JPS6342981Y2 - - Google Patents

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JPS6342981Y2
JPS6342981Y2 JP11996880U JP11996880U JPS6342981Y2 JP S6342981 Y2 JPS6342981 Y2 JP S6342981Y2 JP 11996880 U JP11996880 U JP 11996880U JP 11996880 U JP11996880 U JP 11996880U JP S6342981 Y2 JPS6342981 Y2 JP S6342981Y2
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machining
temperature
machining fluid
processing
tank
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JP11996880U
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JPS5743932U (ja
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はワイヤカツト放電加工装置等の加工
装置が加工液を用いる場合、加工装置の温度を加
工液を利用して制御することにより加工装置の温
度歪を生じさせないようにした装置である。
周知のようにワークに対する加工装置には、例
えば、放電加工装置のように加工液を用いて加工
するものがある。
しかして、斯種加工液を使用する加工装置に於
ては放電、或いは、該放電と他の機械的物理的な
加工熱とにより加工液は勿論、加工部が他のフレ
ーム部に対し多く加熱されることになる。従つ
て、加工部はフレームに対しミクロ的には、初期
にセツトした姿勢に比し、熱変形歪を形成するよ
うになる。
ところで、近時、金属加工製品に於ては、例え
ば、電子機器との組合せ部品等に於て超精密加工
が要求されるようになり、百分の1mm単位以上の
精度が要求されるようになつてきた。そのため加
工部そのものの精度は勿論、支持部、フレーム等
加工治具を含めた変形、歪のミクロ単位の影響も
無視できないものになつてきている。
さりながら、全ての加工装置を恒温室にセツト
することは不可能であり、これまで、例えば、別
の加熱手段をフレーム等に併設して加熱して歪補
償等をしていたために装置が極めて複雑になり、
加工部との温度調整が著しく困難である難点があ
つた。
又、加工液は回収再利用されはするものの、加
工に伴うエネルギにより加温され放熱されて加工
装置に伝わり精度上極めて不利である点もあつ
た。
この考案の目的は上記従来技術に基づく加工装
置の加工開始後の装置の熱変形の問題点に鑑み、
加工熱により昇温されて回収される加工液をして
熱変形する装置部分に加圧供給循環させることに
より加工部と同一温度にし熱歪等を防止し得るよ
うにした優れた金属加工装置を提供せんとするも
のである。
上記目的に沿うこの考案の構成は加工液タンク
の加工液を供給する加工液供給装置が、加工装置
のフレームを通り、加工液を供給する循環パイプ
に接続され、又加工部の加工タンクに連結する帰
還パイプが加工液タンクに接続され、しかして加
工液タンクには、この加工液タンクに設けた温度
検知装置と、スタンドアーム等加工液タンク以外
に設けた温度検知装置との信号を入力する比較制
御装置により作動する加温冷却装置を付設したこ
とによつて、ワークに対する所定加工を行なう加
工液を加工部に供給し、加工エネルギにより昇温
された該加工液を回収し室温程度に設定した所定
温度にしてフレームを通過させ、該フレーム及び
加工部を加温又は冷却して加工部とフレームが室
温程度に設定した所定温度と同一温度であるよう
にし、又、加工時、各部の温度差がある場合は加
工装置が稼動しないようにしてフレームが加工部
に対して微小変形を起こさないようにしたもので
ある。
次にこの考案の一実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。
1はこの考案の要旨をなす加工装置としてのワ
イヤカツト放電加工装置であり、基本的態様は設
計的に周知のものである。
しかして、そのL型フレーム2のベース3上に
一体起立させたスタンド4にはカセツトタイプワ
イヤリールボツクス5が脱着自在にされていると
共に図示しない回転機構を内臓し、内延する一対
のアーム6,6にワイヤ電極8の上下位置決めガ
イドと加工液噴出ノズルを備えた加工部7,7′
が対向して設けられており、上記ワイヤリールボ
ツクス5からの加工ワイヤ8を上下に張設更新送
りするようにされている。
又、上記ベース3に設けられたXY方向稼動テ
ーブル9,10は図示しないサーボモータによ
り、同じく図示しなてNC制御装置を介して設定
プログラムに従い動作し、スタンド11上に設け
た保持部としての固定機構12にクランプされた
ワーク13を所定に加工送り稼動させるようにし
ている。
尚、上記テーブル9,10は加工タンク14に
囲繞されている。
又、L型フレーム2のベース3内に設けた加工
液タンク15は、仕切壁16を介して帰還室17
と圧送室18とに分割され、両室はパイプ19を
介してポンプ20、フイルタ21により接続さ
れ、帰還室17は帰還パイプ22により前記加工
タンク14と接続されている。
そして圧送室18から循環パイプ23が加工液
供給装置としての圧送ポンプ24を介して延設さ
れ、前記スタンド4内を通りアーム6,6′を通
り、従つて、該スタンド4、加工部7,7′を加
温冷却する一種の温度歪補償装置として配設さ
れ、ベース3を通り、ホース25を介して前記加
工部7,7′の各加工液噴出ノズルに接続される
ようにされている。
又、該圧送室18は適宜加温装置としての加熱
器27とフアン37と熱交換器26に接続して設
けている。
そして、28,28……は温度検知装置として
の周知の感温センサであり、前記スタンド4のワ
イヤリールボツクス5、アーム6,6′、ベース
3等のワイヤ電極8の位置決めガイドがある加工
部7,7′に微小温度歪の影響を与える適宜の部
位に多数設けられると共に前記加工液タンク15
の圧送室18の加工液29に浸漬するようにセツ
トされており、比較制御装置30を介し操作ボツ
クス31に接続され、センサ28で検出される機
械各部の温度(機械非稼動時は室温にほぼ準じ
る)と供給により機械各部内を循環し、そして、
加工部7,7′からワーク13に噴射される加工
液の温度との間に設定温度差以上の温度差があれ
ば起動ボタン32を押しても始動されず、又、始
動に際し加熱器27が圧送加工液29を所定温度
まで加熱するかフアン37を回転させて冷却する
ようにされている。
上記構成に於て、固定機構12にワーク13を
クランプし、ワイヤカツト放電加工を行なうに際
し、セツトボタン33を押すと、まず装置を設け
た室温と装置1との温度差があり、即ち、それに
よりフレーム2、就中、スタンド4に温度変形、
歪が生じている場合、該温度差を各センサ28,
28……が検知し、起動ボタン32を作動させ
ず、停止ランプ34により加温ボタン35を押
し、加熱器27又はフアン37を作動させ、加工
液タンク15の圧送室18の加工液29を熱交換
器26を介して加熱又は冷却する。
勿論、加工液29浸漬センサ28も室温と同温
近似の加工液29の温度を検知するが、この場
合、もし、加工液温が設定温度より高い場合は熱
交換器26は作動しないでフアン37を回転す
る。
このようにして加工液29が所定温度になれば
比較制御装置30を介して圧送ポンプ24が作動
し、加工液を循環パイプ23を介してスタンド
4、アーム6,6′、ベース3、加工部のガイド
7,7′を加温又は冷却し加工タンク14の貯留
状態を経て帰還パイプ22により帰還室17に帰
還し、ポンプ20、フイルタ21を経て圧送室1
8に循環する。
そして、該スタンド4、アーム6,6′、ガイ
ド7,7′等の加工に熱歪影響を与える部分の温
度が加工に影響のない設定温度まで加温又は冷却
されれば、停止ランプ34は消え、センサ28,
28′……を介して比較制御装置30により起動
ボタン32の通電回路が閉じ、そこで起動ボタン
32を押せば装置1は所定加工を開始する。
その間、センサ28,28……は常に働き、設
定温度の加工液循環を司どりスタンド4、アーム
6,6′、ガイド7,7′の加工に対する温度歪補
正を行ない、ワーク13に対するワイヤカツト放
電加工は設計通りに正確に行なえる。
尚、この考案の実施態様は上記実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、加工液タン
クはベース内に設けず、装置外に併設しても良
く、又、対室温温度センサを省略する等種々の態
様が可能である。
又、加工装置はワイヤカツト放電加工装置に限
るものでないことも勿論である。
上記のようにこの考案によれば、加工装置に於
て、加工液供給装置に接続させた循環パイプを加
工部及び加工部に温度変形を与える部分に循環さ
せるように配管し、更に該加工液供給装置には上
記温度変形部分に設けた温度検知装置に接続する
加温装置冷却フアンを設けるようにしたことによ
り基本的に上記加工部に温度差による変形、歪を
予め検知して加工液を加温又は冷却して循環させ
ることにより加工部の加工温度と同一温度に昇温
させることができ、従つて、加工中、加工の前後
に於て加工部付近の温度差が無くなり、それによ
る温度差変形、歪が除去され、従つて、設計通り
の装置精度が保たれ、その結果、超精密加工がで
きる優れた効果が奏される。
又、熱影響部は加工液を循環して等温にするた
め、他の加温媒体も要らず、本来循環利用される
加工液の循環を用いることができるメリツトもあ
る。
そして、設計によつては室温との温度差を検知
して起動制御させるようにすることにより加工開
始時、及び以後の加工中の温度等により絶対に加
工精度不良を起すことがない効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すものであ
り、の構成概略説明図である。 1……加工装置、2……フレーム、4……スタ
ンド、6,6′……アーム、7,7′……加工部、
12……保持部、13……ワーク、14……加工
タンク、15……加工液タンク、22……帰還パ
イプ、23……循環パイプ、24……加工液供給
装置、26……熱交換器、27……加熱器、28
……温度検知装置(センサ)、30……比較制御
装置、37……フアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワーク保持部と加工部を有し該加工部に対する
    加工液供給装置が装備されているフレームに温度
    歪補償装置が設けられている金属加工装置に於
    て、加工液タンクの加工液を供給する上記加工液
    供給装置が上記フレームを通り上記加工部に加工
    液を供給する循環パイプに接続され、又該加工部
    の加工タンクに連結する帰還パイプが加工液タン
    クに接続され、しかして該加工液タンクにはこの
    加工液タンクに設けた温度検知装置とスタンド、
    アーム等加工液以外に設けた温度検知装置との検
    知温度信号を入力する比較制御装置により作動し
    加工液を室温程度の設定温度とする加温冷却装置
    が設けられ加温冷却される加工液で加工部やフレ
    ーム等を室温程度に設定した所定温度に保つこと
    を特徴とする加工装置。
JP11996880U 1980-08-26 1980-08-26 Expired JPS6342981Y2 (ja)

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JPS5743932U JPS5743932U (ja) 1982-03-10
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JPS5743932U (ja) 1982-03-10

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