JPS6339247B2 - - Google Patents

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JPS6339247B2
JPS6339247B2 JP55057200A JP5720080A JPS6339247B2 JP S6339247 B2 JPS6339247 B2 JP S6339247B2 JP 55057200 A JP55057200 A JP 55057200A JP 5720080 A JP5720080 A JP 5720080A JP S6339247 B2 JPS6339247 B2 JP S6339247B2
Authority
JP
Japan
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pot
rice
heat
heat resistance
shell wall
Prior art date
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Expired
Application number
JP55057200A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56152610A (en
Inventor
Takayasu Narita
Hisao Tatsumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP5720080A priority Critical patent/JPS56152610A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は釜とこの釜を加熱するヒータとを備え
た煮炊器に係り、特に釜を二重容器状にして内部
に作動液を封入したものに関する。
(従来の技術) 二重容器の中空部内に作動液を封入した構造の
加熱容器としては、例えば特開昭50−26147号に
示されたものがある。これは、上面開放形の容器
を内壁と外壁とからなる二重構造とすると共にそ
の内壁及び外壁間に水やアルコール等の作動液を
封入し、この容器の底部からヒータにより作動液
を加熱するようにした構成である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の加熱容器を炊飯器等
の煮炊器にそのまま適用するには次のような問題
がある。
即ち、一般に釜内の炊飯過程を考えてみるに、
釜の壁面が加熱されるにつれ内部の米を浸してい
る水は対流を繰返しつつ徐々に高温となり、これ
により内部の米が炊き上るものであるが、これに
伴い釜内の熱水は米に吸収されたり蒸発されたり
して水位が徐々に低下してゆく。このような事情
のもとでは釜内の下部位の米程長い時間熱水に浸
され、換言すればより多くの熱を受ける傾向を呈
するものである。このため、上記構成の加熱容器
を炊飯に利用すると、容器の内壁は均一に加熱さ
れたとしても、容器下部における米の受熱量は多
く、上部における米の受熱量は少なくなる傾向を
呈するため、結局、容器内の米は全体として均一
に加熱されずにいわゆる炊きむらを生じ易くなつ
てしまう。斯かる事情は、米を炊く炊飯器に限ら
ず、米以外の食品を水を用いて加熱調理する煮炊
器一般において同様である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は、釜内の被調理物を全体として均
一加熱できて加熱調理にむらが生ずることを防止
できる煮炊器を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の煮炊器は、煮炊用の釜とこの釜を加熱
するヒータとを備えたものにあつて、釜を内殻壁
と外殻壁とから成る中空の二重容器状に形成し、
中空部内に受熱及び放熱に伴い相変化する作動液
を封入し、且つ内殻壁の底部に熱抵抗層を形成し
たところに特徴を有するものである。
(作用) ヒータにより釜が加熱されると、中空部内の作
動液が受熱して気化し、その高温蒸気は内殻壁に
接して再び液化する。この液化過程において作動
液の蒸気は多量の潜熱を放出して内殻壁を加熱す
る。ここで、内殻壁の底部には熱抵抗層が形成さ
れているため、釜内に収納されている被調理物の
うち下部への伝熱効率は上部への伝熱効率に比べ
て抑えられる。このため、釜の下部の被調理物は
上部のものに比べて長い時間加熱されるという事
情があつても、被調理物全体としての加熱量が均
一化されることになる。
(実施例) 以下本発明の第1実施例について第1図及び第
2図を参照して説明する。
1は煮炊器としての例えば炊飯器の外ケース、
2は外ケース1の下端部に嵌着した底板、3は外
ケース1の内部に断熱材4を介して配設した内ケ
ースで、この内ケース3の外周壁には保温ヒータ
5を巻装すると共に、内底部に例えば環状をなす
炊飯ヒータ6を固定している。
さて、7は炊飯用の釜で、これは第2図に詳細
に示すように、内殻壁を構成する内容器8と外殻
壁を構成する外容器9とを、夫々の上面開放部に
外方に向けて形成したフランジ部8a,9aを互
いに嵌着させることにより中空の二重容器状に形
成し、更に中空部10内に受熱及び放熱に伴い相
変化する作動液11を封入して成るものである。
この釜の外殻壁9の底部は、中央部が隆起して中
央部から炊飯ヒーター6に対向する環状部位に向
つて下降傾斜する形状となつており、作動液11
はその環状部位内に集中的に貯溜されるようにな
つている。12は内容器8の底部に中空部10内
に位置するように設けた皿状の隔板で、これと内
容器8底部との間にその略全面にわたり形成され
る断熱空間により熱抵抗層13を構成している。
そして、斯かる構成の釜7は前記内ケース3内に
挿脱可能に配設されて、その外底部を炊飯ヒータ
ー6に僅かな間〓を介して対向させている。
一方、14は上面部に把手15を一体に形設し
外ケース1の上面に開閉可能に設けた外蓋、16
は断熱材17を介して外蓋14の下面に取着した
内カバー、18はこの内カバー16に着脱可能に
取着した内蓋である。
次に、上記構成の作用を説明する。釜7内に所
望量の米と水とを入れた状態で図示しない炊飯ス
イツチを閉成させて炊飯ヒータ6に通電すると、
炊飯ヒータ6が発熱し、その熱により外容器9の
底部を介して作動液11が加熱され、作動液11
は相変化即ち気化してその蒸気を中空部10内に
充満させる。そして、この蒸気は低温の内容器8
の周側面及び隔板12の外底面において凝縮して
潜熱を放出し、潜熱を放出して液化した作動液1
1は重力により内容器8の壁面を伝つて滴下し再
び外容器9の底部に戻る。このようなサイクルを
繰返すことにより、外容器9底部に加えられた熱
は内容器8の全壁面に伝達されるが、この熱の伝
達は作動液11の蒸気の移動に伴うが故に物質内
の通常の熱伝導に比して極めて迅速である。しか
もこの際、作動液11の蒸気の凝縮は温度のより
低い部位においてより多く起こるから、内容器8
のうち水に接している部分に集中的に熱が伝達さ
れて効率的加熱が行われる。更に、釜7の内容器
8のうち底部の略全面には熱抵抗層13が形成さ
れており、内容器8の底部に位置する米や水は熱
抵抗層13を介して加熱されるようになるから、
釜7の下部に位置する米等への伝熱効率は釜7の
上部に位置する米等への伝熱効率に比べて低くな
る。ところが、炊飯器では一般に、炊飯当初は米
を全体に浸すような水が貯溜されているが、炊飯
の進行に伴いその水は米に吸収され且つ蒸発して
釜7内の水位は徐々に低下する傾向を呈するか
ら、釜7内の米は下部に位置するもの程より長い
時間熱水に浸されて上部に位置するものに比べて
熱水により加熱される時間が長くなるという事情
がある。従つて、上述のように下部における伝熱
効率を低くした本発明によれば、釜7内の米は全
体として均一に加熱されることになり、炊きむら
やこげの発生が確実に防止される。そして、炊飯
が完了していわゆるドライアツプ状態となると、
釜7の温度が急上昇し、これが図示しない感温装
置により検知されて炊飯ヒーター6が断電され
る。
第3図は本発明の第3実施例を示す。前記第1
実施例との相違は、内容器8の底部にリング状の
隔板19を取着して底部のうちの中央部位を除く
他の略全域に環状の熱抵抗層20を構成したとこ
ろにある。この構成によれば、内容器8内の米に
対しては底部の環状領域からの熱の伝達が抑制さ
れることになり、これにて釜7内の米が内容器8
の周側壁部分から順次中心部分に向つて高温度と
なり勝ちであるという傾向に対処でき、内容器8
内の米は上下方向のみならず径方向のいずれの部
位においても受熱量が平均化されて加熱を一層均
一化できるという利点が得られる。
第4図は本発明の第3実施例を示し、前記第1
実施例との相違は、内容器8の底部から周側部に
かけて例えば耐熱性の樹脂層を設けて熱抵抗層2
1を構成したところにあり、その熱抵抗層21は
底部においては中央部に向つて、周側部において
は上方に向つて夫々薄肉即ち熱抵抗が漸次小とな
るように形成されている。この結果、前述したよ
うに釜7内の米は炊飯時間内に下部位のもの程ま
た周側部のもの程多量の熱を受け易いという事情
があつても、本実施例では熱抵抗層21を上述の
如く形成し、とりわけ熱抵抗を漸次変化させるよ
うにしたから、釜7内の米の上下方向及び径方向
ともにいずれの部位においても受熱量が一層平均
化し、これにより炊きむらの発生をより確実に防
ぎ得るものである。
尚、上記第3実施例では熱抵抗層21を樹脂層
により構成したが、これに限らず内容器8の所定
部位を厚肉に形成して熱抵抗層としてもよい。
また、炊飯ヒータ6は前記いずれの実施例とも
に環状を成すと共に釜7から所定間隔を介して配
設されるようにしたが、本発明はこれに限られる
ものではなく、いかなる形状であつても、また釜
7に接触するものであつても差支えなく、要は釜
7内の作動液11を加熱し得るヒータであればよ
い。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の煮炊器は、釜を二
重容器状として中空部内に作動液を封入すると共
に、釜の内殻壁の底部に熱抵抗層を形成したとこ
ろに特徴を有し、これにて釜内の被調理物を効率
的に加熱でき、しかも釜内の被調理物は下部に位
置するもの程長い時間熱水から加熱されるという
事情があつても、被調理物を全体として均一に加
熱できて調理の加熱むらが発生することを防止で
きるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は全体の一部破断側面図、第2図は釜
の縦断面図、第3図は本発明の第2実施例を示す
第2図相当図、第4図は本発明の第3実施例を示
す第2図相当図である。 図面中、6は炊飯ヒータ、7は釜、8は内容器
(内殻壁)、9は外容器(外殻壁)、11は作動液、
13,20,21は熱抵抗層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 煮炊用の釜とこの釜を加熱するヒータとを備
    えたものにおいて、前記釜を内殻壁と外殻壁とか
    ら成る中空の二重容器状に形成し、該中空部内に
    受熱及び放熱に伴い相変化する作動液を封入し、
    且つ前記内殻壁の底部に熱抵抗層を形成したこと
    を特徴とする煮炊器。 2 熱抵抗層は釜の内殻壁の底部のうちの中央部
    位を除く他の略全域に形成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の煮炊器。 3 熱抵抗層は内殻壁の底部から周側部にかけて
    形成され、且つ底部の熱抵抗層は中央部に向つ
    て、周側部の熱抵抗層は上方に向つて漸次熱抵抗
    が小となつていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の煮炊器。
JP5720080A 1980-04-30 1980-04-30 Hot cooking device Granted JPS56152610A (en)

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JP5720080A JPS56152610A (en) 1980-04-30 1980-04-30 Hot cooking device

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JPS56152610A JPS56152610A (en) 1981-11-26
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JPH02302770A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 現像装置
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