JPS6120382Y2 - - Google Patents

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JPS6120382Y2
JPS6120382Y2 JP1980117335U JP11733580U JPS6120382Y2 JP S6120382 Y2 JPS6120382 Y2 JP S6120382Y2 JP 1980117335 U JP1980117335 U JP 1980117335U JP 11733580 U JP11733580 U JP 11733580U JP S6120382 Y2 JPS6120382 Y2 JP S6120382Y2
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JP
Japan
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case
rotating member
rotating
protrusion
shaft
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JP1980117335U
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JPS5740779U (ja
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  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は比較的小型のバタフライ弁、ボール
弁などの弁体開閉装置の改良に関するものであ
る。
従来のこの種の装置としては、この考案の出願
人によつて出願されたもの、(実開昭51−10282号
公報)があるが、このものにあつては弁軸に、回
動力のほか回動軸に螺合する部材の上下動の影響
でスラストが作用し、弁軸のスラストを受ける対
策を施す必要があり、また回動部材(リードの大
きい多条ねじに回動される部材)が回動と上下動
を行うため、その組立てに際しては、弁本体を組
立ててから前記回動部材を弁軸に固定し、それか
ら開閉装置の各部材を組込まねばならず、弁本体
と開閉装置を別々に組立てた後、両者を結合して
組立てを完了する、いわゆる弁体開閉装置のユニ
ツト化ができなかつた。しかも、使用中に多条ね
じが摩耗すれば弁体の全開、全閉の正確な位置決
めが行われなくなり、シールが完全とならないな
どの欠点があつた。
この考案は上記従来のもののもつ欠点を排除す
ることができる弁体開閉装置を提供することを目
的とするものである。
前記目的を達成するため、この考案の弁体開閉
装置は、次のような構成を採つたことを特徴とす
る。すなわち、上端が開口した有底ケースの上端
開口部にケースカバーを着脱自在に取付けた前記
ケース内の中心部に回動軸を、ケースカバーで軸
支して縦向きに設けるとともに、この回動軸に上
下端が開口した円筒状滑動部材の上部を比較的リ
ード角の小さいねじで螺合し、この滑動部材の外
面にケースの内面に設けた垂直案内溝に摺嵌する
半径方向に突出した突起を設け、前記回動軸を回
動することによつて滑動部材が前記突起と垂直案
内溝との摺嵌により回動を阻止されて上下に移動
するようになつており、前記滑動部材の下部に前
記回動軸の下方に縦向きに配置した下端開口の円
筒状回動部材の上部をリード角の大きい多条のね
じで螺合し、この回動部材の外周に平面からみて
その延長線が互いに直角に交わる2つの端面を有
する突部を設け、この突部の一方の端面と全閉状
態でケース内に突出した先端面が当接するボル
ト、及び前記突起の他方の端面と全開状態でケー
ス内に突出した先端面が当接するボルトをそれぞ
れケースを貫通して横向きに進退可能に螺合し、
前記回動部材の下部をケースの底部で軸支し、ま
た前記回動軸とケースカバー間、及び回動部材と
ケース間に第1、第2スラスト軸受を配設すると
ともに、前記回動軸の下端面と回動部材の上端面
との間に第3スラスト軸受を配設し、前記軸支し
た回動部材の下端開口部を弁箱から突出した弁軸
の上部に、両者が相対的に回動しないように軸線
方向に着脱自在に摺嵌して結合し、前記回動軸の
回動による滑動部材の上下移動を、滑動部材と回
動部材のリード角の大きいねじにより回転運動に
変換して回動部材に伝え、該回動部材の回動によ
り弁箱を回動するようになしたことである。
前記のように、ケース内における回動軸と回動
部材はその軸線方向の移動が第1、第2スラスト
軸受及び第3スラスト軸受によつて拘束されるた
め、弁軸にスラストが作用することがなく、弁軸
のスラストを受ける対策を施す必要が全くない。
また、前記構成によれば、例えばケースカバーに
軸支した回動軸に滑動部材を螺合するとともに、
この滑動部材に回動部材を螺合させ、さらにこの
回動部材、滑動部材及び回動軸を覆うようにケー
スを嵌挿し、回動部材の下部を、滑動部材の突起
をケースの垂直案内溝に摺嵌させてケースの底部
で軸支し、そのうえでこのケースの上端とケース
カバーの下端を突き合せて開閉装置を組立てる。
そして、このように組立てた開閉装置の回動部材
の下端開口部を弁箱から突出した弁軸の上部に結
合する。したがつて、弁本体と開閉装置を別々に
組立て、その後両者を設置場所において短時間
で、しかも簡単な作業で結合して組立てることが
可能となり、弁体開閉装置のユニツト化ができ
る。さらに全閉、全開状態における弁体の位置決
めを回動部材に設けた突部の2つの端面とこれに
先端面が当接する2つのボルトで行なうことがで
き、しかもボルトはケースに進退可能に螺合して
いるので、開閉装置を分解しなくとも該ボルトを
進退させることによつて、弁体の全閉、全開位置
での突起の端面への当接位置の調整ができ、した
がつて弁体の全閉全開の正確な位置決めができて
シールを完全に行なうことができるという効果が
ある。
以下、この考案の一実施例を説明する。
図面はバタフライ弁に実施した例を示し、1は
バタフライ弁の弁軸で、その上部にセレーシヨン
2を設けている。3はこのセレーシヨン2と嵌合
するセレーシヨン4を有する回動部材で、その外
面の一部に円周方向に沿つて突出した突起5を一
体に設けるとともに、上部にリード角の大きい多
条雄ねじ6を設けている。突起5は、その延長線
が平面からみて互いに直角に交わる端面5a,5
bを有していて、この端面をケース7の座8に配
設したボルト9,10の先端部に当接させて弁体
11の全開、全閉の位置決めができるようになつ
ている。12は下部に前記雄ねじ6と噛合する多
条雌ねじ13を有し、かつ上部に回動軸14のリ
ード角の小さい雄ねじ15と噛合する雌ねじ16
を有する滑動部材で、その外面の相対向する位置
に、ケース7の内面に設けた垂直案内溝17に摺
動可能に嵌み合う突起18を一体に設けている。
19は回動部材3の頂部に配設されたスペース軸
受で、回動軸14との相対向する位置に配設され
ている。20,21はケースカバー22と回動軸
14の鍔部23の間、及びケース7の内鍔部24
と回動部材3の下面の間にそれぞれ配設されたス
ラスト軸受で、前記両部材3,14の軸線方向の
移動を阻止し、かつそのスラストを防止する役目
を付与されている。尚、図中25は座8に穿設し
たねじ穴、26はナツト、27は弁箱、28はシ
ートリング、29は座金、A,A′は流路を示
す。
この考案は上記の構成からなり、回動軸14を
回動すると該回動軸14に螺合している滑動部材
12は、その突起18が垂直案内溝17に摺嵌し
回動を阻止されているので、軸線方向に移動(上
下動)する。この滑動部材12の移動に伴つて、
同部材12のリード角の大きい多条雌ねじ13と
噛合する多条雄ねじ6を有する回動部材3は軸線
方向の移動が阻止されているので回動し、弁軸1
を介して弁体11を任意の開度に回動することと
なる。この際、スペース軸受19が回動軸14の
下面と当接し、しかもスラスト軸受20,21が
回動軸14及び回動部材3のスラストを受けて、
これを緩和するので作動が円滑に行われる。また
流体によつて弁体11に回動力が作用しても、該
回動力はセレーシヨン2,4を介して回動部材3
に伝えられ、しかもこの回動部材3の多条雄ねじ
6を介して滑動部材12を回動させようとする
が、滑動部材12は前記のように突起18がケー
ス7の垂直案内溝17に摺嵌していて回動するこ
とがないので、その力は滑動部材12を上下動さ
せようとする分力を生ずる。しかし、該滑動部材
12と回動軸14とはねじ15,16で螺合して
おり、このねじ15,16のセルフロツキング作
用によつて上動を阻止されているため、弁体11
は回動軸14が回動しない限り妄りに回動するこ
とがない。
また弁体11の全開、全閉の位置決めは突起5
の端面5a,5bとボルト9,10の先端部が当
接することによつて行い、端面5aにボルト9の
先端部が当接したとき全開とすれば、端面5bと
ボルト10の先端部が当接したときは全閉とな
る。そして、当接位置の調整はナツト26をゆる
め、ボルト9,10を回して行い、ナツト26を
締め付けるとボルト9,10は座8に固定され
る。弁体11の位置決めを、このように突起5の
端面5a,5bとボルト9,10のストツパ作用
により行うことにより、開閉装置を分解すること
なく正確に行うことができ、多条ねじ6,13の
噛み合いが使用中摩耗して噛み合い位置が変つて
も、弁体11は正確に位置決めされるからシール
が完全になされ、永年使用が可能となる。
尚、上記実施例では弁軸1と回動部材3の結合
をセレーシヨン2,4を介して行なつているが、
これに限定するものではなく、回動力を軸線方向
に伝達し、かつ着脱自在なものであれば、他にス
プライン、キーとキー溝、角軸と角穴などでもよ
い。
第5図は他の実施例を示すもので、回動部材3
の頂部に突部34を設け、この突部34にスラス
トボール(ローラ)軸受35を配設し、また回動
軸14の下端に該軸受35の一側レース35aを
受け入れる凹部36を設けたものであり、さらに
これと同様の軸受35を図示しないが、前記スラ
スト軸受20,21に代えて用いている。その他
の構成は前記実施例と同一であるのでその説明は
省略する。このようにスラストボール(ローラ)
軸受35を用いると、回動軸14及び回動部材3
の回動がさらに円滑に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の縦断面図、第2図は要部の縦断
面図、第3図は第2図の−線に沿う横断面
図、第4図は第2図の−線に沿う横断面図、
第5図は他の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。 1……弁軸、2,4……セレーシヨン、3……
回動部材、5……突起、6,13……多条ねじ、
7……ケース、11……弁体、12……滑動部
材、14……回動軸、15,16……ねじ、17
……垂直案内溝、18……突起、19……スペー
ス軸受、20,21……スラスト軸受、35……
スラストボール(ローラ)軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端が開口した有底ケースの上端開口部にケー
    スカバーを着脱自在に取付けた前記ケース内の中
    心部に回動軸を、ケースカバーで軸支して縦向き
    に設けるとともに、この回動軸に上下端が開口し
    た円筒状滑動部材の上部を比較的リード角の小さ
    いねじで螺合し、この滑動部材の外面にケースの
    内面に設けた垂直案内溝に摺嵌する半径方向に突
    出した突起を設け、前記回動軸を回動することに
    よつて滑動部材が前記突起と垂直案内溝との摺嵌
    により回動を阻止されて上下に移動するようにな
    つており、前記滑動部材の下部に前記回動軸の下
    方に縦向きに配置した下端開口の円筒状回動部材
    の上部をリード角の大きい多条のねじで螺合し、
    この回動部材の外周に平面からみてその延長線が
    互いに直角に交わる2つの端面を有する突部を設
    け、この突部の一方の端面と全閉状態でケース内
    に突出した先端面が当接するボルト、及び前記突
    起の他方の端面と全開状態でケース内に突出した
    先端面が当接するボルトをそれぞれケースを貫通
    して横向きに進退可能に螺合し、前記回動部材の
    下部をケースの底部で軸支し、また前記回動軸と
    ケースカバー間、及び回動部材とケース間に第
    1、第2スラスト軸受を配設するとともに、前記
    回動軸の下端面と回動部材の上端面との間に第3
    スラスト軸受を配設し、前記軸支した回動部材の
    下端開口部を弁箱から突出した弁軸の上部に、両
    者が相対的に回動しないように軸線方向に着脱自
    在に摺嵌して結合し、前記回動軸の回動による滑
    動部材の上下移動を、滑動部材と回動部材のリー
    ド角の大きいねじにより回転運動に変換して回動
    部材に伝え、該回動部材の回動により弁軸を回動
    するように構成したことを特徴とする弁体開閉装
    置。
JP1980117335U 1980-08-19 1980-08-19 Expired JPS6120382Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980117335U JPS6120382Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980117335U JPS6120382Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5740779U JPS5740779U (ja) 1982-03-05
JPS6120382Y2 true JPS6120382Y2 (ja) 1986-06-19

Family

ID=29478119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980117335U Expired JPS6120382Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19

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JP (1) JPS6120382Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147270A (en) * 1976-06-02 1977-12-07 Kubota Ltd Shaft position adjuster

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147270A (en) * 1976-06-02 1977-12-07 Kubota Ltd Shaft position adjuster

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JPS5740779U (ja) 1982-03-05

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