JPS6342035B2 - - Google Patents

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JPS6342035B2
JPS6342035B2 JP55158558A JP15855880A JPS6342035B2 JP S6342035 B2 JPS6342035 B2 JP S6342035B2 JP 55158558 A JP55158558 A JP 55158558A JP 15855880 A JP15855880 A JP 15855880A JP S6342035 B2 JPS6342035 B2 JP S6342035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
heat
adhesive film
footwear
fusible adhesive
Prior art date
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Expired
Application number
JP55158558A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5782582A (en
Inventor
Masanori Harada
Hiroshi Kumakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON RUBBER
Original Assignee
NIPPON RUBBER
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON RUBBER filed Critical NIPPON RUBBER
Priority to JP15855880A priority Critical patent/JPS5782582A/ja
Publication of JPS5782582A publication Critical patent/JPS5782582A/ja
Publication of JPS6342035B2 publication Critical patent/JPS6342035B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、履物胛被用貼合せ布の製造方法に
関するものであつて、その目的とするところは、
製造が簡単で、広温度域において使用され、しか
も使用時に激しい屈曲作用を受ける履物胛被とし
て熱安定性と耐屈曲性に優れた貼合せ布を提供し
ようとするものである。 従来、貼合せ布の製造方法としては、表布と裏
布との貼合せ面にゴムまたは合成樹脂系の接着剤
を塗布して、これを乾燥した後、表布と裏布とを
加圧して貼合せる方法、またはポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレンと酢酸ビニルとの共重合
体等の熱可塑性合成樹脂フイルムを表布と裏布と
の間に介在させて、これらを加熱加圧して熱可塑
性合成樹脂フイルムを溶融させて表布と裏布とを
貼合せる方法が一般的であつた。しかしながら前
者においては、接着剤の塗布工程、接着剤の乾燥
工程が必要であり、製造工程が複雑でコスト高と
なつていた。また後者によつて製造された貼合せ
布は、熱可塑性合成樹脂フイルムの材質に起因し
て、広温度域における熱安定性に欠ける欠点、す
なわち10℃以下の温度において、硬くなりすぎ柔
軟性を喪失してしまい、30℃以上の温度において
柔くなりすぎ、腰強度(形態保持性)と接着強度
を喪失してしまう欠点があつた。したがつてこれ
らの貼合せ布は、履物の胛被のように広温度域に
おいて使用され、しかも使用時に激しい屈曲作用
を受ける履物胛被用としては不向であつた。また
近年、後者の方法において、熱可塑性合成樹脂フ
イルムのかわりにポリスチレン―ポリブタジエン
―ポリスチレンブロツク共重合体、ポリスチレン
―ポリイソプレン―ポリスチレンブロツク共重合
体等の熱可塑性エラストマーを主成分とする熱溶
着性接着フイルムを使用することも提案されてい
るが、この熱可塑性エラストマーを主成分とする
熱溶着性接着フイルムを使用した貼合せ布は、20
℃以上になると柔くなりすぎ、腰強度が不足し、
さらには接着強度に欠ける欠点があり、履物胛被
用としては実用化されていない。 この発明は、これらの欠点を除去したものであ
つて、熱可塑性エラストマー10〜90重量%と1.2
ポリブタジエン90〜10重量%を主成分として形成
された熱溶着性接着フイルム3を表布1と裏布2
との間に介在させて、これらを加熱加圧して、熱
溶着性フイルム3を溶融させて表布1と裏布2と
を貼合せることを特徴とする履物胛被用貼合せ布
の製造方法を要旨とするものである。 この発明において、熱可塑性エラストマーとし
ては、ポリスチレン―ポリブタジエンブロツク共
重合体、ポリスチレン―ポリブタジエン―ポリス
チレンブロツク共重合体、ポリスチレン―ポリイ
ソプレン―ポリスチレンブロツク共重合体、スチ
レンの一部または全部をα―メチルスチレンで置
換した上記ブロツク共重合体などの芳香族ビニル
化合物と共役ジオレフインの共重合体およびこれ
らのブロツク共重合体の水素化物があげられる。 この発明において、1.2ポリブタジエンとして
は、1.2結合が70%以上で、結晶化度が5〜50%
のものを使用すれば、伸長性と引裂強度に優れ、
しかも溶融温度が低く流動性が良好で熱溶着性接
着フイルム加工性ならびに熱溶着性を著しく向上
させることができる。 この発明において、熱可塑性エラストマーと
1.2ポリブタジエンの配合重量%比を10〜90対90
〜10と限定したのは、熱可塑性エラストマーが上
記以下で、1.2ポリブタジエンが上記以上となれ
ば得られる貼合せ布は15℃以下の温度で硬すぎて
柔軟性が喪失され履物胛被用としては不適とな
り、また逆に熱可塑性エラストマーが上記以上
で、1.2ポリブタジエンが上記以下となれば熱溶
着性接着フイルムの押出成形性が悪化するばかり
ではなく、この熱溶着性接着フイルムを使用して
得られる貼合せ布は20℃以上の温度で柔くなりす
ぎ腰強度が不足し、さらには接着強度が低下し履
物胛被用としては不適となるからである。 この発明において、熱可塑性エラストマーと
1.2ポリブタジエンとの配合物100重量部に対して
天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリブタジ
エンゴム、ポリイソプレンゴム、エチレンプロピ
レンゴム等を5〜30重量部添加配合しておけば履
物胛被用貼合せ布の腰強度を著しく増強でき、し
かも履物胛被用貼合せ布を製造する際の加熱加圧
で、溶融された熱溶着性接着フイルム3が表布1
または裏布2の表面に浸み出すことがない。また
熱可塑性エラストマーと1.2ポリブタジエンとの
配合物100重量部に対して、3〜30重量部のテル
ペン樹脂、水添ロジン、石油系樹脂、テルペンフ
エノール樹脂、ポリイリブチレン、ポリブテン、
クマロン樹脂、インデン樹脂等の樹脂を単独また
は混合して添加配合しておけば、履物胛被用貼合
せ布の接着強度を著しく増強できる。また必要に
よつて、熱可塑性エラストマーと1.2ポリブタジ
エンとの配合物100重量部に対して、5〜50重量
部のフタール配エステル、アジピン酸エステル、
ナフテン系オイル、パラフイン系オイル等の軟化
剤を単独または混合して添加配合しておけば、履
物胛被用貼合せ布に適度の柔軟性を保持させるこ
とができる。さらにまた、熱可塑性エラストマー
と1.2ポリブタジエンとの配合物100重量部に対し
て10〜150重量部のシリカ、炭配カルシユーム、
硫酸バリウム、タルク等の充填剤を単独または混
合して添加配合しておけば、熱溶着性接着フイル
ムの加工性を向上させることができ、しかも熱溶
着性接着フイルムを加工した後、これを本発明の
履物胛被用貼合せ布の製造に供する迄保管してお
く場合、熱溶着性接着フイルムがブロツキングす
ることがないので便利である。さらに、本発明に
おいて、配合物中に略黄と加硫促進剤、有機過酸
化物、アゾ化合物等の架橋剤を添加配合してお
き、架橋温度を、熱溶着性接着フイルムの加工な
らびに熱溶融温度以上に設定し、履物胛被用貼合
せ布を製造した後、表布1と裏布2間に接着介在
された熱溶着性接着フイルム3を架橋温度に加熱
して加熱させておけば、履物胛被用貼合せ布の耐
熱性、腰強度、接着強度を著しく向上させること
ができる。 上記の熱可塑性エラストマーと1.2ポリブタジ
エンその他必要に応じて添加配合される配合剤
は、バンバリーミキサー、ヘンシエルミキサー、
ミキシングロール、ニーダー等によつて均一に混
合され、インフレーシヨン法、Tダイ法等によつ
て、熱溶着性接着フイルム3に成形される。そし
て必要によつて、この熱溶着性接着フイルム3
に、一定の間隔を置いて多数の孔を穿設しておけ
ば、通気性に優れた履物胛被用貼合せ布を提供す
ることができる。 この発明において、表布1と裏布2とは、編織
布、不織布、皮革等の通常履物胛被用貼合せ布の
製造に使用されるもののうちから、履物胛被用貼
合せ布の用途に応じて、適宜選定するものであ
る。 そして、表布1と裏布2間に熱溶着性接着フイ
ルム3を介在させて、これらを加熱加圧して、熱
溶着性接着フイルム3を溶融させて、表布1と裏
布2とを貼合せるものである。加熱加圧方法には
特に限定はないが、表布1と裏布2の種類、これ
らのサイズに応じて、加熱圧着ロール、ベルトプ
レス、ヒユーズプレス等を適宜選定して行えば便
利である。そして加熱圧着ロールを使用する場
合、予め、表布1と熱溶着性接着フイルム3と裏
布2とを予熱しておけば、加熱圧着ロールで表布
1と裏布2とを熱溶着性接着フイルム3を介して
貼合せる際、熱溶着性接着フイルム3をすみやか
に溶融温度に均一に上昇させることができるので
貼合せ作業の能率を向上させることができ、しか
も表布1と裏布2との接着強度を均一なものにす
ることができる。そして加熱は、熱溶着性接着フ
イルム3の融点以上が必要であり、具体的には
100℃〜150℃が望ましく、加圧は、表布1と裏布
2との組織密度によつて適宜選定されるものであ
るが0.5Kg/cm2〜10Kg/cm2が望ましい。 この発明は以上のように構成されており、表布
1と裏布2との間に熱溶着性接着フイルム3を介
在させて、これらを加熱加圧して、熱溶着性接着
フイルム3を溶融させて表布1と裏布2とを貼合
せるだけであるので、従来のように表布と裏布と
の貼合せ面にゴムまたは合成樹脂系の接着剤を塗
布したり、これを乾燥させたりする工程が不必要
であり、製造が簡単である。しかも熱溶着性接着
フイルム3が熱可塑性エラストマーと1.2ポリブ
タジエンとを上記の比率で混合した混合物を主成
分として形成されているので、それらの相剰効果
によつて、得られた履物胛被用貼合せ布は、0℃
の温度においても適度の柔軟性を保持し、40℃の
温度においても腰強度と接着強度を保持し、した
がつて広温度域において使用され、しかも使用時
に激しい屈曲作用を受ける履物胛被用貼合せ布と
して耐屈曲性に優れた作用効果を奏することがで
きる。 実施例 第1表左欄に示すように、ポリスチレン―ポリ
ブタジエン―ポリスチレンのブロツク共重合体(A)
と1.2ポリブタジエン(B)との混合物を主成分とし、
その他の配合剤を添加配合したものによつて、
0.1mm厚の熱溶着性接着フイルム3を形成し、こ
れをレーヨンと綿との綿紡のレーコツトフレンチ
ラツク布で形成した表布1と綿レーコツト布で形
成した裏布2との間に介在させて、80℃で1分間
予熱した後、加熱加圧ロールで120℃で2.5Kg/cm2
で加熱加圧して、熱溶着性接着フイルム3を溶融
させて表布1と裏布2とを貼合せた。 比較例 第1表右欄に示すように1.2ポリブタジエンま
たはポリスチレン―ポリブタジエン―ポリスチレ
ンのブロツク共重合体の単独を主成分とし、実施
例と同様その他の配合剤を添加配合したものによ
つて0.1mm厚の熱溶着性接着フイルムを形成し、
これを実施例と同じ表布と裏布間に介在させ、実
施例と同じ条件で表布と裏布とを貼合せた。 以上のようにして製造した実施例と比較例の貼
合せ布の温度変化における硬度、腰強度、接着強
度、耐屈曲性を比較して第2表に示す。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法によつて製造された履物胛
被用貼合せ布の断面図である。 符号の説明、1……表布、2……裏布、3……
熱溶着性接着フイルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性エラストマー10〜90重量%と1.2ポ
    リブタジエン90〜10重量%を主成分として形成さ
    れた熱溶着性接着フイルム3を表布1と裏布2と
    の間に介在させて、これらを加熱加圧して、熱溶
    着性接着フイルム3を溶融させて表布1と裏布2
    とを貼合せることを特徴とする履物胛被用貼合せ
    布の製造方法。
JP15855880A 1980-11-10 1980-11-10 Production of laminated fabric Granted JPS5782582A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15855880A JPS5782582A (en) 1980-11-10 1980-11-10 Production of laminated fabric

Applications Claiming Priority (1)

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JP15855880A JPS5782582A (en) 1980-11-10 1980-11-10 Production of laminated fabric

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Publication Number Publication Date
JPS5782582A JPS5782582A (en) 1982-05-24
JPS6342035B2 true JPS6342035B2 (ja) 1988-08-19

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ID=15674322

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JP15855880A Granted JPS5782582A (en) 1980-11-10 1980-11-10 Production of laminated fabric

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5245402B2 (ja) * 2007-12-28 2013-07-24 大日本印刷株式会社 画像形成方法及び中間転写記録媒体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4917441A (ja) * 1972-06-06 1974-02-15
JPS5013674A (ja) * 1973-06-12 1975-02-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4917441A (ja) * 1972-06-06 1974-02-15
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