JPS6338127Y2 - - Google Patents

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JPS6338127Y2
JPS6338127Y2 JP16325381U JP16325381U JPS6338127Y2 JP S6338127 Y2 JPS6338127 Y2 JP S6338127Y2 JP 16325381 U JP16325381 U JP 16325381U JP 16325381 U JP16325381 U JP 16325381U JP S6338127 Y2 JPS6338127 Y2 JP S6338127Y2
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JP
Japan
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wind deflector
roof
air
truck
cab
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JP16325381U
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JPS5868364U (ja
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気抵抗の要因となる抵抗係数を増
減して所期の減速作用を行なわせるようにしたト
ラツクのリターダに関する。
トラツクが大型化、高速化されると、使用条件
によつてはサービスブレーキとして装備されてい
る摩擦式ブレーキの温度上昇が著しくなつていわ
ゆるフエード現象を生ずるおそれがある。従つ
て、近年では、第3ブレーキとも称されるリター
ダを設けることにより、降板時に勾配による加速
度を打ち消し、あるいは、高速制動時の初期にあ
る速度まで減速させるようにしている。
このようなリターダとしては、排気ブレーキ渦
電流式リターダ及び流体式リターダがよく知られ
ており、それなりの効果を得ている。
一方、キヤブのルーフより高いバン型荷台又は
幌等を装着したトラツクでは、キヤブのルーフ上
にウインドデフレクタを装着して抵抗係数を減少
させ、以つて、空気抵抗を低減して燃料消費率を
向上できることは良く知られている。ところが、
このようにウインドデフレクタを装着した場合
は、前記したように空気抵抗の要因の一つである
抵抗係数が減少するので、制動時にはサービスブ
レーキ及びリターダの負荷が増加する。このため
に、ウインドデフレクタを装着したトラツクで
は、排気ブレーキ等の他に別のリターダを付加
し、あるいは、排気ブレーキ等の容量を増大させ
て所期の減速性能を確保することが望まれる。
本考案は上記に鑑みてなされたものであつて、
ウインドデフレクタの前端をキヤブのルーフ上面
の前端部に起伏回動自在に枢着し、前記ウインド
デフレクタを所定角度に起き上つた傾斜位置とル
ーフの上面に沿う倒伏位置との少なくとも2位置
に切換回動保持させるアクチユエータを設けると
共に、トラツクの制動装置が作動状態にあること
を検出した時に前記アクチユエータに倒状信号を
供給してウインドデフレクタをルーフ上に倒状回
動保持させる制御装置を設けることにより、通常
の走行時はウインドデフレクタを傾斜位置に保持
させて該デフレクタによる整流作用で抵抗係数を
小さくし、減速時、つまり、制動装置の作動時に
はウインドデフレクタを倒状回動保持させて抵抗
係数をウインドデフレクタのない場合と同程度に
まで増大させて空気抵抗を増加させ、以つて、燃
料消費率の悪化を予防しつつ制動(減速)性能を
向上させることを目的とするものである。
以下に本考案を図示された一実施例に基づいて
詳細に説明する。
前輪1及び後輪2で支持されたフレーム3の前
端部にはキヤブ4を塔載すると共に、キヤブ4の
後方には該キヤブ4より高い箱型の荷台5を塔載
してバン型トラツクを構成している。
前記キヤブ4のルーフ上面前端部には、ウイン
ドデフレクタ6の前端を起状回動自在に枢着する
と共に、このウインドデフレクタ6の下面中央部
とルーフ上面の後端中央部とをエアシリンダ7を
介して連結することにより常時はエアシリンダ7
を伸長保持させてウインドデフレクタ6を図に実
線で示す傾斜位置に保持させている。又、エアシ
リンダ7が短縮作動すれば、図に二点鎖線で示す
ようにウインドデフレクタ6がキヤブ4のルーフ
の上面に沿つて倒状回動するようになつている。
尚、傾斜位置では、キヤブ4の前面上端部と荷台
5の上面前端部とを結ぶ円滑な曲面をウインドデ
フレクタ6が形成してトラツクの正面投影面積を
増加させることなくその抵抗係数を減少させるよ
うになつている。8はウインドデフレクタ6の枢
着軸である。
一方、前記エアシリンダ7は、第2図に示すよ
うに制御装置9で制御されるマグネチツクバルブ
10を介してエアリザーバ11に接続されてお
り、常時はマグネチツクバルブ10を介してエア
リザーバ11のエアをエアシリンダ7に供給保持
して該シリンダ7を伸長保持させることにより、
ウインドデフレクタ6を傾斜位置に保持させてい
る。又、制動装置が作動すると、制御装置9から
の信号によつてマグネチツクバルブ10が通電さ
れ、エアシリンダ7のエアが排出されるようにな
つている。従つて、制動装置の作動時は、エアシ
リンダ7に内装したリターンスプリング(図示省
略)の張力で該シリンダ7が短縮し、ウインドデ
フレクタ6が倒状回動する。尚、マグネチツクバ
ルブ10が通電された時は、該バルブ10に設け
たエアリザーバ11への接続口が閉ざされてエア
シリンダ7への接続口が大気に開放されるように
なつている。
上記のように制動装置の作動状態を検出する制
御装置9は、例えば第2図に示すように、手動で
操作される常開の排気ブレーキスイツチ12と、
クラツチペダルの踏み込み時にオフとなる常閉の
クラツチスイツチ13と、アクセルペダルの踏込
時にオフとなる常閉のアクセルスイツチ14とを
直列に接続した排気ブレーキ検出回路と、ブレー
キペダルを踏込操作した時にオンとなる常開のブ
レーキスイツチ15との並列回路で構成されてお
り、排気ブレーキ検出回路又はブレーキスイツチ
15のうちの少なくとも一方がオンした時にマグ
ネチツクバルブ10を通電するようにしている。
16はバツテリ、17はヒユーズ、18は手動で
開閉されるメインスイツチである。
上記の構成において、通常の走行時、つまり、
サービスブレーキ及び排気ブレーキが作動してい
ない時はマグネチツクバルブ10に通電されてい
ないので、該バルブ10を介してエアリザーバ1
1のエアがエアシリンダ7に供給保持される。こ
のために、エアシリンダ7は伸長保持され、ウイ
ンドデフレクタ6が実線で示すように傾斜位置に
保持される。従つて、通常は、キヤブ4の前面に
沿つて上昇する空気がウインドデフレクタ6の整
流作用を受けて箱型荷台5の上方へと円滑に流れ
るので抵抗係数が小さくなり、空気抵抗が小さく
なつて燃料消費率が向上する。
一方、排気ブレーキ又はサービスブレーキが作
動した減速(制動)時は、排気ブレーキ検出回路
又はブレーキスイツチ15の少なくとも一方がオ
ンする。すると、バツテリ16からヒユーズ1
7、メインスイツチ18及び制御装置9を経てマ
グネチツクバルブ10に電流が流れるので、エア
リザーバ10からのエアの供給が中断されると同
時にエアシリンダ7のエアが大気中に排出され
る。すると、エアシリンダ7が図示しないリター
ンスプリングの張力で短縮するので、ウインドデ
フレクタ6が二点鎖線で示すようにキヤブ4のル
ーフ上面に沿つた倒状位置に倒状回動する。この
ようにウインドデフレクタ6が倒状回動すると、
キヤブ4の前面に沿つて上昇した空気がルーフ上
面に沿つて流れて箱型荷台6の前面に衝突するの
で抵抗係数が増加し、空気抵抗が増大する。従つ
て、空気抵抗が増加した分だけトラツク全体とし
ての減速(制動)能力が高くなり、排気ブレーキ
及びサービスブレーキの負荷を減少できる。
尚、実施例では、排気ブレーキ及びサービスブ
レーキのいずれが作動したときにもウインドデフ
レクタを倒状回動させるようにしているが、排気
ブレーキ等で代表される他のリターダが作動した
時にのみウインドデフレクタを倒状させるように
しても良く、あるいは、リターダが設けられてい
ない場合はサービスブレーキのみに対応させてウ
インドデフレクタを倒状させるようにしても良
い。
又、高速になるほど空気抵抗が大きくなつて制
動効果が顕著になるので、効果をさほど期待でき
ない低速域ではウインドデフレクタを傾斜保持さ
せてエアの消費を節減するようにしても良い。更
に、実施例ではアクチユエータをエアシリンダで
構成しているが、このアクチユエータ及び制御装
置の具体構造は任意である。
以上説明したように本考案によれば、通常の走
行時にはウインドデフレクタを傾斜位置に保持さ
せて空気抵抗係数を小さくできるにも拘らず、減
速(制動)時にはウインドデフレクタをキヤブの
ルーフ上面に沿つて倒状回動させてトラツクの空
気抵抗係数を大きくできる。このために、走行
時、殊に、空気抵抗が大きくなる高速走行時の燃
料消費率を向上させつつ減速(制動)能力を大き
くしてサービスブレーキ等の負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を備えたトラツクの
略示側面図、第2図は同上要部を拡大した構成図
である。 4……キヤブ、5……箱型荷台、6……ウイン
ドデフレクタ、7……エアシリンダ、8……枢着
軸、9……制御装置、10……マグネチツクバル
ブ、11……エアリザーバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブのルーフ上面にウインドデフレクタを装
    着したトラツクにおいて、前記ウインドデフレク
    タの前端をルーフ上面の前端部に起伏回動自在に
    枢着し、前記ウインドデフレクタを所定角度に起
    き上つた傾斜位置とルーフ上面に沿う倒伏位置と
    の少なくとも2位置に切換回動保持させるアクチ
    ユエータを設けると共に、トラツクの制動装置が
    作動状態にあることを検出した時に前記アクチユ
    エータに倒伏信号を供給してウインドデフレクタ
    をルーフ上に倒伏回動保持させる制御装置を設け
    たことを特徴とするトラツクのリターダ。
JP16325381U 1981-10-30 1981-10-30 トラツクのリタ−ダ Granted JPS5868364U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16325381U JPS5868364U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 トラツクのリタ−ダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16325381U JPS5868364U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 トラツクのリタ−ダ

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Publication Number Publication Date
JPS5868364U JPS5868364U (ja) 1983-05-10
JPS6338127Y2 true JPS6338127Y2 (ja) 1988-10-07

Family

ID=29955553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16325381U Granted JPS5868364U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 トラツクのリタ−ダ

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JP (1) JPS5868364U (ja)

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JPS5868364U (ja) 1983-05-10

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