JPS6340336Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6340336Y2 JPS6340336Y2 JP1982176762U JP17676282U JPS6340336Y2 JP S6340336 Y2 JPS6340336 Y2 JP S6340336Y2 JP 1982176762 U JP1982176762 U JP 1982176762U JP 17676282 U JP17676282 U JP 17676282U JP S6340336 Y2 JPS6340336 Y2 JP S6340336Y2
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- Japan
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- case
- transmission
- continuously variable
- oil
- traveling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 89
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 44
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 241001124569 Lycaenidae Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、コンバインや運搬車等の作業機の走
行伝動構造で、詳しくは、油圧式無段変速装置
と、この無段変速装置によつて駆動される走行伝
動装置とを備え、前記油圧式無段変速装置が、油
圧回路に圧油を補給するチヤージポンプと、過剰
油をその無段変速ケース内に排出するチヤージリ
リーフバルブとを備えている作業機の走行伝動構
造に関する。
行伝動構造で、詳しくは、油圧式無段変速装置
と、この無段変速装置によつて駆動される走行伝
動装置とを備え、前記油圧式無段変速装置が、油
圧回路に圧油を補給するチヤージポンプと、過剰
油をその無段変速ケース内に排出するチヤージリ
リーフバルブとを備えている作業機の走行伝動構
造に関する。
この種の従来の走行伝動構造では、前記走行伝
動装置のケース内に潤滑油を密封しているため、
この走行伝動ケース内の伝動部品の作動に伴なつ
て油温が高くなり、潤滑油が早期に劣化し易い欠
点があつた。
動装置のケース内に潤滑油を密封しているため、
この走行伝動ケース内の伝動部品の作動に伴なつ
て油温が高くなり、潤滑油が早期に劣化し易い欠
点があつた。
このような潤滑油の温度上昇に伴なう早期劣化
を抑制する手段として、前記走行伝動ケースに多
数の冷却(空冷)フイン群を連設したり、或い
は、オイルクーラと呼ばれるところの、強制冷却
装置を設けることが考えられているが、これらの
何れの場合でもコスト的に高く付き易く、かつ、
構造も複雑化し易い難点がある。
を抑制する手段として、前記走行伝動ケースに多
数の冷却(空冷)フイン群を連設したり、或い
は、オイルクーラと呼ばれるところの、強制冷却
装置を設けることが考えられているが、これらの
何れの場合でもコスト的に高く付き易く、かつ、
構造も複雑化し易い難点がある。
本考案は、かかる実情に鑑み、前記無段変速装
置と走行伝動ケースとの間での簡単な改造をもつ
て潤滑油の早期劣化を極力、抑制することができ
るようにする点に目的を有する。
置と走行伝動ケースとの間での簡単な改造をもつ
て潤滑油の早期劣化を極力、抑制することができ
るようにする点に目的を有する。
かかる目的を達成するためになされた本考案に
よる走行伝動構造の特徴構成は、補助伝動装置の
ケースを、前記油圧式無段変速装置のケースと、
前記走行伝動装置のケースとに接続して、前記油
圧式無段変速装置の出力軸と走行伝動装置の入力
軸とを前記補助伝動装置で連動連結するととも
に、前記補助伝動ケースと前記他の両ケース間
に、前記無段変速ケース内のドレン油を前記補助
伝動ケースを介して走行伝動ケース内に導く連通
油路を形成し、前記走行伝動ケースの潤滑油貯留
部と前記チヤージポンプの吸入口とを油路で接続
した点にあり、この特徴構成によつて次の作用効
果が得られる。
よる走行伝動構造の特徴構成は、補助伝動装置の
ケースを、前記油圧式無段変速装置のケースと、
前記走行伝動装置のケースとに接続して、前記油
圧式無段変速装置の出力軸と走行伝動装置の入力
軸とを前記補助伝動装置で連動連結するととも
に、前記補助伝動ケースと前記他の両ケース間
に、前記無段変速ケース内のドレン油を前記補助
伝動ケースを介して走行伝動ケース内に導く連通
油路を形成し、前記走行伝動ケースの潤滑油貯留
部と前記チヤージポンプの吸入口とを油路で接続
した点にあり、この特徴構成によつて次の作用効
果が得られる。
つまり、前記油圧式無段変速装置の油圧ポンプ
や油圧モータからのリーク油或いはチヤージリリ
ーフ弁からの余剰油といつたドレン油を前記走行
伝動ケースの内部を通して再びチヤージポンプ側
に循環流動させることにより、その循環経路途中
での放熱によつて油を効率良く冷却することがで
きる。
や油圧モータからのリーク油或いはチヤージリリ
ーフ弁からの余剰油といつたドレン油を前記走行
伝動ケースの内部を通して再びチヤージポンプ側
に循環流動させることにより、その循環経路途中
での放熱によつて油を効率良く冷却することがで
きる。
従つて、特別な冷却装置を用いることなく、前
述の如く無段変速装置のドレン油を走行伝動ケー
ス内に戻すだけの簡単かつ経済的な改造をもつて
油の温度上昇に伴なう早期劣化を極力、抑制する
ことができるに至つた。
述の如く無段変速装置のドレン油を走行伝動ケー
ス内に戻すだけの簡単かつ経済的な改造をもつて
油の温度上昇に伴なう早期劣化を極力、抑制する
ことができるに至つた。
また、後述の実施例でも示すように、前記油路
が前記出力軸の軸受具の内外レース間に形成され
たものである場合には、この油路のための特別な
孔加工が不要となり、更に、前記走行伝動ケース
が無段変速装置のオイルタンクに兼用構成されて
いる場合、或いは、前記出力軸の軸受具が前記両
ケースの嵌合位置決め部材の一方を兼用するもの
である場合には、その兼用化によつて部品点数が
少なくなり、これらの何れの場合も前述の効果、
つまり、構造の簡素化及びコストの低廉化を促進
し得るに至つた。
が前記出力軸の軸受具の内外レース間に形成され
たものである場合には、この油路のための特別な
孔加工が不要となり、更に、前記走行伝動ケース
が無段変速装置のオイルタンクに兼用構成されて
いる場合、或いは、前記出力軸の軸受具が前記両
ケースの嵌合位置決め部材の一方を兼用するもの
である場合には、その兼用化によつて部品点数が
少なくなり、これらの何れの場合も前述の効果、
つまり、構造の簡素化及びコストの低廉化を促進
し得るに至つた。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
コンバインの走行伝動部を構成するに、第1
図、第2図で示す如く、エンジンEに連動された
可変式油圧ポンプP1、油圧モータM、高圧リリ
ーフバルブV1,V2、これらに亘る油圧回路に圧
油を補給するためのチヤージポンプP2及びチヤ
ージリリーフバルブV3を一つのケース1に内装
し、かつ、前記油圧モータMに連動された出力軸
2を前記ケース1外に突設してある油圧式無段変
速装置3を設けるとともに、前記無段変速装置3
の下部に、左右一対の車軸4,4を支承する走行
伝動装置5が設けてある。そしてギヤ伝動機構を
内装する補助伝動装置7のケース5Bを、前記無
段変速装置3のケース1と前記走行伝動装置5の
ケース5Aとにボルトを介して固定連結して、無
段変速装置3の前記出力軸2と走行伝動装置5の
入力軸6とを前記補助伝動装置7で連動連結して
ある。
図、第2図で示す如く、エンジンEに連動された
可変式油圧ポンプP1、油圧モータM、高圧リリ
ーフバルブV1,V2、これらに亘る油圧回路に圧
油を補給するためのチヤージポンプP2及びチヤ
ージリリーフバルブV3を一つのケース1に内装
し、かつ、前記油圧モータMに連動された出力軸
2を前記ケース1外に突設してある油圧式無段変
速装置3を設けるとともに、前記無段変速装置3
の下部に、左右一対の車軸4,4を支承する走行
伝動装置5が設けてある。そしてギヤ伝動機構を
内装する補助伝動装置7のケース5Bを、前記無
段変速装置3のケース1と前記走行伝動装置5の
ケース5Aとにボルトを介して固定連結して、無
段変速装置3の前記出力軸2と走行伝動装置5の
入力軸6とを前記補助伝動装置7で連動連結して
ある。
前記補助伝動ケース5Bと他の両ケース1,5
A間には、前記無段変速ケース1内のドレン油を
前記補助伝動ケース5Bを介して走行伝動ケース
5A内に導く連通油路8,15が形成してある。
前記油路8は、前記出力軸2のベアリング(軸受
具)9の内外レース9a,9b間の間隙を利用し
て構成されていて、この油路8を通して前記ケー
ス1内のドレン油を前記補助伝動ケース5B内に
導くべく構成している。前記油路15は、前記入
力軸6のベアリングの内外レース間の間隙を利用
して構成してあり、補助伝動ケース5Bに導かれ
たドレン油を走行伝動ケース5A内に供給するよ
うに構成してある。
A間には、前記無段変速ケース1内のドレン油を
前記補助伝動ケース5Bを介して走行伝動ケース
5A内に導く連通油路8,15が形成してある。
前記油路8は、前記出力軸2のベアリング(軸受
具)9の内外レース9a,9b間の間隙を利用し
て構成されていて、この油路8を通して前記ケー
ス1内のドレン油を前記補助伝動ケース5B内に
導くべく構成している。前記油路15は、前記入
力軸6のベアリングの内外レース間の間隙を利用
して構成してあり、補助伝動ケース5Bに導かれ
たドレン油を走行伝動ケース5A内に供給するよ
うに構成してある。
また、前記走行伝動ケース5Aとオイルタンク
T及びこのオイルタンクTと前記チヤージポンプ
P2とを夫々配管10,11を介して連通接続し、
もつて、前記油圧ポンプP1や油圧モータMから
のリーク油或いはチヤージリリーフバルブからの
余剰油といつたドレン油を補助伝動ケース5B、
走行伝動ケース5A、配管10を介してオイルタ
ンクT内に戻し、このオイルタンクT内の油を配
管11を介してチヤージポンプP2に供給するべ
く構成している。
T及びこのオイルタンクTと前記チヤージポンプ
P2とを夫々配管10,11を介して連通接続し、
もつて、前記油圧ポンプP1や油圧モータMから
のリーク油或いはチヤージリリーフバルブからの
余剰油といつたドレン油を補助伝動ケース5B、
走行伝動ケース5A、配管10を介してオイルタ
ンクT内に戻し、このオイルタンクT内の油を配
管11を介してチヤージポンプP2に供給するべ
く構成している。
また、前記ベアリング9をケース1外面よりも
外方に突出させるとともに、これに対応する補助
伝動ケース5B部分には、前記ベアリング9の突
出部分に対して出力軸2軸芯方向から嵌係合可能
な凹入部12を形成し、もつて、前記ベアリング
9を両ケース1,5Bの嵌合位置決め部材の一方
に兼用構成している。
外方に突出させるとともに、これに対応する補助
伝動ケース5B部分には、前記ベアリング9の突
出部分に対して出力軸2軸芯方向から嵌係合可能
な凹入部12を形成し、もつて、前記ベアリング
9を両ケース1,5Bの嵌合位置決め部材の一方
に兼用構成している。
尚、図中13は前記補助伝動ケース5Bに設け
た注油口、14は前記補助伝動ケース5Bから突
設した刈取部への動力取出し軸、16は前記ケー
ス1と補助伝動ケース5Bとの間及び補助伝動ケ
ース5Bと走行伝動ケース5Aとの間に介在した
シール材である。
た注油口、14は前記補助伝動ケース5Bから突
設した刈取部への動力取出し軸、16は前記ケー
ス1と補助伝動ケース5Bとの間及び補助伝動ケ
ース5Bと走行伝動ケース5Aとの間に介在した
シール材である。
本考案の走行伝動構造を運搬車や農用トラクタ
等に適用しても良いこと勿論である。
等に適用しても良いこと勿論である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
第1図はコンバインの走行伝動部を示す概略
図、第2図は要部の拡大断面図である。 1……無段変速ケース、2……出力軸、3……
油圧式無段変速装置、5……走行伝動装置、5A
……走行伝動ケース、5B……補助伝動ケース、
6……入力軸、7……補助伝動装置、8,15…
…連通油路、9……軸受具、9a,9b……内外
レース、10,11……油路、P2……チヤージ
ポンプ、V3……チヤージリリーフバルブ、T…
…オイルタンク。
図、第2図は要部の拡大断面図である。 1……無段変速ケース、2……出力軸、3……
油圧式無段変速装置、5……走行伝動装置、5A
……走行伝動ケース、5B……補助伝動ケース、
6……入力軸、7……補助伝動装置、8,15…
…連通油路、9……軸受具、9a,9b……内外
レース、10,11……油路、P2……チヤージ
ポンプ、V3……チヤージリリーフバルブ、T…
…オイルタンク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 油圧式無段変速装置3と、この無段変速装置
3によつて駆動される走行伝動装置5とを備
え、前記油圧式無段変速装置3が、油圧回路に
圧油を補給するチヤージポンプP2と、過剰油
をその無段変速ケース1内に排出するチヤージ
リリーフバルブV3とを備えている作業機の走
行伝動構造において、補助伝動装置7のケース
5Bを、前記油圧式無段変速装置3のケース1
と前記走行伝動装置5のケース5Aとに接続し
て、前記油圧式無段変速装置3の出力軸2と走
行伝動装置5の入力軸6とを前記補助伝動装置
7で連動連結するとともに、前記補助伝動ケー
ス5Bと前記他の両ケース1,5A間に、前記
無段変速ケース1内のドレン油を前記補助伝動
ケース5Bを介して走行伝動ケース5A内に導
く連通油路8,15を形成し、前記走行伝動ケ
ース5Aの潤滑油貯留部と前記チヤージポンプ
P2の吸入口とを油路10,11で接続したこ
とを特徴とする作業機の走行伝動構造。 2 前記油路8が、前記出力軸2の軸受具9の内
外レース9a,9b間に形成されたものである
実用新案登録請求の範囲第1項に記載の作業機
の走行伝動構造。 3 前記走行伝動ケース5Aが無段変速装置3の
オイルタンクTに兼用構成されている実用新案
登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の作業
機の走行伝動構造。 4 前記出力軸2の軸受具9が前記両ケース1,
5Aの嵌合位置決め部材の一方を兼用するもの
である実用新案登録請求の範囲第2項に記載の
作業機の走行伝動構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17676282U JPS5980123U (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 作業機の走行伝動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17676282U JPS5980123U (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 作業機の走行伝動構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5980123U JPS5980123U (ja) | 1984-05-30 |
JPS6340336Y2 true JPS6340336Y2 (ja) | 1988-10-21 |
Family
ID=30384218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17676282U Granted JPS5980123U (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 作業機の走行伝動構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5980123U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0753050B2 (ja) * | 1985-02-08 | 1995-06-07 | 井関農機株式会社 | コンバイン等の走行連動装置 |
JP2689976B2 (ja) * | 1996-05-20 | 1997-12-10 | 井関農機株式会社 | 収穫機の走行連動装置 |
JP6676574B2 (ja) * | 2017-03-29 | 2020-04-08 | 日立建機株式会社 | 作業車両のアクスル昇温装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5737623Y2 (ja) * | 1977-11-11 | 1982-08-19 |
-
1982
- 1982-11-22 JP JP17676282U patent/JPS5980123U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5980123U (ja) | 1984-05-30 |
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