JPS6339596Y2 - - Google Patents
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- JPS6339596Y2 JPS6339596Y2 JP1981189087U JP18908781U JPS6339596Y2 JP S6339596 Y2 JPS6339596 Y2 JP S6339596Y2 JP 1981189087 U JP1981189087 U JP 1981189087U JP 18908781 U JP18908781 U JP 18908781U JP S6339596 Y2 JPS6339596 Y2 JP S6339596Y2
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- Japan
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- explosive
- hole
- piston
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- compressed air
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- 239000002360 explosive Substances 0.000 claims description 100
- 239000011435 rock Substances 0.000 claims description 6
- 238000005422 blasting Methods 0.000 claims description 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 7
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、岩盤に穿孔された爆破孔に装填管を
挿入し、爆薬を圧縮空気によりこの装填管を通し
て上記爆破孔に装填する爆薬装填装置に関する。
挿入し、爆薬を圧縮空気によりこの装填管を通し
て上記爆破孔に装填する爆薬装填装置に関する。
一般に、岩盤等に穿孔された爆破孔への爆薬の
装填は、この爆破孔が小口径で短かい場合は、込
め棒を用いて人力によつて突いて行なうか、自然
落下によつて行なわれており、一方爆破孔が大口
径で長い場合は、空気装填機などを用いた機械装
填によつて行なわれている。この空気装填機によ
れば、爆破孔容積に対する爆薬容積の比で示され
る装填比重を高くすることができ、すなわち密装
填が可能であり、爆破効果が良好なものとなる
が、従来の空気装填機では、爆破孔が湧水等によ
つて水孔となつている場合には、孔内にたまつて
いる水のため爆薬の密装填が不可能であるという
欠点を有していた。
装填は、この爆破孔が小口径で短かい場合は、込
め棒を用いて人力によつて突いて行なうか、自然
落下によつて行なわれており、一方爆破孔が大口
径で長い場合は、空気装填機などを用いた機械装
填によつて行なわれている。この空気装填機によ
れば、爆破孔容積に対する爆薬容積の比で示され
る装填比重を高くすることができ、すなわち密装
填が可能であり、爆破効果が良好なものとなる
が、従来の空気装填機では、爆破孔が湧水等によ
つて水孔となつている場合には、孔内にたまつて
いる水のため爆薬の密装填が不可能であるという
欠点を有していた。
そこで、特開昭54−140706号においては、装填
管に常時低圧の圧縮空気を供給することによつ
て、爆破孔内にたまつている水を押し上げて普通
の爆破孔内と同様の空間を形成し爆薬の密装填を
可能にした爆薬装填装置が提案されている。この
爆薬装填装置は、爆破孔が通常孔である場合にも
この孔内に装填された爆薬を加圧して密装填を助
けるといつたような利点も多いが、部材、部品点
数がかなり多く、構造が複雑であるという欠点が
あつた。
管に常時低圧の圧縮空気を供給することによつ
て、爆破孔内にたまつている水を押し上げて普通
の爆破孔内と同様の空間を形成し爆薬の密装填を
可能にした爆薬装填装置が提案されている。この
爆薬装填装置は、爆破孔が通常孔である場合にも
この孔内に装填された爆薬を加圧して密装填を助
けるといつたような利点も多いが、部材、部品点
数がかなり多く、構造が複雑であるという欠点が
あつた。
そこで、本考案は、部材、部品点数を減少さ
せ、構造が簡単であり、更に作動の効率が良い空
気式の爆薬装填装置を提供することを目的とする
ものである。
せ、構造が簡単であり、更に作動の効率が良い空
気式の爆薬装填装置を提供することを目的とする
ものである。
本考案は、岩盤に穿孔された爆破孔に装填管を
挿入し、爆薬を圧縮空気によりこの装填管を通し
て上記爆破孔に装填する爆薬装填装置において、
上記装填管の後端に接続された装置本体、爆薬を
装置本体から装填管に案内するため、装置本体内
を軸方向に上記装填管に通ずるように延びる爆薬
案内孔、この爆薬案内孔に機外から爆薬を供給す
るため、この爆薬案内孔の中間部分で、この爆薬
案内孔から機外に開孔するように半径方向外方に
延びる爆薬供給孔、上記装置本体の爆薬案内孔の
後方に設けられ、ピストンを前後方向に移動自在
に内装した爆薬押出し用シリンダ、上記ピストン
を常時後退方向に付勢するスプリング、後端がピ
ストンに一体的に設けられ、先端が上記爆薬案内
孔に突出し、該先端が上記爆薬供給孔より後方の
後退位置と爆薬供給孔を前方に越える前進位置の
間を上記ピストンと共に移動できるようになつて
おり、上記後退位置にあるとき上記爆薬案内孔に
爆薬を供給できるように爆薬供給孔を開き、一方
上記前進位置にあるとき上記供給ができないよう
に爆薬供給孔を閉じるロツド、上記爆薬案内孔と
圧縮空気源を連通するため、上記装置本体の爆薬
供給孔より後方に形成された空気供給孔、ロツド
が上記前進位置にあるときにのみ上記空気供給孔
を爆薬案内孔に連通するようにロツドに形成され
た空気通路、および上記シリンダの上記ピストン
の後方の作動室を圧縮空気源と接続する作用位置
と、作動室を大気に開放する不作用位置のいずれ
かを取ることができ、上記作用位置から不作用位
置への切換えが、上記ロツドが上記前進位置に達
したときに上記シリンダの作動室に接続されるパ
イロツト手段によつて自動的に行なわれる切換弁
からなることを特徴とするものである。
挿入し、爆薬を圧縮空気によりこの装填管を通し
て上記爆破孔に装填する爆薬装填装置において、
上記装填管の後端に接続された装置本体、爆薬を
装置本体から装填管に案内するため、装置本体内
を軸方向に上記装填管に通ずるように延びる爆薬
案内孔、この爆薬案内孔に機外から爆薬を供給す
るため、この爆薬案内孔の中間部分で、この爆薬
案内孔から機外に開孔するように半径方向外方に
延びる爆薬供給孔、上記装置本体の爆薬案内孔の
後方に設けられ、ピストンを前後方向に移動自在
に内装した爆薬押出し用シリンダ、上記ピストン
を常時後退方向に付勢するスプリング、後端がピ
ストンに一体的に設けられ、先端が上記爆薬案内
孔に突出し、該先端が上記爆薬供給孔より後方の
後退位置と爆薬供給孔を前方に越える前進位置の
間を上記ピストンと共に移動できるようになつて
おり、上記後退位置にあるとき上記爆薬案内孔に
爆薬を供給できるように爆薬供給孔を開き、一方
上記前進位置にあるとき上記供給ができないよう
に爆薬供給孔を閉じるロツド、上記爆薬案内孔と
圧縮空気源を連通するため、上記装置本体の爆薬
供給孔より後方に形成された空気供給孔、ロツド
が上記前進位置にあるときにのみ上記空気供給孔
を爆薬案内孔に連通するようにロツドに形成され
た空気通路、および上記シリンダの上記ピストン
の後方の作動室を圧縮空気源と接続する作用位置
と、作動室を大気に開放する不作用位置のいずれ
かを取ることができ、上記作用位置から不作用位
置への切換えが、上記ロツドが上記前進位置に達
したときに上記シリンダの作動室に接続されるパ
イロツト手段によつて自動的に行なわれる切換弁
からなることを特徴とするものである。
以上の構成の本考案の爆薬装填装置において
は、爆薬供給孔から爆薬案内孔に供給された爆薬
を圧縮空気による移送可能位置まで前進させる機
構を、上記したようにシリンダ内を前後方向に移
動可能なピストンに一体的に設けられたロツドで
構成し、この前進移動をシリンダの作動室内に圧
縮空気を供給することによつて行なうようにして
いるので圧縮空気源からの圧縮空気を有効に使用
することがき、かつ余分な部材が不必要であるの
で構造がシンプルである。また、ピストンをスプ
リングで常に後退方向に付勢した構成としたの
で、このピストンの後退を行なうには単にシリン
ダの作動室を大気に開放すればよい。従つて、こ
のシリンダへの圧縮空気の供給の断続は、最も構
造の簡単な二位置切換弁で行なうことができる。
更に、上記した特開昭54−140706号の爆薬装填装
置にあつては、爆薬を移送するためのエアが逆流
しないようにするため、スイング式の逆止板弁を
備えているが、本考案においては、ロツドに形成
したエア噴射路が、ピストンが前進したときのみ
エア供給孔と連通して圧縮空気が逆流しない状態
でロツド先端から圧縮空気を噴射させて爆薬を移
送するようにしたので、すなわちロツドが逆止弁
の作用をも果すので、上記したような逆止板弁が
不要である。また、爆薬装填の1サイクルが終了
した後、装置を自動的に初期状態に戻すため、上
記特開昭54−140706号の爆薬装填装置にあつて
は、リミツトバルブと加圧空気シーケンス回路と
からなる複雑な装置を備えているが、本考案にお
いては、ロツドが前進位置に到達したときシリン
ダの作動室に連通するパイロツト手段をシリンダ
のための切換弁に設けただけである。以上のよう
に、本考案の爆薬装填装置は、各構成要素が簡単
な構造で複数の機能を果すので、全体としても部
材、部品点数が少なく構造がシンプルである。
は、爆薬供給孔から爆薬案内孔に供給された爆薬
を圧縮空気による移送可能位置まで前進させる機
構を、上記したようにシリンダ内を前後方向に移
動可能なピストンに一体的に設けられたロツドで
構成し、この前進移動をシリンダの作動室内に圧
縮空気を供給することによつて行なうようにして
いるので圧縮空気源からの圧縮空気を有効に使用
することがき、かつ余分な部材が不必要であるの
で構造がシンプルである。また、ピストンをスプ
リングで常に後退方向に付勢した構成としたの
で、このピストンの後退を行なうには単にシリン
ダの作動室を大気に開放すればよい。従つて、こ
のシリンダへの圧縮空気の供給の断続は、最も構
造の簡単な二位置切換弁で行なうことができる。
更に、上記した特開昭54−140706号の爆薬装填装
置にあつては、爆薬を移送するためのエアが逆流
しないようにするため、スイング式の逆止板弁を
備えているが、本考案においては、ロツドに形成
したエア噴射路が、ピストンが前進したときのみ
エア供給孔と連通して圧縮空気が逆流しない状態
でロツド先端から圧縮空気を噴射させて爆薬を移
送するようにしたので、すなわちロツドが逆止弁
の作用をも果すので、上記したような逆止板弁が
不要である。また、爆薬装填の1サイクルが終了
した後、装置を自動的に初期状態に戻すため、上
記特開昭54−140706号の爆薬装填装置にあつて
は、リミツトバルブと加圧空気シーケンス回路と
からなる複雑な装置を備えているが、本考案にお
いては、ロツドが前進位置に到達したときシリン
ダの作動室に連通するパイロツト手段をシリンダ
のための切換弁に設けただけである。以上のよう
に、本考案の爆薬装填装置は、各構成要素が簡単
な構造で複数の機能を果すので、全体としても部
材、部品点数が少なく構造がシンプルである。
以下、添付図面を参照して本考案の爆薬装填装
置の好ましい実施例について説明する。
置の好ましい実施例について説明する。
第1図は、本考案の実施例による爆薬装填装置
の外観を示す正面図である。
の外観を示す正面図である。
爆薬装填装置は、装置本体1、この装置本体1
の先端に取り付けられた装填管2、装置本体1の
後部に取り付けられた切換弁3からなつている。
装填管2は、岩盤Rに穿孔された爆破孔Aに爆薬
を装填するにあたつて、第1図に示されたように
上記爆破孔Aに挿入される。装置本体1の中間に
は、装置に爆薬Bを供給するため、装置本体1の
半径方向に延びる爆薬供給孔4が形成されてい
る。この爆薬供給孔4の部分には、この爆薬供給
孔4に爆薬Bを供給するため、複数個の爆薬Bを
上下方向に並べて収容した爆薬収容器5が取り付
けられるようになつている。切換弁3には、この
弁を操作するため操作ボタン6が設けられてい
る。
の先端に取り付けられた装填管2、装置本体1の
後部に取り付けられた切換弁3からなつている。
装填管2は、岩盤Rに穿孔された爆破孔Aに爆薬
を装填するにあたつて、第1図に示されたように
上記爆破孔Aに挿入される。装置本体1の中間に
は、装置に爆薬Bを供給するため、装置本体1の
半径方向に延びる爆薬供給孔4が形成されてい
る。この爆薬供給孔4の部分には、この爆薬供給
孔4に爆薬Bを供給するため、複数個の爆薬Bを
上下方向に並べて収容した爆薬収容器5が取り付
けられるようになつている。切換弁3には、この
弁を操作するため操作ボタン6が設けられてい
る。
次に、装置本体1の縦断面図である第2図であ
る第2図を参照して装置本体1の内部構造につい
て説明する。
る第2図を参照して装置本体1の内部構造につい
て説明する。
装置本体1の前方部分には、その先端から所定
距離後方に向つて延びる第1爆薬案内孔7が形成
されている。この第1爆薬案内孔7の後端部は拡
径されて送込み室8となつており、この送込み室
8には、この送込み室8に低圧圧縮空気を供給す
るため、装置本体1の半径方向に延びる第1空気
供給孔9が連通している。送込み室8の後方に
は、第2爆薬案内孔10が形成されており、この
第2爆薬案内孔10は、送込み室8から爆薬供給
孔4をわずかに越えるように装置本体1の軸方向
後方に延びている。送込み室8の後端には、この
送込み室8中に供給された圧縮空気が第2爆薬案
内孔10に逆流しないようにするため、逆止弁1
1が設けられている。第2爆薬案内孔10の後端
には、この案内孔内に高圧圧縮空気を送る第2空
気供給孔12が装置本体1の半径方向に延びるよ
うに形成されている。
距離後方に向つて延びる第1爆薬案内孔7が形成
されている。この第1爆薬案内孔7の後端部は拡
径されて送込み室8となつており、この送込み室
8には、この送込み室8に低圧圧縮空気を供給す
るため、装置本体1の半径方向に延びる第1空気
供給孔9が連通している。送込み室8の後方に
は、第2爆薬案内孔10が形成されており、この
第2爆薬案内孔10は、送込み室8から爆薬供給
孔4をわずかに越えるように装置本体1の軸方向
後方に延びている。送込み室8の後端には、この
送込み室8中に供給された圧縮空気が第2爆薬案
内孔10に逆流しないようにするため、逆止弁1
1が設けられている。第2爆薬案内孔10の後端
には、この案内孔内に高圧圧縮空気を送る第2空
気供給孔12が装置本体1の半径方向に延びるよ
うに形成されている。
上記第2爆薬案内孔10の後方には、シリンダ
13が設けられており、このシリンダ13の内部
は、前端において上記爆薬案内孔10に連通して
いる。また、このシリンダ13の内部には、ピス
トン14が軸方向に摺動自在に嵌装されている。
このピストン14には、その前面に後端が一体的
に取り付けられ、そこから前方に向つて延び、先
端が第2爆薬案内孔7の後端に突出するロツド1
5が設けられている。シリンダ13のピストン1
4の前方には、スプリング16が配されており、
このスプリング16は、ピストン14を後退方向
に付勢している。ロツド15には、このロツドの
先端から所定距離後方に向つて延び、その周壁で
開口する空気噴射路15aが形成されている。こ
の空気噴射路15aは、ロツド15が前進位置に
あるときにのみ上記空気供給孔12と連通してロ
ツド15の先端から圧縮空気を噴射するように構
成されている。シリンダ13のピストン14の後
方は作動室13aとなつており、この作動室13
aは、上記二位置切換弁3およびエアパイプ17
を介してエアポンプPに切接されている。この切
換弁3は、作動室13aにポンプPからの圧縮空
気を送り込む前進位置と、この作動室13aを大
気に開放する後退位置とを取ることができる。エ
アパイプ17からは、第1および第2の分岐パイ
プ17a,17bが分岐しており、これら第1お
よび第2の分岐パイプ17a,17bは、それぞ
れ第1および第2空気供給孔9,12に接続され
ている。なお、第1の分岐パイプ17aには、第
1空気供給孔9に送る圧縮空気を比較的低圧のも
のとするため、減圧弁18が設けられている。
13が設けられており、このシリンダ13の内部
は、前端において上記爆薬案内孔10に連通して
いる。また、このシリンダ13の内部には、ピス
トン14が軸方向に摺動自在に嵌装されている。
このピストン14には、その前面に後端が一体的
に取り付けられ、そこから前方に向つて延び、先
端が第2爆薬案内孔7の後端に突出するロツド1
5が設けられている。シリンダ13のピストン1
4の前方には、スプリング16が配されており、
このスプリング16は、ピストン14を後退方向
に付勢している。ロツド15には、このロツドの
先端から所定距離後方に向つて延び、その周壁で
開口する空気噴射路15aが形成されている。こ
の空気噴射路15aは、ロツド15が前進位置に
あるときにのみ上記空気供給孔12と連通してロ
ツド15の先端から圧縮空気を噴射するように構
成されている。シリンダ13のピストン14の後
方は作動室13aとなつており、この作動室13
aは、上記二位置切換弁3およびエアパイプ17
を介してエアポンプPに切接されている。この切
換弁3は、作動室13aにポンプPからの圧縮空
気を送り込む前進位置と、この作動室13aを大
気に開放する後退位置とを取ることができる。エ
アパイプ17からは、第1および第2の分岐パイ
プ17a,17bが分岐しており、これら第1お
よび第2の分岐パイプ17a,17bは、それぞ
れ第1および第2空気供給孔9,12に接続され
ている。なお、第1の分岐パイプ17aには、第
1空気供給孔9に送る圧縮空気を比較的低圧のも
のとするため、減圧弁18が設けられている。
ピストン14は、上述のようにロツド15に形
成した空気噴射路15aが装置本体1の第2空気
供給孔12に連通する前進位置より、更にわずか
に前進できるようになつており、装置本体1に
は、このときシリンダ13の作動室13aと連通
することのできるパイロツト用空気孔19が形成
されている。一方、上記切換弁3には、パイロツ
ト弁20が設けられており、このパイロツト弁2
0は、パイロツト通路21を介して上記パイロツ
ト用空気孔19に接続されている。このパイロツ
ト弁20は、パイロツト用空気孔19、パイロツ
ト通路を介してパイロツト圧を受けたとき、切換
弁3を前進位置から後退位置に自動的に切り換え
る作用を行なうものである。
成した空気噴射路15aが装置本体1の第2空気
供給孔12に連通する前進位置より、更にわずか
に前進できるようになつており、装置本体1に
は、このときシリンダ13の作動室13aと連通
することのできるパイロツト用空気孔19が形成
されている。一方、上記切換弁3には、パイロツ
ト弁20が設けられており、このパイロツト弁2
0は、パイロツト通路21を介して上記パイロツ
ト用空気孔19に接続されている。このパイロツ
ト弁20は、パイロツト用空気孔19、パイロツ
ト通路を介してパイロツト圧を受けたとき、切換
弁3を前進位置から後退位置に自動的に切り換え
る作用を行なうものである。
以下、第2図以降を参照して以上の構造の爆薬
装填装置の作動について説明する。
装填装置の作動について説明する。
まず、装置本体1の爆薬供給孔4に爆薬収容器
を装着し、ポンプPを作動し、第1空気供給孔9
に減圧弁18の作用により低圧圧縮空気を、第2
空気供給孔12に高圧圧縮空気をそれぞれ供給す
る。このとき、切換弁3が後退位置にあるので、
シリンダ13へは圧縮空気が供給されない。この
状態でボタン6を操作して切換弁3を第2図に示
すように前進位置に設定する。すると、シリンダ
13の作動室13aには、この切換弁3を介して
ポンプPから圧縮空気が供給され、この圧縮空気
がピストン14をスプリング16の力に抗して前
進方向に押す。これに伴ない、ロツド15も第3
図に示す前進位置まで移動して、爆薬収容器5か
ら爆薬収容孔4を介して予め第2爆薬案内孔10
内に供給されていた爆薬B1を押す。ロツド15
は、上記前進位置においてその先端が爆薬供給孔
4を越えて位置し、その周壁でこの供給孔4を閉
じる。このとき、ロツド15に形成した空気噴射
路15aは、第2空気供給孔12に連通し、この
供給孔12を介してポンプPから高圧圧縮空気が
供給される。この高圧圧縮空気は、空気噴射路1
5aの先端から噴射され、爆薬B1を第4図に示
すように送込み室8に移送する。なお、この送込
み室8にも第1空気供給孔9を介して圧縮空気が
供給されているが、この圧縮空気は減圧弁18の
作用によつてある程度減圧されているので、空気
噴射路15aからの圧縮空気によつて上記爆薬B
1の移送が可能である。送込み室8に移送された
爆薬B1は、この送込み室8に供給されている圧
縮空気によつて装填管2を介して岩盤Rの爆破孔
Aに装填される。
を装着し、ポンプPを作動し、第1空気供給孔9
に減圧弁18の作用により低圧圧縮空気を、第2
空気供給孔12に高圧圧縮空気をそれぞれ供給す
る。このとき、切換弁3が後退位置にあるので、
シリンダ13へは圧縮空気が供給されない。この
状態でボタン6を操作して切換弁3を第2図に示
すように前進位置に設定する。すると、シリンダ
13の作動室13aには、この切換弁3を介して
ポンプPから圧縮空気が供給され、この圧縮空気
がピストン14をスプリング16の力に抗して前
進方向に押す。これに伴ない、ロツド15も第3
図に示す前進位置まで移動して、爆薬収容器5か
ら爆薬収容孔4を介して予め第2爆薬案内孔10
内に供給されていた爆薬B1を押す。ロツド15
は、上記前進位置においてその先端が爆薬供給孔
4を越えて位置し、その周壁でこの供給孔4を閉
じる。このとき、ロツド15に形成した空気噴射
路15aは、第2空気供給孔12に連通し、この
供給孔12を介してポンプPから高圧圧縮空気が
供給される。この高圧圧縮空気は、空気噴射路1
5aの先端から噴射され、爆薬B1を第4図に示
すように送込み室8に移送する。なお、この送込
み室8にも第1空気供給孔9を介して圧縮空気が
供給されているが、この圧縮空気は減圧弁18の
作用によつてある程度減圧されているので、空気
噴射路15aからの圧縮空気によつて上記爆薬B
1の移送が可能である。送込み室8に移送された
爆薬B1は、この送込み室8に供給されている圧
縮空気によつて装填管2を介して岩盤Rの爆破孔
Aに装填される。
このように1つの爆薬B1の装填が完了した
後、ピストン14は上記前進位置から第4図に示
すように更にわずかに前進される。このとき、パ
イロツト用空気孔19は作動室13aに連通し、
圧縮空気をパイロツト通路21を介してパイロツ
ト弁20に供給する。パイロツト弁20は、この
圧縮空気によつて作動されて、切換弁3を前進位
置から後退位置に切り換え、これによつてシリン
ダ13の作動室13aを大気開放する。この結
果、ピストン14は、スプリング16の作用によ
り第5図に示されているように後退方向に移動す
る。これと共に、ロツド15も後退し次の爆薬B
2を第2案内孔10に供給する。ピストン14お
よびロツド15が更に後退して、第2図に示した
後退位置すなわち初期位置に復帰して、爆薬装填
の1サイクルを完了する。以上の操作を繰り返す
ことによつて所定数の爆薬を爆破孔Aに装填する
ことができる。
後、ピストン14は上記前進位置から第4図に示
すように更にわずかに前進される。このとき、パ
イロツト用空気孔19は作動室13aに連通し、
圧縮空気をパイロツト通路21を介してパイロツ
ト弁20に供給する。パイロツト弁20は、この
圧縮空気によつて作動されて、切換弁3を前進位
置から後退位置に切り換え、これによつてシリン
ダ13の作動室13aを大気開放する。この結
果、ピストン14は、スプリング16の作用によ
り第5図に示されているように後退方向に移動す
る。これと共に、ロツド15も後退し次の爆薬B
2を第2案内孔10に供給する。ピストン14お
よびロツド15が更に後退して、第2図に示した
後退位置すなわち初期位置に復帰して、爆薬装填
の1サイクルを完了する。以上の操作を繰り返す
ことによつて所定数の爆薬を爆破孔Aに装填する
ことができる。
以上説明したように、本考案の爆薬装填装置
は、簡単な構造で単に切換弁を後退位置から前進
位置に切り換えるだけで爆薬装填の1サイクルを
自動的に行なうことができるものである。
は、簡単な構造で単に切換弁を後退位置から前進
位置に切り換えるだけで爆薬装填の1サイクルを
自動的に行なうことができるものである。
なお、上記実施例においては、低圧圧縮空気が
常時供給されている送込み室を設けて、これによ
り爆薬の装填のための実際の移送を行なう例につ
いて説明したが、例えばパイロツト通路に絞りを
設けるとともに切換弁の基準作動圧力を適宜調節
して、パイロツト弁の作動に時間遅れを持たせ、
これによつてピストンの後退開始時間を遅らせ、
空気噴射路からの噴射空気のみによつて爆薬を装
填位置まで移送するようにすることができる。こ
の場合は、上記送込み室およびこの室に低圧圧縮
空気を供給する装置が不要となり、装填装置全体
の構造が更にシンプルなものとなる。
常時供給されている送込み室を設けて、これによ
り爆薬の装填のための実際の移送を行なう例につ
いて説明したが、例えばパイロツト通路に絞りを
設けるとともに切換弁の基準作動圧力を適宜調節
して、パイロツト弁の作動に時間遅れを持たせ、
これによつてピストンの後退開始時間を遅らせ、
空気噴射路からの噴射空気のみによつて爆薬を装
填位置まで移送するようにすることができる。こ
の場合は、上記送込み室およびこの室に低圧圧縮
空気を供給する装置が不要となり、装填装置全体
の構造が更にシンプルなものとなる。
第1図は、本考案の実施例による爆薬装填装置
を示す正面図、第2図は、第1図に示した爆薬装
填装置の装置本体の内部を示す縦断面図、第3,
4および5図は、それぞれ第1図に示した爆薬装
填装置の作動状態を説明するための装置本体の縦
断面図である。 1……装置本体、2……装填管、3……切換
弁、4……爆薬供給孔、7,10……爆薬案内
孔、9,12……空気供給孔、13……シリン
ダ、13a……作動室、14……ピストン、15
……ロツド、15a……空気噴射路、16……ス
プリング。
を示す正面図、第2図は、第1図に示した爆薬装
填装置の装置本体の内部を示す縦断面図、第3,
4および5図は、それぞれ第1図に示した爆薬装
填装置の作動状態を説明するための装置本体の縦
断面図である。 1……装置本体、2……装填管、3……切換
弁、4……爆薬供給孔、7,10……爆薬案内
孔、9,12……空気供給孔、13……シリン
ダ、13a……作動室、14……ピストン、15
……ロツド、15a……空気噴射路、16……ス
プリング。
Claims (1)
- 岩盤に穿孔された爆破孔に装填管を挿入し、爆
薬を圧縮空気によりこの装填管を通して前記爆破
孔に装填する爆薬装填装置において、前記装填管
の後端に接続された装置本体、爆薬を該装置本体
から前記装填管に案内するため、前記装置本体内
を軸方向に前記装填管に通ずるように延びる爆薬
案内孔、該爆薬案内孔に機外から爆薬を供給する
ため、この爆薬案内孔の中間部分で、この爆薬案
内孔から機外に開口するように半径方向外方に延
びる爆薬供給孔、前記装置本体の前記爆薬案内孔
の後方に設けられ、ピストンを前後方向に移動自
在に内装した爆薬押出し用シリンダ、前記ピスト
ンを常時後退方向に付勢するスプリング、後端が
前記ピストンに一体的に設けられ、先端が前記爆
薬案内孔に突出し、該先端が前記爆薬供給孔より
後方の後退位置と前記爆薬供給孔を前方に越える
前進位置の間を前記ピストンと共に移動できるよ
うになつており、前記後退位置にあるとき前記爆
薬案内孔に爆薬を供給できるように前記爆薬供給
孔を開き、一方前記前進位置にあるとき前記供給
ができないように前記爆薬供給孔を閉じるロツ
ド、前記爆薬案内孔と圧縮空気源を連通するた
め、前記装置本体の前記爆薬供給孔より後方に形
成された空気供給孔、前記ロツドが前記前進位置
にあるときにのみ前記空気供給孔を前記爆薬案内
孔に連通するように前記ロツドに形成された空気
通路、および前記シリンダの前記ピストンの後方
の作動室を圧縮空気源と接続する作用位置と前記
作動室を大気に開放する不作用位置のいずれかを
取ることができ、前記作用位置から前記不作用位
置への切換えが、前記ロツドが前記前進位置に達
したときに前記シリンダの作動室に接続されるパ
イロツト手段によつて自動的に行なわれる切換弁
からなる爆薬装填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981189087U JPS5893700U (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 爆薬装填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981189087U JPS5893700U (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 爆薬装填装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5893700U JPS5893700U (ja) | 1983-06-24 |
JPS6339596Y2 true JPS6339596Y2 (ja) | 1988-10-18 |
Family
ID=29993032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981189087U Granted JPS5893700U (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 爆薬装填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5893700U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946600U (ja) * | 1972-07-22 | 1974-04-24 |
-
1981
- 1981-12-18 JP JP1981189087U patent/JPS5893700U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5893700U (ja) | 1983-06-24 |
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