JPS6339120A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録媒体としてフレ゛ギシブル磁気ディス
ク等を使用する磁気記録・再生装置に使用される磁気ヘ
ッドに関するものである。

従来の技術 この種の磁気ヘッドは、記録・再生用コアと消去用コア
の構成・配置によりラミネートタイプ、バルクタイプ、
ストラドルタイプに分類される。

以下、−従来例としてラミネートタイプの磁気ヘッドを
例にとってその構造を簡単に説明する。

第４図はラミネートタイプの磁気ヘッドの１１８’Ｊ視
図、第５図は同表斜視図であり、図において１はＭｎ−
Ｚｎ系フェライト等の磁性体よりなる記録・再生用コア
であり、２はこの記録・再生用コア１の後端部分に連結
され前記記録・再生用コア１と共に磁路を形成するバッ
クバー、３は消去用コア、４．５は夫々記録・再生用コ
イル、消去コイルであり、夫々ナイロンなどの絶縁樹脂
によって形成されたボビンに巻回されている。６ａ、６
ｂは非磁性セラミック等で形成されたスライダーであり
、このスライダー６ａ、６ｂで前記記録・再生用コア１
並びに消去用コア３の両側に、ガラス或は樹脂接着剤等
で固定されている。

上記のように構成された磁気へッドビースは磁気記録媒
体との摺動面をラッピング加工された後シンバルはね７
上に接着剤等により固定される。

尚、８はフレキシブルプリント板であり、各配線ペター
ンは前記記録・再生用コイル４及び消去コイル５からの
リード線と接続されている。

以上説明したようにラミネートタイプの磁気ヘッドは構
成されている。

次に上記した磁気ヘッドを組み立てる際の一工程につい
て、第６図を参照して説明する。

まず、両側にセラミックススライダー６ａ、６ｂが固定
された記録・再生用コア１および消去用コア３の夫々の
胴部１ａ、３ａをジンバルばね７に設けた開口部７ａに
通し、位置決めした後、接着する。そしてその後、前記
記録・再生用コア１及び消去用コア３の胴部１ａ、３ａ
に、外周にコイル（図示せず）が巻回されたボビン９，
１０を装着し、そして前記記録・再生用コア１の後端部
１ｂにバックパー２を接着する。更にその後、第７図に
示すようにコイル４，５に樹脂８を塗布する。これは、
磁気ヘッドの使用の際に発生する震動によってコイル同
志が擦れ合って断線するのを防止するためである。

発明が解決しようとする問題点 ところが、ボビン９．１０を記録・再生用コア１および
消去用コア３に装着する際に、ボビン９．１０とジンバ
ルはね７との間に生じる隙間１１に、前記樹脂８が浸透
してコア１，３に付着することがあり、磁気ヘッドの特
性劣化の原因になるという問題点があった。

問題点を解決するための手段 そこで、本発明の磁気ヘッドはジンバルはねに設けたコ
ア挿入のための開口部分にコイル装着用の筒部を一体成
型した。

作　　用 上記構成としたことにより、コイルの外周下部に樹脂を
塗布してもコアに樹脂が付着することはなくなる。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第３図は本実施例に使用するジンバルはね２０の斜視図
であり、図において２１は記録・再生用のコアおよび消
去用のコアを貫通させるための開口であり、この開口の
周囲にはコイル装着の為のボビンの役割を果たす筒部２
２が一体成型されている。なお、本ジンバルばねの材料
としてはガラス繊維入りのＰＰＳ　（ポリフエリレンサ
ルファイド）樹脂を使用した。

以上のように構成したジンバルはね２０を用い、第１図
に示すように、まず両側にセラミックススライダー２３
ａ、２３ｂが固定された記録・再生用コア２４および消
去用コア２５の夫々の胴部２４ａ、２５ａをジンバルは
ね２０に設けた開口２１に通し、位置決めした後、接着
する。そしてその後、前記ジンバルばねの筒部２２の外
周に空芯コイル２６．２７を装着し、そして前記記録・
再生用コア２４の後端部分２４ｂにバックパー２８を接
着する。更にその後、第２図に示すように空芯コイル２
６．２７の下部に保護樹脂２９を塗布する。

本発明の磁気ヘッドは上記したように構成されてなるた
め、空芯コイル２６．２７の夫々の上縁部２６ａ、２７
ａよりも上部まで、保護樹脂を塗布しない限りは、その
保護樹脂が記録・再生用コア２４あるいは消去用コア２
５に付着することはない。従って、コアへの樹脂付着に
よる磁気ヘッドの特性劣化は生じない。

発明の効果 以上の説明にて明らかなように、本発明の磁気ヘッドに
おいては、磁気ヘッドの使用の際に発生する震動によっ
てコイル同志が擦れ合って断線するのを防止する目的で
塗布される樹脂が、不用意に記録・再生用コア並びに消
去用コアに付着することがなくなり、従って、コアへの
樹脂付着による特性劣化が生じることはなく、実用上有
効なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気ヘッドの主要部分の組
み立て図、第２図は同実施例の磁気ヘッドの主要部分の
側面断面図、第３図は同実施例の磁気ヘッドに使用する
ジンバルばねの斜視図、第４図はラミネートタイプの磁
気ヘッドの裏斜視図、第５図は同表斜視図、第６図は従
来の磁気ヘッドの主要部分の組み立て図、第７図は同従
来の磁気ヘッドの主要部分の側面断面図である。 ２０・・・・・・ジンバルはね、２１・・・・・・開口
、２２・・・・・・筒部、 ２３ａ’、２３ｂ・・・・・・セラミックススライダー
、２４・・・・・・記録・再生用コア、 ２４　ａ・・・・・・記録・再生用コアの胴部、２４ｂ
・・・・・・記録・再生用コアの後端部、２５・・・・
・・消去用コア、 ２５　ａ・・・・・・消去用コアの胴部２６．２７・・
・・・・空芯コイル、２８・・・・・・バックパー２９
・・・・・・保護樹脂 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名第１図 第３図　　。ｆ 第　４　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁性体より形成された記録・再生用コア及び消去
   用コアと、非磁性材料より形成されたスライダーと、前
   記両コアの胴部が貫通すると共に外周にコイルが装着可
   能に形成された筒部を有するジンバルばねと、前記筒部
   外周に装着されたコイルと、前記記録・再生用コアの後
   端部分に接合されたバックバーとを備え、前記筒部外周
   にコイルを装着し、このコイルの外周下部に樹脂を塗布
   したことを特徴とする磁気ヘッド。
2. （２）ジンバルばねはＰＰＳ（ポリフェルレンサルファ
   イド）樹脂より形成された特許請求の範囲第１項記載の
   磁気ヘッド。