JPS6346028B2 - - Google Patents

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JPS6346028B2
JPS6346028B2 JP56024624A JP2462481A JPS6346028B2 JP S6346028 B2 JPS6346028 B2 JP S6346028B2 JP 56024624 A JP56024624 A JP 56024624A JP 2462481 A JP2462481 A JP 2462481A JP S6346028 B2 JPS6346028 B2 JP S6346028B2
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JP
Japan
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less
powder
zro
monoclinic
tetragonal
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Application number
JP56024624A
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English (en)
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JPS57140376A (en
Inventor
Takeshi Minowa
Takao Kojima
Shoji Watanabe
Nobuhiro Toda
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動車内燃機関の燃焼制御或いはガス
燃焼装置における燃焼の監視などのための排ガス
用酸素センサーの酸化ジルコニウム焼結体、更に
詳しくは、熱膨張挙動を常温から約800℃以上の
最高使用温度まで線形とし、且つ熱膨張率も小さ
くして電極の剥離を防止する新規な酸素センサー
用部分安定化酸化ジルコニウム焼結体およびその
製造法に係わるものである。 近年、自動車などの内燃機関の排ガス規制対策
として、排ガス中の酸素濃度を検出し、燃料供給
系をフイードバツク制御する方式が注目されてい
る。このためのセンサーとしては、燃焼系へ供給
される空気−燃料の比率に対して出力ガステツプ
状に変化すること、及び低温から高温までの広い
温度範囲にわたつて安定した出力の得られること
などの理由からZrO2−Y2O3系焼結体が一般に用
いられて来た。 従来のZrO2−Y2O3系酸素センサーにおいて
は、低温におけるセンサーの内部抵抗を小さくす
るために7〜10モル%含有し、立方晶ZrO2より
構成される安定化酸化ジルコニウム焼結体が普通
用いられる。しかし、このような焼結体において
はその熱膨張係数が100〜120×10-7/℃と大きい
ために急激な熱衝撃に対して弱く、例えば自動車
用として要求される30〜50℃/secという熱衝撃
によつて焼結体自身が割れ易いという難点があ
る。このような欠点を改善するため、にY2O3
モル量を減らし部分安定化して、熱膨張係数を小
さくしようとする方法がとられてきた。しかしこ
の方法では、センサーとして用いたとき、排ガス
に接触する側の表面に被着させて多孔質金属層の
電極またはその上に被着形成したセラミツクの多
孔質保護層が長時間の使用後に剥離が生じ易く、
センサーの内部抵抗が初期には約400℃で10kΩ
のものが約100kΩにも増大することが生じた。
このような従来のセンサーの欠点を改善するため
に検討の結果、従来のセンサーに用いられた部分
安定化ジルコニア焼結体は、熱膨張張挙動が400
〜500℃の低温域でマイナス膨張(収縮)を生じ
これが影響をもたらしていることが判り、本発明
に到達した。 即ち、本第1の発明の用いた手段は、 ZrO2と2〜8モル%のY2O3を含み、かつ9重
量%以下のAl2O3と1重量%以下のSiO2とを焼結
助剤として含有し、結晶は立方晶系と正方晶系と
単斜晶系の三つの晶系からなりたち、かつこれら
三つの晶系の量が、磁器焼成表面でのX線回折に
よるピーク強度の直読値の比で次の関係にあり、
かつ常温以上高温までの熱膨張挙動が温度に対し
て線型な特性を持たせたことを特徴とする酵素セ
ンサー用部分安定化酸化ジルコニウム焼結体をそ
の要旨とする。 単斜晶(002)+正方晶(200)/立方晶(200)=0.5
〜2.0 単斜晶(002)/正方晶(200)=0.1〜0.5 上記第1の発明の酵素センサー用部分安定化酸
化ジルコニウム焼結体を製造するための本第2の
発明の用いた手順は、 ZrO2粉末と、予め2.5μ以下の粒径のものが85
%以上を含む程度の粒度であつてZrO2粉末に対
し平均粒径で4/5以下に小さい関係に微粉砕した
Y2O3粉末とを2〜8モル%の範囲で混合し、
Y2O3が残存しなくなる温度以上にて仮焼を行な
い、その後粉砕して得る混合物を原料とし、該原
料にまたは該原料を得る以前のものに9重量%以
下のAl2O3と1重量%以下のSiO2とを焼結助剤と
して含有せしめ、混合粉砕し、所定形状に成形
し、焼成することを特徴とする酸素センサー用安
定化酸化ジルコニウム焼結体の製造方法をその要
旨とする。 上記のような粉状物は、市販ZrO2粉末(純度
99%)を例えば、ジルコニア壁もしくはアルミナ
壁とジルコニアのたま石もしくはアルミナのたま
石を入れたトロンメルで粉砕し、一方市販の
Y2O3粉末(純度99%)を同様な壁とボールとを
入れた超微粒粉砕機例えばアトライター(商品
名)を用い長時間粉砕することにより調製するこ
とができる。 出発原料とする粒度調製後のZrO2粉末とY2O3
粉末との混合物の割合はY2O3をZrO2に対し2〜
8モル%の範囲内、好ましくは2〜6モル%であ
る。 本発明の部分安定化酸化ジルコニウム焼結体は
立方晶、正方晶、及び単斜晶のZrO2の三晶系よ
りなりたつていることを特徴の1つとするもので
ある。そしてそのうちでも、得られた焼結体のま
まの表面をCuKα・Niフイルターを用いたX線回
折により結晶構造をみた場合、立方晶(200)、正
方晶(200)及び単斜晶(002)のピーク強度比、
(ピーク高さを直読する方法による)が、 単斜晶(002)+正方晶(200)/立方晶(200)=0.5
〜2.0 単斜晶(002)/正方晶(200)=0.1〜0.5 の関係にあるものがセンサーとした場合ブンゼン
バーナを用いた加熱(850℃)、冷却(350℃)く
りかえし条件の電極の耐剥離性評価試験で測定し
た耐剥離強度で代表される耐久性に著しく優れて
いることが本発明者によつて確認された。 このように耐剥離強度の優れていることの理由
は恐らく本発明のセンサーの焼結体は正方晶←→単
斜の移動量が行われないことが寄与していると考
えられる。 本発明の酵素センサー用部分安定化酸化ジルコ
ニウム焼結体は例えば次のようにして製造するこ
とができる。即ち、前記のように市販のZrO2
末(純度99%)と、市販のY2O3粉末(純度99%)
をそれぞれ、例えばアルミナ壁からなりアルミナ
ボールを入れたトロンメル、又はアルミナ壁から
なりアルミナボールを入れた超微粒粉砕機を用い
て長時間粉砕してY2O3粉末を2.5μ以下のものが、
85%以上を含む程度の粒度であつてZrO2粉末に
対して平均粒径で4/5以下に小さい関係とするよ
う粒度調製を行い、しかるのちこれらを所定範囲
内で混合し、さらに混合粉砕し20メツシユのふる
いで造粒し1300℃前後で2〜3時間仮焼し、その
後更に20メツシユのふるいで粗砕し、更にアルミ
ナ壁からなつていてアルミナのたま石を入れたト
ロンメルで約50時間程度粉砕したのちアラビアゴ
ム等のバインダーを添加し、約5時間位追加混合
して、スプレードライヤーで乾燥する。この粉末
を一端が閉じた管の形状に500Kg/cm2のラバープ
レス成形する。この成形品を粒成長を極力おさえ
て焼成することによつて得ることができる。以下
実施例を示して更に説明する。 市販のZrO2粉末(純度99%)及び市販のY2O3
粉末(純度99%)を夫々にアルミナ壁とアルミナ
のたま石をそなえたトロンメルにて粉砕し、次表
に示すような粒度分布の試料(1)及び(3)を得た。 又同じくアルミナ壁とアルミナのボールをそな
えたアトライターにて粉砕し、次表に示すような
粒度分布の試料(2)及び(4)を得た。
【表】 上記表1の試料(1)と(4)の混合物A、試料(2)と(4)
との混合物Bおよび試料(1)と(3)との混合物Cを、
Y2O3の量は表2に示すように、4モル%と5モ
ル%となるようにして調製し、それぞれアルミナ
壁とアルミナたま石をそなえたトロンメルを用い
72時間粉砕混合し、混合物としての粒径が2.5μの
ものが90%以上の粒度分布を示すような混合調整
粉末を得た。これらを20メツシユふるいで造粒
し、1300℃で2時間仮焼し、その後更に20メツシ
ユのふるいで粗砕し、アルミナ壁とアルミナのた
ま石をそなえたトロンメルにて50時間粉砕したの
ち、アラビヤゴムのバインダーを添加し、約5時
間トロンメルにて追加混合し、スプレードライヤ
ーにかけて乾燥した。この粉末を一端が閉じた管
の形状に500Kg/cm2圧でラバープレスして成形し
た。混合物は300℃〜時〜1000℃、200℃/時〜
1400、70℃/時〜1500℃×1hrの焼成を行い得ら
れた焼結体につきX線回折強度測定、耐電極剥離
評価試験、熱膨張(伸び率)測定を行い表2及び
第1図の結果を得た。なお比較品として、混合A
であつてY2O3の量を10モル%として完全安定化
した酸化ジルコニウム焼結体を供試した。なお、
各試料中には、Al2O3が7〜9重量%、SiO2が約
1重量%含有する。 本発明の酵素センサー用部分安定化酸化ジルコ
ニウム焼結体は、以上述べた様にZrO2と特定割
合のY2O3とAl2O3及び/又はSiO2の少量を含有
し、結晶組成は立方晶系、正方晶系、単斜晶系の
三晶系を含み、燃焼性に優れ、且つ、熱膨張挙動
が常温以上で温度に対しリニアな特性を有するよ
うにしたので、これを過酷な温度条件下に酸素セ
ンサーとして用いた場合に白金電極や保護層の剥
離が著しく抑制され、また熱膨張係数も小さくて
耐熱衝撃性にも優れるという優れた効果を奏す
る。また本発明製造方法によれば容易かつ確実に
本発明酵素センサー用部分安定化酸化ジルコニウ
ムを製造することができる。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例における温度と熱膨張率
の関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ZrO2と2〜8モル%のY2O3を含み、かつ9
    重量%以下のAl2O3と1重量%以下のSiO2とを焼
    結助剤として含有し、結晶は立方晶系と正方晶系
    と単斜晶系の三つの晶系からなりたち、かつこれ
    ら三つの晶系の量が、磁器焼成表面でのX線回析
    によるピーク強度の直読値の比で次の関係にあ
    り、かつ常温以上高温までの熱膨張挙動が温度に
    対して線型な特性を持たせたことを特徴とする酸
    素センサー用部分安定化酸化ジルコニウム焼結
    体。 単斜晶(002)+正方晶(200)/立方晶(200)=0.5
    〜2.0 単斜晶(002)/正方晶(200)=0.1〜0.5 2 ZrO2粉末と、予め2.5μ以下の粒径のものが
    85%以上を含む程度の粒度であつてZrO2粉末に
    対し平均粒径で4/5以下に小さい関係に微粉砕し
    たY2O3粉末とを2〜8モル%の範囲で混合し、
    Y2O3が残存しなくなる温度以上にて仮焼を行な
    い、その後粉砕して得る混合物を原料とし、該原
    料にまたは該原料を得る以前のものに9重量%以
    下のAl2O3と1重量%以下のSiO2とを焼結助剤と
    して含有せしめ、混合粉砕し、所定形状に成形
    し、焼成することを特徴とする酸素センサー用安
    定化酸化ジルコニウム焼結体の製造方法。
JP56024624A 1981-02-20 1981-02-20 Partially stabilized zirconium oxide sintered body for oxygen sensor and manufacture Granted JPS57140376A (en)

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JPS57140376A JPS57140376A (en) 1982-08-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042276A (ja) * 1983-08-12 1985-03-06 日本タングステン株式会社 ジルコニア質黒色系装飾部材用材料並びにその製造方法
DE3341524A1 (de) 1983-11-17 1985-05-30 Didier-Werke Ag, 6200 Wiesbaden Feuerfester formkoerper aus teilstabilisiertem zirkoniumdioxid
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