JPH049158Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH049158Y2 JPH049158Y2 JP1984059452U JP5945284U JPH049158Y2 JP H049158 Y2 JPH049158 Y2 JP H049158Y2 JP 1984059452 U JP1984059452 U JP 1984059452U JP 5945284 U JP5945284 U JP 5945284U JP H049158 Y2 JPH049158 Y2 JP H049158Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular body
- strength fiber
- golf club
- hollow tubular
- fishing rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Fishing Rods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 考案の技術分野
本考案は、ガラス繊維、カーボン繊維、アーマ
イド繊維等の高強度繊維を用いて形成した釣竿、
ゴルフクラブシヤフト等の管状体に関するもので
ある。
イド繊維等の高強度繊維を用いて形成した釣竿、
ゴルフクラブシヤフト等の管状体に関するもので
ある。
(ロ) 従来技術と問題点
従来、この種の釣竿として実公昭58−49105号
が知られている。この釣竿は、高強度繊維で補強
したプリプレグシートの外周に高強度繊維のフイ
ラメントを集束したテープを粗ピツチで綾巻きし
て一体に結合したものであるから、各テープの交
差点が外周面上で捩じれている。そのため、垂直
平面に沿つた撓みが生じた時、竿管の外表面に捲
回されたテープは竿管の各位置で違つた補強力と
なり、捩じれを発生し、自然な撓みが得られな
い。
が知られている。この釣竿は、高強度繊維で補強
したプリプレグシートの外周に高強度繊維のフイ
ラメントを集束したテープを粗ピツチで綾巻きし
て一体に結合したものであるから、各テープの交
差点が外周面上で捩じれている。そのため、垂直
平面に沿つた撓みが生じた時、竿管の外表面に捲
回されたテープは竿管の各位置で違つた補強力と
なり、捩じれを発生し、自然な撓みが得られな
い。
この補強構造を適用したゴルフクラブシヤフト
に於ても同様な不具合がある。
に於ても同様な不具合がある。
(ハ) 考案の目的
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたものであり、その目的とするところは、
管状体に捩じれを生ぜしめることなく、垂直平面
方向に沿つた自然な撓みが得られるようにした釣
竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状体を提供する
ことにある。
為されたものであり、その目的とするところは、
管状体に捩じれを生ぜしめることなく、垂直平面
方向に沿つた自然な撓みが得られるようにした釣
竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状体を提供する
ことにある。
(ニ) 考案の構成
上記目的を達成するために本考案に係る釣竿、
ゴルフクラブシヤフト等の管状体は、合成樹脂を
含浸した高強度繊維シートを捲回した中空管状体
の外周に、高強度繊維束を前記中空管状体の略一
端から他端まで綾巻き状に捲回し、一体に硬化形
成して成る釣竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状
体に於て、高強度繊維束から成る少なくとも一対
以上の補強帯を交差する綾巻き状に捲回し、長手
方向に於ける各交差部が中空管状体の軸線に沿つ
て位置するように構成したものである。
ゴルフクラブシヤフト等の管状体は、合成樹脂を
含浸した高強度繊維シートを捲回した中空管状体
の外周に、高強度繊維束を前記中空管状体の略一
端から他端まで綾巻き状に捲回し、一体に硬化形
成して成る釣竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状
体に於て、高強度繊維束から成る少なくとも一対
以上の補強帯を交差する綾巻き状に捲回し、長手
方向に於ける各交差部が中空管状体の軸線に沿つ
て位置するように構成したものである。
(ホ) 考案の実施例
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本考案を釣竿に適用した一例を示すも
のであり、この釣竿は第2図に示すように中空管
状体1の外周に一対の補強帯2,2′が交差する
ように捲回されている。この一対の補強帯2,
2′は各交差部3が長手方向に於ては中空管状体
1の軸線1aと平行するように位置せしめられ、
且つ周方向に於ては中空管状体1の軸線1aと直
交するように同一断面上に位置せしめられてい
る。そして、中空管状体1と補強帯2,2′とは
常法に従つて一体に熱硬化処理されている。
のであり、この釣竿は第2図に示すように中空管
状体1の外周に一対の補強帯2,2′が交差する
ように捲回されている。この一対の補強帯2,
2′は各交差部3が長手方向に於ては中空管状体
1の軸線1aと平行するように位置せしめられ、
且つ周方向に於ては中空管状体1の軸線1aと直
交するように同一断面上に位置せしめられてい
る。そして、中空管状体1と補強帯2,2′とは
常法に従つて一体に熱硬化処理されている。
中空管状体1は、ガラス繊維、カーボン繊維、
アーマイド繊維等の高強度繊維から成る引揃えシ
ート又は織布に、フエノール樹脂、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を含浸せしめ
た半乾燥状の補強繊維プリプレグシートを、マン
ドレル(芯金)の外周に捲回して形成されたもの
である。
アーマイド繊維等の高強度繊維から成る引揃えシ
ート又は織布に、フエノール樹脂、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を含浸せしめ
た半乾燥状の補強繊維プリプレグシートを、マン
ドレル(芯金)の外周に捲回して形成されたもの
である。
一方、一対の補強帯2,2′は第2図に示すよ
うに少なくとも1本(本例では3本)の高強度繊
維束2a,2b,2cを平行で且つ互いに所望の
間隔を介して離間した一組の高強度繊維束を捲回
方向を異にして構成されている。そして、この補
強帯2,2′は各高強度繊維束2a,2b,2c
で形成される自身の幅よりも大きな間隔で中空管
状体1の外周に、中空管状体1の略一端から他端
まで交差する綾巻き状に捲回される。この補強帯
2,2′を構成する複数本の高強度繊維束2a,
2b,2cは、6〜15μmのガラス繊維、カーボ
ン繊維、アーマイド繊維等の高強度繊維を100〜
10000本束ねたものであり、高強度繊維束2a,
2b,2cの間隔は1〜10mm程度である。又、補
強帯2,2′を構成する高強度繊維束数は1〜5
束である。
うに少なくとも1本(本例では3本)の高強度繊
維束2a,2b,2cを平行で且つ互いに所望の
間隔を介して離間した一組の高強度繊維束を捲回
方向を異にして構成されている。そして、この補
強帯2,2′は各高強度繊維束2a,2b,2c
で形成される自身の幅よりも大きな間隔で中空管
状体1の外周に、中空管状体1の略一端から他端
まで交差する綾巻き状に捲回される。この補強帯
2,2′を構成する複数本の高強度繊維束2a,
2b,2cは、6〜15μmのガラス繊維、カーボ
ン繊維、アーマイド繊維等の高強度繊維を100〜
10000本束ねたものであり、高強度繊維束2a,
2b,2cの間隔は1〜10mm程度である。又、補
強帯2,2′を構成する高強度繊維束数は1〜5
束である。
この一対の補強帯2,2′は交差する綾巻き状
に捲回された時、長手方向に於ける各交差部3が
中空管状体1の軸線1aに沿つて一直線上に位置
すると共に、周方向に於ける各交差部3が中空管
状体1の軸線1aと直交する同一断面上に位置す
るように構成してある。
に捲回された時、長手方向に於ける各交差部3が
中空管状体1の軸線1aに沿つて一直線上に位置
すると共に、周方向に於ける各交差部3が中空管
状体1の軸線1aと直交する同一断面上に位置す
るように構成してある。
このように本考案の管状体は、一対の補強帯
2,2′を交差する綾巻き状に捲回すると共に、
各交差部3が長手方向に於ては中空管状体1の軸
線1aに沿つて一直線上に位置し、且つ、周方向
に於ては中空管状体1の軸線1aと直交する同一
断面上に位置するようにしたから、第3図に示す
ように各交差部3が外周面上で捩じれることがな
く、一定する。そのため、どの部位で切断しても
その断面形状は同一となると共に、外表面の補強
帯2,2′のパターンが同一となり、竿管が撓む
時には捩じれを生じることなく、垂直平面に沿つ
た自然な撓みが得られる。特に、上記交差部3が
多数あれば、捩じれを生じることが殆どなくな
る。
2,2′を交差する綾巻き状に捲回すると共に、
各交差部3が長手方向に於ては中空管状体1の軸
線1aに沿つて一直線上に位置し、且つ、周方向
に於ては中空管状体1の軸線1aと直交する同一
断面上に位置するようにしたから、第3図に示す
ように各交差部3が外周面上で捩じれることがな
く、一定する。そのため、どの部位で切断しても
その断面形状は同一となると共に、外表面の補強
帯2,2′のパターンが同一となり、竿管が撓む
時には捩じれを生じることなく、垂直平面に沿つ
た自然な撓みが得られる。特に、上記交差部3が
多数あれば、捩じれを生じることが殆どなくな
る。
尚、本例では一対の補強帯2,2′について説
明したが、例えば第4図に示すように二対の補強
帯2,2′,21,21′としても良い。この場
合、第5図に示すように同一断面上には2箇所の
交差部3,3′,3″,3が形成される。勿論、
補強帯は一対以上であれば良く、その数は任意で
ある。又、補強帯を構成する高強度繊維束は異種
材を組み合わせるとか、各束の太さを変える等適
宜の変更を任意になし得る。
明したが、例えば第4図に示すように二対の補強
帯2,2′,21,21′としても良い。この場
合、第5図に示すように同一断面上には2箇所の
交差部3,3′,3″,3が形成される。勿論、
補強帯は一対以上であれば良く、その数は任意で
ある。又、補強帯を構成する高強度繊維束は異種
材を組み合わせるとか、各束の太さを変える等適
宜の変更を任意になし得る。
又、本考案は釣竿に限らず、ゴルフクラブシヤ
フトにも適用できることは言うまでもない。
フトにも適用できることは言うまでもない。
(ヘ) 考案の効果
以上の如く本考案は、各補強帯の交差部が外周
面上に規則的に形成されているため、各部での補
強力が一定となり、竿管が撓む時に捩じれを生ず
ることなく、自然の撓みが得られる。
面上に規則的に形成されているため、各部での補
強力が一定となり、竿管が撓む時に捩じれを生ず
ることなく、自然の撓みが得られる。
第1図は本考案は釣竿に適用した例を示す正面
図、第2図は第1図のX部拡大図、第3図は第2
図の−線に沿つた縦断面図、第4図は別の実
施例を示す側面図、第5図は第4図の−線に
沿つた縦断面図である。 1……中空管状体、2,2′,21,21′……
補強帯、3,3′,3″,3……交差部。
図、第2図は第1図のX部拡大図、第3図は第2
図の−線に沿つた縦断面図、第4図は別の実
施例を示す側面図、第5図は第4図の−線に
沿つた縦断面図である。 1……中空管状体、2,2′,21,21′……
補強帯、3,3′,3″,3……交差部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂を含浸した高強度繊維シートを捲回
した中空管状体の外周に、高強度繊維束を前記
中空管状体の略一端から他端まで綾巻き状に捲
回し、一体に硬化形成して成る釣竿、ゴルフク
ラブシヤフト等の管状体に於て、高強度繊維束
から成る少なくとも一対以上の補強帯を交差す
る綾巻き状に捲回し、長手方向に於ける各交差
部が中空管状の軸線に沿つて位置することを特
徴とする釣竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状
体。 (2) 補強帯は、少なくとも1本以上の高強度繊維
束を平行に離間して形成してある実用新案登録
請求の範囲第1項記載の釣竿、ゴルフクラブシ
ヤフト等の管状体。 (3) 高強度繊維束は、6〜15μmの高強度繊維が
100〜10000本束ねられたものである実用新案登
録請求の範囲第1項記載の釣竿、ゴルフクラブ
シヤフト等の管状体。 (4) 高強度繊維束の間隔は、1〜10mmである実用
新案登録請求の範囲第1項記載の釣竿、ゴルフ
クラブシヤフト等の管状体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984059452U JPS60171326U (ja) | 1984-04-23 | 1984-04-23 | 釣竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状体 |
KR2019850002356U KR890008693Y1 (ko) | 1984-04-23 | 1985-03-09 | 낚싯대, 골프클럽 샤프트등의 관상체 |
US06/721,286 US4653216A (en) | 1984-04-13 | 1985-04-09 | Tube for fishing rod |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984059452U JPS60171326U (ja) | 1984-04-23 | 1984-04-23 | 釣竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60171326U JPS60171326U (ja) | 1985-11-13 |
JPH049158Y2 true JPH049158Y2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=13113700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984059452U Granted JPS60171326U (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-23 | 釣竿、ゴルフクラブシヤフト等の管状体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60171326U (ja) |
KR (1) | KR890008693Y1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2659580B2 (ja) * | 1989-02-23 | 1997-09-30 | ダイワ精工株式会社 | 釣 竿 |
DE102009054910A1 (de) * | 2009-12-17 | 2011-06-22 | Sgl Carbon Se, 65203 | Faserarmierter Körper |
JP6607497B2 (ja) * | 2016-01-20 | 2019-11-20 | 株式会社シマノ | 長尺ロッド |
-
1984
- 1984-04-23 JP JP1984059452U patent/JPS60171326U/ja active Granted
-
1985
- 1985-03-09 KR KR2019850002356U patent/KR890008693Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60171326U (ja) | 1985-11-13 |
KR890008693Y1 (ko) | 1989-11-30 |
KR850010597U (ko) | 1985-12-30 |
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