JPS6341589B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6341589B2
JPS6341589B2 JP58183592A JP18359283A JPS6341589B2 JP S6341589 B2 JPS6341589 B2 JP S6341589B2 JP 58183592 A JP58183592 A JP 58183592A JP 18359283 A JP18359283 A JP 18359283A JP S6341589 B2 JPS6341589 B2 JP S6341589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid rubber
polybutadiene
ester
golf ball
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58183592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6085767A (ja
Inventor
Takuya Onoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Rubber Works Ltd
Original Assignee
Fujikura Rubber Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Rubber Works Ltd filed Critical Fujikura Rubber Works Ltd
Priority to JP58183592A priority Critical patent/JPS6085767A/ja
Publication of JPS6085767A publication Critical patent/JPS6085767A/ja
Publication of JPS6341589B2 publication Critical patent/JPS6341589B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ソリツドゴムゴルフボールに関す
る。 ゴルフボールの形態は、芯のまわりに細い弾性
帯を巻き付けたものをゴム包被物で包被してなる
糸巻きゴルフボールと、ソリツドゴムゴルフボー
ル(一つのゴム組成物から造られるソリツドゴム
ゴルフボールからなるワンピースゴルフボール又
はソリツドゴムゴルフボールを別のゴム包被物で
包被してなるツーピースゴルフボール)とに大別
される。 糸巻きゴルフボールは、ビキナーからプロゴル
フアーに亘る種々のゴルフアーに適応した種々の
特性を有するものが種々開発され市販されてい
る。 一方、従前のソリツドゴムゴルフボールは、糸
巻きゴルフボールに比して打撃音や打撃時の感触
等が劣るとされていたが、最近市販されているツ
ーピースボール(ソリツドゴムゴルフボール)
は、打撃音や感触が改良され且つ一部のパワーヒ
ツターを除くゴルフアーにとつて糸巻きゴルフボ
ールに比して確実に飛距離の向上が期待できるた
め、広範のゴルフアーに人気を得ている。 しかし、ゴルフボールの打撃音や打撃時の感触
の良く悪しの判断は、ゴルフアーによつて差異が
あり、また、ソリツドゴムゴルフボールは糸巻き
ゴルフボールに比して種類が少なく選択の巾が小
さいため、更に新なソリツドゴムゴルフボールの
開発が望まれている。 また、ワンピースボールは、製造が簡単である
ため、従来より練習用ボールとして汎用されてお
り、練習用ボールには高品質のものは要求されな
いが、より好ましい練習用ボールを提供する上か
らも新たなソリツドゴムゴルフボールが要請され
ている。 而して、上述した従来のソリツドゴムゴルフボ
ールは、大部分のものが、ポリブタジエンに架橋
性モノマーをグラフトさせたゴムを主体として形
成されており、ポリブタジエンとしては、通常、
シス1,4―ポリブタジエンを40%以上含有する
ものが用いられている。 本発明者は、上述の背景下に、打撃音、打撃時
の感触等が良好で充分な飛距離が出、且つ耐久性
の高いソリツドゴムゴルフボールを提供すること
を目的として種々検討した結果、架橋性モノマー
として、繊維、樹脂、塗料等の改良剤として用い
られている特定のエステルを用いることにより、
上記目的を達成し得る他、ポリブタジエンとし
て、従来のソリツドゴムゴルフボールに用いられ
ていたものに比してシス1,4―ポリブタジエン
の低含有量のものを用いた場合でも同様な性能を
発揮するワンピースボールが得られることを知見
した。 本発明は、上記知見に基づきなされたもので、
ポリブタジエン100重量部と、該ポリブタジエン
にグラフト重合したα,β―モノエチレン性カル
ボン酸とアルキルリン酸又はハロゲン化アルキル
リン酸とのエステル20〜100重量部と、該エステ
ルのリン酸基を中和する1〜4価の金属イオンと
により構成されたアイオノマーからなる、ソリツ
ドゴムゴルフボールを提供するものである。 本発明のソリツドゴムゴルフボールは、ワンピ
ースの形態でもゴルフボールとしての優れた性能
を発揮するものであるから、ツーピースの形態と
しなくても通常のゴルフボールとして充分に商品
価値の高いもので、練習用ゴルフボールとしては
充分過ぎる高品質なものであり、更にゴム包被物
との組合せについて検討を重ねることにより、一
層高品質なツーピースゴルフボールとなし得る可
能性を示唆するものである。 以下、本発明のソリツドゴムゴルフボールにつ
いて詳述する。 本発明で用いられるポリブタジエンは、シス
1,4―ポリブタジエンの含量に必ずしも制限さ
れないが、好ましくは、シス1,4―ポリブタジ
エン含有量が約35%(重量、以下同じ)以上のも
のが用いられ、市販品としては、例えば、ジエン
NF35R(旭化成工業(株))、ウベボールBR150(宇部
興産(株))、BR01(日本合成ゴム(株))等が挙げられ
る。また、このポリブタジエンには、天然ゴム、
合成ポリイソプレン等の他のゴム成分を5〜50%
含有させることができる。 また、上記ポリブタジエンにグラフト重合させ
るα,β―モノエチレン性のカルボン酸とアルキ
ルリン酸又はハロゲン化アルキルリン酸とのエス
テルは、一般式R1COOR2OPO(OH)2(R1はα,
β―モノエチレン性のカルボン酸残基を示し、
R2はアルキレン基又は1個の水素原子がハロゲ
ン原子で置換されたハロゲン化アルキレン基を示
す)で表され、このエステルを形成するα,β―
モノエチレン性のカルボン酸としては、炭素数2
〜5個を有するものが好ましく、具体的にはアク
リル酸、メタクリル酸等が挙げられ、アルキルリ
ン酸又はハロゲン化アルキルリン酸としては、ア
ルキル基の炭素数が1〜7個のものが好ましく、
ハロゲンとして塩素が好ましい。 従つて、上記エステルの好ましい具体例として
は、2―アシツドホスホオキシエチルメタアクリ
レートCH2(CH3)CCOOCH2CH2OPO(OH)23―
クロロ―2―アシツドホスホオキシプロピルメタ
クリレート CH2(CH3)CCOOCH2(CH2Cl)CHOPO
(OH)2等が挙げられる。 このエステルの使用量は、100重量部に対し20
〜100重量部であり、少な過ぎると製品の硬度が
軟らか過ぎまた多過ぎると硬くなり過ぎて製品の
適正な硬度が得られない等、目的とする製品が得
られない。 金属イオンは、上記エステルのスルホン酸を中
和し、上記ポリブタジエンにグラフトしたエステ
ルをアイオノマー架橋するもので、上記エステル
のスルホン酸基の少なくとも10%を中和し得るに
足る量の1〜4価の金属、例えば、ナトリウム、
カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バ
リウム、銅、アルミニウム、スズ、ジルコニウ
ム、好ましくは、ナトリウム、カルシウム、亜
鉛、マグネシウムが用いられ、通常好ましくは、
酸化亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム等の酸化
物、水酸化物、炭酸化合物或いは前述のエステル
の金属塩として供せられる。 また、本発明のソリツドゴムゴルフボールをな
すアイオノマーは、上記成分の他に、通常添加剤
としてポリブタジエンに対して1〜30%のシリカ
等の充填剤、酸化チタン等の着色剤及び少量の酸
化防止剤を含むものであり、また架橋剤をポリブ
タジエンに対し2〜6%含む。この架橋剤として
は、パークミルD―40(日本油脂(株))等が挙げら
れる。 尚、更に上記エステルと共に、該エステル100
重量部に対し1〜30重量部のα,β―モノエチレ
ン性のカルボン酸を架橋性ポリマーとして混合使
用しても良い。 従つて、本発明のソリツドゴムゴルフボールを
なすアイオノマーを構成する各成分の好ましい組
成比は次の通りである。 ポリブタジエン 100重量部 (シス1,4―ポリブタジエン含量35%以上) α,β―モノエチレン性の カルボン酸とアルキルリン酸 又はハロゲン化アルキルリン 酸とのエステル 20〜100重量部 酸化亜鉛 5〜40重量部 シリカ 1〜30重量部 架橋剤 2〜 6重量部 酸化チタン 1〜 5重量部 酸化防止剤 0.2重量部 次に、上述の本発明のソリツドゴムゴルフボー
ルの製造法について説明する。 先ず、上記各成分を常法により混練して混練物
を得る。次いでこの混練物の所定量(ゴルフボー
ル1個に要する量)を標準ゴルフボール型内に挿
入し、この型を10〜30Kg/cm2、150〜180℃下に20
〜30分間保持する。硬化させて本発明のソリツド
ゴムゴルフボールを得る。 上述の如くして得られる本発明のソリツドゴム
ゴルフボールは、打撃音、打撃時の感触が良好
で、充分な飛距離が出、耐久性の高いものであ
る。 以下実施例により本発明のソリツドゴムゴルフ
ボールを更に詳述する。 実施例 1 下記表―1に示す成分及び使用量で以て次の通
りにしてソリツドゴムゴルフボール(本発明品
1)を製造した。 ジエンNF35R100部に対し表―1の各成分を添
加しロール練りし十分混合させた。このコンパウ
ンドを約50gのブロツクにして金型に入れ10Kg/
cm2の圧力で170℃の温度で30分間プレス加流した。 実施例 2 下記表―1に示す成分及び使用量で、即ち、実
施例1で用いたエステルであるホスマーM(ユニ
ケミカル(株))又はカヤマーPM―1(日本化薬(株))
の代わりに、別のエステルであるホスマーCL(ユ
ニケミカル(株))を用いた以外は実施例1と同じ成
分及び使用量で以て実施例1と同様にしてソリツ
ドゴムゴルフボール(本発明品2)を製造した。 比較例1及び2 下記表―1に示す成分及び使用量で、即ち、実
施例1で用いたエステルの使用量を表―1に示す
如くそれぞれ変えた以外は実施例1と同じ成分及
び使用量で以て実施例1と同様にしてソリツドゴ
ムゴルフボール(比較品1及び2)を製造した。 比較例3及び4 下記表―1に示す成分及び使用量で、即ち、実
施例2で用いたエステルの使用量を表―1に示す
如くそれぞれ変えた以外は実施例2と同じ成分及
び使用量で以て実施例2と同様にしてソリツドゴ
ムゴルフボール(比較品3及び4)を製造した。
【表】 試験例 上記実施例1〜2、及び比較例1〜4で得られ
たソリツドゴムゴルフボールについてそれぞれ
種々の性能等の試験を行つた。その結果を下記表
―2に示す。
【表】 また、本発明品1及び2についてキヤリー試験
を行つた際の打撃音は良好なものであつた。ま
た、打撃時の感触も良好なものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリブタジエン100重量部と、該ポリブタジ
    エンにグラフト重合したα,β―モノエチレン性
    のカルボン酸とアルキルリン酸又はハロゲン化ア
    ルキルリン酸とのエステル20〜100重量部と、該
    エステルのリン酸基を中和する1〜4価の金属イ
    オンとより構成されたアイオノマーからなる、ソ
    リツドゴムゴルフボール。
JP58183592A 1983-09-30 1983-09-30 ソリツドゴムゴルフボ−ル Granted JPS6085767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58183592A JPS6085767A (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ソリツドゴムゴルフボ−ル

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JP58183592A JPS6085767A (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ソリツドゴムゴルフボ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS6085767A JPS6085767A (ja) 1985-05-15
JPS6341589B2 true JPS6341589B2 (ja) 1988-08-17

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JP58183592A Granted JPS6085767A (ja) 1983-09-30 1983-09-30 ソリツドゴムゴルフボ−ル

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JPS6085767A (ja) 1985-05-15

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