JPS6345696Y2 - - Google Patents

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JPS6345696Y2
JPS6345696Y2 JP13001382U JP13001382U JPS6345696Y2 JP S6345696 Y2 JPS6345696 Y2 JP S6345696Y2 JP 13001382 U JP13001382 U JP 13001382U JP 13001382 U JP13001382 U JP 13001382U JP S6345696 Y2 JPS6345696 Y2 JP S6345696Y2
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JP
Japan
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metal fitting
hole
nut
mounting bolt
bolt
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JP13001382U
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JPS5933629U (ja
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Publication of JPS5933629U publication Critical patent/JPS5933629U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、碍子下部が嵌入固着される碗状の金
具本体と碗木に対する取付ボルトとからなる碍子
用ベース金具に関するものである。
この種、金具本体と取付ボルトとから成る碍子
用ベース金具においては、防錆処理として全体に
亜鉛メツキが施される。この場合、金具本体には
高度の防錆効果が得られるようにメツキ膜厚を充
分大きくとる必要がある。一方、取付ボルトは、
亜鉛メツキによつてネジが目詰まりしてしまうこ
とのないように、メツキ膜厚を金具本体のそれよ
りも薄くする必要がある。このため従来、金具本
体と取付ボルトとを、別個に亜鉛メツキしたのち
連結するのが一般的となつている。そして、この
場合の金具本体と取付ボルトの連結構造として
は、第3図に示すように、碗状の金具本体aの底
壁a1中央部に透孔a2を設け、この透孔a2に、上端
部に鍔b1を有する取付ボルトbを下方から挿通さ
せ、その挿通端部に締付ナツトcを螺合させ、こ
の締付ナツトcと鍔b1とで本体底壁a1を挾圧して
本体aと取付ボルトbとを連結する構造が公知と
なつている(実公昭50−32797参照)。dは碍子
で、下部がセメント等の硬化剤eを介して金具本
体aに嵌入固着される。fは碗木に対する固定用
ナツトである。
ところが、この従来構造によると、使用中に外
部荷重、とくに断線等による大きな水平衝撃荷重
が加えられた場合に、金具本体aとボルトbの連
結部分に作用する力によつて、透孔a2を含めて本
体底壁a1が変形することが多かつた。この変形が
生じると、本体aとボルトbの連結部分にガタつ
きが生じるだけでなく、硬化剤eおよび碍子dが
圧迫されて破損することもあつた。さらに、この
ような本体底壁a1の変形により、またこの変形が
生じない場合でも、振動等によつて、ボルトbと
ナツトcのネジ結合部分にゆるみが生じ、悪くす
ると本体aとボルトbが分離してその一方または
双方が落下することもあつた。
本考案は上記の欠点を除去すべくなされたもの
で、断線等による大きな外力によつても本体底壁
が容易に変形せず、また万が一にも本体と取付ボ
ルトが完全分離するおそれがない碍子用ベース金
具を提供せんとするものであり、その構成は次の
通りである。
本考案は、碗状の金具本体と、該本体の下方に
連結される取付ボルトとから成る碍子用ベース金
具において、上記金具本体の底壁中央部に透孔を
設けるとともに、この透孔よりも大なる穴径を有
するナツトを該透孔と同心配置で溶接固着し、上
記取付ボルトは、上記金具本体の透孔を貫通しう
る軸部と、雄ネジが設けられた頭部とからなる有
頭状に形成し、この取付ボルトの軸部を上記透孔
に挿通させた状態で頭部を上記ナツトに螺合させ
ることにより、該ボルトを金具本体に連結してな
ることを特徴とする碍子用ベース金具である。
以下、本考案の実施例を第1図および第2図に
依拠して説明する。
1は碗状の金具本体、2は取付ボルトである。
取付ボルト2は、軸部21と丸頭部22とからな
る有頭状に形成し、頭部22の外周面に雄ネジ2
2aを設けるとともに、同頭部22上面にドライ
バーの係合溝22bを設けている。金具本体1の
底壁11の中央部には、取付ボルト2の軸部21
が貫通しうる透孔12を設けるとともに、穴径が
透孔12よりも大きく且つボルト頭部22が螺合
しうるナツト3を透孔12と同心配置で、プロジ
エクシヨン溶接等の溶接にて固着している。4…
はその溶接個所を示す。なお、ナツト3は、図示
せる六角ナツトに限らず、丸ナツト等他の外形を
有するものでもよい。また、プロジエクシヨン溶
接によるときは、ナツト3は図示の如く座面で本
体底壁11に溶接されるが、もちろん一般的なす
み肉溶接にて側面部で底壁11に溶接してもよ
い。
しかして、上記ナツト3が底壁11に一体に固
着された金具本体1と取付ボルト2とは、別個に
亜鉛メツキを施したのち、連結する。亜鉛メツキ
に際して、前記したように金具本体1については
亜鉛量を500g/m2程度としてメツキ膜厚を充分
厚くとり、取付ボルト2については、ネジ部の目
詰まり防止のために、亜鉛量を350g/m2程度と
してメツキ膜厚を本体1のそれよりも薄くする。
この場合、本体1に固着されたナツト3の雌ネジ
31が厚い亜鉛メツキ膜によつて目詰まりを起こ
すおそれが生じる。そこで、該ナツト3の雌ネジ
31については上記亜鉛メツキによつて目詰まり
を起こさない程度にピッチを大きくしておく。従
つて、取付ボルト2において、頭部22の雄ネジ
22aは、上記ナツト3の雌ネジ31と同じ大ピ
ッチに加工し、軸部21の雄ネジ21aは、頭部
雄ネジ22aより小ピッチである、この種ベース
金具において定められたピツチの雄ネジを設けて
おく。
このように本体1と取付ボルト2に別個に亜鉛
メツキ処理を施したのち、取付ボルト2の軸部2
1を本体上方からナツト3および透孔12に貫挿
させて頭部22をナツト3に螺合させ、該頭部下
面が本体底壁11に密着するまで締め込む。こう
して金具本体1と取付ボルト2とが連結され、本
考案にかかる碍子用ベース金具が構成される。
以上のように構成された本考案の碍子用ベース
金具によるときは、ナツト3が本体底壁11に一
体に固着されているため、該底壁11が効果的に
補強され、水平荷重をはじめ各方向荷重に対し
て、第3図に示す従来のベース金具の本体底壁a1
と比較して遥かに高い抗力を発揮する。このた
め、使用中において断線等によつて本金具に大き
な水平衝撃荷重が加えられた場合でも、透孔12
を含めて本体底壁11が容易に変形せず、本体1
全体の原形が確保される。従つて、図示しないセ
メント等の硬化剤および碍子の破損を極力防止す
ることができる。
しかも、取付ボルト2を有頭状に形成し、本体
1の透孔12よりも大径の該ボルト頭部22をナ
ツト3に上方から螺合させているため、万が一、
本体底壁11および透孔12に変形が生じても、
また、この変形等に因つてかりに頭部22とナツ
ト3のネジ結合部分がゆるみ、あるいは破損され
ても、本体1とボルト2の連結状態は確保され、
本体1が上方に離脱するおそれも、ボルト2が下
方に抜け落ちるおそれも全くなくなる。そのう
え、構造が簡単で、組立も容易、コストも低廉で
すむ等、実用価値のきわめて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は同平面図、第3図は従来例を示す縦断面図で
ある。 1……金具本体、11……同本体底壁、12…
…同透孔、2……取付ボルト、21……同ボルト
軸部、22……同頭部、22a……同頭部の雄ネ
ジ、3……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 碗状の金具本体と、該本体の下方に連結される
    取付ボルトとから成る碍子用ベース金具におい
    て、上記金具本体の底壁中央部に透孔を設けると
    ともに、この透孔よりも大なる穴径を有するナツ
    トを該透孔と同心配置で溶接固着し、上記取付ボ
    ルトは、上記金具本体の透孔を貫通しうる軸部と
    雄ネジが設けられた頭部とからなる有頭状に形成
    し、この取付ボルトの軸部を上記透孔に挿通させ
    た状態で頭部を上記ナツトに螺合させることによ
    り、該ボルトを金具本体に連結してなることを特
    徴とする碍子用ベース金具。
JP13001382U 1982-08-27 1982-08-27 碍子用ベ−ス金具 Granted JPS5933629U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13001382U JPS5933629U (ja) 1982-08-27 1982-08-27 碍子用ベ−ス金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13001382U JPS5933629U (ja) 1982-08-27 1982-08-27 碍子用ベ−ス金具

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Publication Number Publication Date
JPS5933629U JPS5933629U (ja) 1984-03-01
JPS6345696Y2 true JPS6345696Y2 (ja) 1988-11-28

Family

ID=30294406

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JP13001382U Granted JPS5933629U (ja) 1982-08-27 1982-08-27 碍子用ベ−ス金具

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JPS5933629U (ja) 1984-03-01

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