JPS6345315A - ステンレス材の防塵処理方法 - Google Patents

ステンレス材の防塵処理方法

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JPS6345315A
JPS6345315A JP18800486A JP18800486A JPS6345315A JP S6345315 A JPS6345315 A JP S6345315A JP 18800486 A JP18800486 A JP 18800486A JP 18800486 A JP18800486 A JP 18800486A JP S6345315 A JPS6345315 A JP S6345315A
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JP
Japan
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stainless steel
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steel material
dust
chemicoat
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JP18800486A
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Koji Nomiyama
野見山 剛治
Junzo Hayaizumi
早泉 淳三
Akira Isaka
井坂 晃
Tadashi Suzuki
忠 鈴木
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KEMIKOOTO KK
Hitachi Ltd
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KEMIKOOTO KK
Hitachi Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ステンレス材の防塵処理方法に関し、特に磁
気ディスク駆動装置に使用されるステンレス部品の防塵
処理に好適な処理方法に関する。
〔発明の背景〕
電子計算機用磁気ディスク駆動装置は、記録密度の高密
度化がますます進む傾向にあり、磁気ヘットの浮上量も
小さくなってきている。これに伴い、磁気ヘッドと磁気
ディスク面に塵埃の付着や混入があると、致命的な問題
となるため、磁気ヘッドとその駆動部および磁気ディス
クは一体密閉構造(以下、HD Aと記す)内に納めら
れ、外部から塵埃の介入を防止している。また、この)
(DA内部に組込まれる部品から発生する塵埃も防止す
る方法が望まれている。部品自体から発生する塵埃とし
ては、機械加工およびプレス加工のかえりが取り切れず
に残ったため、HDA内に組込まれた後、落下する場合
、あるいはHD A内に組込まれる前に、部品表面に付
着した塵埃が除去しきれず、HDA内に組込まれた後に
剥雛して発生する場合、あるいは部品の素材が腐食する
ことにより、腐食部から発生する場合等がある。なお、
部品の素材としては、一般的には、アルミニウム材が使
用される。
第7図は、機械加工により発生するかえりを示す斜視図
である。素材1が工具2により切削される状態が示され
ており、素材1を工具2により矢印方向に切削すると、
切削面の外周に材料の横方向の流れでかえり3が発生す
る。
第8図(a)(b)は、それぞれプレス抜き加工した場
合の断面図と、(a)をA方向より見た正面図である。
(a)に示すように、プレス抜きした断面をA方向から
見ると、(b)に示すように4段階の層になっており、
上方よりだれ面4.せん断面5゜破断面6.およびかえ
り7と続いている。第7図のかえり3および第8図のか
えり7を、それぞれ除去するためには、従来より手作業
により除去する方法があるが、多大な工数を要すること
と、量産性がないという問題がある。そのため、一般的
には、バレル研摩が行われている。
第9図は、一般的なバレル研摩である流動バレルの概念
図である。洗濯機の原理により水8で満たされた研斤槽
9に、メディア10とコンパウンド11を入れ、その中
に機械加工およびプレス加工した部品12を入れる。そ
して、モータ13に連接されたスピンドル14と、これ
に連接された回転115が回転することにより、メディ
アlOが機械加工およびプレス加工された部1品12に
接触し、これを強力な摩擦で削り取る。
第10図は、流動バレル時のかえりの除去説明図である
。部品12には、機械加工およびプレス加工により発生
したかえり16が残さねている。
このかえり16に多数のメディア10が当り、メディア
10の表面に埋設された砥粒17により、徐々にかえり
16が除去される。しかし、この際に、摩耗粉が機械加
工およびプレス加工部品12の表面に付着し、後でスコ
ッチテープ等の粘着テープを貼り、これを引きはがすと
、テープ粘着面に多数の塵埃が付着しているのが見られ
る。そのため、表面付着物を封止するため、化学ニッケ
ルめっきや塗装、および化成皮膜処理等、表面膜を形成
する方法が実施されているが、これらは工程が多くコス
ト高を拓いている。
また、素材の腐食から発生する塵埃防止の方法としては
、素材を腐食しないSUS材(ステンレス材)を使用す
ることにより可能であるが、前述゛のバレル研摩時の表
面付着物を除去しない限り、やはり表面膜を形成する方
法を用いなければならない。これでは、やはり処理工程
が多く、コスト高となる。
第11図は、従来の部品加工工程図である。
これまで説明したプロセスをまとめると、第11図に示
すようになる。すなわち、素材(アルミニウム材)21
を機械加工およびプレス加工後(ステップ22,23)
、バレル研摩によりかえりを除去しくステップ24)、
機械加工およびプレス加工部品の表面付着物を封止し、
さらにアルミニウム素材の腐食を防止するため、表面膜
形成処理を施こしくステップ25)、その後に洗浄を行
って(ステップ26)、部品の完成となる。
第12図は、第11図における表面膜形成処理の代表的
な化学ニッケルめっきの工程を示す図である。第11図
の表面膜形成処理25では、先ず、機械加工およびプレ
ス加工時の切削油を除去するため、クロロセン洗浄を行
う(ステップ251)。
次に、クロロセン洗浄では落ちない動・植物油を除去す
るため、アルカリ脱脂を行う(ステップ252)、その
後、缶石性を向上させるため、ニツチング、硝酸液に浸
漬する(ステップ253,254)。そして、無電解ニ
ッケルをめっきし、表面膜を形成する(ステップ255
.256)。さらに、素材耐食性を向上させるため、ク
ロム酸液に浸漬しくステップ257)、湯洗により液を
除去して(ステップ258)、処理を終了する。以上の
工程で行った機械加工およびプレス部品は、粘着テープ
により引きはがしを行っても、塵埃は皆無となるが、多
工程にわたるためコスト高になっている。(例えば、[
精密i産部品のマイクロブバーリング」〔機械技術)’
80.7月号、rバレル研磨の原理と精密ノ」1物部品
のパリ取り」〔R械技術]’80゜10月号、「完全自
動化に成功した無電解ニッケルめっきプロセス」 〔上
村工業株式会社のカタログ〕、「ケミコートNO,5T
−880ステンレス鋼のスケール除去剤」〔株式会社ケ
ミコートのカタログ〕参照)。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、このような従来の問題を改讐し、ステ
ンレス材を使用して、バレル研摩時の表面付着物を簡単
に除去することができ、量産性が高く処理コストを低下
させ、防塵部品として信頼性を向上させることができる
ステンレス材の防皇処理方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明によるステンレス材の
防塵処理方法は、ステンレス材(Fe。
Cr、Niその他)を使用して機械加工およびプレス加
工した部品を、先ずアルミナ系砥粒によるバレル研摩処
理工程を経た後、ケミコート液(HF + HN O3
v酸化抑制剤、その他)を用いた化学処理工程を通過さ
せ、水洗による洗浄工程を通すことに特徴がある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すステンレス材部品加
工の工程図である。本実施例においては、SUS材(ス
テンレス材)21を使用し、機械加工およびプレス加工
を行った姦(ステップ22、’23)、バレル研摩を行
い(ステップ24)、その後、ケミコート液(例えば、
株式会社ケミコート社製のケミコート5T−880)に
浸漬して、表面付着物を除去しくステップ28)、水洗
を行った後(ステップ29)、部品の完成となる。
ここで、ケミコート5T−880によるステンレス鋼の
スケール除去剤について、説明する。
従来、ステンレス鋼のスケール除去のためには、弗酸液
、硝酸液等の混酸を使用していたが、ケミコート5T−
880は上記弗酸液を含有しないステンレス鋼のスケー
ル除去剤である。従って、作業上の危険度も少なく、ま
たハケ塗りでも使用することができる。ハケ塗りの場合
、グミコート5T−880助剤50g〜100gを少量
(7)zチルアルコールに溶かしてから、加工液に加え
、よく攪伴する。次に、助剤の量で調整することにより
、次第に粘度を増し、ペースト状にする。粘度の保持時
間は約8時間程度であり、使用する量だけをペーストに
して、無駄にならないようにする。常温にて処理を続け
ると、液の能力が低下する。通常は、5分〜20程度度
でステンレススケールを除去することができる。ケミコ
ート5T−880の加工液lΩで処理できる面積は、約
60 d m2である。
第2図、第3図および第4図は、SUS材とケミコート
5T−880の主成分を示す図、およびSUS材とケミ
コート材の化学反応を示す図である。第2図に示すよう
に、SUS材は、鉄(Fa)、クロム(Cr)、ニッケ
ル(Ni)およびその他の成分から成る。また、ケミコ
ート5T−880は、弗化水素酸塩と酸化抑制剤および
その他から成る。
これらの主成分の化学反応により、ステンレスの表面酸
化物およびステンレスが溶解し表面に付着している異物
は除去される。また、酸化抑制剤により均一に溶解させ
る。すなわち、第3図に示すように、Fe、Cr、Ni
の酸化物とHFの複数分子が結合して、Fe、Cr、N
iの各陽イオンとその半分の数の水の分子とHFの負イ
オンへの化学反応が起こる。第3図に示す反応によりス
テンレスの表面酸化物およびステンレスが溶解して、表
面に付着している異物が除去されることになる。
次に、第4図に示す反応が起こる。すなわち、硝酸(H
N O3)がHNO3の陽イオンと酸素の負イオンに分
解され、この酸素の負イオンがF e+ *。
Cr”″“、Ni”と反応して、それぞれの酸化物とな
る。
そして、また第2図の反応に戻り、ケミコート5T−8
80に浸漬している間、この反応が繰り返され、次第に
SUS材表面が平滑になる。
第5図は、第1図におけるケミコート5T−880の工
程の詳細を示す図であり、茅6図は第5図の具体的な処
理説明図である。ケミニート5T−880の工程は、第
5図に示すように、クロロセン洗浄の後(ステップ27
)、ケミコート5T−880の溶液に浸漬しくステップ
28)、その後、水洗を行って(ステップ29)、完成
する。第5図のケミコート5T−880の浸漬処理は、
第6図(a)に示すように、容器30内にケミコート5
T−880の溶液31を満たし、この中に第6図(b)
に示すような器具32を浸漬する。器具32には、複数
段の吊金33が多数段けらicでおり、これらの吊金3
3にクロロセン洗浄されたSUS材34を吊した後に、
第6図(a)に示すケミコート液の中に浸漬する。ケミ
コート5T−880によるSUS材表面溶解量は、時間
と温度の管理がポイントになるが、この場合、時間は3
分、温度は23℃で実施した。
本実施例においては、バレル研摩で表面に付着した塵埃
をケミコート5T−880により化学的に除去すること
ができ、第12図に示すような多工程にわたる表面膜形
成処理を省略することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によ九ば、機械加工および
プレス加工時に発生するがえり取りを、バレル研摩で行
った後、バレル研摩で表面に付着した1埃をケミコート
5T−880によって化学的に除去することができ、素
材からの腐食も防止することができるので、安価でがっ
信頼性の高い防塵部品を製作することが可能であ葛。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す部品加工工程図、第2
図は本発明のSUS材およびケミコート5T−880の
成分を示す図、第3図および第4図は本発明によるSU
S材とケミコート5T−880の化学反応式を示す図、
第5図は第1図におけるケミコート5T−880の工程
図、業6図は第5図におけるケミコート5T−880の
処理を示す図、第7図は機械加工時のかえり発生状態図
、第8図はプレス加工部品の断面図、第9図は流動バレ
ルの概念図、第10図は第9図における流動バレル時の
かえりの除去の説明図、第11図は従来の部品加工工程
図、第12図は無電解ニッケルめっきの工程図である。 30:容器、31:ケミコート5T−880(7)液体
、32:吊下げ器具、33:吊金具、34:。 SUS材、2:工具、3.7:かえり、・1:だれ面、
5:せん断面、6:破断面、9:研摩槽。 10:メディア、17:砥粒12:加工部品。 特許出願人 株式会社日立製作所(はが1名)第1図 第2図 第3図 第   4  図 第   5   図 第   6   図 (a)     (bl 第   7   図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ステンレス材(Fe、Cr、Niその他)を使用し
    て機械加工およびプレス加工した部品を、先ずアルミナ
    系砥粒によるバレル研摩処理工程を経た後、HF、HN
    O_3、酸化抑制剤を主成分とする液を用いた化学処理
    工程を通過させ、水洗による洗浄工程を通すことを特徴
    とするステンレス材の防塵処理方法。
JP18800486A 1986-08-11 1986-08-11 ステンレス材の防塵処理方法 Granted JPS6345315A (ja)

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JP18800486A JPS6345315A (ja) 1986-08-11 1986-08-11 ステンレス材の防塵処理方法

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JPS6345315A true JPS6345315A (ja) 1988-02-26
JPH0524998B2 JPH0524998B2 (ja) 1993-04-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643383A (en) * 1979-09-18 1981-04-22 Seiko Epson Corp Anti-fogging resin coating composition
JPS60146671A (ja) * 1984-01-09 1985-08-02 Tipton Mfg Corp 工作物を溶解する性質のある化学薬品を併用するバレル研磨方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643383A (en) * 1979-09-18 1981-04-22 Seiko Epson Corp Anti-fogging resin coating composition
JPS60146671A (ja) * 1984-01-09 1985-08-02 Tipton Mfg Corp 工作物を溶解する性質のある化学薬品を併用するバレル研磨方法

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