JPS6341266A - 安全ベルト設備の帯片ワインダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、安全装置に対し結合された帯片保持リールが
回転自在に支持される支持構造と、帯片を固定する装置
と、帯片をリール上の巻取られた位置へ戻す装置とから
なる形式の安全ベルト帯片のワインダに関する。

〔従来の技術および解決しようとする問題点〕従来技術
においては、帯片をリール上の巻取り位置へ戻すための
装置は、弦巻ばねにより構成され、このばねの端部の一
方は支持構造上に取付けられるが、他端部はリールが解
放されるとこの帯片をリールの周囲に巻取るように帯片
保持リール上に取付けられている。

この戻しばねは、帯片の全量をリール上に巻取るように
なっている。この目的のため、ばねは、ワインダを取付
ける時予め応力が与えられ、この予め課される応力は、
ユーザが帯片を繰出すため帯片に対して与えられる徐々
に増加する作用力により、また帯片が係止される時、帯
片に対してばねにより及ぼされる張力による妨げにより
生じる。

巻取り／繰出し聖域ワインダはまた、電動機を有する安
全ベルト帯片に関する文献、仏国特許第２，４２２，４
１３号から公知である。この電動機は、リール上への帯
片の巻取りおよびユーザの体部に対する張力の作用下で
帯片を保持することの両方を許容する。この装置におい
ては、電動機に対して供給される電流は、ベルトのバッ
クルが開かれる時ではなく閉じられた時により小さくな
る。

しかし、この装置は多くの欠点、特に電動機に対する電
力の供給に関する欠点を有する。

〔問題点を解決するための手段〕

従って、本発明の目的は、帯片を引出すために要する力
を最小限に抑えて帯片の係止位置においてユーザに対し
て帯片により及ぼされる圧力を制御することによりユー
ザに改善された快適感をを与えながら、上記の諸間届を
解決することにある。

従って、本発明は、安全兼帯片固定装置と帯片をリール
上の巻取り位置へ戻す装置とに対し結合された帯片保持
リールが回転自在に取付けられる支持構造を有する形式
の安全ベルト帯片ワインダを提供するもので、前記戻し
装置は前記リールの軸心周囲に回転し得るように取付け
られた円筒状のハウジングを有し、その内部には帯片を
張力の作用下に置くための、一端部がリールの回転可能
軸に対して固定され他端部がハウジングに取付けられた
弦巻ばねが配置されており、前記ハウジングはその外周
部に電動機の出力軸に固定されたピニオン歯車と噛合う
中間ピニオン歯車と共働する歯車装置を有し、前記電動
機および中間ピニオン歯車は、電動機の消勢位置と電動
機の付勢位置、従ってリールへの帯片の巻取りの位置と
の間でリールの軸心周囲に角運動可能なように取付けら
れた板により支持され、前記帯片によりばねに対して与
えられる張力の減少と同時に、前記巻取り位置に向って
前記板が弦巻ばねおよびハウジングを介１ノて帯片の・
飛力により及ぼされる作用力に抗して弾性的偏倚される
。

本発明については、図面に関して専ら例示として示され
る以下の記述から更によく理解されよう。

〔実施例〕

第１図および゛第２図において判るように、安全ベルト
帯片ワインダは支持構造部１からなり、その内部には公
知の安全兼帯片固定装置３および帯片５が帯片保持用リ
ール２に巻取られる位置へ帯片を戻ずための装置４とに
対し結合されたリール２が回転自在に支持されている。

この部戻し装置４は、前記リール２の軸心周囲に回転可
能なように支持された円筒状のハウジング６を有し、そ
の内部には帯片を張力の作用下に置くための一端部がリ
ールの回転可能軸８に対して固定され他端部がハウジン
グ６上に取付けられた弦巻ばねが配置されている。この
ハウジング６は、その外周部に、電動機１２の出力す１
１１１に対し固定されたピニオン歯車ＩＩと噛合う中間
のピニオン歯車ｌＯと共働する歯車装置９を含む。

電動機１２および中間ピニオン歯車ｌＯは、以下に説明
する如く、リール２の軸心周囲で電動機１２を消勢させ
る位置と電動機を付勢させる位置との間で角運動し得る
゛ように支持された板部１３によって支持されている。

電動機１２のこのような制御は、リールに対する、従っ
て支持構造部１に対する板部１３の運動の関数としてこ
の板部によって付勢される電動機の給電を制御する押し
ボタン１４によって行なわれる。

また、板部１３はばね１５により電動機を付勢するため
のその位置へ偏倚されていること、前記ばねは一端部が
支持構造部１と共働関係にありかつ他端部が板部１３と
共働関係にあり、このばね１５は前記板部の運動を制限
するビン１６の周囲に配置されていることに注目されね
ばならない。

本発明による装置は更に、ハウジング６の回転運動を制
動するための装置を含んでいる。この制動装置は、中間
ピニオン歯車ｌＯの回転を制動するための装置１７によ
って構成されることが望ましい。この制動装置１７は、
例えば、板部に対し固定されたスタッド１９の周囲に配
置された弦巻ばね１８により構成され、その上に中間ピ
ニオン歯車が回転自在に支持されている。

ばね１８の端部１８ａは、ピニオン１０の中心孔１０ａ
内に突出して、ピニオンの回転運動を制動するためこの
中心孔内に形成された当接装置と共働する。

例示された実施態様においては、この当接装置は、中間
ピニオン歯車の回転軸心に向って張出すピニオンの少な
くとも１つのボス部１０ｂによって構成されている。

従って、このボス部は、帯片の繰出し方向にばね１８を
スタッド１９の周囲で引締めることにより、中間ピニオ
ン歯車ｌＯおよびハウジング６の回転運動を制動するよ
うに前記ばねの端部と共働する。

また、中間ピニオン歯車が反対方向に回転しようとする
時、１１ｉ［記ボス部はまたばねの端部と共働してばね
を解放し、スタッド周囲の組立体の回転運動を許容し、
それにも拘らずばねはスタッドに対１−るこのばねの摩
擦作用によって小さな；ｂｌ［動作用力を中間ピニオン
歯車に対して及ぼす。

例示した実施態様においては、中間ピニオンｍ　ｉｌＬ
は、同じ大きさを持ち帯片の繰出し方向に中間ピニオン
歯車に対して一定の制動作用力を及ぼすための４つのボ
ス部を存する。実際に、ばね７がその軸心周囲で完全に
繰出され帯片に対し及ぼされる引張力が過大になると、
前記帯片が係止位置に置かれあるいは帯片上に及ぼされ
る引張力がばね１８の端部１８ａの変形をもたらすには
不充分である状態まで、ばねの端部１６ａが、中間ピニ
オンｉ　ｒｌｔのボス部が通過し従ってこれが回転する
ことを許容するように変形される。

別の実力入態様（図示せず）によれば、ばねまたは当接
装置は、中間ピニオン山車の回転運動の関数としてこの
ピニオン歯車に対し逓増する＋！＋１動作用動作反力す
ような大きさとなっている。このため、例えば、ボス部
は、中間ピニオン歯車がスタッド１９の周囲で更に回転
される程、従ってばね１８がスタッド１９上に固定され
る程、通常は必要でないが帯片を完全に引出すためユー
ザが大きな力を加えることにより生じる状態であるボス
部がばねの端部１８ａを越えて通過することが困難とな
るように寸法が異なっている。

このような装置の作用について、第３図、第４図および
第Ｓ図に関して以下に記載するが、同図においては板部
１３は点線により略図的に示され、電動機の電源装置は
明瞭に１−るため略示されている。

帯片のボルトを帯片を係止するためバックルに対面する
位置関係に置くため帯片の繰出し状態を示す第３図にお
いては、作用力Ｓが帯片に加えられ、その結果ワインダ
のリールの方向Ｒ１における回転運動を生じる。一端部
で前記リールに結合されかつその他端部でハウジング６
に結合された弦巻ばね７は、その！Ｉ’ｔｋ心の周囲で
巻取られて応力の作用下にあるが、これは前述の如く、
ベルトが繰出される時、中間ピニオン歯車ＩＯがその回
転運動を制動し、従ってハウジングの回転運動を制動す
るための装置を含むためである。この制動装置は、従っ
て、中間ピニオン歯車ＩＯを方向Ｒ２に回転させようと
する作用力と反対の抵抗トルクＣを生じるが、この抵抗
トルクは前述の通りベルトの繰出し運動の関数として必
要に応じて一定であるか増加する。

ハウジング６が弦巻ばね７により方向Ｒ１に回転するよ
うに偏倚され中間ピニオン歯車ＩＯがハウジング６に対
して回転することを阻止される時、中間ピニオン歯車１
０がその上に載置される板部１３が方向Ｆｌに偏倚され
、電動機を消勢するその位置に向って電動機１２とこの
電動機の出力軸と一体のピニオン１１とを一緒に伴うが
、この状態においては板部１３を電動機１２を付勢する
その位置へ偏倚するばね１５により及ぼされる作用力は
、・弦巻ばね７、ハウジング６および中間ピニオン歯車
１０を介して帯片５により板部に及ぼされる作用力より
小さい。

ばね７がその軸心周囲に完全に巻取られると、中間ピニ
オン歯車に対して方向Ｒ１に及ぼされる応力は、前に述
べた制動装置により中間と二オン歯車に対して及ぼされ
る抵抗トルクＣの値よりも大きくなる。この制動装置は
、その時、中間ピニオン歯車のその軸心周囲の回転運動
を許容し、その結果帯片の完全な繰出しを許容するよう
にピニオン１１およびハウジング６の回転運動を生じる
。

ボルトがバックルに係止されると、帯片は解放、される
。従って、ユーザの邪魔にならずにその安全機能を確保
するように、この瞬間に余分な帯片を再び巻取って帯片
を充分な張力下に置くことが必要となる。

帯片が弛んだ状態になると、リールは、前の段階におい
てばね７の軸心周囲で巻取られたばね７によって及ぼさ
れる作用力を受ける。従って、ばね７は解放され、リー
ルを方向Ｒ２（第４図）に回転させ、ハウジング６は依
然として中間ピニオン歯車１０により回転しないように
制動されている。この作用の間、板部１３は電動機を消
勢するその４１７置へ対して方向Ｆ１へ偏倚されている
。

ベルトの巻取りは、ベルトの張力がばね７によりリール
に及ぼされる作用力と釣合った状態となるまで継続する
。

ボルトがバックルから引出される時、帯片は完全にリー
ルの周囲に巻戻されねばならない。

このため、第５図に示されるように、帯片は完全に弛ん
だ状態にあり、その結果弦巻ばね７の完全な弛緩状態を
生じる。その結果中間ピニオン歯車ｌＯおよび板部１３
はもはやハウジング６により電動機を消勢する位置に向
って方向Ｆｌに偏倚されず、反対にばね１５の方向Ｆ２
の作用が、その時閉路される押しボタン１４により電動
機をイ・１勢−ｊ−るための位置への板部１３、従フて
中間ピニオン歯車１０およびピニオン歯車１１の変位を
生じる。電動機の電源の接続が確保されると、この電動
機は方向Ｍに回転され、その結果中間ピニオン１↓１車
ＩＯの方向Ｒ１への回転運動およびリールのＩＱｂ心周
囲のハウジング６の方向Ｒ２への回転運動を生じる。帯
片を巻取るためのハウジング６と帯片保持リールとの間
のこのような回転運動の伝達が弦巻ばね７を介して生じ
、例えば帯片が完全にリールに対し完全に巻取られる時
、前記ばねが応力を付された状態に置かれてハウジング
６に対する中間ピニオン歯車ＩＯの変位を生じ、このよ
うに板部１３の電動機を消勢−ｊ−る位ｊδへの変位を
もたらす。

以−Ｆのように、弦巻ばね７が帯片を張力の作用下に置
くための手段のみを構成し、もはや帯片をリール上に完
全に巻取る作用を生じる手段ではなくなることが判るで
あろうが、この機能は電動機１２と、ピニオン１１と、
中間ピニオン歯車ＩＯと、ハウジング６と、弦巻ばね７
とによって行なわれる。

従って、弦巻ばね７は公知の装置のばねに比して小さな
ものでよく、その結果このばねにより帯片に及ぼされる
張力は全くユーザの負担にはならない。

電動機の押しボタンを付勢するための装置以外の実施態
様が着想可能であることが理解されよう。従って、例え
ば、板部を電動機を付勢するその位置へ偏倚するだめの
圧縮により作用するばねを用いることもでき、また押し
ボタンも図示される如く板部に対して固定するのではな
く、支持構造部に対して固定することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は明瞭にするためある要素が部分的に断面で示さ
れた本発明による装置を示す正面図、第２図は本発明に
よる装置の側面図、および第３図、第４図および第５図
は本発明による装置の作用を示す図である。 ■・・・支持構造部、２・・・帯片保持リール、３・・
・安全兼帯片固定装置、４・・・帯片戻し装置、５・・
・帯片、６・・・ハウジング、７・・・弦さばね、８・
・・リールの回転軸、９・・・歯車装置、１０・・・中
間ピニオン歯車、１１・・・ピニオン歯車、１２・・・
電動機、１３・・・板部、Ｉ４・・・押しボタン、１５
・・・ばね、１６・・・ビン、１７・・・制動装置、Ｉ
８・・・弦巻ばね、１９・・・スタッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、安全兼帯片固定装置及び帯片をリール上に巻取られ
   た位置へ戻す戻し装置に結合された帯片保持リールを回
   転自在に支持する支持構造部を設ける形式の安全ベルト
   帯片ワインダにおいて、 前記戻し装置が、前記リールの軸線の回りに回転するよ
   うに取付けられた円筒状ハウジングを含み、該円筒状ハ
   ウジングの内部に、一端部が前記リールの回転軸に固定
   されかつ他端部が該ハウジングに取付けられた帯片引張
   用弦巻ばねが配置され、該ハウジングは、その外周部に
   中間ピニオン歯車と共働する歯車装置を有し、該中間ピ
   ニオン歯車は電動機の出力軸に固定されたピニオン歯車
   と噛合い、前記電動機と前記中間ピニオン歯車とは板部
   により支持され、該板部は、該電動機を消勢する位置と
   、電動機を付勢する位置、従ってリール上へ帯片を巻取
   る位置との間で、前記リールの軸線の回りで運動可能な
   ように取付けられ、前記付勢位置においては、前記帯片
   によりばねに対して加えられた張力の弛みに応答して、
   前記弦巻ばね及び前記ハウジングによる帯片の張力によ
   り前記板部に対し及ぼされる作用力に抗して、該板部が
   弾性的に偏倚されることを特徴とする安全ベルト帯片ワ
   インダ。 ２、特許請求の範囲第１項記載の安全ベルト帯片ワイン
   ダにおいて、前記ハウジングの回転運動を制動する装置
   が設けられる安全ベルト帯片ワインダ。 ３、特許請求の範囲第２項記載の安全ベルト帯片ワイン
   ダにおいて、前記制動装置が、前記中間ピニオン歯車の
   回転運動を操作する装置を含むことを特徴とする安全ベ
   ルト帯片ワインダ。 ４、特許請求の範囲第３項記載の安全ベルト帯片ワイン
   ダにおいて、前記制動装置が、前記板部に対して固定さ
   れかつその上に前記中間ピニオン歯車が回転自在に支持
   されたスタッドの周囲に配置された弦巻ばねを含み、該
   ばねの一端部は中間ピニオン歯車の中心孔内に突出して
   中間ピニオン歯車の回転運動を制動するため前記中心孔
   内に形成された当接装置と 共働することを特徴とする安全ベルト帯片ワインダ。 ５、特許請求の範囲第４項記載の安全ベルト帯片ワイン
   ダにおいて、前記当接装置が、前記中間ピニオン歯車の
   回転軸心に向って延在する少なくとも１つのボス部を有
   することを特徴とする安全ベルト帯片ワインダ。 ６、特許請求の範囲第４項または第５項に記載の安全ベ
   ルト帯片ワインダにおいて、前記ばねまたは当接装置が
   、前記中間ピニオン歯車に対して前記帯片の繰出し方向
   の一定の制動作用力を及ぼすような大きさを呈すること
   を特徴とする安全ベルト帯片ワインダ。 ７、特許請求の範囲第４項または第５項に記載の安全ベ
   ルト帯片ワインダにおいて、前記ばねまたは当接装置が
   、前記中間ピニオン歯車の前記帯片の繰出し方向におけ
   る回転運動の関数として該中間ピニオン歯車上に増加す
   る制動作用力を及ぼすような大きさを呈することを特徴
   とする安全ベルト帯片ワインダ。 ８、特許請求の範囲第１項乃至第７項のいずれかに記載
   の安全ベルト帯片ワインダにおいて、前記板部が、一端
   部が前記支持構造部と共働しかつ他端部が該板部と共働
   するばねにより、前記電動機を付勢する位置へ偏倚され
   ることを特徴とする安全ベルト帯片ワインダ。 ９、特許請求の範囲第１項乃至第８項のいずれかに記載
   の安全ベルト帯片ワインダにおいて、電動機に対する給
   電のため、前記板部の運動の関数として該板部により付
   勢される押しボタンを設けることを特徴とする安全ベル
   ト帯片ワインダ。