JP2572195Y2 - エキゾーストブレーキ装置 - Google Patents

エキゾーストブレーキ装置

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JP2572195Y2
JP2572195Y2 JP1991047412U JP4741291U JP2572195Y2 JP 2572195 Y2 JP2572195 Y2 JP 2572195Y2 JP 1991047412 U JP1991047412 U JP 1991047412U JP 4741291 U JP4741291 U JP 4741291U JP 2572195 Y2 JP2572195 Y2 JP 2572195Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はディーゼル車輌等の大型
車輌に用いられているエキゾーストブレーキ(排気ブレ
ーキ)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンブレーキの一種であるエキゾー
ストブレーキ装置は、排気エキゾーストパイプ内にエキ
ゾーストバルブを設け、このバルブを閉じてエンジンの
排気工程における抵抗を増大させてエンジンブレーキの
制動効果を増すように使用されている。このエキゾース
トブレーキ装置の構成は、エキゾーストパイプ内に設け
たエキゾーストバルブを開閉作動させる制御シリンダ
と、車輌に搭載のエアタンク内の圧縮空気を制御シリン
ダに供給するため開閉作動する制御バルブと、車輌の運
転室に設けられたエキゾーストブレーキの作動のON/
OFFを行なうブレーキスイッチを有している。そし
て、ブレーキスイッチをON状態とし、アクセルペダル
とクラッチペダルから足を離すと、制御バルブが開いて
制御バルブが作動するため、エキゾーストバルブが閉
じ、これによりエキゾーストパイプ内の排気ガスの流量
がコンプレッション作用し制動力が作用する。このよう
なエキゾーストブレーキ装置はブレーキペダルを使用し
た本来のブレーキ装置とは別個に自動車の走行速度を減
速させるようになっている。従って、エキゾーストブレ
ーキ装置は大型トラック、特にディーゼル車輌の坂道降
坂時の補助ブレーキ或いは高速道路走行時の最初の減速
用としてエンジンブレーキの重要な役割を果たしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、エキゾース
トブレーキ装置は本来のブレーキ装置と独立しているた
め、エキゾーストブレーキ装置を作動させても後続車輌
への告知が行なわれない。即ち、ブレーキペダルを踏む
と、車輌後部の制動ランプが点灯して後続車輌に制動を
告知するが、エキゾーストブレーキ装置が作動しても制
動ランプが点灯することがない。このため、後続車輌は
先行車輌の速度を目視により観察してエキゾーストブレ
ーキの作動を確認する必要がある。従って、エキゾース
トブレーキが大きな制動力を発揮することと相まってそ
の作動により後続車輌か追突する危険性を有していた。
【0004】本考案は上記事情を考慮してなされたもの
であり、その作動を後続車輌にすぐに告知することが出
来、走行上の安全性を向上させることが可能なエキゾー
ストブレーキ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案はエキゾーストパイプ内に設けられたエキゾ
ーストバルブの閉作動により自動車の走行速度を減速す
るエキゾーストブレーキ装置に於いて、前記自動車のブ
レーキペダルへの操作により点灯して制動の告知を行な
う制動ランプと、前記エキゾーストバルブの閉作動を検
出する検出器と、この検出器の検出により前記制動ラン
プを点灯させるスイッチとを備え、かつ、前記検出器は
前記エキゾーストバルブを制御する制御シリンダの作動
を検出すると共に、エキゾーストパイプの外面にプレー
トブラケットを固定し、前記エキゾーストパイプ内部に
エキゾーストバルブを回転自在に設け、このエキゾース
トバルブと制御シリンダのピストンロッドに取り付けら
れたスライダとがエキゾーストバルブ外部のシャフトに
軸支されたリンクにより連結し、スイッチ片はリンクの
解放端を起立方向に捩じることにより形成される一方,
リミットスイッチがこのスイッチ片との対抗位置となる
ようにプレートブラケットに固定したことを特徴として
いる。
【0006】
【作用】上記構成ではエキゾーストバルブの閉作動を検
出器が検出し、この検出によりスイッチが制動ランプを
点灯させるため、後続車輌への制動の告知が行なわれ
る。
【実施例】図1は本考案の一実施例を示し、車輌搭載の
バッテリ1に制動ランプ2が接続されている。制動ラン
プ2は車輌後部に取り付けられており、ブレーキペダル
3への踏み込み操作によって点灯し、これによりブレー
キペダル3に基づく車輌の制動を後続車輌に告知する。
かかる制動ランプ2はプレーキペダル3の操作に連動し
て点灯及び消灯を行なう必要があり、このため、バッテ
リ1から制動ランプ2への回路にはメインスイッチ4が
挿入されている。このメインスイッチ4は常開接点とな
っており、通常走行時には制動ランプ2が消灯している
か、ブレーキペダル3を踏むと閉方向に投入されて制動
ランプ2が点灯する。更に、このメインスイッチ4と並
列接続されるサブスイッチ5が回路内に挿入されてい
る。このサブスイッチ5は後述するように、エキゾース
トバルブ6の閉作動を検出する検出器7により、その開
閉が制御されている。即ち、このサブスイッチ5は常開
接点となっているが、検出器7がエキゾーストバルブ6
の閉作動を検出すると、閉方向に投入されるようになっ
ている。このサブスイッチ5の閉作動により制動ランプ
2に給電されるため、同ランプ2が点灯する。従って、
このような構成では、エキゾーストブレーキを作動させ
るためにエキゾーストバルブ6が閉作動すると、車輌後
部の制動ランプ2が点灯するため、エキゾーストブレー
キの作動を後続車輌に告知することが出来、追突等の危
険性が少なくなる。
【0007】図2はエキゾーストバルブ6を閉作動させ
るための回路構成を示す。エキゾーストバルブ6はエン
ジンの排気エキゾーストパイプ10内に回転自在に設け
られている。このエキゾーストバルブ6はリンク12を
介してスライダ13に連結されており、スライダ13が
制御シリンダ14のピストンロッド14aに取り付けら
れている。リンク12は制御シリンダ14のピストンロ
ッド14aが伸長作動してスライダ13が同方向に直線
移動すると回動し、これによりエキゾーストバルブ6が
閉作動する。このリンク12の延長線上にはスイッチ片
16が一体的に形成されており、このスイッチ片16に
臨む部分にリミットスイッチ17が配設されている。こ
の場合、スイッチ片16とリミットスイッチ17の接触
子17aとは常時当接状態となっており、エキゾースト
バルブ6を閉作動させるため、制御シリンダ14が作動
してスライダ13が移動すると、スイッチ片16が反リ
ミットスイッチ17方向に回動してその接触子17aと
スイッチ片16との当接が解除されるため、リミットス
イッチ17から電気信号が出力され、これにより制動ラ
ンプ2(図1参照)が点灯する。従って、図2において
は、制御シリンダ14の作動を検出することにより、エ
キゾーストバルブ6の閉作動を間接的に検出するように
なっている。
【0008】図3はこのような構成の具体的な組み立て
例を示し、エキゾーストパイプ10の外面にプレートブ
ラケット18が取り付けられ、このプレートブラケット
18に制御シリンダ14が固定されている。エキゾース
トパイプ10内にはエキゾーストバルブ6(図示省略)
が回転自在に設けられており、このエキゾーストバルブ
6と制御シリンダ14のピストンロッド14aに取り付
けられたスライダ13とがエキゾーストバルブ6外部の
シャフト15に軸支されたリンク12により連結されて
いる。スイッチ片16はリンク12の開放端を起立方向
に捩ることにより形成される一方、リミットスイッチ1
7がこのスイッチ片16との対向位置となるようにプレ
ートブラケット18に固定されている。このような組み
立て構成では、プレートブラケット18がエキゾースト
パイプ10の放熱板を兼ねるため、リミットスイッチ1
7への熱影響を緩和することが出来る。
【0009】前記制御シリンダ14は図2に示すよう
に、制御バルブ20を介してエアタンク21に接続され
ており、制御バルブ20が開放作動すると、エアタンク
21内の圧縮空気が制御シリンダ14に導入されて同シ
リンダ14が作動するようになっている。又、この制御
バルブ20はクラッチスイッチ22及びアクセルスイッ
チ23を介して運転室内のブレーキスイッチ24に接続
されている。クラッチスイッチ22はクラッチペダル
(図示省略)の押圧開放により、又、アクセルスイッチ
23はアクセルペダル(図示省略)の押圧開放により、
制御バルブ20を閉作動させるものである。図2におい
て、25はエキゾーストブレーキの作動を点灯告知する
告知ランプ、26はエキゾーストブレーキ作動時の騒音
を緩和するためのインレットマニホールドバルブであ
る。
【0010】図2に示す構成において、車輌走行中にブ
レーキスイッチ24をONし、アクセルペダル及びクラ
ッチペダルの踏み込みを開放すると、制御バルブ20が
開き、エアタンク21内の圧縮空気が制御シリンダ14
に導入される。これにより、制御シリンダ14のピスト
ンロッド14aが伸長するためエキゾーストバルブ6が
閉作動し、エキゾーストブレーキによる制御が行なわれ
る。そして、このピストンロッド14aの伸長時には、
スイッチ片16がリミットスイッチ17の接触子との当
接から離脱するため、車輌後部の制動ランプ2が点灯
し、後続車輌にエキゾーストブレーキの作動を告知する
ことが出来る。
【0011】
【考案の効果】本考案はエキゾーストバルブの閉作動を
検出し、この検出に基づいて制動ランプを点灯する構成
のため、エキゾーストブレーキの作動を後続車輌に点灯
告知出来、追突の危険性を回避することが可能となり、
排気ブレーキを装着した大型車輌による悲惨な事故を未
然に防止することが出来る優れた効果を奏する。又、エ
キゾーストパイプの外面にプレートブラケットを固定
し、このプレートブラケットに制御シリンダが固定さ
れ、この制御シリンダに取り付けられたスライダとがリ
ンクにより連結され、スイッチ片はリンクの解放端を起
立方向に捩じることにより形成され、かつリミットスイ
ッチがスイッチ片との対抗位置になるようにプレートブ
ラケットに固定したので、プレートブラケットがエキゾ
ーストパイプの放熱板を兼ねるため、リミットスイッチ
への悪影響を回避できる効果を有すると共に、制御シリ
ンダ、スイッチ片、リミットスイッチをブラケットに組
み付けてユニット化し、種々の自動車に簡単に装着可能
となり、従来にないこの種エキゾーストブレーキ装置を
提供できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】エキゾーストバルブを作動させるための回路図
である。
【図3】組み立ての具体例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 制動ランプ 3 ブレーキペダル 4 メインスイッチ 5 サブスイッチ 6 エキゾーストバルブ 7 検出器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキゾーストパイプ内に設けられたエキ
    ゾーストバルブの閉作動により自動車の走行速度を減速
    するエキゾーストブレーキ装置に於いて、前記自動車の
    ブレーキペダルへの操作により点灯して制動の告知を行
    なう制動ランプと、前記エキゾーストバルブの閉作動を
    検出する検出器と、この検出器の検出により前記制動ラ
    ンプを点灯させるスイッチとを備え、かつ、前記検出器
    は前記エキゾーストバルブを制御する制御シリンダの作
    動を検出すると共に、エキゾーストパイプの外面にプレ
    ートブラケットを固定し、前記エキゾーストパイプ内部
    にエキゾーストバルブを回転自在に設け、このエキゾー
    ストバルブと制御シリンダのピストンロッドに取り付け
    られたスライダとがエキゾーストバルブ外部のシャフト
    に軸支されたリンクにより連結し、スイッチ片はリンク
    の解放端を起立方向に捩じることにより形成される一
    方,リミットスイッチがこのスイッチ片との対抗位置と
    なるようにプレートブラケットに固定したことを特徴と
    するエキゾーストブレーキ装置。
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