JPS6344342A - 光学情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概　要］ 本発明は波長の異なる２光源を用いて記録／再生を行な
う光磁気ディスク装置のデータの記録／再生に係る光学
系の構成に関するものである。現在、未だ、記録／再生
が任意に行なえるこの種の装置は一般化していない、し
かし、その実現のため従来の再生専用あるいは追記型光
ディスクに用いられている技術によって、このような光
磁気ディスク装置の光学系を構成しようとすると、記録
・消去用の光源の波長と再生用の光源の波長との両者に
ついて安定な特性を有する光学フィルタの制作は非常に
困難であるという問題点があった０本発明はこのような
従来の問題点を解決するため、２光源のビームを合成分
離するための上記光学フィルタの特性上の余裕度を確保
することが可能な、２系統の光源の両ビームとも直線偏
光入射として再生用に充てられた光源の波長に関しての
み光学フィルタの位相変化を抑える設計とした光学系の
構成について開示している。

［産業上の利用分野］ 本発明は光磁気ディスク装置の構成に関するものであっ
て、特に波長の異なる２光源を用いて記録／再生を行な
う光磁気ディスク装置の光学系の構成に係る。

［従来の技術］ 最近は情報量の増大からより大容量の記憶装置が必要に
なってきており、かつ高性能さが要求され、チエツク機
能を持った光ディスクがそのために開発されている。

このような光デイスク装置においては光源２二つ備えた
２ビーム光学ヘツドが必要となる。

通常２ビームとなると２ケの光源を持ち、それを合成分
離する必要がある０合成、分離の方法としては■空間的
に合成分離をする。■偏光で合成分離をする。■光源の
波長（同波数）で分離をするということが考えられる。

ところが、光磁気記録を考えると■の方法は使えず■の
波長の違いで分離、合成する方法を取るのが、光学ヘッ
ドの構成に於いて最も現実的である。

第２図は従来の技術によって構成された光磁気ディスク
装置の光学系を示す図である。

第２図において、５１は再生用として用いられる波長が
λ、の半導体レーザ、５５は記録・消去用として用いら
れる波長が＾２（λ１≠＾２）の−半導体レーザである
。これらの半導体レーザから出射した光ビームはそれぞ
れコリメートレンズ５２あるいは５６によって平行光束
になり、真円補正プリズム５３あるいは５７に入射する
。

そして、一方の真円補正プリズム５３を通過した光ビー
ムはビームスプリッタ５４に入射し、他方の真円補正プ
リズム５７を通過した光ビームは偏光ビームスプリッタ
５８に入射されて１、／４λ板５９から出射する。

ビームスプリッタ５４を出た光ビーム７２はｐｉ光のみ
の直線偏光であり、一方、偏光ビームスプリッタ５８と
１／４λ板５９を通過した光ビーム７１は円偏光である
。

光ビーム７２と反射ミラー６０で偏向された光ビーム７
１は光学フィルタ６１に入射して光ビーム７２が透過さ
れ、光ビーム７１が反射されることにより、同一の光路
をたどって反射ミラー６２を経て対物レンズ６３に入射
する。該対物レンズ６３はフォーカス、トラック制御の
ため二軸に移動可能となっており、媒体６４の一面に微
少スボックとなって照射される。６５は記録・消去の際
用いられる外部磁界発生用電磁石である。

媒体６４の面で反射を受けた光ビームは光路を逆進して
光学フィルタ６１に達し、該光学フィルタ６１で分離さ
れて、一方の再生光の方は１／２＾板７３および凸レン
ズ６６を経て偏光ビームスプリッタ６７に入射され偏光
により分離されて、その一方は透過後シリンドリカルレ
ンズ６８を経て４分割光検出器７０に入射され、再生信
号とフォーカスエラー信号として出力される。一方、偏
光ビームスブリ・ンタ６７で反射された光は２分割光検
出器６つを経て再生信号とトラックエラー信号として出
力される。光磁気信号Ｈはこれらの２つの再生信号の差
として求めることができる。

［発明が解決しようとする問題点コ 上述した系において一再生用の半導体レーザ５１の波長
λ１と、記録・消去用の半導体装置ザ５５の波長λ２と
の波長間隔は５０ｎｍ程度であって、非常に狭いため光
学フィルタ６１の製作が非常に困難であるという問題点
があった。

すなわち、光学フィルタの分光特性と位相差は例えば第
３図に示すような特性を持っている。

この図においては再生用の半導体レーザの波長λ、で位
相差δが零となる例を示しているが、これは光磁気信号
のＣＮがｅＯ３δに比例するため、この波長についての
特性を重視したものである。この時、記録・消去用の半
導体レーザの波長λ２についての位相特性は図に見られ
るようにかなり不安定なものとなっている。そして波長
λ２の光ビームは円偏光でこの光学フィルタを２回通過
するから与えられる位相差は２δとなり円偏光から楕円
偏光となってアイソレーション効果がなくなり、更に波
長依存性が高いため、温度により半導体レーザの波長シ
フトが発生すると特性が変化する等不安定となる。また
、逆にλ２についての位相を抑えると＾、についての位
相特性が過敏になる。

本発明はこのような従来の問題点に鑑み光学フィルタの
制作が容易な光学情報記録再生装置を提供することを目
的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明によれば上述の目的は特許請求の範囲に記載のと
おり、波長が異なる２光源を有し、それぞれの光源の系
に各光源からの出射光を平行光束とするためのコリメー
トレンズと、平行光束を真円化するための真円補正プリ
ズムと、真円補正プリズムからの平行真円光束の一部を
反射し一部を透過するビームスプリッタとを備え、それ
ぞれのビームスプリッタからの直線偏光を一方の光源の
波長は透過し他方の光源の波長は反射する特性を有する
光学フィルタに入射して両平行光束が同一光路となるご
とく光学系を配！し、これにより同一平行光束光路とな
った光ビームを対物レンズを通して光磁気記録媒体上に
集光して、一方の光源の光を記録および消去用に充て他
方の光源の光を再生用として用いることを特徴とする光
学情報記録再生装置により達成される。

［作　用］ 記録・消去用の光ビームをビームスプリッタを通して直
線偏光入射としているため光学系の効率アイソレーショ
ン効果は、ビームスプリッタの特性のみに依存し、光学
フィルタの位相量に依存しないため一方の波長について
のみ位相特性を考慮すればよく、光学フィルタの波長マ
ージンが増加する。

［実　施　例］ 第１図は本発明の１実施例のブロック図であって、光学
情報記録再生装置の光学系を示している。

第１図において、１は再生用として用いられる波長がλ
１の半導体レーザ、５は記録・消去用として用いられる
波長がλ２（λ１≠λ２）の半導体レーザである。これ
らの半導体レーザから出射した光ビームはそれぞれコリ
メートレンズ２あるいは６によって平行光束になり、真
円補正プリズム３あるいは７に入射する。そして、一方
の真円補正プリズム３を通過した光ビームはビームスプ
リッタ４に入射し、他方の真円補正プリズム７を通過し
た光ビームはビームスプリッタ８に入射されて、それぞ
れ光ビーム２２あるいは光ビーム２１として出射する。

ビームスプリッタ４を出た光ビーム２２はρ偏光のみの
直線偏光であり、一方、ビームスプリッタ８を出た光ビ
ーム２１も直線偏光である。

光ビーム２２と反射ミラー１０で偏向された光ビーム２
１は光学フィルタ１１に入射して光ビーム２２が透過さ
れ、光ビーム２１が反射されることにより、同一の光路
をなど・）で反射ミラー１２を経て対物レンズ１３に入
射する。該対物レンズ１３はフォーカス、トラック制御
のため二軸に移動可能となっており、媒体１４の面に微
少スポットとなって照射される。１５は記録・消去の際
用いられる外部磁界発生用電磁石である。

媒体１４の面で反射を受けた光ビームは光路を逆進して
光学フィルタ１１に達し、該光学フィルタ１１で分離さ
れて、一方の再生光の方は１／２λ板９および凸レンズ
１６を経て偏光ビームスプリッタ１７に入射され偏光に
より分離されて、その一方は透過後シリンドリカルレン
ズ１８を経て４分割光検出器２０に入射され、再生信号
とフォーカスエラー信号として出力される。一方、偏光
ビームスプリッタ１７で反射された光は２分割光検出器
１９を経て再生信号とトラックエラー信号として出力さ
れる。光磁気信号Ｈはこれらの２つの再生信号の差とし
て求めることができる。

このようにして本発明においては、記録・消去用の光ビ
ームを従来のように偏光ビームスプリッタと１／４λ板
を通過せしめる方式を採るのではなく、ビームスプリッ
タを通して直線偏光入射としているので光学系において
、この波長（λ２）に対しての位相は無視することがで
きるから光学フィルタの製作が容易である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明においては、光学情報記録再
生装置の光学系において、光源から射出された２つの光
ビームの内、一方の光ビームが従来のように偏光ビーム
スプリッタと１／４λ板を通過するのではなく、ビーム
スプリッタを通過するごとく構成している。従って、こ
の系の光学系の効率、アイソレーション効果は、該ビー
ムスプリッタの特性のみに依存し、光学フィルタの位相
量に依存しないから、光学フィルタの製作に際し、一方
の波長についてのみ位相特性を考慮すれば良く従って、
光学フィルタの波長マージンが増加し、製作が容易とな
る。

また、１／４λ板を必要としないので、光学部品点数が
減少し、低コスト化を図ることができる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例のブロック図、第２図は従来
の光磁気ディスク装置の光学系を示す図、第３図は光学
フィルタの特性の例を示す図である。　　　゛ １．５・・・・・・半導体レーザ、２．６・・・・・・
コリメートレンズ、３．７・・・・・・真円補正プリズ
ム、４．８・・・・・・ビームスプリッタ、９・・・・
・・１／２λ板、１０．１２・・・・・・反射ミラー、
１１・旧・・光学フィルタ、１３・・・・・・対物レン
ズ、１４・・・・・・Ｉｎ、１５・・・・・・電磁石、
１６・・・・・・凸レンズ、１７・・・・・層光ビーム
スプリッタ、１８・旧・・シリンドリカルレンズ、１つ
・・・・・・２分割光検出器　２ｏ・・・・・・４分割
光検出器、２１．２２・・・・・・光ビーム代理人　弁
理士　井　桁　貞　一 本発明め／斐沌例のブロック図 浄　ｌ　＠ 瑳承の光磁気ディスク疲ｉめ光導系を元す図悴　、２　
＠

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）波長が異なる２光源を有し、 それぞれの光源の系に各光源からの出射光を平行光束と
   するためのコリメートレンズと、平行光束を真円化する
   ための真円補正プリズムと、 真円補正プリズムからの平行真円光束の一部を反射し一
   部を透過するビームスプリッタとを備え、 それぞれのビームスプリッタからの直線偏光を一方の光
   源の波長は透過し他方の光源の波長は反射する特性を有
   する光学フィルタに入射して両平行光束が同一光路とな
   るごとく光学系を配置し、 これにより同一平行光束光路となつた光ビームを対物レ
   ンズを通して光磁気記録媒体上に集光して、一方の光源
   の光を記録および消去用に充て他方の光源の光を再生用
   として用いることを特徴とする光学情報記録再生装置。
2. （２）２光源の内の一方の光源の波長は透過し他方の光
   源の波長は反射する特性の光学フィルタは、再生用の光
   源の波長についてＰ波とＳ波の間の位相差が零であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の光学情
   報記録再生装置。