JPS6345481B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6345481B2 JPS6345481B2 JP56167189A JP16718981A JPS6345481B2 JP S6345481 B2 JPS6345481 B2 JP S6345481B2 JP 56167189 A JP56167189 A JP 56167189A JP 16718981 A JP16718981 A JP 16718981A JP S6345481 B2 JPS6345481 B2 JP S6345481B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- orbiting scroll
- inner ring
- scroll member
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 16
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C1/00—Rotary-piston machines or engines
- F01C1/02—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F01C1/0207—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F01C1/0215—Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はガス用スクロール圧縮機として、冷凍
用圧縮機、空調用圧縮機、空気圧縮機などに利用
でき、また旋回スクロール部材を逆転させればガ
ス用膨張機として使用できるスクロール流体機械
に関する。
用圧縮機、空調用圧縮機、空気圧縮機などに利用
でき、また旋回スクロール部材を逆転させればガ
ス用膨張機として使用できるスクロール流体機械
に関する。
従来のスクロール流体機械では例えば特開昭55
−46081号公報、特開昭51−117304号公報に示さ
れているように、フレームと旋回スクロールとの
間にピン係合部による自転防止機構を設けたり、
クランク軸のクランクピンと旋回スクロールとを
ピン係合部によつて連結する構成を採用してい
る。また後者の公報には遠心力の一部を打消すた
めの揺動リンクをクランク軸に連結するために、
ボールジヨイントを用いている。
−46081号公報、特開昭51−117304号公報に示さ
れているように、フレームと旋回スクロールとの
間にピン係合部による自転防止機構を設けたり、
クランク軸のクランクピンと旋回スクロールとを
ピン係合部によつて連結する構成を採用してい
る。また後者の公報には遠心力の一部を打消すた
めの揺動リンクをクランク軸に連結するために、
ボールジヨイントを用いている。
上記従来技術では加工時の各部の寸法精度や直
角度の狂いのために、作動時の内圧発生時に旋回
スクロールが傾きをもつて回転する。この旋回ス
クロールの傾きをもつた回転は、自転防止機構の
ピン係合部または旋回スクロールとクランクピン
とのピン係合部が片当りを起こしやすい構造であ
つた。このため、このピン係合部の焼付きあるい
は異常摩耗を発生し、スクロール流体機械の信頼
性を低下させるという問題点があつた。
角度の狂いのために、作動時の内圧発生時に旋回
スクロールが傾きをもつて回転する。この旋回ス
クロールの傾きをもつた回転は、自転防止機構の
ピン係合部または旋回スクロールとクランクピン
とのピン係合部が片当りを起こしやすい構造であ
つた。このため、このピン係合部の焼付きあるい
は異常摩耗を発生し、スクロール流体機械の信頼
性を低下させるという問題点があつた。
本発明は上述の事柄にもとづいてなされたもの
で、ピン係合部またはクランクピン部の片当りを
許容することができるスクロール流体機械を提供
することを目的とする。
で、ピン係合部またはクランクピン部の片当りを
許容することができるスクロール流体機械を提供
することを目的とする。
本発明の上記の目的は、自転防止機構を構成す
るピン係合部およびクランクピンの係合部のいず
れか一方あるいは双方に、前記ピンにその軸線に
移動可能にかん合されかつ外周面に球面を有する
内輪と、この内輪の外周面に係合する球面を有し
かつ前記ピンに相対する部材に固定される外輪と
からなる自動調心軸受を設けることにより達成さ
れる。
るピン係合部およびクランクピンの係合部のいず
れか一方あるいは双方に、前記ピンにその軸線に
移動可能にかん合されかつ外周面に球面を有する
内輪と、この内輪の外周面に係合する球面を有し
かつ前記ピンに相対する部材に固定される外輪と
からなる自動調心軸受を設けることにより達成さ
れる。
スクロール作動時に生じる内圧力により、旋回
スクロール部材が傾きをもつて回転した場合、自
動調心軸受は内輪の軸方向移動と内輪の外輪に対
するころがり運動とにより、旋回スクロール部材
の回転を許容する。このとき、自動調心軸受を構
成する内輪および外輪は単純な移動のみであるた
め、片当りに対する寿命を向上させることができ
る。
スクロール部材が傾きをもつて回転した場合、自
動調心軸受は内輪の軸方向移動と内輪の外輪に対
するころがり運動とにより、旋回スクロール部材
の回転を許容する。このとき、自動調心軸受を構
成する内輪および外輪は単純な移動のみであるた
め、片当りに対する寿命を向上させることができ
る。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
図面は本発明のスクロール流体機械の一実施例
を示すもので、この図において、１は固定スクロ
ール部材、１ａは固定スクロールラツプ、２は旋
回スクロール部材、２ａは旋回スクロールラツ
プ、３は吐出ポート、４は流体ポケツト、５はフ
レーム、６はピン、７はリング、７ａは偏心穴、
８は丸穴、９はクランク軸、９ａはクランクピ
ン、１０は吸入ポート、１１はフレーム軸受であ
る。図中の記号εは旋回スクロール部材の旋回半
径であり、クランク軸９の偏心量ならびにピン６
とリング７の中心軸間距離と等しくしてあるた
め、クランク軸９が駆動されて回転すると旋回ス
クロール部材２が自転することなく旋回し、流体
は吸入ポート１０から流入し、流体ポケツト４に
閉じ込められ、圧縮されて吐出ポート３から排出
される。クランク軸９を逆転させれば、流体は吐
出ポート３から流入し、吸入ポート１０から膨張
して排出される。
を示すもので、この図において、１は固定スクロ
ール部材、１ａは固定スクロールラツプ、２は旋
回スクロール部材、２ａは旋回スクロールラツ
プ、３は吐出ポート、４は流体ポケツト、５はフ
レーム、６はピン、７はリング、７ａは偏心穴、
８は丸穴、９はクランク軸、９ａはクランクピ
ン、１０は吸入ポート、１１はフレーム軸受であ
る。図中の記号εは旋回スクロール部材の旋回半
径であり、クランク軸９の偏心量ならびにピン６
とリング７の中心軸間距離と等しくしてあるた
め、クランク軸９が駆動されて回転すると旋回ス
クロール部材２が自転することなく旋回し、流体
は吸入ポート１０から流入し、流体ポケツト４に
閉じ込められ、圧縮されて吐出ポート３から排出
される。クランク軸９を逆転させれば、流体は吐
出ポート３から流入し、吸入ポート１０から膨張
して排出される。
クランクピン９ａおよびピン６のピン係合部に
は自動調心機構を有する自動調心軸受が設けられ
ている。すなわち自動調心軸受は、クランクピン
９ａのピン係合部ではピン９ａに沿つて移動可能
であり、その外周面が球面で構成された内輪１３
とこの内輪の外周面に係合する球面を有し、旋回
スクロール部材２に固定される外輪１４で構成さ
れ、またピン係合部ではピン６に沿つて移動可能
であり、その外周面に球面を有する内輪１２と、
これに係合するリング７で構成され、このリング
７は外輪を兼ねている。内輪と外輪の境界面の形
状は球面の一部をなしているため、内輪と外輪の
中心軸は相対的に自由に傾斜しうる構造となつて
いる。
は自動調心機構を有する自動調心軸受が設けられ
ている。すなわち自動調心軸受は、クランクピン
９ａのピン係合部ではピン９ａに沿つて移動可能
であり、その外周面が球面で構成された内輪１３
とこの内輪の外周面に係合する球面を有し、旋回
スクロール部材２に固定される外輪１４で構成さ
れ、またピン係合部ではピン６に沿つて移動可能
であり、その外周面に球面を有する内輪１２と、
これに係合するリング７で構成され、このリング
７は外輪を兼ねている。内輪と外輪の境界面の形
状は球面の一部をなしているため、内輪と外輪の
中心軸は相対的に自由に傾斜しうる構造となつて
いる。
フレーム軸受１１に軸受支持されるクランク軸
９が駆動されて回転すると、旋回スクロール部材
２が旋回し、吸入ポート１０から流入した流体
は、流体ポケツト４に閉じ込められ、圧縮されて
吐出ポート３から排出される。クランク軸を逆転
させれば、逆に流体は吐出ポート３から流入し、
吸入ポート１０から膨張して排出される。ピン
６、内輪１２、リング７および丸穴８で構成され
る自転防止機構部は複数個設けられており、旋回
スクロール部材２の自転を防止する。ピン６は内
輪１２、およびクランクピン９ａと内輪１３と
は、わずかなすきまを設けてかん合している。
９が駆動されて回転すると、旋回スクロール部材
２が旋回し、吸入ポート１０から流入した流体
は、流体ポケツト４に閉じ込められ、圧縮されて
吐出ポート３から排出される。クランク軸を逆転
させれば、逆に流体は吐出ポート３から流入し、
吸入ポート１０から膨張して排出される。ピン
６、内輪１２、リング７および丸穴８で構成され
る自転防止機構部は複数個設けられており、旋回
スクロール部材２の自転を防止する。ピン６は内
輪１２、およびクランクピン９ａと内輪１３と
は、わずかなすきまを設けてかん合している。
このような構造においては、ピン６と内輪１２
の境界面あるいはクランクピン９ａと内輪１３の
境界面で片当たりを発生しない。すなわち部品の
加工精度の低下に起因した片当たり、あるいは旋
回スクロール部材のたわみに起因した片当たり
は、内輪１２，１３のピン６，９ａに沿う移動と
内輪１２，１３のごろがり運動とにより許容す
る。したがつて、ピン係合部の焼付あるいは異常
摩耗を発生することがない。
の境界面あるいはクランクピン９ａと内輪１３の
境界面で片当たりを発生しない。すなわち部品の
加工精度の低下に起因した片当たり、あるいは旋
回スクロール部材のたわみに起因した片当たり
は、内輪１２，１３のピン６，９ａに沿う移動と
内輪１２，１３のごろがり運動とにより許容す
る。したがつて、ピン係合部の焼付あるいは異常
摩耗を発生することがない。
この実施例では、ピン６を旋回スクロール部材
２に取付けているが、ピン６をフレーム５の側
に、丸穴８を旋回スクロール部材２の側に設けて
もよく、またこの自転防止機構部は固定スクロー
ル部材１と旋回スクロール部材２の相対する両端
面間に配置してもよい。また自動調心軸受はピン
部あるいはクランクピン部のいずれか一方のみに
設けても、それぞれ効果がある。
２に取付けているが、ピン６をフレーム５の側
に、丸穴８を旋回スクロール部材２の側に設けて
もよく、またこの自転防止機構部は固定スクロー
ル部材１と旋回スクロール部材２の相対する両端
面間に配置してもよい。また自動調心軸受はピン
部あるいはクランクピン部のいずれか一方のみに
設けても、それぞれ効果がある。
以上説明したように、本発明によれば、ピンお
よびクランクピンの係合部分に自動調心軸受を用
いるようにしたため、これらの部分での片当たり
が防止でき、したがつて焼付あるいは異常摩耗を
発生しない信頼性の高いスクロール流体機械を実
現できる。
よびクランクピンの係合部分に自動調心軸受を用
いるようにしたため、これらの部分での片当たり
が防止でき、したがつて焼付あるいは異常摩耗を
発生しない信頼性の高いスクロール流体機械を実
現できる。
図面は本発明によるスクロール流体機械の一実
施例を示す要部縦断面図である。 ６……ピン、７……リング、１２……内輪、９
ａ……クランクピン、１３……内輪、１４……外
輪。
施例を示す要部縦断面図である。 ６……ピン、７……リング、１２……内輪、９
ａ……クランクピン、１３……内輪、１４……外
輪。
Claims (1)
- １ インボリユートもしくはインボリユートに近
い曲線形状に形成されたラツプを備えた旋回スク
ロール部材と固定スクロール部材とを、両者のラ
ツプが互いにかみ合うように接合し、旋回スクロ
ール部材をフレームと固定スクロール部材との間
に配置し、旋回スクロール部材およびフレームの
相対する両端面間または固定および旋回スクロー
ル部材の相対する両端面間にピン係合部によつて
構成される自転防止機構を設け、旋回スクロール
とクランク軸のクランクピンとを係合部によつて
連結したスクロール流体機械において、前記自転
防止機構を構成するピン係合部およびクランクピ
ンの係合部のいずれか一方あるいは双方に、前記
ピンにその軸線方向に移動可能にかん合され、か
つ外周面に球面を有する内輪と、この内輪の外周
面と係合する球面を有しかつ前記ピンに相対する
部材に固定される外輪とからなる自動調心軸受を
用いたことを特徴とするスクロール流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16718981A JPS5870003A (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | スクロ−ル流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16718981A JPS5870003A (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | スクロ−ル流体機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5870003A JPS5870003A (ja) | 1983-04-26 |
| JPS6345481B2 true JPS6345481B2 (ja) | 1988-09-09 |
Family
ID=15845074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16718981A Granted JPS5870003A (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | スクロ−ル流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5870003A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS618488A (ja) * | 1984-06-20 | 1986-01-16 | Tokico Ltd | スクロ−ル式流体機械 |
| US4836758A (en) * | 1987-11-20 | 1989-06-06 | Copeland Corporation | Scroll compressor with canted drive busing surface |
| JPH0469405A (ja) * | 1990-07-11 | 1992-03-04 | Hitachi Ltd | 軸受構造およびその軸受を用いた密閉形電動圧縮機 |
| US5439360A (en) * | 1991-07-22 | 1995-08-08 | Carrier Corporation | Self-adjusting crankshaft drive |
| JP2000027774A (ja) * | 1998-07-10 | 2000-01-25 | Toyota Autom Loom Works Ltd | スクロール型圧縮機における可動スクロール部材の自転阻止構造 |
| US6776593B1 (en) * | 2003-06-03 | 2004-08-17 | Lg Electronics Inc. | Scroll compressor |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51117304A (en) * | 1975-03-24 | 1976-10-15 | Little Inc A | Fixed delivery fluid means |
| JPS5546081A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | Scroll compressor |
-
1981
- 1981-10-21 JP JP16718981A patent/JPS5870003A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51117304A (en) * | 1975-03-24 | 1976-10-15 | Little Inc A | Fixed delivery fluid means |
| JPS5546081A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | Scroll compressor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5870003A (ja) | 1983-04-26 |
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