし且
つ横方向に寸法bオーバーラツプしているものと
する。尚上動時の弁体9の下端が流路3に進入し
たままであると、この部分が流体抵抗になつてし
まうが上記の如き寸法aの設定によりこれを防止
するようにしている。
しかるに、上記従来例によれば弁室2cの四隅
の溝10はプレスにより塑性加工で形成している
ため、正確な加工精度を維持することが困難であ
り、加工、寸法補正が面倒であると共に、この精
度が維持されないと弁体9の円滑な上下動ができ
なくなり性能上問題が生ずるという欠点があつ
た。
本考案は弁体を直接弁室の内周で案内させると
共に、弁体の下端に一体的に突設した回動規制部
により特に弁体の上動限位置における自由回動に
よる脱落を防止するようにし、上記四隅の溝の加
工を不要として、上記欠点を除去した弁装置を提
供することを目的とする。
そのための構成は、流路及びその途中の弁室を
有する弁本体と、該弁本体の流路の該弁室側開口
部に設けられた弁座と、該弁室内に配され該弁座
に離着座して流路を開閉弁しうる弁体と、該弁体
に連結されて該弁本体に支持されており、その回
転操作により該弁体は非回転のままで該弁体と共
に上下動し上記開閉弁を行なわしめる弁軸とから
なり、前記弁体の下端に、該弁体がその開弁動作
限界時に該弁座から外れないよう、該弁座の開口
部の周縁により接触規制される規制部を一体的に
設けた構成としてなるものである。
次に、その一実施例につき説明する。
第4図は本考案になる弁装置の一実施例の縦断
面図、第5図及び第6図は夫々第4図中−線
に沿う縦断矢視図、及び−線に沿う横断矢視
図である。各図中第1図〜第3図と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
図中、弁装置21の断面円形の弁室2cは、第
5図、第6図の如く、四隅の溝を何ら設けられて
いない。
弁体9′は第4図〜第6図の如く断面小判形の
楔状をなし、その両側テーパ部9bが弁座4間に
嵌入して閉弁を行ない且つその両端円弧部9cが
弁室2c内周に嵌合している。
又弁体22は第5図の上動限位置図に示す如
く、従来の弁体9の下面に相当する線Xから寸法
c下方に突設された回動規制部9dを一体的に有
する。この回動規制部9dは下端に円弧形凹部9
eを有する。
この弁装置21において、ハンドル15の操作
により弁軸8を回転させ弁体9′と一体的に上動
させる。すると、弁体9′はその上動途中におい
ては、両側テーパ部9bが一対の弁座4の開口ボ
ス部4aに当接規制され僅少角度の回動ズレを許
容されるのみで非回動のままで上昇する。この点
は従来例と同様である。
そして弁体9′が第5図の上動限位置に至ると、
回動規制部9dの円弧形凹部9e上端の弁座4の
開口ボス部4aに対する上下方向オーバーラツプ
寸法がaの状態となり、完全に開弁する。このと
き上記円弧形凹部9eの周縁が開口ボス部4aに
対し同心状態となり且つ所定角度範囲にわたつて
オーバーラツプする。
従つて、弁体9′は開口ボス部を4aに対し上
下方向には円弧形凹部9eの左右端において夫々
上下方向に最大寸法d及び横方向に最大寸法eオ
ーバーラツプする。この寸法d,eは夫々従来の
第2図の対応寸法a,bよりかなり大きい。従つ
て、寸法dが大なることにより、弁体9′が万一
過度に上昇しても脱落を起し難いし、又寸法eが
大なることにより弁体9′が上動限位置で自由回
動しうる範囲も回動規制部9dが直ちに弁座4に
当接して僅少角度に制限され、この点でも脱落を
生じ難い。尚弁体9′が上記僅少角度のみ回動し
てしまうことは実用上何ら差支えない。
従つて、弁体9′に回動規制部9dを設けるこ
とにより、第2図の溝10がなくとも弁体9′は
上動限位置における脱落を生じることはないた
め、溝10を必要としない分製作工数を低減しう
る。
又弁体9′の上下動時には両端円弧形部9cが
夫々弁室2cの内周に比較的大なる角度範囲にわ
たり対応した状態であるため弁体9の上下動時の
姿勢の保持も安定しており、上下動が円滑化す
る。
上述の如く、本考案になる弁装置は、弁体を弁
室の内周により直接案内させると共に、弁体の下
端に一体的に突設した規制部によりその上動限位
置における回動を規制して弁座から脱落をしない
ようにしているため、弁室の内周に弁体の案内用
溝を加工する面倒がなくなり、製作工数を低減し
うると共に、弁体が上記弁室内周により案内され
ることにより、円滑に上下動を行ない性能を向上
しうる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は弁装置の従来例の縦断面図、第2図及
び第3図は夫々第1図中−線に沿う縦断矢視
図、及び−線に沿う横断矢視図、第4図は本
考案になる弁装置の一実施例の縦断面図、第5図
及び第6図は夫々第4図中−線に沿う縦断矢
視図、及び−線に沿う横断矢視図である。 1,21……弁装置、2……弁本体、2c……
弁室、3……流路、4……弁座、4a……開口ボ
ス部、5……蓋、8……弁軸、9,9′……弁体、
9b……テーパ部、9c……円弧部、9d……回
動規制部、9e……円弧形凹部、10……溝、1
1……弁軸保持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流路及びその途中の弁室を有する弁本体と、該
    弁本体の流路の該弁室側開口部に設けられた弁座
    と、該弁室内に配され該弁座に離着座して流路を
    開閉弁しうる弁体と、該弁体に連結されて該弁本
    体に支持されており、その回転操作により該弁体
    は非回転のままで該弁体と共に上下動し上記開閉
    弁を行なわしめる弁軸とからなり、前記弁体の下
    端に、該弁体がその開弁動作限界時に該弁座から
    外れないよう、該弁座の開口部の周縁により接触
    規制される規制部を一体的に設けた構成としてな
    る弁装置。
JP11281083U 1983-07-20 1983-07-20 弁装置 Granted JPS6021072U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11281083U JPS6021072U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 弁装置

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JP11281083U JPS6021072U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6021072U JPS6021072U (ja) 1985-02-13
JPS6346775Y2 true JPS6346775Y2 (ja) 1988-12-05

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ID=30261380

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JP11281083U Granted JPS6021072U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 弁装置

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