JPS6340999A - 自火報システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［背景技術］ 本発明は発報情報を伝送線を介して時分割多重で感知器
から受信機へ送る自火報システムに関するものである。

［背景技術］ 第６図は本発明の前提となる従来の自火報システムの基
本的な構成を示す。

この自火報システムは受信機１と、感知器２とを伝送＃
ｉ３を介して接続して構成され、感知器２は受信機１か
ら動作電源が伝送＃ｉ３を介して供給されるもので、伝
送線３の回線電圧に重畳される時分割多重の信号にて受
信機１との間で情報伝送を行う伝送処理部２と、例えば
煙の検出濃度に比例した７丁ログ出力を発生するアナロ
グ検出部４と、該アナログ検出部４の出力をデジタル変
換するＡ／Ｄコンバータ５とを備え、伝送処理部６では
後述の伝送信号Ｖｓの返送待機層間にデジタル変換した
アナログ検出部４の出力データを伝送線３に重畳伝送す
るようになっている。

一方受信？５！１では伝送信号Ｖｓにより各感知器２を
サイクリックに呼び出して該呼び出し時に当該感知器２
から上記出力データを返送させ、該返送されたデータよ
り当該感知器２の検出レベルに変換して、この検出レベ
ルを弁別判定し、該検出レベルに応じて当該感知器２の
状態が正常であるか否かを判定したり、或いは本警報、
予報等の動作を行うのである。伝送信号Ｖｓは例えば第
７図に示すようにスタートパルスＳＴ、感知器２を呼び
出すためのアドレス信号ＡＤ、当該アドレスに対応する
感知器２から上記出力データを返送させるための指令等
からなる制御信号ＣＤ、当該感知器２から上記出力レベ
ル等の情報を返送する返送待機期間を定める長パルスＲ
Ｔとから構成されでいる。

しかして各感知器２の伝送処理部６では受信した伝送信
号Ｖ、のアドレス信号ＡＤが自己のアドレスと一致する
と制御信号ＣＤに基づいて、取り込んであるアナログ検
出部４の出力レベルであるアナログ出力をデジタル変換
した後所定ビットの直列パルス信号として上記長パルス
ＲＴの受信朋間中に返送するのである。この返送は電流
モードの信号で行なわれ、この返送信号を受信した受信
機１は返送信号として送られてきた感知器２の出力レベ
ルを弁別して出力レベルに応じて予報を出したり、或い
は本警報を発したり、或いは防排煙機器の制御等を行う
のである。

ところでこのシステムでは感知器２から返送するデータ
はアナログ検出部４の出力レベルをデジタル変換してい
る出力データであるから返送する情報量が多くなり、し
かも感知器２にコストの高いＡ／Ｄコンバータ５を使用
する必要があり、又受信機１では情報処理としてアナロ
グ処理を伴うため情報処理が複雑化するという問題があ
る。

［発明の目的］ 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その目
的とするところは低コストで、且つ情報処理が簡単な自
火報システムを提供するにある。

［発明の開示］ 本発明は受信機と、該受信機に対して伝送線を介して接
続され該受信機からの伝送信号による呼び出しに応じて
監視情報を受信機へ返送する感知器とを備えた自火報シ
ステムにおいて、感知器には煙、熱等の火災検出要素の
大小に比例したアナログ出力を発生するアナログ検出部
と、該アナログ検出部の出力レベルを複数段に弁別する
レベル検出部と、該レベル検出部により検出したレベル
に応じたデータを作成して受（ＦＪ！へ返送する伝送処
理部とを備え、感知器から受信機への返送データをアナ
ログ検出部の出力レベルの弁別データとし、返送する情
報量を少なくし且つ感知器に高コストなＡ／Ｄコンバー
タが不要であることを特徴とするものである。

以下本発明を実施例により説明する。

第１図は本発明の実施例に使用する感知器２の回路構成
を示しており、この感知器２は充電式煙感知器をＷｔ成
し、光電式のへラド１４と、ヘッド１４からの出力信号
を増幅する増幅回路７と、該増幅回路７の出力を温度補
正等の補正を行った後、出力するアナログ出力回路８と
、タイミングパルスを発生するタイミングパルス発生回
路９と、該タイミングパルス発生回路９のタイミングパ
ルスによりへラド１４の発光部１４ａの発光タイミング
と、発光タイミ、ングに合わせて受光部１４ｂの受光タ
イミング及び増幅回路７の増幅タイミングを設定するド
ライブ回路１０とからなるアナログ検出部４を備えると
ともに、該アナログ検出部４からの検出煙濃度に比例し
たアナログ出力を複数段のレベルに弁別するレベル検出
部１１、及び従来と同様に伝送信号Ｖｓの受信と返送と
を行うための信号処理を行う伝送処理部１２、各回路に
電源を供給する電源部１３を備えている。

ヘッド１４は発光部１４ｍから発光されるパルス光を燃
室に放射させ、そのパルス光の煙による乱反射光を受光
部１４ｂで受光してその受光レベルに比例した電圧信号
を出力するようになっており、燃室内に侵入する煙が多
い場合乱反射光の量が増加して大きな電圧信号を出力す
る。

レベル検出部１１１よ例えば第２図に示すように基準電
圧が夫々異なる複数段のコンパレータ１１１・・・から
なり、アナログ出力回路８からの出力レベルを複数段に
弁別できるようになっている。実１例のレベル検出部１
１″ｃ′は１５４図に示すように規格で決められている
煙濃度１５％以上の３種発報に対応するレベル、煙濃度
１０％以上の２種発報に対応するレベル、更に煙濃度５
％以上の１種発報に対応するレベル、更に煙濃度が略１
％〜５％までの間に対応するレベルを通常のモニタレベ
ルとして分けた３段階の通常レベルＩ、ｎ、Ｉ［Ｉ、そ
して煙濃度略１％以下で、燃室の正常な反射レベルを含
んだレベルに対応する正常レベル、光学系の汚れによる
出力低下に対応した正常レベル以下の通常レベル■、更
に出力０でヘッド１４の取り外し状態に対応する取り外
しレベルの８段階を弁別できるようにコンパレータ１１
１・・・を８個設けている。

伝送処理部１２は各弁別されたレベルに対応してビット
を立てたビットデータの返送信号を作成するか、或いは
各レベルに対応して予め定めた符号を割り当てて、符号
化を行い該符号データを返送信号とすることにより、当
該感知器２の弁別情報を受信！５！１からの呼出時に返
送するようになっている。

受信機１は第３図に示すように伝送信号Ｖｓを伝送線３
に変調させて重畳させるとともに送られてくる返送信号
を復調する伝送信号変復調回路１５と、伝送信号Ｖｓを
作成するとともに、返送されてくる返送信号を読み取っ
て判定する情報処理と、判定結果に基づいて本警報、予
報或いはヘッド１４の汚れ検出、ヘッド１４の取り外し
検出などの出力を発生する出力処理との機能を持つ情報
処理部１６と、伝送＃Ｘ３に回線電圧を印加する電源部
（図示せず）から構成される。

しかして受信機１では１種、２種、３種の発報レベルの
いずれかを予め設定し、本警報の発報レベルを定める。

そして受信機１から各感知器２を従来と同様に順次サイ
クリックに呼び出して返送信号として、その呼び出し時
の当該感知器２における弁別情報を返送させる。この弁
別情報は符号や、所定ビットの信号列の内の１ビツトの
情報として送られてくるから、受信Ｗ１１ではこの符号
の判読或いはビット位置の判定だけで感知３２における
弁別レベルが判断でき、特別なアナログ情報処理等を行
う必要がない。そして弁別レベルが１種〜３種のレベル
に達して、設定したレベルを越えたことを受信機１で判
断すると本警報を発する。ここで１種または２種の設定
レベルに設定している時にはその設定レベルより１段階
上のレベル、３種レベルの時にはそのレベルが継続する
と防災機器の連動制御出力を発生させる。

また１ａ〜３種のレベルのいずれかに本警報を発するレ
ベルを設定している場合に、予報としてその設定レベル
の１段低いレベルの情報が感知器２よつ返送されてきた
時には受信機１では予報を発する。

更に通常レベル１〜■の段階をもうけることにより、煙
濃度の立ち上がり状態のモニタを受信機１で行なえ、煙
濃度の持続、変化等の推移も判定できるのである。

通常の状態で正常レベル以下の段階のレベル■の情報が
一定以上継続して返送されてくると、ヘッド１４の受光
面の汚れ或いは発光面の汚れがあると受信＊ｉは判断し
、汚れ検出信号を出力する。

また出力がＯであるという弁別情報が返送されてくると
、受信機１は感知器３のへラド１４が取り外されている
と判断し取り外し検出信号を出力する。

尚上記実施例では感知器２のヘッド１４は光電式である
が、イオン式の場合絶縁劣化、湿気、はこり等により出
力増加があり、このような状態における出力レベルは通
常レベルＩに相当し、このレベルの弁別情報の返送が一
定以上継続したときに受信機１から上記の汚れ検出信号
に対応する信号を出力するようにすればよい。

又上記実施例では本警報を発する弁別レベルを１ａ〜３
種の３段階に分けているが、第６図のように１種、２種
を夫々高低の２段階に更に別け、通常レベルをレベルｆ
と、正常以下のレベル■の２段としてもよく、この場合
高感度と低感度との選択が行なえる。

更にレベル検出部１１のフンパレータ１１１・・・の段
数を変えれば弁別レベルの段数を上記実施例より多くす
ることも、少なくすることもでき、また使用コンパレー
タの基準電圧を変えることにより、上記規格以外の弁別
レベルの設定も行なえ、日本と異なる海外規格にも対応
できる。

［発明の効果］ 本発明は上述のように構成した自火報システムにおいて
、感知器には煙、熱等の火災検出要素の大小に比例した
アナログ出力を発生するアナログ検出部と、該アナログ
検出部の出力レベルを複数段に弁別するレベル検出部と
、該レベル検出部により検出したレベルに応じたデータ
を作成して受信機へ返送する伝送処理部とを備えたので
、感知器からアナログ情報をデジタル化して返送する必
要がなく、安価なコンパレータの使用が可能なものであ
り、そのためコストの高いＡ／Ｄフンバータが不要とな
って低コストに製作することができ、更に受信機には既
に弁別して得られた弁別情報だけ感知器から返送すれば
良いから、返送する情報が少なくて済み、伝送処理部の
簡易化が図れるとともに、伝送の信顆性が向上し、また
意味を持つ弁別情報の処理を受イｊ磯で行なえばよいか
ら受信機での９報処理が簡単となり、植成の簡略化が図
れるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の感知器の回路構成図、第２図
は同上の受信機の回路構成図、第３図は同上のレベル検
出部の回路構成図、第４図は同上のレベル検出部の弁別
レベルの設定説明図、第５図は本発明の他の実施例のレ
ベル検出部の弁別レベルの設定説明図、第６図は従来例
の全体構成図、第７図は自火報システムの伝送信号の形
式説明図であり、１は受信機、２は感知器、３は伝送線
、１１はレベル検出部、１２は伝送処理部、Ｖｓは伝送
信号である。 代理人　弁理士　石　１）艮　七 〜　　　　　　の　　　　　　　　　　　　　　　区第
４図 第６図 ゝ１ 第７図 ｓ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）受信機と、該受信機に対して伝送線を介して接続
   され該受信機からの伝送信号による呼び出しに応じて監
   視情報を受信機へ返送する感知器とを備えた自火報シス
   テムにおいて、感知器には煙等の火災検出要素の大小に
   比例したアナログ出力を発生するアナログ検出部と、該
   アナログ検出部の出力レベルを複数段に弁別するレベル
   検出部と、該レベル検出部により弁別したレベルに応じ
   たデータを作成して受信機へ返送する伝送処理部とを備
   えたことを特徴とする自火報システム。
2. （２）上記出力レベルを１種、２種、３種発報、予報、
   正常の複数段に少なくとも区分して弁別することを特徴
   する特許請求の範囲第１項記載の自火報システム。