JPS6341882Y2 - - Google Patents

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JPS6341882Y2
JPS6341882Y2 JP6024184U JP6024184U JPS6341882Y2 JP S6341882 Y2 JPS6341882 Y2 JP S6341882Y2 JP 6024184 U JP6024184 U JP 6024184U JP 6024184 U JP6024184 U JP 6024184U JP S6341882 Y2 JPS6341882 Y2 JP S6341882Y2
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JP
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fiber
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fiber yarn
handle
yarns
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、竿本体の基端側に、リール取付部と
握り部とをもつたハンドルの結合部を設け、この
結合部の前記リール取付部に対応した部位に切欠
部を形成した釣竿に関する。
(従来の技術) 従来、此種釣竿としては、既に実願昭58−
118137号により出願している。しかしてこの釣竿
において、竿本体におけるハンドルへの結合部
は、高強度繊維糸の引揃シート又は織成シートに
合成樹脂を含浸させて形成したプリプレグを、芯
金に巻付けると共に加圧加熱することにより中空
状に形成した後、リール取付部に対応した部位を
例えばダイヤモンド砥石でカツト加工して切欠部
を形成すべくしている。
所が、前記竿本体におけるハンドルへの結合部
は、前記切欠部及び後端部の切口縁において、カ
ツト加工時に、切口の長さ方向に交差する方向の
高強度繊維糸がばらける状態になつたり、これら
繊維糸間に沿つて裂目が入る状態になつたりする
問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、以上の問題を解決すべく考案したも
ので、竿本体におけるハンドルへの結合部を、高
強度繊維糸を互いに直交する方向に重ね合わせた
複数の補強用繊維糸群と、これら繊維糸群を一体
に保持する織込用高強度繊維糸とから成るシート
状のプリプレグにより形成して、前記結合部に、
カツト加工時に、その切口縁において、前記補強
用繊維糸群の繊維糸がばらけたり、これら繊維糸
間に裂目が入つたりするのを防止できるようにし
たのである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、竿本体の基端側に、リール取付部と
握り部とをもつたハンドルの結合部を設け、この
結合部の前記リール取付部に対応した部位に切欠
部を形成した釣竿であつて、前記竿本体における
少なくとも前記結合部を、高強度繊維糸から成
り、互に直交する方向に重ね合わせた少なくとも
2群の補強用繊維糸群と、これら繊維糸群の繊維
間に織込み、重ね合わせた前記繊維群を一体に保
持する織込用繊維糸とから成るシートに、合成樹
脂を含浸したプリプレグにより形成したことを特
徴とするものである。
(作用) 前記補強用繊維糸群の各繊維糸は、互いに直交
する方向に重ね合わされて、前記織込用繊維糸に
より、屈曲されずに全体に内部応力が生じないよ
うに一体状に保持されて、前記合成樹脂により接
着されることになり、その結果、前記切欠部の切
口縁において、前記各補強用繊維糸は、カツト加
工による応力によく対抗できて、カツト加工され
ても、正常な配置状態に安定に保持されることに
なるのである。
(実施例) 以下、本考案釣竿の実施例を図面に基づいて説
明する。
図面において、1は、ハンドルで、後側に握り
部11を形成すると共に、前側における上部の前
後方向中間部にリール取付部12を形成し、かつ
前側における下部の後部に指の引掛部13を下向
きに突設している。
また、2は、竿本体3の基端部31の後側に設
けた前記ハンドル1への結合部であつて、前記ハ
ンドル1の前側に挿嵌可能な内周面をもつと共
に、このハンドル1の前側に挿嵌した状態で、前
記リール取付部12に対応した部位に第1切欠部
4を形成し、また前記引掛部13に対応した部位
に後向きに開口する第2切欠部5を形成してい
る。
しかして、本考案は、基本的には、前記竿本体
3における少なくとも前記結合部2を、高強度繊
維糸6,7から成り、前記高強度繊維6を互いに
直交する方向に重ね合わせた少なくとも2群の補
強用繊維糸群A,Bと、これら繊維糸群A,Bの
繊維間に織込み、重ね合わせた前記繊維群A,B
を一体に保持する前記織込用繊維糸7とから成る
シートに、合成樹脂を含浸したプリプレグにより
形成したものである。
具体的には、前記補強用繊維糸群A,Bは、こ
れら繊維糸群A,Bを構成する前記高強度繊維糸
6として、カーボン繊維、ガラス繊維、ボロン繊
維のような高強度、高弾性繊維であつて、マルチ
フイラメント状及びモノフイラメント状としたも
のを用い、これら繊維糸6…を、曲げ応力を加え
ずに真直ぐな状態にして、それぞれ一方向にシー
ト状に引揃えたものであり、第3図のごとく一方
の前記繊維糸群Aの上に他方の繊維糸群Bを、互
いの繊維糸6,6が直交する方向にして重ね合わ
せるのである。また、これら繊維糸群A,Bを一
体に保持する前記織込用繊維糸7として、ナイロ
ン繊維、ポリエステル繊維などの有機繊維や、ガ
ラス繊維、カーボン繊維などの無機繊維のような
ものであつて、前記補強用繊維糸6と組合わせる
に際して、この繊維糸6よりも破断伸度の大きい
ものを用いると共に、断面積の小さいものを用い
て、以下説明するごとく弯曲状に織込まれながら
曲げ応力に対して強く、かつ前記補強用繊維糸6
…の体積割合を大きくして全体に大きな強度を確
保すべく成すのである。そして、前記織込用繊維
糸7は、第3図のごとく互いに直交する第1繊維
糸71と第2繊維糸72とから成り、前記第1繊
維糸71は、前記繊維糸群B上であつて、前記繊
維糸群Aの繊維糸6…の各中間部位に沿うごとく
架設し、また前記第2繊維糸72は、前記繊維糸
群Bの繊維糸6…の各中間部位に沿わせ、かつ第
1繊維糸71…と繊維糸群Aの繊維糸6…とに対
して、順に蛇行状に係合するごとく織込んで、前
記繊維糸群A,Bを、互いに直交状の各補強用繊
維糸6,6に殆んど屈曲力が加わらない状態で、
一体に保持すべく成すのである。
そして、斯くのごとく織成したシート状物に合
成樹脂を含浸させて前記プリプレグを形成し、こ
のプリプレグを芯金に巻付けて加圧加熱すること
により、中空状の前記竿本体3における前記ハン
ドル1への連結部2を形成して、しかる後、前記
ハンドル1のリール取付部12に対応した部位に
前記第1切欠部4を、また前記引掛部13に対応
した部位に前記第2切欠部5をそれぞれダイヤモ
ンド砥石(図示せず)でカツト加工することによ
り形成するのである。
尚、第1図において、14は前記ハンドル1に
おけるリール取付部12の前側に設けたリール取
付脚Rの前端係合部、15はリール取付部12の
後方に設けた断面半円状の摺動孔、8は、前部に
リール取付脚Rの後端を係合する係合部81をも
ち、後側に前記摺動孔15に移動自由に嵌入する
半円柱状の摺動部82をもつた支持体、9は前記
握り部11に回転操作可能に取付けた操作リング
で、このリング9の内面と前記支持体8の摺動部
82の半円柱状周面との間に螺合手段Nを設け
て、このリング9の操作で、前記支持体8を前後
方向に移動可能にしている。
しかして、以上の構成において、前記竿本体3
における前記ハンドル1への結合部2に、前記第
1及び第2切欠部4,5をカツト加工により形成
するとき、この結合部2を構成する前記補強用繊
維糸群A,Bの各繊維糸6,6は、互いに直交す
る方向に重ね合わされ、かつ前記織込用繊維糸7
1,72により殆んど屈曲力のかからない状態で
一体に保持されて前記合成樹脂により接着されて
いるので、これら各繊維糸6,6は、カツト加工
時に加わる応力値より大きな応力が加わることは
なく、従つて、これら繊維糸6,6を接着してい
る合成樹脂に加わる応力も前記応力値程度の値以
下に抑制できることになり、その結果前記第1及
び第2切欠部4,5の切口縁において、前記繊維
糸6,6…は、いずれも正常な配列状態で前記合
成樹脂により確実に接着された状態にでき、換言
すると前記合成樹脂を打ち破つてばらけ作動した
り、繊維糸6,6間の合成樹脂部分に裂目が生ず
るのを防止できるのである。また、この結合部2
は、前記第1及び第2切欠部4,5だけでなく、
カツト加工する前後の両端部においても、同様の
作用効果を期待できる。
尚、以上の説明は、前記竿本体3の基端部31
に設けた結合部2に適用した場合であるが、前記
竿本体3と結合部2とを一体に形成して、全体的
に適用すべくしてもよい。
また、前記ハンドル1の構造、及び前記リール
脚Rの取付構造は、以上説明したものに限定され
るものでなく、各種のものに適用し得ることは云
う迄もない。
また、前記補強用繊維糸群A,Bにおいて、使
用繊維糸及び該繊維糸の配列状態は、それぞれ他
の任意の仕様を選定できるし、また前記織込用繊
維糸7も任意の織込構造をもつごとく変更でき
る。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、竿本体におけるハンド
ルへの結合部を、高強度繊維糸を互いに直交する
方向に重ね合わせた複数の補強用繊維糸群と、こ
れら繊維糸群を一体に保持する織込用高強度繊維
糸とから成り、合成樹脂を含浸したシート状のプ
リプレグにより形成したので、前記結合部にリー
ル取付部取付用の切欠部をカツト加工するとき、
その切口縁における補強用繊維糸及び合成樹脂に
加わる応力値を全体に平均して小さくでき、従つ
て、前記切口縁において、前記補強用繊維糸の端
部がばらけたり、該繊維糸間に裂目が生じたりす
るのを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部の断面説明図、第2図は竿本体におけるハン
ドルへの結合部の説明図、第3図は補強用及び織
込用繊維糸の配列状態の説明図である。 1……ハンドル、11……握り部、12……リ
ール取付部、2……結合部、3……竿本体、4…
…切欠部、A,B……補強用繊維糸群、6……
(補強用)高強度繊維糸、7……(織込用)高強
度繊維糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 竿本体の基端側に、リール取付部と握り部とを
    もつたハンドルの結合部を設け、この結合部の前
    記リール取付部に対応した部位に切欠部を形成し
    た釣竿であつて、前記竿本体における少なくとも
    前記結合部を、高強度繊維糸から成り、互に直交
    する方向に重ね合わせた少なくとも2群の補強用
    繊維糸群と、これら繊維糸群の繊維間に織込み、
    重ね合わせた前記繊維群を一体に保持する織込用
    繊維糸とから成るシートに、合成樹脂を含浸した
    プリプレグにより形成したことを特徴とする釣
    竿。
JP6024184U 1983-07-28 1984-04-24 釣竿 Granted JPS60171176U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6024184U JPS60171176U (ja) 1984-04-24 1984-04-24 釣竿
US06/620,939 US4601127A (en) 1983-07-28 1984-06-15 Fishing rod and a manufacturing method therefor
KR1019840004280A KR890004359B1 (ko) 1983-07-28 1984-07-20 낚싯대와 그 제조방법
US07/144,668 US4854068A (en) 1983-07-28 1988-01-12 Fishing rod and a manufacturing method therefor

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JPS60171176U JPS60171176U (ja) 1985-11-13
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JP4730801B2 (ja) * 2001-07-13 2011-07-20 株式会社シマノ リールシート
JP6395154B2 (ja) * 2014-12-09 2018-09-26 株式会社シマノ 釣竿用グリップ及びその製造方法

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