JPS6345176A - 窒化ボロン粉末の鋳こみ成形用スラリ−

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、窒化ボロン粉末の鋳こみ成形用スラリーに係
わるものである。

〈従来の技術〉 ♀化ボロン系焼結体は、従来は、ＢＮ粉末を出発原料と
し、これに焼結助剤として微量の酸化物が添加されて焼
結されている。

ＢＮ粉末は１本来焼結性が悪いために、従来の常圧焼結
法によるものは密度が低く、必要な特性を得るためには
、どうしてもホットプレスが必要である。

この結果、従来品は値段が高い上に、純度も低く、複雑
形状のものが得にくい欠点がある。

複雑形状で高密度焼結体を得るためには、鋳こみ成形−
常圧焼結の技術を確立する必要がある。

〈発明が解決しようとする問題点〉本発明は、かかる問題点鑑みてなされたものでその目的
とする所は、鋳こみ成形−常圧焼結で高密度焼結体の得
られる新規な方法を提供するにある。

く問題点を解決するだめの手段〉本発明者は上記を問題を解決すべく鋭意、研究おこなっ
た結果２次の様な知見を得るに至った。

即ち。

原料粉末としてアモルファスＢＮ粉末を使用し。

この粉末を水を主成分にした分散媒に混合分散させたス
ラリーな使って鋳こみ成形−常圧焼結したものは、焼結
助剤を添加しなくても、きわめて焼結密度が高くなるこ
とを見出だした。

本発明は、上記知見に基ついて為されたものであるＯく作　用〉アモルファスＢＮの粉万を水を含む分散媒の中で混合１
分散させると、粉末表面に酸化ボロンが生成されて表面
を破うする。

ＢＮ粉末は通常水と反応して表面に酸化ボロンを生成す
る性質があるが、鋳こみ成形スラリーを調整するときの
様な混練状況化では、なかなか生成されにくい。

しかしながら、これがアモルファス粉末になると、咋め
て生成さＣやすくなる。

不発明のスラリーで鋳こみ成形したものが極めて亮密度
になるのは、この酸物ボロンの生成力寄与することが推
察される。

酸化ボロンの生成には水の存在は不可欠であり不発明の
分散媒には、すくなくとも成分の一つとして水を使用す
る事が必要である。

分散媒中の水の量は、すくなくとも３０％以上必要であ
る。

を発明のスラリーはＢＮ粉末単独の鋳こみ成形に有効で
あるばかりでなく、ＢＮ粉末と他の成分を混合したもの
にも有効である。

例えば、窒化ケイ素、炭化ケイ素、アルミナ等の他のセ
ラミック成分の添加されたものにも十分有効である。

また本発明では、焼結助剤を添加する必要がないので極
めて高純度の焼結体が得らｔろ。

〈実施例〉実施例　１スラリーの調整平均粒径０．０２　ミクロンのアモルファスＢＮ粉末を
５０％の水、および１％の解こう剤（メチルセルロース
）と混合し、ボールミルの中で２４時間混練してスラリ
ーを調整した。

スラリーに分散したアモルファスＢＮ粉末の表面には酸
化ボロンが生成されていた。

つぎに、このスラリーを石膏型に鋳こんで５０×５０　
Ｘ　１０語の板体を成形した。

焼　　　結乾燥後、還元窒化雰囲気（ＮＨ３＋　Ｎ２　）　　１７
００℃で焼成した。

えられた焼結体は、助剤を添加していないので原料粉末
の純度と同じ純度の高純度焼結体であシ。

材料特性は以下の通りであった。

密　度：　１．３　’！Ｉ／ａｎ３曲げ強度　：　　３　　ＫＰ／ＭＬ２因みに、ホットプレス品は。

密　　　度　：１．８　タ／ｃｒｎ３曲げ強度　：　４　シー２であり９本例のものは、複雑形状のものが一度ででき、
ルツボ等強度があまり必要でないものについてはホット
プレス品と代替できるものであった。

実施例　２粉末の調整子均粒度０．０２ミクロンのアモルファスＢＮ粉末：（
約５０％の水と１％の解こう剤（メチルセルロース）を
加えてボールミルで２４時間混練した。

スラリーに分散したＢＮ粉末の表面には、酸化ボロンが
生成されていた。

つぎに、このスラリーを石膏型に鋳こんで、外径５０ｕ
、厚さ１０語、長さ５０騙のパイプを成形した。

焼　　　成乾燥後、このパイプを還元窒化雰囲気１５００℃で焼結
した。

焼結体の材料特性は１次の通りであった。

密　　　度　：１．ＬＰ／脇３曲げ強度　：　３　阪−２〈発明の効果〉１）複雑形状品が常圧焼結、−回の工種で得られる。

２）強度の必要のないものは、従来のホットプレス品に
代替することができる。

３）高純度焼結体が得られる。

特許出願人　　株式会社　香　蘭　社 −、・

【特許請求の範囲】

　原料粉末にアモルファス窒化ボロンの粉末を使用し、
該粉末が水を主成分にした分散媒に混合分散されてなる
ことを特徴とする窒化ボロン粉末の鋳こみ成形用スラリ
ー。