JPS634391Y2 - - Google Patents

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JPS634391Y2
JPS634391Y2 JP14320383U JP14320383U JPS634391Y2 JP S634391 Y2 JPS634391 Y2 JP S634391Y2 JP 14320383 U JP14320383 U JP 14320383U JP 14320383 U JP14320383 U JP 14320383U JP S634391 Y2 JPS634391 Y2 JP S634391Y2
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JP
Japan
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electromagnetic cooker
induction heating
heating coil
surface plate
frame
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JP14320383U
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English (en)
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JPS6050490U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は高周波交番磁界によつて、鉄や18−8
ステンレス等の鉄系金属より成る調理具を誘導加
熱する電磁調理器に関する。
ロ 従来技術 電磁調理器は誘導加熱コイルを含むインバータ
回路で高周波電流を発生させ、この高周波電流を
用いて上記誘導加熱コイルで高周波交番磁界を生
成し、上記誘導誘導加熱コイルに近接配置された
鉄系金属より成る調理具を誘導加熱するものであ
る。
このような電磁調理器は、通常、誘導加熱コイ
ル直上に調理具の載置台となる天板を設け、この
天板外周側に金属性の枠体を備えた構成となつて
いる。ところで、この枠体としては従来、調理具
が当つても傷、打痕等が付き難いステンレス鋼板
が使用されていた。
然し乍ら、通常、誘導加熱コイルで発生する磁
束は殆んど調理具に供給されるのであるが小型の
調理具を天板上に載置して誘導加熱すると、上記
ステンレス鋼で形成された枠体と交叉する漏洩磁
束が増加し枠体自身が誘導加熱されるようにな
り、使用者が枠体に手を触れて不快や不安を感じ
ると云う問題があつた。
ハ 考案の目的 本考案はこのような点に鑑みて為されたもので
あつて、傷、打痕等が付き難く、しかも誘導加熱
され難い枠体を設けることを目的とする。
ニ 考案の構成 本考案は天板外周側の枠体を鉄系金属より成る
表面板と、この表面板内側に設けられた電気伝導
率大なる金属体と、で構成される。
ホ 実施例 第1図は本考案電磁調理器の一実施例を示す上
面図、第2図は第1図におけるA−A′断面図で
あつて、これ等の図を用いて本考案を詳述する。
これ等の図において1は樹脂形成された底板、
2,2…はこの電磁調理器を構成する電気部品で
あつて、具体的にはスイツチング素子、共振コン
デンサ等のインバータ回路部品やインバータの発
振動作を制御するための制御回路部品から成る。
3は上記電気部品2,2…上に位置するように配
設された加熱コイル台を示し、底板1から植立さ
れたボス4,4…で保持されている。5は上記加
熱コイル台3上に固設された誘導加熱コイルであ
つて、上記インバータ回路部品の一部を為す。6
はこの電磁調理器の側面部を構成する天板保持材
であつて、下端が底板1の側端に固設されてい
る。7はこの天板保持材6の一側面に設けられた
ON,OFF及び出力調節を行う操作部であつて、
この操作部7の操作状態に応じて上記制御回路が
インバータ回路の動作を制御する。8は上記誘導
加熱コイル直上に位置するセラミツク等の非磁性
体から成る天板を示し、上記天板保持材6の上端
部でその側端部が保持されている。9は上記天板
8外周側及び天板保持材6上端部を覆つて保護す
るための枠体であつて、断面が逆U字状のステン
レス鋼等の鉄系金属から成る表面板10と、この
表面板10に沿つてこの表面板10内側に設けら
れたアルミニウム、銅等の電気伝導率大なる線状
部材11と、で構成される。12は鉄系金属より
成る調理鍋を示し、上記天板8上に載置され、誘
導加熱コイル5から供給される高周波交番磁界Ф
により誘導加熱される。
このような電磁調理器において調理鍋12を天
板に載置するとき、鍋12が枠体9に当つてもそ
の表面板10は強度の高い鉄系金属なので傷、打
痕等が付くことはない。また、調理鍋12として
小型のものを使用して、電磁調理器の発振動作を
行うと、上記枠体9と交叉する漏洩磁束ФBは増
加する。然し乍ら、次の理由により、枠体9が加
熱されることは殆んどない。
即ち、高周波で交番する漏洩磁束ФBの変化に
ともない表面板10にI1、線状部材11にI2の電
流が流れ、ФBの変化を阻止する方向に磁束を形
成する。このときの dФB/dt=K1I1+K2I2 と云う関係が成り立つ。ここでK1は誘導加熱コ
イル5と表面板10との位置関係、K2は誘導加
熱コイル5と線状部材11との位置関係によつて
夫々決定される係数である。ところで線状部材1
1は電気伝導率の高い材料で形成されているので
I2は大きな値になる。このため、表面板10に流
れる電流I1は小さな値になり、表面板10での熱
損は線状部材11が存在しない場合に比して格段
に少くなり、表面板10が漏洩磁束ФBにて誘導
加熱される事は殆どない。
第3図は本考案電磁調理器の他の実施例を示す
要部断面図であつて、第2図と同一部分には同一
図番が付してある。この図においては枠体9は鉄
系金属より成る表面板10とその表面板10内面
に被着形成されたアルミニウム、銅等の電気伝導
率大なる。板状部材13で形成されている。この
第3図に示した実施例の場合も表面板10には漏
洩磁束に依る電流は殆ど発生せず、表面板10で
の発熱は皆無に等しい。
ヘ 考案の効果 以上述べた如く、本考案電磁調理器は、天板外
周側の枠体を鉄系金属より成る表面板と、この表
面板内面側に設けられた電気伝導率大なる金属体
と、で形成しているので、枠体表面に傷が付き難
く、しかもこの枠体が誘導加熱コイルからの漏洩
磁束によつて加熱されると云う不都合もなくな
る。従つて、耐久性が高くなるとともに、使用者
に枠体の加熱による不安感を与えることの無い電
磁調理器が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電磁調理器の上面図、第2図は
本考案電磁調理器の断面図、第3図は本考案電磁
調理器の他の実施例を示す要部断面図である。 1……底板、5……誘導加熱コイル、6……天
板保持材、8……天板、9……枠体、10……表
面板、11……線状部材、13……板状部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 誘導加熱コイルに高周波電流を供給してこの
    誘導加熱コイルで高周波交番磁界を発生させ、
    この誘導加熱コイルに近接配置された鉄系金属
    より成る調理具を誘導加熱する電磁調理器にお
    いて、上記調理具を支持する非磁性体より成る
    天板と、該天板外周側を覆蓋する枠体と、から
    成り、この枠体は鉄系金属から成る表面板と、
    この表面板内側に設けられた電気伝導率大なる
    金属体と、で構成されていることを特徴とした
    電磁調理器。 2 上記金属体は線状部材より成る実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の電磁調理器。 3 上記金属体は表面板内側に接着された板状部
    材より成る実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電磁調理器。
JP14320383U 1983-09-13 1983-09-13 電磁調理器 Granted JPS6050490U (ja)

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JP14320383U JPS6050490U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 電磁調理器

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JP14320383U JPS6050490U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 電磁調理器

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Publication Number Publication Date
JPS6050490U JPS6050490U (ja) 1985-04-09
JPS634391Y2 true JPS634391Y2 (ja) 1988-02-03

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