JPS6346163B2 - - Google Patents
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- JPS6346163B2 JPS6346163B2 JP8602481A JP8602481A JPS6346163B2 JP S6346163 B2 JPS6346163 B2 JP S6346163B2 JP 8602481 A JP8602481 A JP 8602481A JP 8602481 A JP8602481 A JP 8602481A JP S6346163 B2 JPS6346163 B2 JP S6346163B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinning
- hole
- spinneret
- center
- holes
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 28
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 8
- 230000001112 coagulating effect Effects 0.000 description 4
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 4
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- 239000000243 solution Substances 0.000 description 3
- 238000002166 wet spinning Methods 0.000 description 3
- 230000015271 coagulation Effects 0.000 description 2
- 238000005345 coagulation Methods 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は化学繊維用紡糸口金の中でも特に湿式
紡糸法に使用する紡糸口金の改良に関する。
紡糸法に使用する紡糸口金の改良に関する。
従来、湿式紡糸用口金は第1図或いは第2図に
示すごとく紡糸孔1を配列しかつ第3図及び第4
図に示すごとく紡糸口金板2の底部に導入孔3及
びこれに連なる同じ長さの吐出孔4を多数せん設
して成るものである。しかしながらこれらの形態
を有する湿式紡糸用口金5,5′で得られる糸は
太さが不均一でいわゆるデニールむらという問題
が発生しており、この現象は特に紡糸孔配列内の
外周部6,6′と中心部7,7′のデニールむらが
顕著なものであり密集孔になればなるほどこのむ
らは大きいものであつた。
示すごとく紡糸孔1を配列しかつ第3図及び第4
図に示すごとく紡糸口金板2の底部に導入孔3及
びこれに連なる同じ長さの吐出孔4を多数せん設
して成るものである。しかしながらこれらの形態
を有する湿式紡糸用口金5,5′で得られる糸は
太さが不均一でいわゆるデニールむらという問題
が発生しており、この現象は特に紡糸孔配列内の
外周部6,6′と中心部7,7′のデニールむらが
顕著なものであり密集孔になればなるほどこのむ
らは大きいものであつた。
上述のデニールむらの原因は主として紡糸液が
吐出され凝固液に触れる際に、紡糸孔1の配列の
外周部6,6′と中心部7,7′では凝固液の温度
差や濃度差が生じて、凝固速度の違いによるもの
である。
吐出され凝固液に触れる際に、紡糸孔1の配列の
外周部6,6′と中心部7,7′では凝固液の温度
差や濃度差が生じて、凝固速度の違いによるもの
である。
さらに詳しく説明すると、紡糸孔配列の外周部
6,6′付近の凝固液は濃度及び温度が高く、中
心部7,7′に行くに従つて凝固液の濃度、温度
はしだいに低下していき、吐出された紡糸直径は
紡糸孔配列の外周部は細く中心部は太くなる。こ
れは紡糸孔配列の外周部の吐出孔から吐出された
紡糸液の固化速度と中心部付近の固化速度が異な
り、外周部は早く中心部が遅くなり当然にして外
周部の吐出孔付近での固化現象が吐出流量をおさ
える作用となり中心部との吐出流量に差を生じる
為の現象である。
6,6′付近の凝固液は濃度及び温度が高く、中
心部7,7′に行くに従つて凝固液の濃度、温度
はしだいに低下していき、吐出された紡糸直径は
紡糸孔配列の外周部は細く中心部は太くなる。こ
れは紡糸孔配列の外周部の吐出孔から吐出された
紡糸液の固化速度と中心部付近の固化速度が異な
り、外周部は早く中心部が遅くなり当然にして外
周部の吐出孔付近での固化現象が吐出流量をおさ
える作用となり中心部との吐出流量に差を生じる
為の現象である。
このデニールむらを解消する方法としては、吐
出孔の間隔を粗にして吐出される原液が凝固液に
まんべんなく触れる様にする事あるいは紡糸孔配
列を細分化する事が考えられるが単一面積内の吐
出孔数が減少するので糸を多量生産することが出
来ない。
出孔の間隔を粗にして吐出される原液が凝固液に
まんべんなく触れる様にする事あるいは紡糸孔配
列を細分化する事が考えられるが単一面積内の吐
出孔数が減少するので糸を多量生産することが出
来ない。
本発明はかかる問題点を解消せんがためになさ
れたものであり、局部的なデニールむらのない均
一な紡糸直径を得ることの出来る紡糸口金を提供
せんとするものである。
れたものであり、局部的なデニールむらのない均
一な紡糸直径を得ることの出来る紡糸口金を提供
せんとするものである。
以下本発明による紡糸口金の実施例を図に従つ
て説明すると第5図は本発明の紡糸口金8の断面
図で導入孔3が紡糸孔1の配列の中心部7から外
周部6に向つて次第に深くなつており吐出孔4の
長さは紡糸孔1の配列の中心部7から外周部6に
向つて次第に短かくなつている。具体的な数字を
示すと例えば第1図に示す様な紡糸孔配列の場合
で紡糸口金径120mm、孔数20000個、円周列数30列
であると、吐出孔の長さは紡糸孔配列の中心から
10列目までは0.08mm、11〜15列目は0.075mm、16
〜20列目は0.07mm、21〜25列目は0.065mm、25〜
30列目は0.06mmとする。又、第2図に示す様な紡
糸孔配列の場合で、紡糸口金径100mm、孔数20000
個、円周列数25列であると、吐出孔の長さは11〜
15列目の扇形中心部は0.07mm、その外側の6〜10
列及び16〜20列目の扇形中間部は0.065mm、1〜
5列及び21〜25列目の扇形外周部は0.060mmとす
る。
て説明すると第5図は本発明の紡糸口金8の断面
図で導入孔3が紡糸孔1の配列の中心部7から外
周部6に向つて次第に深くなつており吐出孔4の
長さは紡糸孔1の配列の中心部7から外周部6に
向つて次第に短かくなつている。具体的な数字を
示すと例えば第1図に示す様な紡糸孔配列の場合
で紡糸口金径120mm、孔数20000個、円周列数30列
であると、吐出孔の長さは紡糸孔配列の中心から
10列目までは0.08mm、11〜15列目は0.075mm、16
〜20列目は0.07mm、21〜25列目は0.065mm、25〜
30列目は0.06mmとする。又、第2図に示す様な紡
糸孔配列の場合で、紡糸口金径100mm、孔数20000
個、円周列数25列であると、吐出孔の長さは11〜
15列目の扇形中心部は0.07mm、その外側の6〜10
列及び16〜20列目の扇形中間部は0.065mm、1〜
5列及び21〜25列目の扇形外周部は0.060mmとす
る。
かかる形態の紡糸孔を有する紡糸口金に流入す
る紡糸液は、流出抵抗の少ないつまり吐出孔長さ
の短かい外周部の紡糸孔には多く又流出抵抗の大
きい中心部の紡糸孔には少なく流れる。このこと
は凝固液に良く触れて吐出孔周縁での凝固速度が
早く紡糸液の吐出孔からの流出量を阻止する現象
が生じても、紡糸孔配列の中心部の流量との差が
なくなり、つまり紡糸孔の吐出孔の長さで流量が
コントロールされるので局部的なデニールむらが
生じることはない。
る紡糸液は、流出抵抗の少ないつまり吐出孔長さ
の短かい外周部の紡糸孔には多く又流出抵抗の大
きい中心部の紡糸孔には少なく流れる。このこと
は凝固液に良く触れて吐出孔周縁での凝固速度が
早く紡糸液の吐出孔からの流出量を阻止する現象
が生じても、紡糸孔配列の中心部の流量との差が
なくなり、つまり紡糸孔の吐出孔の長さで流量が
コントロールされるので局部的なデニールむらが
生じることはない。
以上説明のように本発明の紡糸口金で得られる
糸は紡糸孔の吐出孔の長さで流量をコントロール
されているので、吐出孔が密集していても局部的
なデニールむらの発生が極めて少ない優れた紡糸
口金であるといえる。
糸は紡糸孔の吐出孔の長さで流量をコントロール
されているので、吐出孔が密集していても局部的
なデニールむらの発生が極めて少ない優れた紡糸
口金であるといえる。
第1図及び第2図は従来の紡糸口金の平面図、
第3図は第1図のA−A′断面図、第4図は第2
図のB−B′断面図、第5図は本発明に係る紡糸
口金の断面図である。 1……紡糸孔、3……導入孔、4……吐出孔、
6,6′……紡糸孔配列の外周部、7,7′……紡
糸孔配列の中心部、8……本発明の紡糸口金。
第3図は第1図のA−A′断面図、第4図は第2
図のB−B′断面図、第5図は本発明に係る紡糸
口金の断面図である。 1……紡糸孔、3……導入孔、4……吐出孔、
6,6′……紡糸孔配列の外周部、7,7′……紡
糸孔配列の中心部、8……本発明の紡糸口金。
Claims (1)
- 1 紡糸口金板の底部に多数の紡糸孔を穿設して
成る紡糸口金に於いて、各紡糸孔の吐出孔の長さ
を紡糸孔配列の中心部より外周部に向つて次第に
短かくしたことを特徴とする紡糸口金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8602481A JPS57205512A (en) | 1981-06-04 | 1981-06-04 | Spinneret |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8602481A JPS57205512A (en) | 1981-06-04 | 1981-06-04 | Spinneret |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57205512A JPS57205512A (en) | 1982-12-16 |
JPS6346163B2 true JPS6346163B2 (ja) | 1988-09-13 |
Family
ID=13875082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8602481A Granted JPS57205512A (en) | 1981-06-04 | 1981-06-04 | Spinneret |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57205512A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62114072U (ja) * | 1986-01-09 | 1987-07-20 |
-
1981
- 1981-06-04 JP JP8602481A patent/JPS57205512A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57205512A (en) | 1982-12-16 |
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