JPS6345264A - 新規ピラゾ−ル誘導体、その製造法およびそれらを含有する農園芸用殺菌剤 - Google Patents

新規ピラゾ−ル誘導体、その製造法およびそれらを含有する農園芸用殺菌剤

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JPS6345264A
JPS6345264A JP62085653A JP8565387A JPS6345264A JP S6345264 A JPS6345264 A JP S6345264A JP 62085653 A JP62085653 A JP 62085653A JP 8565387 A JP8565387 A JP 8565387A JP S6345264 A JPS6345264 A JP S6345264A
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Tsutomu Ishii
勉 石井
Hideo Yamazaki
秀雄 山崎
Toshiaki Kuwazuka
敏昭 鍬塚
Yuji Yanase
勇次 柳瀬
Yoshinori Tanaka
良典 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式(1) (式中、R1はアルキル基、アルケニル基、ハロアルケ
ニル基、フェニル基またはカルバモイル基を示し、R2
は水素原子、アルキル基、ハロアルキル基またはフェニ
ル基を示し、R3は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基またはフェニル基を示し、R4およびRsはそれ
ぞれ水素原子、塩素原子または低級アルキル基を示す)
で表わされるピラゾール誘導体、その製造法およびそれ
らを存効成分として音響する農園芸用殺菌剤に関するも
のである。
〔従来技術〕
従来より農園芸上有用な有機合成化合物については多く
の研究がなされており、生理活性を示す化合物が多数見
出され、実用に供されている。アミド系化合物としても
きわめて多数の活性化合物が見出されており、除草剤あ
るいは殺菌剤として使用されている化合物もある0例え
ば置換ベンズアミド誘導体として、除草剤としてはエチ
ル N−ヘンソイル−N−(3,4−’;ジクロロェニ
ル)−2−アミノプロピオネート (ベンゾイルプロッ
プエチル)、殺菌剤としては2−メチル−N−(3−イ
ソプロポキシフェニル)−ベンズアミド(メプロニル)
などが知られている。また除草活性を示すピラゾール系
化合物としては、たとえばP−)ルエンスルホン!6 
4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチ
ルピラゾール−5−イル(ビラゾレート)あるいは4−
(2,4−ジクロロベンゾイル)−5−ベンゾイルメト
キシ−1,3−ジメチルピラゾール(ビラゾキシン)は
国内で水田用除草剤として広く利用されている。殺菌作
用のある化合物としてはオーストラリアン ジャーナル
オブ ケミストリー(Aust、 J、 Chew、)
、 36.135−47ページ(1983年)およびア
グリカルチュラルバイオロジカル ケミストリー (A
gr、 Biol。
Chea+、)、 48.45 50ページ(1984
年)に1.3−ジメチルとラゾールカルポキシアニリド
ff11体がリゾクトニア ソラニに対して弱い殺菌作
用を示し、またそれによって引き起こされるワタ苗立ち
枯れ病に対しても防除効果を示すことが記載されている
。しかしこれら1,3−ジメチルピラゾールカルボキシ
アニリド誘導体の作用は既に一般的に知られているメプ
ロニル等カルボキシアニリド系化合物と同様に担子菌類
にのみ活性を示すようである。
ケミカル アプストラクツ(Chemcal Abst
racts)には本発明のピラゾール誘導体と近縁のア
シルアミノ飽和脂肪族誘導体の合成の例がわずかに見ら
れる。たとえば、ジャーナル オプ ザ ケミカル ソ
サイエテ4 (J、Chem、Soc、) 、 196
3.2143〜2150ページおよびシンセシス(Sy
nthesis) 、 1972゜(11) 、622
〜624ページには2−ベンゾイルアミノブチロニトリ
ルが、またビュレタン デ ラソシエテ シミーク ド
 フランセ・(Bull、Soc。
Chim、 Fr、) 、 1969. (11) 、
 4108〜4111ページおよびユスタス リービフ
ヒ アンナーレン デル ヘミ−(Justus Li
ebgs Ann、Chem、)、1972,764.
69〜93ページには2−ペンゾイルアミノプロピオノ
ニトリルの合成例が例示されている。しかし、これらの
文献には記載されている化合物の生理活性については全
く触れられていない。
従来、農園芸用殺菌剤としては様々の化学構造を有する
化合物が実用に供されており、それら合成化合物の植物
病害防除、ひいては農業の発展に果たした役割は計り知
れないものがある。しかし、それら従来の合成化合物と
て決して充分な防除作用、あるいは安全性をもつとは言
いがたい薬剤も見受けられるのも事実である。たとえば
、各種作物の疫病およびべと病に対してはカプタホル、
TPN、キャブタンあるいはジチオカーバメート系薬剤
が広く一般に使用され、作物増産に寄与してきた。しか
しこれらの化合物はいずれも疫病およびべと病に対して
予防的な効果が主であり、治療的な効果は全(期待でき
ない、その為、病害の発生が認められたときには既に十
分な効果が期待できないという欠点を有している。現実
に作物病害防除の為に薬剤散布を考えると多かれ少なか
れ病害発生後に散布することになり、これらの化合物で
は完全な病害防除は困難である。またこれらの化合物は
防除効果を示す濃度も極めて高く、・防除薬剤の安全使
用の面からも問題視されているし、また魚類に対する毒
性も無視できない薬剤も見受けられる。こうした点を改
良すべく新たな防除剤の研究が鋭意続けられ、例えば藻
菌類に対する病害防除剤として現在では治療効果にも優
れた効果を示すN−フェニルアラニンエステル誘導体、
例えばメタラキシル(N−(2,6−シメチルフエニル
)−N−(2−メトキシアセチル)アラニンメチルエス
テル〕等が開発され、世界的に実用に供されつつある。
しかしこれらのN−フェニルアラニンエステル誘導体は
既にその薬剤耐性菌の発生による防除効果の低下が間朋
視されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上に記載した従来技術の欠点を克服し、農園芸
用殺菌剤として優れた特性を有する化合物、その製造法
およびそれらを有効成分とする有害微生物防除剤を提供
することを課題とする。つまり、各種作物の疫病、べと
病等に対しては予防的、治療的効果の両方を合わせもつ
優れた防除効果を有する適用範囲の広い化合物、まIこ
は栽培植物に対しては薬害を示さず、温血動物、あるい
は魚類に対する毒性もない化合物を提供すること、およ
びより簡易、かつ高収率なそれらの製造法、およびそれ
らを含有する有用な農薬組成物を提供するこを課題とす
る。
〔課題を解決するための手段および作用〕前記課題を解
決するためアシルアミノアセトニトリル誘導体について
鋭意研究した結果、ピラゾールカルボニルアミノアセト
ニトリルHM’J体が、前記の例示化合物からは全く予
測することのできない生理活性を有するものであり、農
園芸用殺菌剤として優れた幅広い植物病害防除効果を有
し、特に各種作物の疫病、べと病等に対しては予防にも
、また病害に怒染した後の治療にも優れた防除効果を示
すことを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は一般弐四) (式中、R1はアルキル基、アルケニル基、ハロアルケ
ニル基、フェニル基またはカルバモイル基を示し、R2
は水素原子、アルキル基、ハロアルキル基またはフェニ
ル基を示し、R3は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基またはフェニル基を示し、R4およびR5はそれ
ぞれ水素原子、塩素原子または低級アルキル基を示す)
で表わされるピラゾール誘導体であり、新規化合物であ
る。
−S式(1)におけるIt’はアルキル基、好ましくは
炭素数1−12のアルキル基、より好ましくは炭素数1
−6の低級アルキル基、アルケニル基、好ましくは炭素
数2−6の低級アルケニル基、ハロアルケニル基、好ま
しくは炭素数2−6の低級ハロアルケニル基、フェニル
基またはカルバモイル基、好ましくは炭素数1−6の低
級アルキルカルバモイル基であり、R2は水素原子、ア
ルキル基、好ましくは炭素数1−6の低級アルキル基、
ハロアルキル基、好ましくは炭素数1−6の低級ハロア
ルキル基またはフェニル基であり、R3は水素原子、ハ
ロゲン原子、炭素数1−6の低級アルキル基またはフェ
ニル基であり、R4およびRSはそれぞれ水素原子、塩
素原子または炭素数1−6の低級アルキル基である。
本発明はさらに前記一般式(1)で表わされるピラゾー
ル誘導体の製造法についても鋭意検討した結果、高収率
で目的物を得る方法を見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明に係るピラゾール誘導体の製造法は一
般式(II) (式中、R1、P!およびR3はそれぞれ前記の意味を
示し、Xはハロゲン原子を示す) で表わされる化合物と一般式CI[l)す) で表わされる化合物とを反応させることを特徴とする一
般式(1)で表わされるピラゾール誘導体の製造法であ
る。
一般式(1)で表わされる本発明化合物の製造方法を反
応図式Aにより以下に説明する。
反応図式A (rV)              (Ill)RI
                    R1(V)
                 (II)(式中、
R’、R”、!l’、R’およびR5はそれぞれ前記の
意味を示す、) −i式(rl/)で表わされるアルデヒドをHCNおよ
びアンモニアの存在下にシュドレッカー反応を行いα−
アミノブテンニトリル誘導体(III)を得る0次いで
これを塩基の存在下、予めピラゾールカルボン酸(V)
と塩化チオニルで調製したピラゾールカルボン酸クロリ
ド(U)と反応させる。
塩基としては例えばトリエチルアミン、ジメチルアニリ
ン、ピリジン、ピコリン等の有機塩基、アンモニア、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸アンモニウムな
どの無機塩基があるが、これらに限定されるものではな
い、この反応は溶媒または希釈剤中で行うのが好ましい
、R8媒としては本反応に不活性なものはいずれも使用
できる。
例えばヘンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸エチル等のエステル類、N、 N−ジメチルホルム
アミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジ
メチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロロエ
チレン等のハロゲン化炭化水素類、ピリジン、ピコリン
等の有機塩基類および水が挙げられる。
特にピリジン、ピコリン等の有機塩基を用いる場合は脱
酸剤としての塩基の機能も有する。この反応は中間体の
α−アミノブテンニトリル誘導体(I[I)の熱安定性
がよくないため、あまり高温下での反応は望ましくな(
、また、発熱反応であるため冷却下(0〜5℃)に行う
ことが望ましい。
装入の順序はどの順に加えてもよいが、通常はα−アミ
ノブテンニトリル誘導体(I[[)溶媒を装入し、更に
塩基を加えた後、ピラゾールカルボン酸クロリド(I[
)をそのまま、あるいは溶媒で希釈して加えるのが望ま
しい0反応時間は反応温度によって異なるが、通常0.
5〜5時間の範囲である。
か(して得た所望のピラゾール誘導体は再結晶、カラム
クロマトグラフィー等常法によって容易に単離および精
製することが可能である。
さらに、本発明は本発明に係る前記一般式(1)で表わ
されるピラゾール誘導体を有効成分として含有すること
を特徴とする農園芸用殺菌剤を提供するものである。本
発明化合物を農園芸用殺菌剤として使用する場合は広い
範囲の植物病害に対して防除効果を示すが、特に藻菌類
によって惹起される各種作物の疫病およびぺと病に有効
である。
主な防除対象病害としてはジャガイモ疫病、トマト疫病
、タバコ疫病、イチゴ疫病、アズキ茎疫病、ブドウペと
病、キュウリベと病、ホップペと病、シュンギクベと病
、あるいはアファノミセス属菌、ピシウム属菌等による
各種作物苗立枯病が挙げられる。
本発明化合物の施用方法としては種子消毒、茎葉散布、
土壌処理等が挙げられるが、通常当業者が利用するどの
ような施用方法にても十分な効力を発揮する。施用量お
よび施用濃度は対象作物、 拳対象病害、病害の発生程
度、化合物の剤型、施用方法および各種環境条件等によ
って変動するが、散布する場合にはアール当り5〜20
0gが適当であり、望ましくはアール茸り10〜100
gである。散布濃度としては10〜500ppmが適当
であり、望ましくは50〜300ppmである。
本発明の農園芸用殺菌剤は他の殺菌剤や殺虫剤、除草剤
、植物成長調節剤等の農薬、土壌改良剤または肥効性物
質との混合使用は勿論のこと、これらとの混合製剤も可
能である。
本発明に係る化合物は、そのまま施用してもよいが固体
または液体の希釈剤を包含する担体と混合した組成物の
形で施用するのが好ましい、ここでいう担体とは、処理
すべき部位へ有効成分の到達を助け、また有効成分化合
物の貯蔵、輸送、取扱いを容易にするために配合される
合成または天然の無機または有機物質を意味する。
適当な固体担体としてはモンモリロナイト、カオリナイ
トなどの粘土類、ケイソウ土、白土、タルク、バーミキ
ュライト、石膏、炭酸カルシウム、シリカゲル、硫安な
どの無機物質、大豆粉、鋸屑、小麦粉などの植物性有機
物質および尿素などが挙げられる。
適当な液体担体としてはトルエン、キシレン、クメンな
どの芳香族炭化水素類、ケロシン、鉱油などのパラフィ
ン系炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロ
エタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチル
エチルケトンなどのケトン類、ジオキサン、テトラヒド
ロフランなどのエーテル類、メタノール、プロパツール
、エチレングリコールなどのアルコール類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、水などが挙げられ
る。
さらに本発明化合物の効力を増強するために、製剤の剤
型、通用場面等を考慮して目的に応じてそれぞれ単独に
、または組合わせて以下のような補助剤を使用すること
もできる。
乳化、分散、拡展、湿潤、結合、安定化等の目的ではり
ゲニンスルホン酸塩などの水溶性塩基、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩等のアニオン
界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、
ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル、ポリ
オキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアミド、ポリオキシアルキレンアルキルチオ
エーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、ソルビクン脂肪酸エステル、ポ
リオキシアルキレンソルビタンl]WI]H2エステル
、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンプロツクポ
リマー等の非イオン性界面活性剤、ステアリン酸カルシ
ウム、ワックス等の滑剤、イソプロピルヒドロジエンホ
スフェート等の安定剤、その他メチセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、カゼイン、アラビアゴム等が挙
げられる。
しかし、これらの成分は以上のものに限定されるもりで
はない。
本発明化合物の組成物の有効成分量は、通常粉剤では0
.5〜20重世%、乳剤では5〜20重量%、水和剤で
は10〜90重世%、粒剤では0.1〜20重量15%
、フロワブル剤では10〜90重量%である。
〔実施例〕
本発明に係る一般式(1)で表わされるピラゾール誘導
体の代表例を表−1に示す。
次に本発明化合物の製造方法を合成例を挙げて具体的に
説明する。
合成例1 塩化アンモニウム8.3g 、シアン化ナトリウム5.
0gを水50m1に溶解し、これにエチルエーテル15
m1. 28χアンモニア水8mlを加えた。水浴にて
5℃に冷却し、攪拌下に3−メチル−2−ブチナール7
.0gを滴下し、さらに同温度で24時間攪拌した。
反応終了後、エーテル層を分液し、水層を三度エーテル
抽出した後エーテル層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥
した。エーテル層を減圧下に濃縮し、残渣にエチルエー
テル100II+lを加え0〜5℃に冷却した0次いで
トリエチルアミン4.2gを加えた後、撹拌下に1.3
−ジメチルピラゾール−4−カルボン酸クロリド3.9
gを徐々に加えた0滴下後さらに一時間同温度で攪拌を
続けた。析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別し、濾
液を減圧下萎溜して溶媒を除去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製した。ベンゼン−
酢酸エチル系より溶出し、所望の2−(1,3−ジメチ
ルピラゾール−4−イルカルボニルアミノ)−4−メチ
ル−3−ペンテンニトリル3.7g ’cmた。
収率64.6% m、ρ、 110.5〜111.5℃ δ昇互13(ppm): 1.78(6Ls)、2.4
6(3)f、sL3.82(3)1. s) 、 5.
31 (LH,d、 J=8.0Hz) 。
5.68(IH,dd、 J−8,0)1z、 J−8
,0Hz) 。
6.78(LH,d、J−8,0Hz)、7.8(IH
,s)合成例2 塩化アンモニウム6.7g、シアン化ナトリウム4.0
gヲ水50IIlに?容解し、これにエチルエーテルa
ils  28χアンモニア水7+1を加えた.水浴に
て5℃に冷却し、攪拌下に3−クロロ−2−ブチナール
 7.0gを滴下し、さらに同温度で12時間撹拌した
。反応終了後、エーテル層を分液し、水層を三度エーテ
ル抽出した後エーテル層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾
燥した。エーテル層を減圧下に濃縮し、残渣にテトラヒ
ドロフラン50II11を加え0〜5℃に冷却した。次
いでトリエチルアミン3.4gを加えた後、撹拌下に1
,3−ジメチルピラゾール−4−カルボン酸クロリド3
.1gを徐々に加えた.滴下後さらに一時間同温度で撹
拌を続けた.析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別し
、濾液を減圧下萎溜して溶媒を除去した.残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーでヘキサン−酢酸エチル
系より溶出し、所望の2−(1.3−ジメチルピラゾー
ル−4−イルカルボニルアミノ)−4−クロロ−3−ペ
ンチンニトリル2.6gを得た。
収率52.5% m.p.  113〜114°C δ::s’(pp+*):2.19(3H,s)、2.
47(3H,s)、3.80(3)1,s) 、5.6
0−5.82(2)1.m) 、6.79−7.02(
IH.m)、?.75(1)1,s)合成例3 2−(1.3−ジメチルピラゾール−4−イルカル塩化
アンモニウム10.0g 、シアン化ナトリウム6、0
gヲ水5りn+1に溶解し、これにエチルエーテル15
ml  28mアンモニア水10+wlを加えた。水浴
にて5℃に冷却し、攪拌下にクロトンアルデヒド7、0
gを滴下し、さらに同温度で24時間攪拌した.反応終
了後、エーテル層を分液し、水層を三度エーテル抽出し
た後エーテル層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥した。
エーテル層を減圧下に濃縮し、残渣にエチルエーテル1
00mlを加え0〜5°Cに冷却した。次いでトリエチ
ルアミン5.1gを加えた後、撹拌下に1,3−ジメチ
ルピラゾール−4−カルボン酸クロリド4.6gを徐々
に加えた.滴下後さらに一時間同温度で攪拌を続けた。
水50I++1を加え、析出したトリエチルアミン塩酸
塩を溶解した。エーテル層を分液し、水洗、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。
エーテル層を減圧下TA溜して溶媒を除去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。
ヘキサン−酢酸エチル系より溶出し、所望の2−(1,
3−ジメチルピラゾール−4−イルカルボニルアミノ)
−3−ペンテンニトリル3.8gを得た。収率60.0
% m、p、  109〜110°C δ ::s’(pp+++) 二1.75(3H,d、
J−7,0Hz)、2.46(3H,s)。
3.84(3H,s)、5.4〜6.3(3H,m)。
6.68〜6.80(1)1.n+)、7.83(1)
1.s)合成例4 塩化アンモニウム8.3g、シアン化ナトリウム5.0
gを水50m+に溶解し、これにエチルエーテル15m
1.28mアンモニア水8mlを加えた。水浴にて5℃
に冷却し、攪拌下に3−メチル−2−ブチナール7.0
gを滴下し、さらに同温度で24時間撹拌した0反応終
了後、エーテル層を分液し、水層を三度エーテル抽出し
た後エーテル層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥した。
エーテル層を減圧下に濃縮し、残渣にエチルエーテル1
00m1を加え0〜5℃に冷却した0次いでトリエチル
アミン4.2gを加えた。さらに後述の中間体の合成参
考例(B)法に従って常法により1−アリル−3−メチ
ルピラゾール−4−カルボン酸クロリドとし、粗成物4
.5gを攪拌下に徐々に加えた0滴下後さらに1時間同
温度で攪拌を続けた。析出したトリエチルアミン塩酸塩
を濾別し、濾液を減圧上蒸留して溶媒を除去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した
。ヘキサン−酢酸エチル系より溶出し、所望の2−(1
−アリル−3−メチルピラゾール−4−イルカル休ニル
アミノ)−4−メチル−3−ペンテンニトリル4.3g
を得た。
収率67.9% δ暦昌’(ppm):1.81(6H,s)、2.49
(3)1.s)、4.48〜4.78(2H,m)、4
.98〜5.40(3)1.m)。
5.52〜6.20(2)1.m)、?、09(1)1
.d。
J−8,0Hz)、7.86(1)1.s)合成例5 2−(l−メチル−3−エチルピラゾール−4−イルカ
ルボニルアミノ)−4−メチル−3−ぺ塩化アンモニウ
ム2.8g、シアン化ナトリウム1.7gを水17m1
に7容解し、これにエチルエーテル6m1、28χ7ン
モニア水3mlを加えた。水浴にて5°Cに冷却し、攪
拌下に3−メチル−2−ブチナール2.5gを滴下し、
さらに同温度で24時間攪拌した。反応終了後、エーテ
ル層を分液し、水層を三度エーテル抽出した後エーテル
層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥した.エーテル層を
減圧下に濃縮し、残渣にエチルエーテル20mlを加え
0〜5℃に冷却した.次いでトリエチルアミン1.1g
を加えた.この中に1−メチル−3−エチルビラゾりル
−4−カルボン酸クロリド1.7gを含むエチルエーテ
ル20mlを室温で、攪拌下に徐々に加えた。
滴下後さらに30分間同温度で撹拌を続けた後、反応1
夜を水洗した.エーテル層を分液し、水洗、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、エーテルを減圧下で留去した.残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した
。ヘキサン−酢酸エチル系より)容出し、所望の2−(
1−メチル−3−エチルピラゾール−4−イルカルボニ
ルアミノ)−4−メチル−3−ペンテンニトリル1.6
 g’c得た。
収率65.0% δに孟”’(ppm) :1.16(3H, t.J・
8.0Hz)、1.74(3H,s)。
1、78(3)1,s)、2.80(2)1,q.J−
8.0)1z)。
3、80(3t(、s) 、5.50(21(、m) 
、8.10(1N,s)、8.62(IH,d,J=8
.0Hz)合成例6 [化アンモニウム2.8g、シアン化ナトリウム1、7
gを水17mlに溶解し、これにエチルエーテル611
1、28zアンモニア水3mlを加えた。水浴にて5℃
に冷却し、FA拌下に3〜メチル−2−ブチナール2.
5gを滴下し、さらに同温度で24時間攪拌した.反応
終了後、エーテル層を分ぺし、水層を三度エーテル抽出
した後エーテル層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥した
。エーテル層を減圧下に1・4縮し、残渣にエチルエー
テル20m1を加え0〜5℃に冷却した。次いでトリエ
チルアミン1.1gを加えた。この中に1−n−ブチル
−3−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリド2.
0gを含むエチルエーテル20m1を室温で、攪拌下に
徐々に加えた。滴下後さらに30分同温度で攪拌を続け
た後、反応液を水洗した。エーテル層を分液し、水洗、
硫酸ナトリウムで乾燥した後、エーテルを減圧下で留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製した。クロロホルム−酢酸エチル系より溶出し、
所望の2   (1−n−ブチル−3−メチルピラゾー
ル−4−イルカルボニルアミノ)−4−メチル−3−ペ
ンテンニトリル1.7gを得た。
収率62.0% δ’;::’ (ppm) :0.90(3H,t、J
−6,0Hz) 、 1.24(2H,s) 。
2.44(38,s) 、4.00(2H,t、J−6
,0Hz) 。
5.24(LH,m)、5.64(1)1. t、J=
8.0)1zL6j4(1B、d、J−8,0Hz)、
7.76(1M、s)本発明に係るその他の化合物も合
成例1〜6の方法に準じて合成できる。
なお、原料として用いた3−クロロ−2−ブチナールは
”ジャーナル オブ ザ オーガニックケミストリー”
(J、Org、Chemj、3i、1126(1965
)に記載の方法にて調製した。また、他の出発原料のピ
ラゾール−4−カルボン酸エステル類およびピラゾール
−4−カルボン酸類は以下に示す(A)〜(C)の方法
に従って合成した。なお、この中間体の段階で異性体の
分離が困難なものについては粗製物のまま次の工程に進
め、最終工程で分離精製した。
(A)法 ”オーストラリアン シアーナル オブ ケミストリー
”(Aust、J、Chem、)、36,135−14
7<1983)に記載の方法 R−C−(ニーC0zCJs + R’N)INHzC
)IOCJs RI         R1 (B)法 ピラゾール環の窒素原子へ後から置換基を導入する方法 (C)法 ピラゾール−4−アルデヒド類を酸化してピラゾール−
4−カルボン酸を得る方法 R’             R’ 以下参考例によりピラゾール−4−カルボン酸類の製造
法を具体的に説明する。
参考例(1) −(A)法 1.3−ジメチルピラゾール−4−カルボン酸の合成 2−エトキシメチレンアセト酢酸エチル18.6g(0
,1モル)とエタノール47n+1の混合物を水浴にて
5℃に冷却し、攪拌下メチルヒドラジン6.9g(0,
15モル)を滴下した。滴下後反応液を加温し、リフラ
ックス14〜5時間攪拌した0反応終了後室温まで冷却
し、水230m lを加え、塩析後三度酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した
後、硫酸ナトリウムで乾燥した。酢酸エチル層を減圧下
に濃縮し粗エステル16.7gを得た。水酸化ナトリウ
ム16.7gと水33m lの混合物に攪拌下、室温で
粗エステル16.7.を加え、100〜110℃で3〜
4時間撹拌した。反応終了後室温迄冷却し、水42m1
を加えた。反応液を冷却しながら、濃塩酸を加えてpH
4〜5とし、析出した結晶を濾取し乾燥した後、水かみ
再結晶して所望の1.3−ジメチルビラゾール−4−カ
ルボン酸9.8gを得た。収率70,0% m、p、 190〜190.5’C δVgs’3(ppm): 2.49(311,s)、
3.88(3)1.s)、7.86(IH,s)、10
.64〜11.24(IH,br s)元素分析値(χ
)    CHN Ca1c  51.42 5.75 19.99Fou
nd 51.42 5.76 20.01参考例(2)
−(B)法 合成ナトリウム0.75g#よびエタノール30+++
1より調整したナトリウムアルコラードに3−メチルピ
ラゾール−4−カルボン酸エチル5.0gを加え、均一
になったところへ1.3−ジクロロプロペン3.6gを
加え、2時間加熱還流した0反応終了後、反応物を水に
排出し、酢酸エチルで抽出し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製した。
ヘキサン−酢酸エチル系により)容出し、1−Cr−ク
ロロアリル)−3−メチルピラゾール−4一カルボン酸
エチルZ体2.5g (34%)、E体1.5g (2
0%)を得た。2体2.5gをエタノール25m1、水
酸化ナトリウム2.5gと水25m1の混合物とともに
4時間加熱撹拌した0反応終了後室温まで冷却し、反応
液を冷却しながら、4塩酸を加えてpH4〜5とし、析
出した結晶を濾取し乾燥した後、水より再結晶して所望
の1−(γ−クロロアリル)−3−メチルピラゾール−
4−カルボン酸 2体0.3gを得た。収率14%、 
IIl、L 96〜100’CE体についても上記と同
様の操作を行い、目的物0.34gを得た。収率30%
、 m、p、 152〜156°C参考例(3)−(C
)法 1−メチルピラゾール−4−カルボンrの合l−メチル
ピラゾールー4−アルデヒド(”ジャーナル オプ ケ
ミカル ソサエティ′″ (J。
Chew、 Soc、)、1957.331記i)3.
9gをアセトン201I11に溶解し、加温しつつジョ
ーンズ試薬を加えた。
反応終了後、希アルカリ水溶液で過剰のジョーンズ試薬
を処理し、析出物を濾取し、濾液を弱酸性とし酢酸エチ
ルで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下り眉縮
し、l−メチルピラゾール−4−カルボン酸2.3gを
得た。収率52%+a、p、  205〜206°C 以下同様にして、本発明に用いる他のピラゾール−4−
カルボン酸も合成した。
上記の方法で得られるピラゾール−4−カルボン酸類の
代表例を表−2に物性値とともに示す。
得られたピラゾール−4−カルボン酸は常法に従って一
般式(II)で表われる酸クロリドとして用いた。なお
、ピラゾール−4−カルボン酸は再結晶することなく、
そのまま常法に従って酸クロリドとした後、一般式(m
)で表わされるアミンと反応させて得られた組成物をカ
ラムクロマトグラフィー精製する事により所望する一般
式(1)の化合物を得る事が出来る。
次に本発明の農園芸用殺菌剤の製造法を製剤例により説
明する。
有効成分化合物は前記表−1の化合物番号で示す。
「部」は「重貴部」を表わす。
製剤例1 粉剤 化合物(1):3部、ケイソウ土:20部、白土:30
部およびタルク:47部を均一に粉砕混合して、粉剤1
00部を得た。
製剤例2 水和剤 化合物(2):30部、ケイソウ土:47部、白土=2
0部、リグニンスルホン酸ナトリウム:1部およびアル
キルヘンゼンスルホン酸ナトリウム=2部を均一に粉砕
混合して水和剤100部を得た。
製剤例3 乳剤 化合物(3):20部、シクロへキサノン:10部、キ
シレン=50部およびツルポール(東邦化学製界面活性
剤)20部を均一に溶解混合し、乳剤100部を得た。
製剤例4 粒剤 化合’IM(4):1部、ベントナイト:78部、タル
ク:20部およびリグニンスルホン酸ナトリウム;1部
を混合し、適量の水を加えて混煉した後、押し出し造粒
機を用いて通常の方法により造粒し乾燥後、粒剤100
部を得た。
製剤例5 粒剤 化合物(3):5部、ポリエチレングリコールノニルフ
ェニルエーテル21部、ポリビニルアルコール:3部お
よびクレー291部を均一混合し、加水造粒後、乾燥し
粒剤100部を得た。
製剤例6 粉剤 化合物(6):2部、炭酸カルシウム:40部およびク
レー=58部を均一に混合し、粉剤100部を得た。
製剤例7 水和剤 化合物(5):50部、タルク:40部、ラウリルリン
酸ナトリウム:5部およびアルキルナフタレンスルホン
酸ナトリウム:5部を混合し、水和剤100部を得た。
製剤例8 水和剤 化合物(1):50部、リグニンスルホン酸ナトリウム
:10部、アルキルナフクレンスルホン酸ナトリラム:
5部、ホワイトカーボン=10部およびケイソウ土;2
5部を混合粉砕し、水和剤100部を得た。
製剤例9 フロワブル剤 化合物(6):40部、カルボキンメチルセルロース=
3部、リグニンスルホン酸ナトリウム:2部、ジオクチ
ルスルホサクシネートナトリウム塩:1部および水54
部をサンドグラインダーで;!式粉砕し、フロワブル剤
100部を得た。
次に本発明化合物の農園芸用殺菌剤としての効力を試験
例によって説明する。なお、試験例において以下の化合
物を対象として用いた。
対象化合物 A: 2−ペンゾイルアミノプロピオノニトリルB・ 
4− (2,4−ジクロロベンゾイル)−5−ベンゾイ
ルメトキシ−1,3−ジメチルピラゾール〔ビラゾキシ
ン〕 C:ジンクエチレンビス(ジチオカーバメート)〔ジネ
ブ〕 D:テトラクロロイソフタロニトリル(TPN )対象
化合物Aは前出文献ユスタス リービンヒアンナーレン
 デル ヘミ−(Justus LiebigsAnn
、Chem、)、 1972,764.69〜93に記
載の化合物であり、Bは水田用除草剤として市販の化合
物、CおよびDはジャガイモ疫病、キュウリベと病等の
防除剤として市販の薬剤。
試験例1 ジャガイモ疫病防除試験(予防効果)温室内
でポットに育成したジャガイモ(品種:男爵、草丈25
cm程度)に所定濃度の薬剤(供試化合物を前記製剤例
8の方法に準じて水和剤を調製し、これを水で所定濃度
に希釈したもの)をスプレーガン(1,0Kg/cd)
を使用して3鉢当たり50111散布し風乾した。予め
ジャガイモ切片上にて7日間培養したジャガイモ疫病菌
より遊走子浮遊液を調製した。この浮遊液を薬剤散布し
たジャガイモ植物体上に噴霧接種し、被曖植物を17〜
19℃、温度95%以上で6日間保った後、病斑の形成
程度を調査した。
各葉ごとに病斑面積割合を観察評価し発膚度指数を求め
、それぞれの区について次式により罹病度を求めた。
なお、評価基準は次のとうりである。
発病程度指数0: 病斑面積割合  0χ1:    
     1〜5χ 2:         6〜25χ 3:         26〜50χ 4:51%以上 n、0発病程度指数00葉数 1  〃 2 〃 3 〃 4  〃 N  =  n@  +  n+  ÷ J  +  
13  ÷ 04結果を表−3に示した。
表−3ジャガイモ疫病防除試験(予防効果)試U例2 
ジャガイモ疫病防除試験(治療効果)温室内でポットに
育成したジャガイモ(品種:男門、草丈25cL11程
度)に予めジャガイモ切片上で7日間培養したジャガイ
モ疫病国より遊走子浮遊液を調製し、噴霧接flた。2
0時間17〜19℃に保った後、所定濃度の薬剤(供試
化合物を前記製剤例8の方法に準じて水和剤を調製し、
これを水で所定濃度に希釈したもの)をスプレーガン(
1,(IK。
/cal)を使用して3鉢当たり50m1敗布し風乾し
た。
再び17〜19℃、湿度95%以上に6日間保った後、
病斑の形成程度を調査した。評価基準および罹病麿表示
方法は試験例1に示したとうりである。
結果を表−4に示した。
表−4ジャガイモ疫病防除試験(治療効果)試験例3 
キュウリベと病防除試験(予防効果)温室内でポットに
育成したキュウリ(品種;相撲半白、木葉2枚展開2〜
3本植え)に所定濃度の薬剤(供試化合物を前記製剤例
8の方法に準して水和剤を調製し、これを水で所定濃度
に希釈したもの)をスプレーガン(1,0Kg/c+d
)を使用して3鉢当たり30m1散布し風乾した。ぺと
病に罹病したキュウリ葉病斑部よりべと病菌を採取し、
脱塩水で胞子浮遊液を調製し、それを噴霧接種した。
接種したポットは直ちに18〜20℃、湿度95%以上
の状態に24時間保った後、温室(室温18〜27℃)
に移し、7日後、病斑の形成程度を調査した。
評価基準および罹病度表示方法は試験例1に示したとう
りである。
結果を表−5に示した。
表−5キュウリベと病防除試験(予防効果)試験例4 
キュウリベと病防除試験(治療効果)試験例3で用いた
ものと同様のキュウリに、同様に調製したキユウリベト
病菌胞子浮遊液を噴霧接種した。接種したポットは直ち
に18〜20℃、湿度95%以上の状態に24時間保っ
た後に、所定濃度の薬剤(供試化合物を前記製剤例8の
方法に準じて水和剤を調製し、これを水で所定濃度に希
釈したもの)をスプレーガン(1,0Kg/c+J)を
使用して3鉢当たり3(bo 1散布し風乾した。さら
にそのポットを温室(室温18〜27℃)に移し、7日
後、病斑の形成程度を調査した。
評価基準および罹病度表示方法は試験例1に示したとう
りである。
結果を表−6に示した。
表−6キユウリベト薄防除試験(治療効果)試験例5 
トマト疫病防除試験(土壌潅注処理)温室内でポットに
育成したトマト(品種二世界−1草丈20CI11程度
)のポット(直径7.5cm)の株元に所定量の薬剤(
供試化合物を前記製剤例8の方法に準じて水和剤を調製
し、これを水で所定濃度に希釈したもの)をピペットを
使用してl鉢当たり2mlを潅注し、5日間温室内に保
った。予めジャガイモ切片上で7日間培養したトマト疫
病蘭より遊走子浮遊液を調製した。この浮遊液を薬剤処
理したトマト植物体上に噴霧接種し、被検植物を17〜
19℃、湿度95%以上で6日間保った後、病斑の形成
程度を調査した。評価基準および罹病度表示方法は試験
例1に示したとうりである。
結果を表−7に示した。
表−7トマト疫病防除試験(土壌潅注処理)表−3ない
し表−7に示した結果より本発明化合物群はジャガイモ
疫病、トマト疫病、キュウリベと病等、藻菌類が引き起
こす植物病害に対して散布のみならず、土壌潅注処理で
も高い防除効果を示していることは明らかであり、また
本発明化合物群と比較的類似していると考えられる対照
化合物A、あるいはBがこれら病害に対して全く防除効
果を示さないこととは対照的である。またこれらの植物
病害に対して現在市販され、広く用いられているジンク
エチレンビス(ジチオカーバメート)あるいはテトラク
ロロイソフタロニトリルに比べて極めて低薬量で予防効
果を示し、かつ上記2薬剤の持たない治療効果および土
壌潅注処理による防除効果も合わせもっていることは明
らかである。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように、本発明に係るピラゾ
ール誘導体は農園芸用殺菌剤として各槌作物の藻菌類に
よる各種病害に対して、従来の市Vi薬剤では効果が期
待できないような低薬量、低濃度で優れた防除効果を有
する。また治療効果を有することから作物が罹病した後
に薬剤散布しても防除効果がv4待できるため本発明化
合物により農園芸作物の病害防除体系を太き(変えるこ
とができ、栽培者にとって大きな省力化となることは明
らかである。このように本発明に係るピラゾール誘導体
を含有する農薬は農園芸用殺菌剤として優れた特性を具
備し有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はアルキル基、アルケニル基、ハロアル
    ケニル基、フェニル基またはカルバモイル基を示し、R
    ^2は水素原子、アルキル基、ハロアルキル基またはフ
    ェニル基を示し、R^3は水素原子、ハロゲン原子、低
    級アルキル基またはフェニル基を示し、R^4およびR
    ^5はそれぞれ水素原子、塩素原子または低級アルキル
    基を示す) で表わされるピラゾール誘導体。
  2. (2)一般式( I )において、R^1が低級アルキル
    基またはアリール基であり、R^2が低級アルキル基で
    あり、R^3が水素原子であり、R^4およびR^5が
    メチル基であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のピラゾール誘導体。
  3. (3)一般式( I )において、R^1およびR^2が
    低級アルキル基であり、R^3が水素原子であり、R^
    4およびR^5がメチル基であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のピラゾール誘導体。
  4. (4)一般式( I )において、R^1、R^2、R^
    3およびR^4がメチル基であり、R^5が水素原子で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のピラ
    ゾール誘導体。
  5. (5)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1はアルキル基、アルケニル基、ハロアル
    ケニル基、フェニル基またはカルバモイル基を示し、R
    ^2は水素原子、アルキル基、ハロアルキル基またはフ
    ェニル基を示し、R^3は水素原子、ハロゲン原子、低
    級アルキル基またはフェニル基を示し、Xはハロゲン原
    子を示す) で表わされる化合物と一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^4およびR^5はそれぞれ水素原子、塩素
    原子または低級アルキル基を示す) で表わされる化合物とを反応させることを特徴とする一
    般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2、R^3、R^4およびR^5
    はそれぞれ前記の意味を示す) で表わされるピラゾール誘導体の製造法。
  6. (6)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はアルキル基、アルケニル基、ハロアル
    ケニル基、フェニル基またはカルバモイル基を示し、R
    ^2は水素原子、アルキル基、ハロアルキル基またはフ
    ェニル基を示し、R^3は水素原子、ハロゲン原子、低
    級アルキル基またはフェニル基を示し、R^4およびR
    ^5はそれぞれ水素原子、塩素原子または低級アルキル
    基を示す) で表わされるピラゾール誘導体を含有することを特徴と
    する農園芸用殺菌剤。
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