JPS6339663A - コイル部品の絶縁塗装方法 - Google Patents

コイル部品の絶縁塗装方法

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JPS6339663A
JPS6339663A JP18393786A JP18393786A JPS6339663A JP S6339663 A JPS6339663 A JP S6339663A JP 18393786 A JP18393786 A JP 18393786A JP 18393786 A JP18393786 A JP 18393786A JP S6339663 A JPS6339663 A JP S6339663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
solvent
insulating coating
gaps
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP18393786A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Aoshima
青嶋 良幸
Nobuyuki Harada
原田 延幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コイル部品を絶縁塗装する方法に関する。
〔従来の技術〕
コイル部品は、防湿による特性の維持、絶縁性の確保等
の目的で、コイルの周囲にエポキシ樹脂、フェノール樹
脂等の樹脂成分を主体とする絶縁塗装が施される。例え
ば1図面で示したコイル部品は、フェライトの焼結体等
で作られたドラム形のコア1の周回に、コイル2を巻装
したものであり、同図において二点鎖線で示すように、
コイル2の周囲に絶縁塗装3が施される。
従来、このようなコイル部品の絶縁塗装は。
コイル部品に塗料を塗布した後、この塗料を硬化させる
方法によって行われていた。なお、塗料を塗布する方法
は、吹き付け、刷毛塗り等の方法もまれには用いられる
が、小型コイル部品の量産工程では、殆ど例外なく塗料
にコイル部品を浸漬する方法がとられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
樹脂を主体とする絶縁塗料は9部品への付着性等を確保
するため、成る程度高い粘性を有することが必要であり
、コイル部品を塗料に浸漬しただけでは、細かいコイル
の間隙の中にまで塗料が浸透しにくい。このため、コイ
ルの中に塗料が満たされてない空隙が残り、その後の加
熱工程等において、この空隙から塗料を破って気泡が噴
き出し、絶縁塗装のピンホール、膨れ。
亀裂等の発生原因となる。
この発明は、従来のコイル部品の塗装方法による上記の
問題点を解決するためなされたもので、コイルの間隙の
中にまで絶縁塗料が浸透しやすく、もって絶縁塗装の不
良が発生しにくい塗装方法を提供することを目的とする
〔問題を解決するための手段〕
即ち、この発明による絶縁塗装方法は、絶縁塗料の樹脂
成分と相溶性のある溶剤にコイル部品を浸漬しながら、
コイルに電流を流すと共に。
溶剤に超音波振動を加え、その後同コイル部品を絶縁塗
料に浸漬した後、付着した絶縁塗料を硬化させるもので
ある。
〔作   用〕
樹脂成分を含まない溶剤は、樹脂成分を含む絶縁塗料に
比べて低粘度であり、絶縁塗料に比べてコイルの中にま
で浸透しやすい。加えて。
コイルに電流に流し2発熱させることによってコイルの
間隙に存在する気泡が膨張すると共に。
コイルに接する溶剤が活性化して2表面張力が低下し、
コイル部品に対する溶剤の濡れ性が向上する。さらに、
上記溶剤の超音波振動による気泡の活性化によって、コ
イルの間隙に存在する細かい気泡が追い出され、そこに
溶剤が浸透する。
次いで、このコイル部品を樹脂成分を含む絶縁塗料に浸
漬することによって2間隙の中に浸透した溶剤に樹脂成
分が溶融していく。これによって細かい間隙の中にまで
絶縁塗料の樹脂成分が浸透する。
〔実 施 例〕
次に、この発明の具体的な実施例について説明する。
(実施例1) 図面に示す通り、直径7+u、長さ9龍のフェライト製
のドラム形のコア1の中央部に、直径0.1mのポリウ
レタン被ii!銅線を465回巻装してコイル2を形成
した。
アセトンとメタノールのl:1の有機溶剤の中に上記コ
イル部品を浸漬し、コイル2に0.1への電流を流して
約100℃に加熱すると共に。
溶剤に周波数19 K Hz、出力20wの超音波振動
を30秒間加えた。
その後、フェノール樹脂と、これに対して80重量%の
無機酸化物フィラーとを、アセトンとメタノールとから
なる溶剤に熔かした絶縁塗料を用い、これに上記コイル
部品を100個ずつ10、秒間浸漬した。これを取り出
した後、30分間自然風乾し、さらに150℃の温度を
30分間加えて塗料を硬化させた。
こうして絶縁塗装を施したコイル部品1000(囚につ
いて、ピンホール、膨れ、亀裂等の塗膜の不良の有無を
目視により外観検査した。この結果求められた不良率を
5表1に示した。
(実施例2) 上記実施例1において、有機溶剤をメタノールのみに換
え、同様にしてコイル部品を100個ずつ絶縁塗装した
このコイル部品1000個の絶縁塗装を外観検査し、こ
の結果求められた塗装不良率を表1に示した。
(実施例3) 上記実施例1において、有機溶剤をメチルエチルケトン
に換え、同様にしてコイル部品を100ずつ絶縁塗装し
た。
このコイル部品1000Illの絶縁塗装を外観検査し
、この結果求められた塗装不良率を表1に示した。
(実施例4) 上記実施例1において、有機溶剤をメチルセロソルブに
換え、同様にしてコイル部品を100個ずつ絶縁塗装し
た。
このコイル部品1000個の絶縁塗装を外観検査し、こ
の結果求められた塗装不良率を表1に示した。
(実施例5) 上記実施例1において、有機溶剤をトルエンとメチルエ
チルケトンの1:2の混合液に換え。
同様にしてコイル部品を100個ずつ絶縁塗装した。
このコイル部品1000個の絶縁塗装を外観検査し、こ
の結果求められた塗装不良率を表1に示した。
(実施例6) 上記実施例1において、有機溶剤をメチルセロソルブと
メチルエチルケトンの1=2の混合液に換え、同様にし
てコイル部品を100個ずつ絶縁塗装した。
このコイル部品1000個の絶縁塗装を外観検査し、こ
の結果求められた塗装不良率を表1に示した。
(実施例7) 上記実施例1において、有機溶剤をトルエンとメチルエ
チルケトンと酢酸エステルの1:2:1の混合液に換え
、同様にしてコイル部品を100個ずつ絶縁塗装した。
このコイル部品1000個の絶縁塗装を外観検査し、こ
の結果求められた塗装不良率を表1に示した。
(比較例) 上記各実施例で実施したような溶剤による含浸処理を行
わず、コイル部品を直接絶縁塗料に浸漬し、これを同様
の方法で硬化させることによって、コイル部品を100
個ずつ絶縁塗装した。
このコイル部品1000個の絶縁塗装を外観検査し、こ
の結果求められた塗装不良率を2表1の表   1 1 メタノール/アセトン=(/l   O,72メタ
ノール           0.63 メチルエチル
ケトン       0.54 メチルセロソルブ  
       1.15 トルエン/メチルエチルケト
ン =1/2  0.4 7 トルエン/メチルエチルケトン /酢酸エチル=1/2/1  0.8 比較例               7.0最下段に
示した。
以上の結果から明らかなように、実施例1〜7では、塗
装不良率が0.4〜1.1%であり、比較例の7.0%
に比べて極めて低い。
なお、コイル部品を溶剤で浸漬処理する際に。
同溶剤に界面活性剤とシリコーンオイルの何れか少なく
とも一方を少量添加することもできる。
これによって、溶剤の表面張力が低下し、コイルの濡れ
性が向上すると共に、消泡作用が促進され、溶剤がコイ
ルの間隙により一層浸透しやすくなる。界面活性剤とし
ては、ノニオン系フッ素化アルキルエステル、ノニオン
系ポリオキシアルキレン等、有機溶剤に溶けやすいもの
がよい。これらの添加量は、有機溶剤に対して0.01
〜3.0重量%がよい。
溶剤に用いる有機溶剤は、上記実施例で用いたちの以外
にも、各種のものを使用することができ、特に低粘度の
もので、コイルの表面に対して濡れ性のよいものがよい
。例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコール等のアルコール類、メチイソブチルケトン
2−ペンタノン等のケトン類、ヘキサン、ベンゼン、キ
シレン等の炭化水素類、ブチルエーテル、メトキシベン
ゼン等のエーテル類、酢酸ブチル、酢酸イソペンチル等
のエステル類、2−メトキシエタノール等のセロソルブ
類、或いはこれらの混合溶液等が挙げられる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、この発明によれば、コイル部品の内
部の細かい間隙にも、絶縁塗料の樹脂成分を浸透させる
ことができる。これによって、絶縁塗装のピンホール、
膨れ、亀裂等の不良を低減させることができ、製品の歩
留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、絶縁塗装を施すコイル部品の一例を示す半断面
斜視図である。 1−−−−−コア  2−コイル  3−絶縁塗装発明
者青島 良幸 原1)延幸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  コイル部品を絶縁塗装する方法において、絶縁塗料の
    樹脂成分と相溶性のある溶剤にコイル部品を浸漬しなが
    ら、コイルに電流を流すと共に、溶剤に超音波振動を加
    え、その後同コイル部品を絶縁塗料に浸漬した後、塗布
    された絶縁塗料を硬化させることを特徴とするコイル部
    品の絶縁塗装方法。
JP18393786A 1986-08-05 1986-08-05 コイル部品の絶縁塗装方法 Pending JPS6339663A (ja)

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JP18393786A JPS6339663A (ja) 1986-08-05 1986-08-05 コイル部品の絶縁塗装方法

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JPS6339663A true JPS6339663A (ja) 1988-02-20

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JP18393786A Pending JPS6339663A (ja) 1986-08-05 1986-08-05 コイル部品の絶縁塗装方法

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