JPS6346252A - 酢酸ビニル樹脂エマルジヨン組成物 - Google Patents

酢酸ビニル樹脂エマルジヨン組成物

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JPS6346252A
JPS6346252A JP19092786A JP19092786A JPS6346252A JP S6346252 A JPS6346252 A JP S6346252A JP 19092786 A JP19092786 A JP 19092786A JP 19092786 A JP19092786 A JP 19092786A JP S6346252 A JPS6346252 A JP S6346252A
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vinyl acetate
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acetate resin
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Shigeru Nagasawa
滋 永澤
Hisao Nojiri
野尻 久雄
Yoshizumi Nakai
中井 善積
Yasuaki Araki
荒木 保明
Eizo Sakamoto
坂本 栄三
Masao Yagasaki
矢ケ崎 正夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、作業性、耐熱性、耐水性、貯蔵安定性等の
特性においてすぐれた酢酸ビニル樹脂エマルジ曹ン組成
物に関する。
[従来の技術] 、/ IJビニルアルコールなどの水溶性高分子を保護
コロイドとして用いて、酢酸ビニルモ/ −t−f乳化
重合して得られる酢酸ビニル樹脂エマルジ璽ンは、従来
、接着剤、塗料、紙加工、繊維加工などに広く使用され
ている。
[発明が解決しようとする問題点] このように広く用いられている酢酸ビニル樹脂エマルジ
1ンも種々の欠点を有する。すなわち、欠点として、(
1)粘度の温度依存性が大きい。すなわち、冬期などの
低温時に粘度上昇が著しく、したがって使用しK(<、
作業性が悪い。(2)低温造膜性が悪く、フタル酸ジツ
チル(DBP )などの可塑剤の添加が必要である。し
九がって得られた皮膜は可とり性になるが強度が弱くな
シ、耐熱性が低下する。特に冬季用にはDBPの添加量
が多くなり、これらの傾向が顕著になる。(3)高濃度
にすると粘度上昇が著しく、作業性が悪くて取扱が不便
である。(4)低粘度にすると分離沈降し貯蔵安定性カ
悪い。(5) 保護コロイドにポリビニルアルコールな
どの水溶性高分子を用いるので、得られた皮膜は耐水性
が悪いなどがあげられる。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記した従来の酢酸ビニル樹脂エマルジ曹
ンの有する種々の欠点を除去し、作業性、耐熱性、耐水
性、貯蔵安定性等の特性においてすぐれた酢酸ビニル樹
脂エマルジlン組成物を提供するものである。しかして
この発明の酢酸ビニル樹脂エマル−)N7組放物は、保
護コロイドの存在下、酢酸ビニルを乳化重合または乳化
共重合して得られる酢酸ビニル樹脂エマルジ璽ンに、3
−メチル−3−メトキシブタノールをさらに含有させた
ことを特徴とするものである。
この発明の組成物において、3−メチル−3−メトキシ
ブタノールの添加率は、好ましくは酢酸ビニル樹脂エマ
ルノ1ンに対して0.5〜20重量−である。添加率が
0.5Mk%未満であると、添加の効果が少く、一方2
0重′jksを越すと不安定なエマルゾlン組成物とな
りやすくなるので、添71III率は上記のようvcO
,5〜20重量%の範囲が実用的にみて好適である。
本発明において、酢酸ビニル樹脂エマルジ】ンに含有さ
せる3−メチル−3−メトキシブタノールは、化学式 %式% で示され、エチレングリコールモツプチルエーテルとは
異性体の関係にある。クラレイソグレンケミカル株式会
社の商品名ンルフィットがこれに相当する。
酢酸ビニル樹脂エマルジ璽ンに3−メチル−3−メトキ
シシタノールを含有させる時期、順序、方法はとくに制
限はないが、安定なエマルジlンを得るためには、酢酸
ビニルの乳化重合の段階で添加含有させるのがもっとも
好ましい。また、酢酸ビニル樹脂エマルジ1ンを得るた
めの酢酸ビニルの乳化重合条件についてもとくに制限は
なく、重合温度、重合時間、酢酸ビニルモノマーの添加
方法など、従来公知の方法を適用することができる。
この発明の酢酸ビニル樹脂エマルジョン組成物は、例え
ば、攪拌機、温度計、滴下装置および還流冷却器を具備
し九反応容器中に、水および保護コロイドならびに3−
メチル−3−メトキシブタノールを仕込んだ後、加温し
て適当な温度で、酢酸ビニル毎ツマ−および重合触媒を
添加し、数時間乳化重合することにより得られる。なお
、必要に応じて重合系に炭酸アンモニウム、酒石酸等の
)IH?A整剤をも存在させる。
本発明の組成物を得る丸めに用いられる酢酸ビニルは、
酢酸ビニル七ツマー単独のみならず、酢酸ビニル七ツマ
−と、これと共重合し得る他の七ツマ−1例えばプロピ
オン酸♂ニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テルとの混合物であってもよい。すなわち、この発明に
おいて、酢酸ビニル樹脂エマルノlンは、酢酸ビニルモ
ノマーを乳化重合または乳化共重合することによって得
られる。
本発明の組成物を得るために用いられる保、遣コロイド
としては、通常使用されている重合度100〜3,00
0.ケン化度65モル慢以上のポリビニルアルコール、
α−オレフィン無水マレイン酸ナトの水溶性高分子が好
適て使用される。なおポリビニルアルコールの場合ては
、水溶性7Jeリビニルアルコールとケン化度65モル
チ未満の水に溶解しニくイポリビニルアルコールとの混
合物を用いてもよい。
この発明の組成物を得るために用いられる乳化重合また
は乳化共重合触媒としては、通常の乳化重合触媒、例え
ば過硫酸カリ、過硫酸アンモニウムのような過硫酸塩、
過酸化水素のような過酸化物およびそれらと還元剤との
組合せによるレドックス触媒などが好適である。
[作用コ 本発明のエマルジlン組成物の特性がすぐれている理由
は、3−メチル−3−メトキシブタノールが優れた乳化
剤としての作用を有しているので、乳化重合が容易とな
り、得られた酢酸ビニル樹脂エマルノ1ンの粒子が従来
型エマルジ1ンの粒子と比較して粒子同志のゆ着がなく
適度に分散していること、また3−メチル−3−メトキ
シブタノールが水溶性であるため、水の凍結温度を下げ
、かつポリビニルアルコールなどの保護コロイドおよび
酢酸ビニル樹脂アクリル酸エステル樹脂などの合成樹脂
の良溶剤として作用することなど、従来の溶剤や可塑剤
にない優れた特性を有しているためと考えられる。
以上に述べたように、本発明のエマル−)Wン組成物は
、従来のエマルジlンに比較して粒子のゆ着がないので
高濃度でも比較的低粘度であり、また冬季において粘度
上昇が少い。さらに、3−メチル−3−メトキシブタノ
ールの存在によシ、冬季においてエマルジ1ン組成物が
凍結しにくい。
したがって、本発明の組成物は、使用時における作業性
がよく、また接着剤として用いた場合、強度に優れ、耐
熱性が良好で、塗料、繊維および紙の加工用などに用い
た場合にはパインディング力(Ili!i合力)が優れ
たものである。
[実施例] 実施例1〜6および比較例1〜2 攪拌機、温度計、滴下装置および還流冷却器を具備した
反応容器に、第1表に夫々示す量の水、重合度1700
でケン化度88モル俤のポリビニルアルコール(株式会
社クラレ製商品名l−9−ルに−217)、3−メチル
−3−メトキシシタノール、および炭酸アンモニウムを
仕込み、攪拌しながら75℃の温度に加温して約30分
間攪拌して溶解させたのち、第1表に示す量の1(l過
硫酸アンモニウム水溶液と、酢酸ビニル七ツマ−とを約
2時間をかけて徐々に滴下し、滴下終了後さらに同温度
で約30分間熟成したのち冷却した。
このようにして酢酸ビニル七ツマ−を乳化重合して得ら
れた酢酸ビニル樹脂エマルノ1ン組成物の粘度、蒸発残
分および最低造膜温度について測定し、その結果を第1
表に示した。
比較のために、実施例4における3−メチル−3−メト
キシブタノールを7タル酸ノブチル(DBP )に置換
えた以外は実施例4と同様にして得られた酢酸ぎニル樹
脂エマルジ1ノ(比較例1)および実施例1における3
−メチル−3−メトキシブタノールを水に置換えた以外
は実施例1と同様にして得られた酢酸ビニル樹脂エマル
ノヨン(比較例2)につき、夫々、粘度、蒸発残分、お
よび最低造膜温度を実施例1〜6と同様の方法で測定し
、その結果を第1表に併記した。
第1表のla4.より明らかなように1実施例1〜6で
得られた本発明のエマルジlン組成物は、比較例1およ
び2の従来型酢酸ビニルエマルジlンに比較して粘度の
@度依存性が少ない。また、実施例4の本発明の組成物
は、この組成物中の3−メチル−3−メトキシブタノー
ルと同量の可塑剤DBP 1に含有する比較例1の従来
型のエマルゾ1ンにくらべて造膜する効果が大きい。
また、実m例4のエマルジ1ン組成物と比砿例1のエマ
ルゾ1ンについて、夫々の耐熱接着力を測定した。両エ
マルノ1ノを、60℃の乾燥機中に1時間放置後取り出
し、直ちに耐熱接着力を測定した。測定は、JISK−
6804の方法によっCおこなった。その結果、実施例
4の本発明のエマルジ曹ン組成物の耐熱接着力が44 
kg/cm2でありたのに対し、比・紋例1の従来のエ
マル−)IIンの耐熱接着力は321J/exa であ
りて、本発明のエマルジ1ン組成物は従来品にくらべて
耐熱性が良好であった。
さらに実施例4に示される酢酸ビニル樹脂エマルジ1ン
組成物の粒子構造を、日本電子株式会社製走査電子顕微
鏡JSM−720g ’t’観察し、その結果を第1図
の電子顕微鏡写真図(倍率7,500倍)K示した。比
較のために、比較例1のエマルゾ1ンおよび従来型の酢
酸ビニル樹脂エマルジ1ン[コニシ株式会社製、商品名
ゲンドCH18(蒸発残分41チ、粘度30,000 
cps )コの粒子構造についても上記の電子顕微鏡で
観察し、その結果を夫々第2図および第3図の電子顕微
鏡図(何れも倍率7.500倍)に示した。
第1図と第2図および第3図とを比較すると、本発明の
酢酸ビニル樹脂エマルゾ1ン組成物は、比較例1の酢酸
ビニル樹脂エマルノ1ンおよび従来型酢酸ビニル樹脂エ
マルノ曹ンと比較して、粒子同志のゆ着がなく適度に分
散していることがわかる。
実施例7および比較例3 実施例1〜6で用いたと同様の反応容器に、水38、9
 N 、重合度600でケン化度80モルチのカル破キ
シル変性ポリビニルアルコール(株式会社クラレ製、商
品名ポ・々−ルKL506  ) 413−メチル−3
−メトキシブタノール5gおよび炭酸アンモニウムO,
l gを仕込み、攪拌しながら75℃の温度に加温して
約30分間攪拌して溶解させたのち、10%過硫酸アン
モニウム水溶液1gと酢酸ビニル七ツマ−519とを徐
々に約3時間をかけて滴下し、滴下終了後さらに同温度
でカ分間熟成したのち冷却した。
このようにして酢酸ビニルを乳化重合して得られた酢酸
ビニル樹脂エマルジ1ノ組成物の粘度、蒸発残分を実施
例1〜6と同様の方法で測定し、その結果を第2表に示
した。
比較のために、上記実施例7における3−メチル−3−
メトキシブタノールをDBP K置換えり以外は実施例
7と同様にして得られた酢酸ビニル樹脂エマルジ1ン組
成物(比較例3)につき、粘度および蒸発残分につき実
施例1〜6と同様の方法で測定し、その結果をも第2表
に示した。
第  2  表 第2−Aの結果から明らかのように、実施例7の本発明
のエマルジ嘗ン組成物は、比較例3の従来のエマルジ1
ンにくらべて温度依存性が小さい。
さらに、実施例7のエマルゾ1ン組成物を、ラワン合板
の表面にガラス棒でうすく塗付したところ、蒸発残分(
固形分)が59.8%の高濃度品でありながら地絞的低
粘度であって、容易に塗付することができた。
これに対して、比較例3の従来のエマルゾ曹ンは、高粘
度の丸め合板表面に容易に塗付することは困峻であった
実施例8および比較例4〜5 実施例1〜6で用いたと同様の反応容器に、水45.8
.p、ケン化度88モルチで重合度500の4リビニル
アルコール(株式会社クラレ製商品名ポパールに205
)4!i、3−メチル−3−メトキシブタノール5gお
よび酒石酸0.1.litを仕込み、攪拌しながら75
℃に加温して約30分間溶解させた後、過酸化水素0.
1.9を添加してから、酢酸ビニルモノマー35Iiを
約2時間をかけて徐々に滴下し、滴下終了後さらに水2
0/を加えて同温度で約30分間熟成したのち冷却した
。このようにして酢酸ビニルを乳化重合して得られた酢
酸ビニル樹脂エマルジ1ン組成物につき、実施例1〜6
と同様の方法で、粘度および蒸発残分を測定しその結果
を第3表に示した。またこのエマルジ1ン組成物を20
0 eeのガラスびんに入れて室温(20℃)K:放置
して貯蔵安定性を観察し、その結果をも第3表に示した
一方、反応容器に水35.8,9、ケン化度88モルチ
で重合度500のポリビニルアルコール(株式会社クラ
レ製商品名ポパールに205)4g、フタル酸シブチル
(DBP ) 51iおよび酒石酸0.1 gを仕込み
、攪拌しながら75℃の温度に加温して約30分間溶解
させた後、過酸化水素0.1 !i1:加えてから酢酸
ビニルモノマー35!iを約2時間かけて徐々に滴下し
、滴下終了後さらに水20Jを加えて同温度で約30分
間熟成したのち冷却した。
このようにして酢酸ビニルを乳化重合して得られた酢酸
ビニル樹脂エマルジlン組成物(比較例4)につき、比
較の丸めに上記と同様方法で粘度、蒸発残分および貯蔵
安定性を測定しその結果tも第株式会社製、商品名ゲン
ドCH3000L ) (比較例5)についても、比較
のために上記と同様方法で粘度、蒸発残分および貯蔵安
定性を測定し、その結果をも第3表に示した。
第  3  表 第3表の結果から、実施例8の本発明の工iルジ1ン組
成物は、低粘度のものでありながも3ケおよび5の従来
の工フルジ嘗ンは、何れも1ケ月後に分離沈降が認めら
れた。
実施例Hおよび比較例6 実施例1〜6で用いたと同様の反応容器に、水55.8
g、ケン化度88モルチで重合度1700のポリビニル
アルコール(株式会社クラレ製商品名$バールに−21
7) 4 Jilおよヒ炭酸アンモニクムo、 1g 
l仕込み、攪拌しながら75℃の温度に加温して約30
分間攪拌し溶解させた後、10チ過硫酸アンモニウム1
gおよび酢酸ビニル七ツマ−30gを約2時間をかけて
徐々に滴下し1滴下終了後さらにアクリル酸ブチル51
を同1度で徐々に加えて乳化共重合をおこなった。この
ようにして酢酸ビニルとアクリル酸ブチルとを乳化共重
合して得られた酢酸ビニル樹脂エマルゾ1ンに、さらに
3−メチル−3−メトキシブタノール5gを加えて同温
度で30分間熟成後冷却し、得られた酢酸ビニル樹脂エ
マルノ1ン組成物につき、実施例1〜6と同様の方法で
粘度を測定したところ、30℃で7,200cpsであ
ったラ ブ 比較のために、上記実施例セ+における3−メチル−3
−メトキシブタノールをDBP 装置atたデ 以外は、実施例を十と同様にして得られた酢酸ビニル4
脂エマルジヨン(比較例6)につき、実施例1〜6と同
様の方法で粘度を測定したところ、30℃でI O,6
00cpsであった。
デ 上記の実施例ト+と比較例6との比較から明らかのよう
に、本発明の組成物は、酢酸ビニル樹脂エマルジ1ンが
得られたのちに、3−メチル−3−メトキシブタノール
を添加含有させても、比較例メの従来品に比較して著し
く粘度が低いものである。
実施例日 実施例1〜6で用いたと同様の反応容器に水53.99
、重合度1,700でケン化度88モルチのポリビニル
アルコール(株式会社クラレ製商品名ポパールに217
 ) 4.9、重合度1,500でケン化度1g、3−
メチル−3−メトキシブタノール5gおよび炭酸アンモ
ニウム0.1gを仕込み、攪拌しながら75℃の温度に
710!して約30分間攪拌して溶解させた後、10%
過硫酸アンモニウム水溶液1夕と酢酸ビニルモノマー3
5.9とを約2時間かけて徐々に滴下し、滴下終了後さ
らに同温度で約30分間熟成後冷却した。このようにし
て酢酸ビニルを乳化重合して得られた酢酸ビニル樹脂エ
マルゾlン組成物につき、乾燥皮膜の耐水性を測定した
測定方法はつぎのとおりである。すなわち、エマルジ1
ン組成物を、ガラス板上VC塗付して0.2謹厚の連続
皮膜を作成し、室温(20℃)で3日間放置した。この
ガラス板を皮膜を上にして水平に新聞紙上に密着させて
おき、常温の水を1滴皮膜上に落とし、8/インド活字
のひらがな文字が読めなくなるまでの時間を測定した。
その結果本実施例のエマルゾ1ン組成物は、3分間経過
後も充分活字を読むことができた。なお、比較のために
、比較例1のエマルションにつき同様の方法で試験した
ところ、1分間で活字を読むことができなかった。この
結果から明らかのように、本発明のエマルジ1ン組成物
は、耐水性においてもすぐれ丸ものである。
[発明の効果] 本発明の酢酸ビニル樹脂エマルジ1ノ組成物は、(1)
粘度の温度依存性が少なく、低温での粘度上昇が著しく
低く、作業性がよい、 (2)  従来のDj3Pなどの可塑剤を添加しなくて
も低温度で充分造膜し、その結果得られた皮膜は比較的
に強度が強く、耐熱性に優れている、(3)高濃度でも
低粘度品が得られ、作業性がよ(1゜ (4)  低粘度で長期保存しても分離沈降せず、貯蔵
安定性が良好である、および (5)エマルゾlン組成物から得られる皮膜が耐水性に
優れている、 などの優れた特性を有する。
したがって本発明のエマル−)IIン組成物は、接着剤
、塗料、紙加工用品、繊維加工用品および建築土木用品
などとして広く諸工業に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例4に示す本発明の酢酸ビニル樹脂エマル
ション組成物の粒子構造を示す電子顕微鏡写真図、第2
図は比較例1に示す従来の酢酸ビニル樹脂エマルション
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真図および第3図は他の
従来型酢酸ビニル樹脂エマルションの粒子構造を示す電
子顕微鏡写真図である。 −第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 保護コロイドの存在下、酢酸ビニルを乳化重合または乳
    化共重合して得られる酢酸ビニル樹脂エマルジョンに、
    3−メチル−3−メトキシブタノールをさらに含有させ
    たことを特徴とする酢酸ビニル樹脂エマルジョン組成物
JP19092786A 1986-08-14 1986-08-14 酢酸ビニル樹脂エマルジヨン組成物 Expired - Fee Related JPH0618966B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6462347A (en) * 1987-09-01 1989-03-08 Konishi Kk Vinyl acetate resin emulsion composition
JP2002003534A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Kuraray Co Ltd エチレン−ビニルエステル系重合体エマルジョン
US6780931B2 (en) 2000-09-19 2004-08-24 Kuraray Co., Ltd. Method for producing polyvinyl ester resin emulsion
US7819468B2 (en) 2007-09-13 2010-10-26 Honda Motor Co., Ltd. Seat for vehicle

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US7819468B2 (en) 2007-09-13 2010-10-26 Honda Motor Co., Ltd. Seat for vehicle

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