JPS6339888Y2 - - Google Patents

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JPS6339888Y2
JPS6339888Y2 JP11089680U JP11089680U JPS6339888Y2 JP S6339888 Y2 JPS6339888 Y2 JP S6339888Y2 JP 11089680 U JP11089680 U JP 11089680U JP 11089680 U JP11089680 U JP 11089680U JP S6339888 Y2 JPS6339888 Y2 JP S6339888Y2
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deflection
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、複数本の線状熱陰極から放射され
る電子ビームを前記線状熱陰極にほぼ直交する複
数本の電子ビーム制御電極によつて制御し、集
束、偏向、加速して蛍光体面に衝突させ、文字・
画像などの表示を行なう画像表示装置に関するも
のである。
この種の画像表示装置として、考案者らが従来
提案してきた、例えば特願昭53−106788号に示す
ような構造のもの、およびその類似構造として、
第1図に示す構造のものがすでに提案されてい
る。この画像表示装置は、複数本の線状熱陰極
1、断面コ字状の隔壁電極2、複数個の貫通孔3
aを有する電子ビーム取り出し電極3、貫通孔4
aを有するストライプ状電子ビーム制御電極4
…、貫通孔5aを有する電子ビーム集束電極5、
垂直偏向電極6…、水平偏向電極7…、前記偏向
電極手段と以下に示す表示板との間に表示板に対
し垂直に配設されている電極で偏向を容易にする
ための電極8、表示板となるメタルバツク層9、
蛍光体層10および表示面ガラス容器11により
構成され、前記電極8により偏向幅を均一に揃え
るとともに偏向電圧を下げることができるように
したものである。ここで、各部への印加電圧につ
いて述べる。まず、線状熱陰極1から垂直偏向電
極6までの各電極電圧は、−300Vから+800V程
度までの電圧が印加されている。偏向を容易にす
るための電極8には、9KV〜10KV程度の電圧
が、またメタルバツク層9には10KV程度の電圧
がそれぞれ印加されている。
そして、以上のような電圧印加により、第7図
の部分断面図に示すように、水平偏向電極7と偏
向を容易にするための電極8とメタルバツク層9
とによつて電界が形成される。この電界による等
電位分布曲線は、点線30で示すように凹状とな
る。
上記の電界により、水平偏向電極7を通過して
きて、偏向された電子ビーム31は、前記電界内
でより一層偏向が強まることになる。そのため、
偏向電圧を下げることができる。すなわち、偏向
を容易にするための電極8は、特に偏向電圧を印
加することなく、固定的な電圧を印加するだけ
で、電極8,8間に形成される凹状の等電位分布
曲線30により、電子ビーム31をより一層偏向
し易くする役割を持つことになる。
しかしながら、この画像表示装置はその電極8
においてつぎのような欠点があつた。
第1に、前記電極8は前記電極群(電極2,
3,4,5,6,7)および絶縁性隔壁板ととも
に積層しフリツトガラスなどで固定したあと、表
示手段を具備した容器と裏面ガラス容器とによ
り、前記電子ビーム制御電極4…相当部分で前記
電極群をサンドイツチ状にガラス接着して容器中
に表示手段と一定の間隔を隔てて保持するように
したものであるため、前記のサンドイツチ状にガ
ラス接着する部分のフリツトの厚さの不均一に起
因して、表示手段と前記電極8との間隔が不均一
になり、電子ビームを偏向する場合に前記電極8
の一部に電子ビームが当たつて表示面に発光しな
い部分を作つたり、逆に隣接する電子源からの電
子ビームが前記電極8の表示面側を通過して表示
面上で重畳し表示面に輝度の明るい部分を作り、
画質が悪くなる欠点があつた。
第2に、前記電極8を薄板の長い切片で構成し
ているため、この電極8の複数個を互に平行に配
設することが、その材料自身のわずかなそり、加
工歪などのために極めて難しくなり、そのために
隣接する電子ビームの偏向による継ぎ目の部分で
画像が不自然になり、よりよい画質が得られない
という欠点があつた。
したがつて、この考案の目的は、画質のよい画
像を得ることのできる画像表示装置を提供するこ
とである。
この考案の第1の実施例を第2図に示す。すな
わち、この画像表示装置は、前記第1図に示す画
像表示装置の構成において、表示面ガラス容器1
1の内面に蛍光体層10とメタルバツク層9を積
層して形成される表示板12と前記水平偏向電極
7との間に配設する偏向を容易にするための電極
8′を、蛍光体層10に対向する面の中間部に切
欠部8′aを形成した平板で構成したものである。
この電極8′は、機械加工およびエツチング技
術によつて形成されたガラス、セラミツクなどの
絶縁板の全面に、真空蒸着およびスクリーン印刷
などにより金属膜を形成するか、または金属板を
メタルエツチングして得ることができる。この平
板からなる電極8′の切欠部8′aの深さは、この
電極8′の長手方向に一定で、かつ電極8′の厚さ
の1〜10倍程度が適当であり、長さは表示板12
の長手方向の長さにほぼ等しくしている。そし
て、この電極8′の複数個を、表示板12に垂直
でしかも表示板12の長手方向に沿つて等間隔に
平行に配置する。また、電極8′は、表示板12
の対向縁の両端部を表示板12の周縁部に当接さ
せるようにしている。
この実施例において、前記電極8′として、板
厚0.5mm、幅5.0mm、長さ12.0cm、切欠部8′aの深
さ1.5mm、切欠部8′aの長さ11.0cmのコ字状のガ
ラス板の全面に真空蒸着法によりAl,Agを蒸着
したものを用い、表示板12に対し垂直に配置し
て構成した場合、表示板12とこの電極8′との
距離は、表示板12上のどの部分においても1.5
mmに保たれ、かつ表示板12の電圧、例えば
10KVとほぼ同等の9KV〜10KVの電圧を印加す
ることができた。また、この構成において、全白
のパターン信号を制御電圧に加えた場合、表示板
12全体にほぼ均一な明るさの画面を得ることが
できた。
なお、前記の電極8′を大型の画像表示装置に
用いる場合には、第3図に示すように表示板12
の内表面に接触する凸状部13を切欠部8′aの
一部に設けて大気圧に耐えうる構造とする必要が
ある。
ここで、切欠部8′aの深さhの決定方法につ
いて説明する。いま、第8図の部分断面図に示す
ように、偏向されてきた電子ビーム31が偏向を
容易にするための電極8′にたとえ衝突しても、
この電極8′の幅方向の中心線33を超えて隣接
の電子ビーム偏向領域に入らないように、また電
極8′の陰に表示面12が隠れることがないよう
に、電極8′の切欠部8′aの底部とメタルバツク
層9との距離、すなわち切欠部8′aの深さhを
設定すれば、両方の電子ビーム31,31がお互
いに重なり合つて電極8′の直下の部分が他の部
分に比較してより明るくなつたり、または陰とな
つて電極8′の直下の部分が他の部分より暗くな
るということはない。この深さhは、水平偏向電
極7と偏向を容易にする電極8とメタルバツク層
9との形状、構造、電圧条件によつて規定され
る。
したがつて、画面全領域にわたつて輝度むらを
なくすには、切欠部8′aの深さhを最適な値で
画面全領域にわたつて一定にすればよいことにな
る。
つぎに、偏向を容易にする電極8′を第9図a,
bの部分斜視図により詳細に説明する。
電極8′の切欠部8′aは、互いに隣接する電子
ビームの偏向領域の境界をほぼその切欠部8′a
の直下に設定するための部分である。この切欠部
8′aの底部の表示板12からの高さを常に一定
にする役割は、その両端部の切欠されていない部
分8′cおよび凸状部13が担つている。すなわ
ち、切欠されていない部分8′cおよび凸状部1
3をガラス容器あるいはメタルバツク層9に当接
させることにより、切欠部8′aの底部の表示板
12からの高さが規定される。
以上のことをまとめると、電極8′に切欠部
8′aを設けるとともに、切欠部8′aの両端の部
分および凸状部13をガラス容器あるいはメタル
バツク層9に当接させることにより、常に切欠部
8′aの底部の表示板12からの高さを所定値に
保ち、かつ互いの隣接する電子ビームの重なりを
一定に制御できることになる。
ここで、凸状部13について説明する。大型の
表示装置では、大気圧をガラス容器で支える構造
にすると、板厚を大きくしなければならず、非常
に重くなる。これに対し、ガラス容器の内部電極
構造に支柱構造を取り入れればガラスの板厚が薄
くてよく、容器の重量を軽くすることができる。
上記凸状部13が支柱の一部として大気圧に対し
ガラス容器を支えることになる。もし、凸状部1
3がないと、両端部の切欠されていない部分8′
cにて大気圧を支えることが無理となる。なお、
この凸状部13は、メタルバツク層と点状に接触
するだけであるため、画像に与える影響はほとん
ど無視できる。
この考案の第2の実施例を第4図に示す。すな
わち、この画像表示装置は、前記電極8′の構成
にかえて、第4図Aに示すように板厚0.2mm、幅
4.0mm、長さ12.0cm、切欠部8″aの幅1.0mm、切欠
部8″aの長さ11.0cmで、切欠部8″aの反対側上
端部にフツク状の係合爪14を有する平板状の電
極本体15と、第4図Bに示すように前記係合爪
14を嵌入する複数の嵌合孔16を有する水平平
板17とを、電極本体15が前記水平平板17に
対し垂直になるように前記嵌合孔16と係合爪1
4とを嵌合させて、T字状に組み合わせて電極
8″としたものである。
前記電極本体15と水平平板17はそれぞれ
5.0mmの間隔で複数本配置している。
前記電極8″は、たとえば42−6合金(Fe52
%、Ni42%、Cr6%)をメタルエツチングするこ
とにより、大量にかつ相互の平行性を保つたまま
製造できる。
このように構成したため、各電極8″にそりが
なく、しかも各電極8″が相互に平行で等間隔と
なるように配置することができる。
この考案の第3の実施例を第5図に示す。すな
わち、この画像表示装置は、第1の実施例の電極
8に替えて、複数の平板電極片18…を相互に平
行に配置し、かつこれらに直交する同一形状を有
する他の複数の平板電極片19…とにより格子状
に嵌合して組み合わせ電極8としたものであ
る。同図において、表示板12の長手方向に平行
に配置する平板電極片19の相互の間隔は目的に
合つたものでなければならないが、これらの平板
電極片19…と直交する他の平板電極片18…の
相互の間隔はもつと粗であつてもよく、その相互
間隔がランダムであつてもよい。平板電極片1
8,19の幅は同一であつてもよく、図面の場合
と逆の幅関係であつてもよい。この実施例では平
板電極片19は厚さ75μm、幅4.0mm、長さ12.0cm、
切欠部19aの幅0.5mm、切欠部19aの長さ
11.0cmのものを5.0mm間隔で配置し、平板電極片
18は厚さ75μm、幅4.0mm、長さ9.5mm、切欠部1
8aの幅0.5mm、切欠部18aの長さ8.5cmのもの
を9.5mmの間隔で配置している。また、平板電極
片19の背辺と平板電極片18の腹辺には表示板
12上の同一面でそれぞれ互に嵌合し合うように
相互の配設ピツチで切り込み19b,18bを設
けている。
このように構成したため、平板電極片18,1
9は互に平行でかつ同一面上に保持することがで
きる。
その他の効果は前記第1の実施例と同様であ
る。
この考案の第4の実施例を第6図に示す。すな
わち、この画像表示装置は、前記第1の実施例の
電極8′の構成に替えて、断面コ字状の内向溝2
0aを有する枠部材20と、この枠部材20に前
記表示板12に対して垂直となるように組み込む
腹辺に切欠部8′′′′aを有する電極本体21とで
電極8′′′′を構成し、電極本体21の両端部を内
向溝20aの辺部に形成した係合用スリツト20
bに、電極本体21の背辺に形成したフツク状係
合爪21aを内向溝20aの対向する辺部間に連
結した桟部20cの嵌合溝20dにそれぞれ係合
させることより一体化したものである。
前記枠部材20は、厚み0.2mmの1枚の金属板
をメタルエツチングして形成する。また、係合用
スリツト20bの間隔は5.0mmピツチとし、その
幅は電極本体21の厚さとほぼ等しい0.25mmとし
ている。フツク状係合爪21aは嵌合孔20dと
同数形成し、3cm間隔で配置している。
この実施例の効果は前記第3の実施例と同様で
ある。
以上のように、この考案の画像表示装置は、線
状熱陰極と、この線状熱陰極から放射される電子
ビームを一定方向に取り出す電子ビーム取り出し
電極手段と、この電子ビーム取り出し電極手段で
取り出された電子ビームを偏向する偏向電極手段
と、この偏向電極手段を経た電子ビームを受け発
光表示する表示板と、前記偏向電極手段と前記表
示板との間に表示板に対し垂直に配設され電子ビ
ームの偏向を容易にする電極とを備え、前記電極
の下端部に前記表示板の表面に対向する切欠部を
形成したものであるため、表示板と電極との間隔
を一定に保つことができるとともに各電極を精度
よく互に平行に配設することができ、良好な画質
の画像を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の基礎となる画像表示装置の
電極構造を示す斜視図、第2図はこの考案の第1
の実施例を示す要部斜視図、第3図はその変形例
を示す要部斜視図、第4図はこの考案の第2の実
施例を示す平面図、第5図はこの考案の第3の実
施例を示す斜視図、第6図はこの考案の第4の実
施例を示す斜視図、第7図および第8図はは画像
表示装置の部分断面図、第9図は同じく画像表示
装置の部分斜視図である。 8′,8″,8,8′′′′……電極、8′a,8

a,8a,18a,19a……切欠部、12…
…表示板、13……凸状部、15……電極本体、
17……水平平板、18,19……平板電極片、
20……枠部材、21……電極本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 線状熱陰極と、この線状熱陰極から放射され
    る電子ビームを一定方向に取り出す電子ビーム
    取り出し電極手段と、この電子ビーム取り出し
    電極手段で取り出された電子ビームを偏向する
    偏向電極手段と、この偏向電極手段を経た電子
    ビームを受け発光表示する表示板と、前記偏向
    電極手段と前記表示板との間に表示板に対し垂
    直に配設され電子ビームの偏向を容易にするた
    めの電極とを備え、前記電極の前記表示板と対
    向する面に一定深さの切欠部を形成し、かつ前
    記電極の対向する面の前記切欠部と前記表示板
    との間を一定距離にするように前記電極を支持
    した画像表示装置。 (2) 前記電極は、下端部に切欠部を有する平板状
    の電極本体の上端部に水平平板を水平配置して
    断面T字状に形成したものである実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の画像表示装置。 (3) 前記電極は、下端部に切欠部を有する第1の
    平板電極片と下端部に切欠部を有する第2の平
    板電極片とを互に交差するように嵌合させて格
    子状に形成したものである実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の画像表示装置。
JP11089680U 1980-08-04 1980-08-04 Expired JPS6339888Y2 (ja)

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JPS5733070U JPS5733070U (ja) 1982-02-20
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