JPS6340929Y2 - - Google Patents

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JPS6340929Y2
JPS6340929Y2 JP6449480U JP6449480U JPS6340929Y2 JP S6340929 Y2 JPS6340929 Y2 JP S6340929Y2 JP 6449480 U JP6449480 U JP 6449480U JP 6449480 U JP6449480 U JP 6449480U JP S6340929 Y2 JPS6340929 Y2 JP S6340929Y2
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、周波数変調方式の変復調装置等にお
いて用いられるデイジタル式周波数弁別回路に関
するものである。
周波数偏移(以下、FS)信号等の周波数変調
信号を復調する場合、近来はDPLL(Digital
Phase Lock Loop.)形周波数弁別回路が用いら
れており、これは、第1図のブロツク図に示すと
おりの構成となつている。
DPLL形周波数弁別回路の原理および動作状況
については、「PLL−ICの使い方」(産報出版株
式会社、1976年11月20日初版発行)の第8.3章お
よび第9.2章に詳細が記載されており、公知のも
のとなつているが、その概要はつぎのとおりであ
る。
すなわち、ANDゲートG1,G2、ORゲートG3
およびインバータIN1からなるゲート回路GTに
おいて、クロツクパルス発生器CLG1,CLG2から
の周波数f1とg1と有するクロツクパルスの選択を
行なつており、その出力を、フリツプフロツプ回
路(以下、FFC)FF1〜FFoからなる固定分周器
FDにおいて分周のうえ、排他的論理和(以下、
EXOR)ゲートG4の入力へ与えている。
また、EXORゲートG4の他方の入力には、入
力端子INから、周波数aとbとに偏移の行なわ
れるFS信号が与えられており、EXORゲートG4
において、両入力信号間の位相差が検出され、こ
の検出々力が、FS信号における周波数a,bの
各周期に比例した平均値を有するパルス信号とな
るため、これを低域波器LPFにより平均化の
うえ、出力端子OUTへ復調出力として送出して
いる。
なお、EXORゲートG4の検出々力は、ゲート
回路GTへ与えられ、検出々力が“H”(高レベ
ル)のとき周波数1のクロツクパルスが選択さ
れ、検出々力が“L”(低レベル)のときには周
波数g1のクロツクパルスが選択されるものとなつ
ている。
たヾし、固定分周器FDの分周比をNとしたと
き、(g1/N)<a、(1/N)>bの関係に設定

れ、第1図に示すDPLL回路が定常状態では、
FS信号の周波数aまたはbにおける周期の1/2毎
に、固定分周器FDがN/2個のクロツクパルス
をカウントし、これに応じて固定分周器FDの出
力が変化するものとなつている。
第2図は、第1図における各部の波形を示すタ
イムチヤートであり、クロツクパルスに注目する
ため時間軸が拡大されており、EXORゲートG4
の検出々力eが“H”の間は、周波数1のクロツ
クパルスaがゲート回路GTの出力として選択
され、検出々力eが“L”の間は、周波数g1のク
ロツクパルスbが出力として選択されるが、固
定分周器FDの出力cとFS信号dとに基づく検
出々力eの変化により、クロツクパルスの選択が
切替えられるとき、FS信号dとクロツクパルス
a,bとは非同期状態のため、ゲート回路GTの
出力が不規則となり、固定分周器FDの分周動
作に最大1カウントのカウント誤差を生じ、これ
がEXORゲートG4の検出々力における変化点の
ジツタ(時間軸上の漂動)として現われる。
ここにおいて、固定分周器FDのカウント誤差
は、第2図の場合、FS信号dの変化に応ずる出
力の切替えに基づいて生ずるため、クロツクパ
ルスbからaへの切替え時に注目すると、クロツ
クパルスbが“H”より“L”へ立下つてから検
出々力eが変化するまでの時間をtg、検出々力e
が変化してからクロツクパルスaが“L”より
“H”へ立上るまでの時間をtfとすれば、tgは最大
値がクロツクパルスbの周期1/g1、tfは最大値
がクロツクパルスaの周期1/1までとなる可能
性を有する。 このため、ジツタを時間tにより
表わせば、FS信号dの変化時点に応じ、次式の
範囲において変化するものとなる。
t=0〜(tg+tf)=0〜(1/g1+1/1)…(1) たゞし、ジツタの測定基準点を(1)式の中間値に
定めれば、 t=−1/2(1/g1+1/1)〜+1/2(1/g
1+1/1) …(2) したがつて、ジツタの最大値tnaxは次式により
示すものとなる。
tnax=±1/2(1/g1+1/1) =±(1/2・g1+1/2・1)(sec) …(3) なお、クロツクパルスaの分周により出力cが
変化するため、検出々力eのジツタは出力cの変
化するときに現われるが、このときのジツタは、
入力信号dの変化に応じてクロツクパルスの切替
えが行なわれたときのジツタが影響し、(3)式によ
り示されるものとなる。
(3)式により示されるジツタは、一般に低周波成
分であり、低周波雑音として現われるが、低域
波器LPFでは除去することができず、出力端子
OUTへそのまゝ送出されるため、これが復調出
力の雑音成分となり、変復調装置等の機能を劣化
させる大きな要因となる。
この対策としては、固定分周器FDの分周比N
を大とする一方、クロツクパルスの周波数1,g1
を高くすればよいが、固定分周器FDのFFC・
FF1〜FFoによるカウント段数を増加させれば高
価になると共に、周波数1,g1を高くするにはク
ロツクパルス発生器CLG1,CLG2の構成上、自ず
から経済的な限界があり、いずれも製造コスト上
好ましくない欠点を生ずる。
本考案は、従来のかゝる欠点を一挙に解消する
目的を有し、クロツクパルスの選択を可変分周器
の分周比制御により行なうと共に、EXORゲー
トの検出々力が変化したときに可変分周器を強制
的にリセツトすることにより、ジツタの発生を大
幅に減少させた極めて効果的な、デイジタル式周
波数弁別回路を提供するものである。
以下、実施例を示す第3図以降により本考案の
詳細を説明する。
第3図のブロツク図においては、各部の波形を
第4図のタイムチヤートに示すとおり、クロツク
端子CLに周波数cのクロツクパルスaが与えら
れ、これをプログラマブルカウンタ等の可変分周
器VDにより分周のうえ、出力bとしてから固定
分周器FDへ与えており、入力端子INへ与えられ
る入力信号としてのFS信号cと、固定分周器FD
の出力dとの位相差をEXORゲートG4において
検出し、この検出々力eにより可変分周器VDの
分周比を制御している。
検出々力eは、低域波器LPFを介して出力
端子OUTへ送出される一方、パルス発生器PGに
も与えられており、EXORゲートG5と、これの
入力間へ接続された抵抗器R1およびコンデンサ
C1による積分回路とにより構成されたパルス発
生器PGは、検出々力eの変化に基づいてリセツ
トパルスを発生し、これによつて可変分周器
VDのリセツトを行なつている。
このため、検出々力eの変化により、可変分周
器VDはリセツトされた直後に新らたなカウント
動作を開始するものとなつており、検出々力eが
“H”のときの分周比をN1、同出力eが“L”の
ときの分周比をN2とすれば、検出々力eが“H”
の間は可変分周器VDの出力bが、(c/N1)=1
の周波数になると共に、検出々力eが“L”の間
は出力bが(c/N2)=g1の周波数となり、これ
が固定分周器FVへ与えられる。
たゞし、FS信号cとクロツクパルスaとは非
同期状態のため、可変分周器VDのリセツトと分
周比切替とを行なうときに、出力bが不規則とな
り若干のジツタが検出々力eに生ずる。
しかし、第4図のとおり、分周比がN1からN2
へ切替わるときは、クロツクパルスaに基づく出
力dにしたがうリセツトパルスfにより、出力b
と同期して切替えがなされるため、ジツタとは無
関係になり、FS信号cの変化に応じて分周比切
替えの行なわれる際の時間Tのみが変動し、ジツ
タt含むものとなる。
このジツタtは、クロツクパルスaの1周期内
において生ずるため、周期1/cが最大値とな
り、次式により示される範囲において変化するも
のとなる。
t=0〜1/c …(4) こゝにおいて、(2),(3)式と同様に、ジツタの測
定基準点を(4)式の中間値に定めれば、ジツタの最
大値tnaxは次式のものとなる。
tnax=±1/2・1/c=±1/2・c …(5) また、FS信号cが変化してから出力bが“L”
より“H”へ立上るまでの時間Tは分周比N1
応じて定まると共に、ジツタtnaxを加算したもの
となり、次式により示される。
T=1/c・N1±1/2・c(sec) …(6) したがつて、(6)式においては、(5)式により示さ
れる右辺第2項のみが変動するものとなる。
一方、1=(c/N1)のため、 c=N11 …(7) (7)式を(5)式へ代入すれば、次式が得られる。
tnax=±1/2・N11(sec) …(8) すなわち、分周比N1を大とすればtnaxが減少す
ると共に、(3)式と対比するとき(1/2・g1)が
関与せず、例えばN1=1としても、(3)式に比し
tnaxが最低限1/2となり、従来のものに対しジツ
タが大幅に減少する。
なお、実際には、FS信号cの変化に応じて分
周比がN2からN1へ切替わつたとき、出力bの最
初のパルス位置が(6)式により変動し、これを基準
として固定分周器FDによる分周がなされるため、
これの出力dが変化する時点においてジツタを生
じ、これが検出々力eのジツタとなるが、出力d
のジツタは、FS信号cの変化による分周比切替
時のジツタによつてのみ定まり、出力dの変化に
応ずる分周比切替動作そのものでは、上述のとお
り、クロツクパルスaに基づく出力bと同期して
リセツトパルスfが生じ、これと同時に分周比切
替えが行なわれるため、ジツタを生じない。
したがつて、検出々力eのジツタは(8)式により
示されるものゝみとなる。
第5図は、他の実施例を示すブロツク図であ
り、各部の波形を第6図のタイムチヤートに示す
とおり、第3図と同様に動作する。
たゞし、パルス発生器PGには、EXORゲート
G5と、これの入力間へ接続され、かつ、クロツ
クパルスaにより順次にトリガされる2段縦続の
FFC・FF11,FF12とを用いており、これらがセ
ツト状態であるものとすれば、FFC・FF12の出
力Qが“H”のため、検出々力eが“L”へ転じ
たときにEXORゲートG5の出力が“H”となり、
これがリセツトパルスfとして送出される。
ついで、リセツトパルスfが“H”となつた時
点に続く、クロツクパルスaの立上りにより
FFC・FF11がトリガされ、リセツト状態となつ
て出力Qを“L”とするため、インバータIN2
より反転されたクロツクパルスaの立下りによつ
てFFC・FF12がトリガされたとき、FFC・FF12
もリセツト状態となり、その出力Qを“L”へ転
ずることにより、EXORゲートG5の出力が“L”
へ戻り、リセツトパルスfの送出が終了する。
なお、FFC・FF11,FF12がリセツト状態のと
きに、検出々力eが“H”となれば、同様に
FFC・FF11,FF12がトリガされてセツト状態と
なるため、このときにもリセツトパルスfの発生
が行なわれる。
また、第5図においては、リセツトパルスfの
期間、可変分周器VDの分周動作が停止状態とな
り、リセツトパルスfの終了により分周動作を開
始するが、ジツタの発生状況は第3図と同様であ
り、(8)式によつて示される結果となる。
なお、パルス発生器PGとしては、微分回路を
用いてもよく、種々の変形が自在である。
以上の説明により明らかなとおり本考案によれ
ば、ジツタの発生量が大幅に減少し、これに応じ
て復調出力の雑音成分も減少するため、変復調装
置等の機能向上が達せられ、各種用途の周波数弁
別回路として多大の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のブロツク図、第2図は第1図
における各部の波形を示すタイムチヤート、第3
図は本考案の実施例を示すブロツク図、第4図は
第3図における各部の波形を示すタイムチヤー
ト、第5図は他の実施例を示すブロツク図、第6
図は第5図における各部の波形を示すタイムチヤ
ートである。 VD…可変分周器、FV…固定分周器、G4,G5
…EXORゲート(排他的論理和ゲート)、PG…パ
ルス発生器、R1…抵抗器、C1…コンデンサ、
FF11,FF12…FFC(フリツプフロツプ回路)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クロツクパルスを分周する可変分周器と、該
    可変分周器の出力を所定の分周比により分周す
    る固定分周器と、該固定分周器の出力と入力信
    号との位相差を検出し該検出々力により前記可
    変分周器の分周比を制御する排他的論理和ゲー
    トと、該排他的論理和ゲートの検出々力におけ
    る変化に基づいてリセツトパルスを発生し前記
    可変分周器のリセツトを行なうパルス発生器と
    からなることを特徴とするデイジタル式周波数
    弁別回路。 (2) 排他的論理和ゲートと、該排他的論理和ゲー
    トの一方の入力と、他方の入力との間へ接続さ
    れた積分回路とからなるパルス発生器を用いた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のデイジタル式周波数弁別回路。 (3) 排他的論理和ゲートと、該排他的論理和ゲー
    トの一方の入力と他方の入力との間へ接続され
    かつクロツクパルスにより順次にトリガされる
    2段縦続のフリツプフロツプ回路とからなるパ
    ルス発生器を用いたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のデイジタル式周波
    数弁別回路。
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JPS56165448U JPS56165448U (ja) 1981-12-08
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