JP2001258721A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001258721A
JP2001258721A JP2000074806A JP2000074806A JP2001258721A JP 2001258721 A JP2001258721 A JP 2001258721A JP 2000074806 A JP2000074806 A JP 2000074806A JP 2000074806 A JP2000074806 A JP 2000074806A JP 2001258721 A JP2001258721 A JP 2001258721A
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steam
rice
exhaust hole
pot
steam exhaust
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JP2000074806A
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English (en)
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Shinichiro Kawakami
伸一郎 川上
Noriko Sudo
紀子 須藤
Hiroyuki Takeishi
浩之 竹石
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煮くずれのない、米の芯まででん粉がアルフ
ァ化した美味しいご飯を炊く。 【解決手段】 作動コイルスプリング31が昇温時設定温
度となるまでは、付勢コイルスプリング30の付勢力によ
り、蒸気抜筒体23の上端部にある蒸気排気孔26が閉成す
る。したがって、鍋4内の被炊飯物が沸騰点近傍に達し
たときに、作動コイルスプリング31が昇温時設定温度に
なって蒸気排気孔26を開放するようにすれば、炊飯時に
沸騰を検知するまで強い加熱量で鍋4を加熱できる。こ
れにより、煮くずれのない、米の芯まででん粉がアルフ
ァ化した美味しいご飯を炊くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯時に炊飯器本
体内で発生した蒸気を、蓋体に設けた蒸気排気孔から外
部に放出する炊飯器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の炊飯器の一例
を、図5〜図8に基づいて説明する。炊飯器の全体構成
を示す図5において、101は炊飯器本体、102は炊飯器本
体101内に着脱自在に収容される鍋であり、加熱手段で
ある加熱コイル103からの交番磁界により、鍋102の外側
面に接合した磁性金属からなる発熱体104が発熱して、
鍋102ひいては鍋102内の被炊飯物が加熱されるようにな
っている。また、105は鍋102の底部に弾発的に接触し
て、この底面の温度を検出する鍋温度検出手段としての
温度センサである。一方、106は炊飯器本体101の上面開
口部を開閉自在に覆う蓋体であり、この蓋体106は炊飯
器本体101の上方後部において、ヒンジ107により回動可
能に枢設される。
【0003】前記蓋体106には、蒸気口に相当する蒸気
抜筒体111が着脱可能に設けられる。この蒸気抜筒体111
は図6および図7にも示すように、鍋102の内部に連通
する筒状の蒸気通路112と、蒸気抜筒体111の上端部上面
に設けられ、前記蒸気通路112と連通する蒸気排気孔113
と、蒸気通路112から放出する蒸気圧に応じて蒸気排気
孔113を開閉する上下動自在な弁体114とにより概ね構成
される。そして、炊飯時に鍋102内で発生した蒸気(図
7の矢印S参照)は、蓋体106に設けた蒸気通路120を通
じて蒸気抜筒体111内に進入し、ここで弁体114を上方に
押し上げて蒸気排気孔113を開放することにより、蒸気
排気孔113から外部に放出されるようになっている。な
お、図6は弁体114の自重により蒸気排気孔113を閉成し
た状態、図7は蒸気通路112からの蒸気により弁体114が
押し上げられて、蒸気排気孔113を開放した状態を示し
ている。
【0004】次に、従来の炊飯器における炊飯時および
保温時の加熱制御を、図8に基づいて説明する。なお、
図8において、上段のグラフは鍋102の底面温度(鍋底
温度)、下段のグラフは加熱コイル103の通断電のタイ
ミングおよび加熱量(入力電力)を示している。
【0005】炊飯が始まると、米の吸水を促進するため
のひたし炊きが所定時間行われ、その後、本炊飯行程に
移行する。この本炊飯行程では、当初加熱量を最大にし
て加熱コイル103を連続通電する。その後、蒸気排気孔1
13からのふきこぼれを防止するために、鍋102内の被炊
飯物が沸騰する前に、加熱コイル103の加熱量をそれま
でよりも弱くする。そして、鍋102の底面温度の上昇が
100〜120秒の間に2.5℃以下になったら、鍋10
2内の沸騰を検知する。
【0006】本炊飯行程において、鍋102内の水温が沸
騰点付近になると蒸気が発生し始め、鍋102の内圧が上
昇する。そして、鍋102から蒸気通路112を通じて蒸気抜
筒体111に進入した蒸気が、弁体114を上方に押し上げて
蒸気排気孔113を開放する。このとき、鍋102の内外が蒸
気排気孔113により連通されるため、蒸気排気孔113から
外部に蒸気が放出されると、鍋102の内圧が徐々に低下
し、弁体114を押し上げる力が次第に弱まる。そして、
弁体114がその自重により降下して元の位置に戻り、蒸
気排気孔113を閉成すると、鍋102の内圧が再び上昇し、
弁体114を押し上げる。こうして、鍋102内から蒸気が発
生している間は、弁体114により蒸気排気孔113が開状態
となるか、あるいは開閉を繰り返すようになる。
【0007】鍋102内の沸騰を検知した後も、加熱コイ
ル103の加熱量をそのままとし、沸騰状態を継続する。
そして、鍋102内の水分が殆ど無くなり、鍋102の底面温
度が沸騰点を越えて急激に上昇するようになったら、本
炊飯行程を完了してむらし行程に移行する。鍋102内の
水分が殆ど無い状態では、鍋102から蒸気抜筒体111に蒸
気が殆ど進入しなくなり、蒸気排気孔113も閉成したま
まとなる。よって、加熱コイル103の加熱量を落とす沸
騰検知直前から本炊飯行程完了までが、実質的に蒸気排
気孔113の開状態または開閉繰り返しの期間Aとなる。
【0008】むらし行程に移行すると、加熱コイル103
を一時的に通電して追い炊きを行なう。そして、所定時
間のむらし行程が終了すると、一連の炊飯は完了とな
り、保温行程に自動的に移行する。この保温行程では、
鍋102の底面温度に応じて加熱コイル103による加熱が調
節され、鍋102が一定温度に保持される。
【0009】ところで、ご飯を美味しく炊くためには、
沸騰を検知するまで強い火力すなわち加熱量で炊き上げ
ることが望まれる。しかし、従来の炊飯器では、沸騰の
最後まで強い加熱量で鍋102を加熱すると、蒸気排気孔1
13からのふきこぼれが懸念されるため、沸騰間近になる
と加熱コイル103の加熱量を意図的に落として、ふきこ
ぼれが起こらないようにしていた。また、強い加熱量を
できるだけ長時間維持するために、蒸気抜筒体111の内
部に弁体を設け、おねばが蒸気抜筒体111内を上昇する
ときの抵抗により弁体を動かして、ふきこぼれを起こし
にくくしたり、あるいは弁体114の動きによりふきこぼ
れの直前を検知し、ふきこぼれの直前まで強い加熱量で
鍋102を加熱する方法も提案されている。
【0010】しかし、上記のような方法では、強い加熱
量の状態を長時間維持することはできるが、蒸気排気孔
113からのふきこぼれを防止するために、沸騰直前また
は沸騰点付近で火力を弱くする必要があり、本当に美味
しいご飯を炊くには不十分である。また、沸騰が終わっ
て蒸気やおねばの上昇が終わると、弁体114が蒸気排気
孔113を閉成するため、むらし行程で追い炊きを行なっ
ても、鍋102内の余分な蒸気が残ったままとなり、ご飯
がふやけたり、余分な蒸気が結露してご飯に滴下し、ご
飯が白化するなどの問題を生じていた。
【0011】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、煮くずれのない、米の芯まででん粉がア
ルファ化した美味しいご飯を炊くことができる炊飯器を
提供することを目的とする。
【0012】また、本発明の別の目的は、むらし時に余
分な蒸気を外部に放出して、ご飯のふやけや白化を防止
することのできる炊飯器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1におけ
る炊飯器では、炊飯開始後において、作動部材が設定温
度となるまでは、付勢部材の付勢力により、蒸気抜筒体
の上端部にある蒸気排気孔が閉成する。このとき、蒸気
排気孔は隙間を有した状態で閉成するので、蒸気抜筒体
に進入したごく僅かな蒸気だけが、隙間から外部に放出
される。したがって、鍋内の被炊飯物が沸騰点近傍に達
したときに、作動部材が設定温度になって蒸気排気孔を
開放するようにすれば、炊飯時に沸騰を検知するまで強
い加熱量で鍋を加熱することができる。これにより、煮
くずれのない、米の芯まででん粉がアルファ化した美味
しいご飯を炊くことができる。
【0014】本発明の請求項2における炊飯器では、炊
飯開始後において、作動部材が第1の設定温度となるま
では、付勢部材の付勢力により、蒸気抜筒体の上端部に
ある蒸気排気孔が閉成する。このとき、蒸気排気孔は隙
間を有した状態で閉成するので、蒸気抜筒体に進入した
ごく僅かな蒸気だけが、隙間から外部に放出される。し
たがって、鍋内の被炊飯物が沸騰点近傍に達したとき
に、作動部材が第1の設定温度になって蒸気排気孔を開
放するようにすれば、炊飯時に沸騰を検知するまで強い
加熱量で鍋を加熱することができる。これにより、煮く
ずれのない、米の芯まででん粉がアルファ化した美味し
いご飯を炊くことができる。
【0015】さらに、炊飯後の蒸気の発生に伴なって作
動部材が第1の設定温度に達し、蒸気排気孔を開放状態
に作動した後で、作動部材が第2の設定温度になると、
付勢部材の付勢力により蒸気排気孔が隙間を有して閉成
する。したがって、少なくとも鍋内のご飯を追い炊きす
るむらし時に、作動部材が第2の設定温度よりも高い温
度になるようにすれば、鍋内の余分な水分は追い炊きに
より蒸気となって蒸気排気孔から外部に放出される。こ
れにより、ご飯のふやけや白化を防止して、さらに美味
しいご飯を炊き上げることができる。
【0016】さらに、蒸気排気孔が開くときの作動部材
の温度よりも、蒸気排気孔が閉じるときの作動部材の温
度が低くなっている。これは、作動部材の特性に依存す
るものなので、予めこうした作動部材を選定すれば、温
度差を設けた蒸気排気孔の開閉を簡単に実現できる。
【0017】本発明の請求項3における炊飯器では、作
動部材を形状記憶合金で形成することにより、設定温度
若しくは第1の設定温度で繰り返し記憶した元の形状に
戻ることができるので、蒸気排気孔を確実に開放するこ
とが可能になる。
【0018】本発明の請求項4における炊飯器では、少
なくとも蒸気排気孔が開く時点まで鍋への強加熱が継続
するので、煮くずれのない、米の芯まででん粉がアルフ
ァ化した美味しいご飯を確実に炊くことができる。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の炊飯器の一実施例に
ついて図1〜図4を参照しながら説明する。炊飯器の全
体構成を示す図1において、1は炊飯器本体で、この炊
飯器本体1は、その外郭をなす外ケース2と、外ケース
2の内側にある有底筒状の内ケース3とにより構成され
る。鍋収容部に相当する内ケース3には、米や水などの
被炊飯物を収容する鍋4が着脱自在に収容される。この
鍋4は、熱伝導性のよいアルミニウムを主材料にした鍋
本体5と、この鍋本体5の外面の側面下部から底面部に
かけて接合されたフェライト系ステンレスなどの磁性金
属板からなる発熱体6とにより構成される。また、鍋4
の発熱体6に対向して位置する内ケース3の外面の側面
下部および底面部には、鍋4の少なくとも側面下部を電
磁誘導加熱する加熱手段としての加熱コイル7が設けら
れる。さらに、内ケース3の底部中央には、前記鍋4の
底面に弾発的に接触してこの底面の温度を検出する鍋温
度検出手段としての温度センサ8が設けられる。
【0020】炊飯器本体1内の後方の位置には、加熱コ
イル7による加熱調節などの制御を行なう加熱制御手段
としての制御ユニット11が配設される。この制御ユニッ
ト11は、各種基板などを装備したものであり、内ケース
3の外面に近接して位置している。そして、制御ユニッ
ト11から加熱コイル7に高周波電流を供給すると、加熱
コイル7から発生する交番磁界によって鍋4の発熱層6
が加熱し、鍋4ひいては鍋4内の被炊飯物が加熱される
ようになっている。なお、12は同じく炊飯記本体1内に
設けられた電源供給用のコードリールである。
【0021】15は、炊飯器本体1の上面開口部を開閉自
在に覆う蓋体である。この蓋体15は、炊飯器本体1の上
方後部においてヒンジ16により回動可能に枢設され、炊
飯器本体1の前上部に設けられたクランプ17により閉じ
た状態に保持される。そして、蓋体15は、その上面をな
す外蓋18と、外蓋18の下側に固定された内側カバー19
と、内側カバー19の下側に固定され蓋体15の内面を構成
する放熱板20とを主たる構成要素としている。また、蓋
体15の下面には、この下面との間に所定の隙間を形成し
て、前記鍋4の上面開口部を直接覆う内蓋21が着脱自在
に装着される。
【0022】23は、蓋体15の上面より着脱可能に設けら
れた蒸気口に相当する蒸気抜筒体である。この蒸気抜筒
体23は、図2および図3にも示すように、鍋4内からの
蒸気が通過する蒸気通路孔24を有する椀状の蒸気口ケー
ス25と、この蒸気口ケース25の上面開口部に嵌合し、上
面のほぼ全体にわたって蒸気排気孔26を開口形成した蒸
気口カバー27と、蒸気排気孔26を開閉する蒸気孔開閉部
材28と、蒸気孔開閉部材28を上下動可能に支持する開閉
部材支え29と、蒸気孔開閉部材28を上方に付勢して蒸気
排気孔26を閉成状態にする付勢部材としての付勢コイル
スプリング30と、設定温度すなわち昇温時設定温度(第
1の設定温度)になった時に付勢コイルスプリング30の
付勢に抗して蒸気孔開閉部材28を下方に変位させ、蒸気
排気孔26を開放状態に作動させる作動部材としての作動
コイルスプリング31とにより構成される。蒸気通路孔24
は、内蓋21に形成された開口(図示せず)に臨んで配置
されており、鍋4の内部に連通している。
【0023】蒸気抜筒体23の構成をさらに説明すると、
蒸気口ケース25は前記蒸気通路孔24の他に、この蒸気通
路孔24より上方に延びるパイプ状の蒸気通路32と、蒸気
通路32の根元部にあるおねば戻し孔33とを一体的に備え
ている。また、開閉部材支え29は、複数の蒸気通路孔34
を有する板状の基部35と、この基部35の略中央より直立
に形成した支持部36とにより構成される。そして、蒸気
通路32の上端部との間に所定の隙間を有しつつ、蒸気口
ケース25の内面上部に開閉部材支え29の基部35を係合支
持することで、蒸気抜筒体23の内部において、第1の空
間37と第2の空間38とを区画形成する構成となってい
る。
【0024】本実施例における作動コイルスプリング31
は、所定の温度に加熱すると記憶した元の形状に戻る形
状記憶合金バネにより構成される。そして、作動コイル
スプリング31の温度が昇温時設定温度(第1の設定温
度)である75〜80℃に上昇すると、作動コイルスプ
リング31の付勢力が付勢コイルスプリング30の付勢力よ
りも大きくなって、図3に示すように蒸気排気孔26を開
放し、作動コイルスプリング31の温度が前記昇温時設定
温度よりも低い降温時設定温度(第2の設定温度)であ
る55〜60℃に低下すると、作動コイルスプリング31
の付勢力が付勢コイルスプリング30の付勢力よりも小さ
くなって、図2に示すように蒸気排気孔26と蒸気孔開閉
部材28との間に僅かな隙間39を形成しつつ、蒸気排気孔
26を閉成するようになっている。なお、作動部材として
は、例えば感熱応動部材である反転バイメタルを利用し
てもよい。
【0025】前記制御ユニット11には、図5〜図8に示
す従来の炊飯器と同様に、加熱コイル7の通断電のタイ
ミングおよび入力電力を制御しながら鍋4を加熱して、
ひたし炊きから本炊飯およびむらしを経て保温を行なう
加熱制御手段としての機能を備えている。そして、ひた
し炊き後の本炊飯において、鍋4内の沸騰を検知する直
前で、作動コイルスプリング31が昇温時設定温度に上昇
し、保温を開始してから所定時間(例えば5分)経過し
た時点で、作動コイルスプリング31が降温時設定温度に
低下するように、作動コイルスプリング31の材料を選定
して蒸気抜筒体23内に配設する。制御ユニット11は、作
動コイルスプリング31が昇温時設定温度に達した後も、
鍋4内の沸騰を検知するまで、加熱コイル7を最大の加
熱量で連続通電して、鍋4を強加熱する。つまり、本炊
飯において加熱コイル7により鍋4を強加熱しながら、
蒸気排気孔26を開放するように構成する。
【0026】次に、本実施例の炊飯器における炊飯時お
よび保温時の加熱制御を、図4に基づいて説明する。な
お、図4において、上段のグラフは鍋4の底面温度、中
段のグラフは加熱コイル7の通断電のタイミングおよび
加熱量、下段のグラフは作動コイルスプリング31の温度
を示している。
【0027】炊飯に際しては、被炊飯物である米と水を
鍋4に入れ、この鍋4を内ケース3に収容し、蓋体15に
より炊飯器本体1の上面開口部を閉じる。ここで炊飯を
開始すると所定時間のひたし炊き行程に入り、鍋4内に
おいて水が米に吸収される。このひたし炊き行程では、
加熱コイル7の入力電力を低下させて断続的に通電する
ことにより、鍋4内をある程度加熱して、米が水を吸収
しやすい状態にする。
【0028】ひたし炊き行程が終了すると、自動的に本
炊飯行程に移行し、鍋4への加熱が行なわれる。米がご
飯になることは、米のでん粉がアルファ化されることで
あり、このためには水のある状態で98℃以上を20分
維持することが条件となる。でん粉のアルファ化は65
℃以上で開始されるが、沸騰までの時間が長くなると煮
くずれを起こすため、本炊飯行程では強い火力で沸騰ま
で加熱するのが望ましい。このため、本炊飯行程が開始
すると、制御ユニット11は加熱コイル7の入力電力を最
大にして連続通電を行ない、鍋4を強加熱する。
【0029】鍋4内の温度が沸騰点に近づくと、鍋4内
の被炊飯物から徐々に蒸気が発生する。従来は蒸気が発
生し始めると、ふきこぼれ防止のために、加熱コイルの
入力電力を低下させていたが、本実施例では図4に示す
ように、沸騰点に達するまで鍋4への強加熱を継続す
る。そして、米のでん粉を十分にアルファ化させるに
は、鍋4内の被炊飯物を所定時間98℃以上に維持する
必要があるので、沸騰状態を継続する。なお、沸騰点に
達したら鍋4内の水温はそれ以上に上昇しないため、鍋
4に供給するエネルギーは沸騰状態を維持するだけでよ
い。したがって、鍋4の底面温度の上昇が100〜12
0秒の間に2.5℃以下になり、鍋4内の沸騰を検知し
た時点で、始めて加熱コイル7の入力電力を低減し、沸
騰状態を維持するのに必要なエネルギーだけを鍋4に供
給する。このように沸騰を検知するまで鍋4への強加熱
を継続することで、鍋4内のご飯は煮くずれのない、美
味しいものとなる。
【0030】この本炊飯行程では、鍋4内の水温が沸騰
点付近になると蒸気が発生し始めるが、この蒸気は蒸気
通路孔24から蒸気通路32を通過して蒸気抜筒体23の内部
に進入し、第1の空間37から複数の蒸気通路孔34を通過
して第2の空間38に至る。そして、鍋4内の温度が沸騰
点に至らず、蒸気抜筒体23の内部にある作動コイルスプ
リング31の温度が昇温時設定温度(75〜80℃)より
も低い場合は、図2に示すように、作動コイルスプリン
グ31の付勢力よりも付勢コイルスプリング30の付勢力が
強いため、蒸気孔開閉部材28は上方すなわち蒸気排気孔
26を閉じる方向に付勢され、第2の空間38に進入したご
く僅かな蒸気(矢印S参照)だけが、蒸気口カバー27と
蒸気孔開閉部材28との間の隙間39から外部に放出され
る。なお、この隙間39は、鍋4内の蒸気圧が必要以上に
高くならないようにするために設けられたものである。
これに対して、鍋4内の温度が沸騰点の近傍に上昇し、
作動コイルスプリング31の温度が蒸気の熱により昇温時
設定温度に加熱されると、作動コイルスプリング31は元
の形状に復帰し、付勢コイルスプリング30の付勢力より
も作動コイルスプリング31の付勢力が強くなる。これに
より、図3に示すように、蒸気孔開閉部材28が下方に変
位して蒸気排気孔26は開放状態になり、第2の空間38に
進入した蒸気は蒸気排気孔26より外部に放出される。
【0031】鍋4に対する加熱がさらに続けられると、
蒸気と共にうまみ成分であるおねばが蒸気抜筒体23に上
昇し、第2の空間38の内部においてとびちりやふきこぼ
れの状態になる。しかし、作動コイルスプリング31が昇
温時設定温度以上に加熱されている場合は、蒸気抜筒体
23の上面にある蒸気排気孔26が大きく開口され、蒸気排
気孔26に直接連通する第2の空間38が外気によって冷や
されるので、第2の空間内でおねばは沸騰しない。つま
り、従来の蒸気口に相当する部分の上に、周囲をドーム
状に覆った第2の空間38を形成しているので、この第2
の空間38まではおねばが進入するが、そこからは外気に
触れて冷やされることにより、おねばは蒸気排気孔26の
外部にこぼれたりとびちらない。こうして、沸騰点まで
鍋4が強加熱され、その後沸騰状態が継続されて、蒸気
排気孔26が大きく開口したままの状態になっても、蒸気
排気孔26からふきこぼれることなく炊飯が行なわれる。
【0032】その後、鍋4内の水分が殆ど無くなり、鍋
4の底面温度が沸騰点を越えて急激に上昇したら、本炊
飯行程を完了してむらし行程に移行する。むらし行程に
入ると、鍋4内の水分が殆ど無くなるが、鍋4内にはま
だ余分な水分が残っており、このままの状態で保温を行
なうと、鍋4内のご飯がべチャ付いた炊き上がりとな
る。そこで、むらし行程中に、加熱コイル7を一時的に
通電することによって、この余分な水分を追い炊きによ
り蒸発させる。むらし行程中は降温時設定温度よりも高
い温度を維持しているため、蒸気排気孔26は大きく開口
した状態を維持している。よって、鍋4内の余分な水分
は蒸気となって蒸気排気孔26から外部に放出される。追
い炊きが終わると加熱コイル7の通電を停止して、所定
時間鍋4内の余熱でご飯をむらし、米の芯まででん粉の
アルファ化を進行させる。また、むらし行程に入って沸
騰状態が終わると、鍋4内が一時的に負圧になるため、
蒸気抜筒体23内の第1の空間37や第2の空間38に溜まっ
たおねばは、蒸気排気孔26からおねば戻し孔33を通過し
て鍋4内に戻される。
【0033】むらし行程が終了すると、被炊飯物を炊き
上げる一連の炊飯は完了し、鍋4内のご飯を所定温度に
維持する保温に移行する。この保温行程では、蒸気抜筒
体23内の温度がさらに低下して、保温開始から所定時間
が経過した時点で作動コイルスプリング31が降温時設定
温度以下になる。すると、作動コイルスプリング31の付
勢力が急激に弱くなり、バイアスバネである付勢コイル
スプリング30の付勢力によって、蒸気孔開閉部材28が蒸
気排気孔26を閉成する。このように、それまで大きく開
口して蒸気を外部に逃がしていた蒸気排気孔26が、保温
開始後所定時間が経過すると閉じられて、隙間39が僅か
に形成されるだけとなるため、蒸気や熱の逃げが殆どな
くなり、鍋4内におけるご飯の乾燥やエネルギーのロス
が防げ、適切な保温が行なわれる。
【0034】以上のように本実施例では、炊飯器本体1
の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体15と、蓋体15に設け
られた蒸気通路32を有する蒸気抜筒体23と、蒸気抜筒体
23の上端部に設けられた蒸気排気孔26と、蒸気排気孔26
を開閉する蒸気孔開閉部材28と、蒸気孔開閉部材28を上
方すなわち一方に付勢して蒸気排気孔26を隙間39を有し
て閉成する付勢部材としての付勢コイルスプリング30
と、設定温度すなわち昇温時設定温度となった時に付勢
コイルスプリング30の付勢力に抗して蒸気孔開閉部材28
を他方すなわち下方に変位させ、蒸気排気孔26を開放状
態に作動させる作動部材としての作動コイルスプリング
31とを備えている。
【0035】この場合、炊飯開始後において、作動コイ
ルスプリング31が昇温時設定温度となるまでは、付勢コ
イルスプリング30の付勢力により、蒸気抜筒体23の上端
部にある蒸気排気孔26が閉成する。このとき、蒸気排気
孔26は隙間39を有した状態で閉成するので、蒸気抜筒体
23に進入したごく僅かな蒸気だけが、隙間39から外部に
放出される。したがって、鍋4内の被炊飯物が沸騰点近
傍に達したときに、作動コイルスプリング31が昇温時設
定温度になって蒸気排気孔26を開放するようにすれば、
炊飯時に沸騰を検知するまで強い加熱量で鍋4を加熱す
ることができる。これにより、煮くずれのない、米の芯
まででん粉がアルファ化した美味しいご飯を炊くことが
できる。
【0036】また、本実施例の作動コイルスプリング31
は、第1の設定温度である昇温時設定温度となった時
に、付勢コイルスプリング30の付勢力に抗して蒸気孔開
閉部材28を上方に変位させ、蒸気排気孔26を開放状態に
作動させる一方、昇温時設定温度よりも低い降温時設定
温度となった時に、付勢コイルスプリング30の付勢力に
より蒸気排気孔26を閉成するように構成している。
【0037】この場合はさらに、炊飯後の蒸気の発生に
伴なって作動コイルスプリング31が昇温時設定温度に達
し、蒸気排気孔26を開放状態に作動した後で、作動コイ
ルスプリング31が降温時設定温度になると、付勢コイル
スプリング30の付勢力により蒸気排気孔26が閉成する。
したがって、少なくとも鍋4内のご飯を追い炊きするむ
らし時に、作動コイルスプリング31が降温時設定温度よ
りも高い温度になるようにすれば、鍋4内の余分な水分
は追い炊きにより蒸気となって蒸気排気孔26から外部に
放出される。これにより、ご飯のふやけや白化を防止し
て、さらに美味しいご飯を炊き上げることができる。
【0038】また、炊飯完了後の保温時には、蒸気抜筒
体23の蒸気排気孔26が閉じている状態を維持するので、
蒸気(熱)を逃がさない。これにより、ご飯の乾燥を防
ぎ、また熱の逃げを防止するので、保温時のエネルギー
のロスを防ぐことができる。なお、蒸気排気孔26を閉じ
た状態では隙間39が形成されるが、この隙間39は蒸気排
気孔26の開口面積に比べて十分に小さく、実質的な熱の
逃げは殆どない。
【0039】さらに、蒸気排気孔26が開くときの作動コ
イルスプリング31の温度よりも、蒸気排気孔26が閉じる
ときの作動コイルスプリング31の温度が低くなってい
る。これは、作動コイルスプリング31の特性に依存する
ものなので、予めこうした作動コイルスプリング31を選
定すれば、温度差を設けた蒸気排気孔26の開閉を簡単に
実現できる。
【0040】なお、本実施例では、炊飯完了後、保温開
始後のしばらくの間(例えば5分)、蒸気排気孔26が開
いている状態を維持し、その後は作動コイルスプリング
31が降温時設定温度に低下して、蒸気排気孔26を閉成す
るように構成している。このようにすれば、むらしから
保温に移行後、追い炊きにより鍋4内に残った余分な水
分も蒸気となって蒸気排気孔26から外部に確実に放出さ
れる。
【0041】また本実施例のように、作動コイルスプリ
ング31を形状記憶合金で形成すれば、昇温時設定温度で
繰り返し記憶した元の形状に戻ることができるので、蒸
気排気孔26を確実に開放することが可能になる。
【0042】さらに本実施例のように、炊飯開始後に鍋
4への強加熱を維持しながら、蒸気排気孔26を開放状態
に作動させるようにすれば、少なくとも蒸気排気孔26が
開く時点まで鍋4への強加熱が継続するので、煮くずれ
のない、米の芯まででん粉がアルファ化した美味しいご
飯を確実に炊くことができる。
【0043】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1の炊飯器によれば、煮
くずれのない、米の芯まででん粉がアルファ化した美味
しいご飯を炊くことができる炊飯器を提供できる。
【0045】本発明の請求項2の炊飯器によれば、煮く
ずれのない、米の芯まででん粉がアルファ化した美味し
いご飯を炊くことができるとともに、むらし時に余分な
蒸気を外部に放出して、ご飯のふやけや白化を防止する
ことができる。
【0046】本発明の請求項3の炊飯器によれば、作動
部材を形状記憶合金で形成することで、蒸気排気孔を確
実に開放することが可能になる。
【0047】本発明の請求項4の炊飯器によれば、煮く
ずれのない、米の芯まででん粉がアルファ化した美味し
いご飯を確実に炊くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の一実施例を示す炊飯器の全体
断面図である。
【図2】同上蒸気排気孔を閉じた状態における蒸気抜筒
体の断面図である。
【図3】同上蒸気排気孔を開いた状態における蒸気抜筒
体の断面図である。
【図4】同上炊飯時および保温時の温度変化を示すグラ
フである。
【図5】従来の炊飯器の一実施例を示す炊飯器の全体断
面図である。
【図6】同上蒸気排気孔を閉じた状態における蒸気抜筒
体の断面図である。
【図7】同上蒸気排気孔を開いた状態における蒸気抜筒
体の断面図である。
【図8】同上炊飯時および保温時の温度変化を示すグラ
フである。
【符号の説明】 1 炊飯器本体 4 鍋 15 蓋体 23 蒸気抜筒体 26 蒸気排気孔 28 蒸気孔開閉部材 30 付勢コイルスプリング(付勢部材) 31 作動コイルスプリング(作動部材) 32 蒸気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹石 浩之 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA02 AA09 BA61 CA22 CA73 CC34 CD01 DB01 DB14 FA14 FB01 FC03 GA04 GB01 GC01 GC32 GD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋を収容する炊飯器本体の上面開口部を
    開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体に設けられた蒸気通路
    を有する蒸気抜筒体と、前記蒸気抜筒体の上端部に設け
    られた蒸気排気孔と、前記蒸気排気孔を開閉する蒸気孔
    開閉部材と、前記蒸気孔開閉部材を一方に付勢して前記
    蒸気排気孔を隙間を有して閉成する付勢部材と、設定温
    度となった時に前記付勢部材の付勢力に抗して前記蒸気
    孔開閉部材を他方に変位させ、前記蒸気排気孔を開放状
    態に作動させる作動部材とを備えたことを特徴とする炊
    飯器。
  2. 【請求項2】 鍋を収容する炊飯器本体の上面開口部を
    開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体に設けられた蒸気通路
    を有する蒸気抜筒体と、前記蒸気抜筒体の上端部に設け
    られた蒸気排気孔と、前記蒸気排気孔を開閉する蒸気孔
    開閉部材と、前記蒸気孔開閉部材を一方に付勢して前記
    蒸気排気孔を隙間を有して閉成する付勢部材と、第1の
    設定温度となった時に前記付勢部材の付勢力に抗して前
    記蒸気孔開閉部材を他方に変位させ、前記蒸気排気孔を
    開放状態に作動させる一方、前記第1の設定温度よりも
    低い第2の設定温度となった時に前記付勢部材の付勢力
    により前記蒸気排気孔を隙間を有して閉成する作動部材
    とを備えたことを特徴とする炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記作動部材が形状記憶合金であること
    を特徴とする請求項1または2記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 炊飯開始後に前記鍋への強加熱を維持し
    ながら、前記蒸気排気孔を開放状態に作動させるもので
    あることを特徴とする請求項1または2記載の炊飯器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041623A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Panasonic Corp 炊飯器
JP2011136056A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Toshiba Home Technology Corp 炊飯器
JP2013141492A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
CN109691881A (zh) * 2017-10-23 2019-04-30 飞利浦(嘉兴)健康科技有限公司 从米粒中去除淀粉的装置及方法
CN115715645A (zh) * 2022-12-02 2023-02-28 格力大松(宿迁)生活电器有限公司 一种自动开盖破泡的电饭煲及其控制方法

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