JPS6337843Y2 - - Google Patents

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JPS6337843Y2
JPS6337843Y2 JP7158783U JP7158783U JPS6337843Y2 JP S6337843 Y2 JPS6337843 Y2 JP S6337843Y2 JP 7158783 U JP7158783 U JP 7158783U JP 7158783 U JP7158783 U JP 7158783U JP S6337843 Y2 JPS6337843 Y2 JP S6337843Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
connecting column
tape
upper plate
bottom stop
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JP7158783U
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JPS59177321U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、綿糸、化学繊維スパン糸、同フイラ
メント糸を織成或は編成したテープへ、ポリアセ
タール樹脂等の高分子有機合成樹脂材料を使用し
射出成形又は押出成形に依り固着したエレメント
を有するタイプのスライドフアスナーチエーンの
スペース部に隣接し、エレメントと熔着して取付
け接合する超音波加工を利用した自動下止取付機
に適合した構成を有するスライドフアスナー用合
成樹脂製下止具の構造に関する考案である。
(従来技術) ポリアセタール樹脂等の高分子有機合成樹脂材
料を射出成形又は押出成形により固着して個々に
独立したタイプのエレメントを備えるスライドフ
アスナーに於ては、従来一般的に表面をカラー塗
装した金属製の下止具をテープへ固着したものを
使用しているが、合成樹脂製のエレメントとの風
合の違いから製品全体の優美感を損なうので、合
成樹脂製下止具の製品化が望まれていた。一方、
エレメントとして合成樹脂材料のフイラメントを
縫工糸によりテープに縫着したフイラメントタイ
プのスライドフアスナーに於ては、例えば本願と
同じ出願人の出願に係る考案として実公昭51−
4822号公報に依つて超音波加工を利用して加圧熔
融して下止部を形成するものが公知であるが、そ
の場合は下止具となる合成樹脂片をチエーンの表
側に重合せ加圧熔融してエレメントを包被した状
態で双方のストリンガーテープに跨つて成形する
ので樹脂材がテープに浸潤して熔着しテープ部分
に箔状接着部を一体的に形成するが、合成樹脂片
を全体的に熔融し、且テープに樹脂を浸潤させる
ので金属製の下止具を取付る場合の様な高速での
処理能力を期待出来ない状況にある。
(本考案が解決しようとする問題点) 本考案は射出成形又は押出成形に依りテープへ
個々に独立したタイプの合成樹脂製のエレメント
を固着したスライドフアスナーチエーン用の下止
具であつて、上記エレメントと調和がとれて風合
が良く、然も固着が強固で尚且、従来の金属製下
止具と同様、自動下止取付機に適応出来る構成を
具備した合成樹脂製の下止具を提供することにあ
る。
(考案の構成) 本考案は、上記の問題点を解決する構成とし
て、合成樹脂製下止具を金属製の場合と同様にパ
ーツフイーダに依つて自動下止取付機に供給出来
るよう、先づ箱状に形成し、更に超音波熔着機に
依つて短時間で扁平なエレメントと下止具の箱部
の内部とを熔融固着し、その際スライドフアスナ
ーのスライダー操作に於ける下止部への衝撃に耐
える接合強度を与える為、下止具の箱部の内面に
口部側から連結柱側に向つて適宜の長さで配設し
た数条の並行した突条を形成した構造を具備す
る。即ち、その実施態様を図面を参照して説明す
ると、第1図乃至第5図に於いて、Aは本考案の
スライドフアスナー用合成樹脂製下止具、1,2
は夫々その両端に対向するフランジ3を有する下
止具Aの上板及び下板、4はチエーン挿通用の口
部5と反対側の中央部にあつて上板1及び下板2
を結合する連結柱、6は連結柱4と上板1及び下
板2の連結柱側の端部で形成した芯部挿通孔、7
は上板1、下板2の内面で形成した箱部、8は箱
部7の上板及び下板2の内面9及び10に夫々対
向し又は対向させず配設した下止具Aの箱部7の
口部5側から連結柱4側に向つて次第に傾斜を減
らした数条の並行した突条で、フアスナーチエー
ンの噛合つたエレメントを口部5から挿通した
際、上板1及び下板2が連結柱4を支点として合
成樹脂材料の具備する弾性に依つて外方に多少拡
開することに依り突条8に形成した突起11がエ
レメントに圧接し乍ら円滑に箱部7へ挿入出来る
程度の高さとする。尚この実施態様では、上記突
条8を箱部7の口部5側から連結柱4側に向い次
第に傾斜を減らした並行する突条としたが、例え
ばエレメントのサイズ等に依り傾斜を設けず全体
を同じ高さの突条とする事も有りその態様は適宜
設計の際選択する。
以上のことから、本考案は、下止具Aの全体を
合成樹脂材料で製し、その上板1と、これに対設
した下板2と、両者を夫々の端部で結合する連結
柱4と、対設した上板1及び下板2の対設側端縁
に夫々配備したフランジ3と、上板1及び下板2
の内面9及び10と連結柱4に依り形成する箱部
7と上記の内面9及び10に口部5側から連結柱
4側に向い適宜の長さで配設した数条の並行する
突条8とから成る構成を有するスライドフアスナ
ー用合成樹脂製下止具を特徴とする。
(作用) 第6図乃至第9図を参照して、本考案の下止具
AをチエーンCに取付け下止部を形成する状況及
びその間に於ける本考案の作用を説明する。上記
各図に於いてCはスペース加工済のチエーン、1
2はテープ、13はテープの一方の側端縁に固着
した芯部、14は芯部13にポリアセタール樹脂
等の高分子有機合成樹脂材料を射出成形又は押出
成形に依り固着したエレメント、Dはチエーンの
端部にエレメントを除去して設けたスペース部で
ある。次に第7図に於いて、スライドフアスナー
自動仕上装置の一部を構成する自動下止取付機B
の一例を略図的に示し本考案下止具Aとチエーン
Cのエレメント14との接合手順を説明する。第
7図中Eは本考案の下止具を多数収容し1個づつ
順次自動下止取付機Bへ、下止具Aを供給するパ
ーフイーダー、Fはチエーンガイド、Gはテープ
のグリツパー、Hはテープ押え、Pは超音波熔着
機のホーンヘツド、Qは熔着用の上記ホーンヘツ
ドPの受台、Rは測長ローラである。ところで、
スペース加工を済ませたチエーンEを測長ローラ
R及びチエーンガイドFを介し最先のスペース部
の側端をグリツパーGに依つて挾持し、先づG−
1位置からホーンヘツドPの下迄運び、チエーン
の両側のテープ12の先端をホーンヘツドPの直
下の受台Q上に水平に載置した本考案の下止具A
の口部5に挿通しスペース部Dのテープ12が下
止具Aの上下のフランジ3の間を通り、亦、芯部
13が芯部挿通孔6を通抜けてエレメント14の
スペース側噛合端部が連結柱4に突当るとグリツ
パーGを停止する。その間下止具Aの上下両板1
及び2の内面9及び10で挾まれた箱部7に口部
から入つて来たチエーンCの噛合つたエレメント
14は、上記内面9及び10に対向して配備した
箱部7の口部5側から連結柱4側に向う数条の並
行した突条8の突起11と圧接し乍ら、上板1及
び下板2が連結柱4を支点として合成樹脂材料の
有する常温下の多少の弾性に依つて外方へ僅に拡
開することに依り円滑に箱部7に挿入する。次い
で、前記テープ押えHでテープを所定位置に熔着
操作中固定する間、ホーンヘツドPが下降して下
止具Aを受台との間に挾圧し、そこでホーンヘツ
ドPを起振させるとその発熱作用は上記上板1及
び下板2の内面9及び10の前記突条8の突起1
1とエレメント14の圧接部に於いて最も激しく
発熱し、この部分から迅速に両者の合成樹脂材料
の熔着接合を開始し、極く短時間の中に全体の接
合固着を完了し下止部の形成を終了するものであ
るが、この上記突条8に依る接合は、良好な自己
発熱熔融作用の進行と接合後の熔着部の接合強度
の向上に役立ち、亦突条8に突起11を設けるこ
とに依り突条8とエレメント14との圧接が尖鋭
な線接触となるのでホーンの起振に依る発熱作用
を一層激化させ熔着に要する作業時間を突起11
の無い場合に較べ更に短縮出来るなどの作用を有
し、結局突条8を附加することに依り金属製の下
止具を自動下止取付機に依り取付ける場合に近い
状態で合成樹脂材料の下止具に依り下止部を形成
出来る。尚、この実施態様では傾斜した突条8に
依り突条と箱部内面との圧接部位を口部5側に重
点を置いて配備してありスペース部に隣接するエ
レメントより手前のエレメントとの熔着接合を優
先する構成と成つているが、突条8に傾斜を設け
ず口部5側から連結柱4側迄を同じ高さの突条と
して良い場合も多々あり、その作用も突条8に突
起11を附設する事を含め略同効である。そして
上記ホーンに依る超音波熔着で接合したチエーン
Cのエレメント14と下止具Aとの熔着部15の
状況を第8図及び第9図に示す。上記熔着作業を
終了するとホーンヘツドPは下止具Aとの挾圧を
解除して上昇しテープ押えHがテープ12を解放
した後グリツパーGが作動を再開してチエーンC
をその進行方向Lに向け移送するが、前記測長ロ
ーラRに依つて計測した所定長さを移送した位置
で再度移送を停止し、次の下止部形成加工が始ま
る。
(考案の効果) 本考案の下止具は、上記の構成及び作用を有す
るので、従来フイラメントタイプのエレメントを
固着したテープに於いて実施していた超音波熔着
に依る下止形成を応用し、個々に独立したタイプ
の合成樹脂製のエレメントを使用するチエーンに
対する合成樹脂製下止具の装着を実施する際、そ
の熔着接合に必要とする加工時間を大巾に短縮す
る事に依り、金属製下止具に劣らぬ高能率の自動
下止取付加工を可能とすると共に、口部を始め下
止具とテープのスペース部に隣接するエレメント
との接合強度を高める事に依つて、スライダーの
当接に依る破損が無く耐久性の良好な下止部を形
成出来る。以上の結果、従来個々に独立したタイ
プの合成樹脂製エレメントを有するチエーンの下
止具として使用したカラー塗装を施した金属製の
物と比較すると、エレメントとの調和が良くフア
スナー全体として風合の優れたスライドフアスナ
ーの生産を可能とした成果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案下止具の平面図、第2図は同じ
く側面図、第3図は第1図矢印方向の正面図、第
4図は第3図−に於る断面図、第5図は第3
図−に於る断面図、第6図は本考案下止具を
チエーンに装着した平面図、第7図は本考案の下
止具をチエーンに熔着する超音波下止取付機の概
要を示す説明図、第8図は第6図の破砕断面図、
第9図は第6図−に於る部分断面図である。 図の主要な部分を表わす符号の説明、A……下
止具、1……上板、2……下板、4……連結柱、
5……口部、7……箱部、8……突条、9,10
……(夫々上板1、下板2の)内面、11……
(突条8の)突起、12……テープ、14……エ
レメント、B……自動下止取付機、C……(スペ
ース加工の済んだ)チエーン、D……スペース
部、P……(超音波熔着機の)ホーンヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下止具Aの全体を合成樹脂材料で製し、その
    上板1と、これに対設した下板2と、両者を端
    部で結合する連結柱4と、対設した上記上板1
    及び下板2の対設側端縁に夫々配備したフラン
    ジ3と、同じく上板1及び下板2の内面9及び
    10と連結柱4で形成する箱部7と、上記内面
    9及び10に口部5から連結柱4側に向い適宜
    の長さで配設した数条の並行する突条8とから
    成るスライドフアスナー用合成樹脂製下止具。 (2) 内面9及び10に夫々対向し又は対向せず配
    設した下止具Aの箱部7の口部5から連結柱4
    に向い次第に傾斜を減らした数条の並行する突
    条8を有する実用新案登録請求の範囲の第一番
    目に記載したスライドフアスナー用合成樹脂製
    下止具。
JP7158783U 1983-05-13 1983-05-13 スライドフアスナ−用合成樹脂製下止具 Granted JPS59177321U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7158783U JPS59177321U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 スライドフアスナ−用合成樹脂製下止具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7158783U JPS59177321U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 スライドフアスナ−用合成樹脂製下止具

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Publication Number Publication Date
JPS59177321U JPS59177321U (ja) 1984-11-27
JPS6337843Y2 true JPS6337843Y2 (ja) 1988-10-06

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ID=30201733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7158783U Granted JPS59177321U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 スライドフアスナ−用合成樹脂製下止具

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105338851B (zh) * 2013-06-26 2018-11-27 Ykk株式会社 拉链用链帽以及拉链长链

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JPS59177321U (ja) 1984-11-27

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