JPS6337209Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6337209Y2
JPS6337209Y2 JP11140084U JP11140084U JPS6337209Y2 JP S6337209 Y2 JPS6337209 Y2 JP S6337209Y2 JP 11140084 U JP11140084 U JP 11140084U JP 11140084 U JP11140084 U JP 11140084U JP S6337209 Y2 JPS6337209 Y2 JP S6337209Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
protruding piece
claw member
tip
formwork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11140084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6128505U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to KR848414337U priority Critical patent/KR890003643Y1/ko
Priority to JP11140084U priority patent/JPS6128505U/ja
Publication of JPS6128505U publication Critical patent/JPS6128505U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6337209Y2 publication Critical patent/JPS6337209Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、型枠を構成する上型と下型とのよ
うな2つの型を、対向して組み合わされた状態に
緊締する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の緊締機構としては、例えば特開
昭58−31707号公報に記載されるようなものがあ
る。即ち、この緊締機構は、上型に設けられてそ
の長手方向に延在するボルトにフツクを取付け、
ボルトを進退させることによりフツクを作動させ
て、上枠と下枠との各突出片(縦リブ)を相対的
に近づけ、以て上枠と下枠とを緊締する機構であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の緊締機構にあ
つては、前記公報に記載されるように、部品の重
量の大半が上型に集中しているため、この型枠を
用いて遠心鋳造する場合にはバランスが崩れて型
枠の回転の円滑性を欠くという問題点がある。
また、緊締のためにボルトを強大な力で引つ張
ることから、上型が変形して上下の型の間にズレ
が生じたり、上型の長さが縮小することもあり、
またボルトに延びが生じてフツクの位置がボルト
の長手方向に変化するため、各フツク毎に位置の
調整をまめまめしく行う必要がある。
この考案はこのような従来技術の問題点に着目
してなされたものであり、型枠の回転の円滑性を
確保し、緊締位置の精度及び型枠の強度を確保す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、型枠を形成する2つの型を対向さ
せた状態で緊締する型枠の緊締機構において、型
枠を形成する2つの型を対向させた状態で緊締す
る型枠の緊締機構において、型に夫々設けられて
相互に対向される第1及び第2の突出片と、第1
の突出片から第2の突出片に貫通する、第1の突
出片側の端部に頭部を備え第2の突出片側の端部
又はその近くに係合部を形成したピンと、第1の
突出片に形成されてピンの頭部が着座する座部
と、第2の突出片に支持され且つ先端がピンの係
合部に対し係合、離脱して、係合によりピンの抜
け止めをする爪部材と、を備えた。
〔作用〕
第1及び第2の突出片を対向させた状態で第1
の突出片側から両突出片に先端からピンを貫通さ
せ、ピンを第2の突出片側に、頭部が第1の突出
片の座部に着座し且つ先端が充分に突き出して両
突出片が可及的に近接するまで突出させる。する
とピンの係合部に爪部材が係合してピンの抜け止
めがなされ、ピンの頭部が前記のように着座し且
つ両突出片が可及的に近接した状態に維持され
る。この状態が型枠の緊締状態である。そして爪
部材の先端をピンの係合部から離脱させると、ピ
ンは自由な状態になつて型枠の前記緊締状態が解
放される。
〔実施例〕
第1〜6図はこの考案の一実施例を示す図であ
る。1が型枠であつて断面円形の長尺状をなし、
対向する断面半円形の下型2と上型3とにより構
成される。上下の型2,3の対向縁部にはアング
ル材が各溶接されて第1の突出片5と第2の突出
片4とを形成する。第2の突出片4は下型2の上
端縁部に溶接され、第1の突出片5は上型3の下
端縁部に溶接されて、両突出片4,5はいずれも
同方向に向けて突出している。
両突出片4.5にはこれらを貫通する孔4a,
5aが開設され、第1の突出片5上面には孔5a
と同に第1ナツト6が溶接される。第1ナツト6
には回転により昇降可能なスリーブ7が螺入さ
れ、スリーブ7の外周には第2ナツト8が螺合さ
れる。第1ナツト6と第2ナツト8とによりスリ
ーブ7の位置を固定するための所謂ダブルナツト
を更正する。
スリーブ7には上方からピン9が貫通する。ピ
ン9の頭部10下面はスリーブ7上端面に形成さ
れた座部7aに着座するようにしてあり、また頭
部10の下部周囲には溝10aが形成されて、こ
れにコイルバネ11の上端が巻きついている。コ
イルバネ11の下端は、第2ナツト8の下部に形
成した溝に巻きついていて、コイルバネ11によ
りピン9が自由状態において支持されている。こ
のときのピン9の先端は第1の突出片5の孔5a
内にあるように、予めコイルバネ11の自由長さ
を設定しておく。
ピン9の先端は両突出片5,4の各孔5a,4
aを貫通して第2の突出片4の下方に突出してい
る。ピン9の先端近くには、周面にV字状の溝が
形成されて係合部12を構成している。この係合
部12には爪部材13の先端が係合して、ピン9
の抜け止めをなす。
爪部材13は、一対が、第2の突出片4下面に
溶接されたブラケツト14に、ボルトからなる2
本の枢軸15により、夫々の先端がピン9を挾む
位置に個別に枢着される。爪部材13の先端はピ
ン9の係合部12に係合する図示の位置と、枢軸
15の下方向との間で回動するようにしてあり、
各爪部材13の後端には板バネ16の一端がビス
17により固定される。板バネ16の他端は第2
の突出片4の下面に圧接しており、爪部材13
は、その後端が下降し、先端が上昇する方向に付
勢される。爪部材13の先端はピン9の係合部1
2の形状に対応した形状をしていて、ピン9の抜
け止めのために、爪部材13先端の係合部12に
対する係合面積を大にしている。
次にこの実施例の作用を説明する。
はじめに、スリーブ7を回転させてその座部7
aの高さ位置を決定する。そのために、両突出片
4,5を圧接させて上下の型2,3を緊締した状
態においてピン9を突出片4,5間に貫通させ、
ピン9の係合部12に爪部材13の先端を係合さ
せる。このとき、ピン9の係合部12に爪部材1
3先端が係合し、突出片4,5が圧接した状態に
おいてスリーブ7を回転させる。そしてスリーブ
7の座部7aがピン9の頭部10下面に圧接した
状態にし、ここで第2ナツト8を締め付けて第1
ナツト6とのダブルナツトによりスリーブ7の高
さ位置を固定し、座部7aの位置決めをする。
この状態においては、突出片4,5にピン9を
貫通させ、その係合部12に爪部材13の先端を
係合すると、頭部10の下面はスリーブ7の座部
7aに接し、且つ突出片4,5が圧接した状態に
なる位置関係にある。これが座部7aの高さ位置
の決定であり、一旦これを行えば後はこれを頻繁
に行う必要はない。
次ぎに、型枠1の緊締動作を説明する。
下枠2に対して上枠3を被せると第2の突出片
4に対して第1の突出片5が重なる。このとき型
枠1内には成型するためのコンクリート等の原料
があるため、突出片4,5は上枠3の重量のみで
は圧着しない。そこで、先端が第3図に鎖線で示
す位置までコイルバネ11により押し上げられて
いるピン9を、その頭部10上面を押して、同図
実線の位置まで押し下げる。
ピン9を押し下げると、最初はコイルバネ11
が圧縮されてピン9先端が第1の突出片5の孔5
aから下方に突出し、頭部10の下面がスリーブ
7の座部7aに着座する。そしてピン9の押し下
げを継続すると、その押し下げ力は頭部10から
スリーブ7,両ナツト8,6を介して第1の突出
片5に伝達され、その結果上型3全体が押し下げ
られる。そこで第1の突出片5が第2の突出片4
に圧着されるが、この過程における第2の突出片
4に対するピン9の移動を見ると、ピン9先端は
孔4aを通過し、第2の突出片4の下方に突出す
る。そして板バネ16の付勢により第3図に示す
鎖線の位置にある爪部材13の先端上側に、下降
するピン9の先端が当たり、爪部材13の先端を
押し下げる。爪部材13は板バネ16の付勢に抗
して枢動し、この状態で爪部材13先端をピン9
先端付近が滑つて下降する。そして、第1の突出
片5が第2の突出片4に圧接されると同時にピン
9は下死点に達し、同時に爪部材13の先端はピ
ン9の係合部12に係合する。
かかるピン9の押し下げは、しやこ万力等の機
器を用いる。しやこ万力の螺杆に代えてエアシリ
ンダ装置を用い、頭部10の上面とブラケツト1
4の下面とに、しやこ万力の支持部分とエアシリ
ンダのピストンロツド先端とを当てることによ
り、ブラケツト14と頭部10とを接近させる
と、前記のようなピン9の押し下げが簡単に行え
る。
かくして第2の突出片4に第1の突出片5が圧
接されることにより型枠1の緊締がなされた後
は、型枠1を高速回転させることにより、コンク
リート等の遠心鋳造を行う。このとき遠心力によ
つて上型3と下型2とに開く力が作用しても、爪
部材13の先端がピン9の係合部12に係合して
いるためピン9の引つ張り応力によつて突出片
4,5の圧接状態は維持される。また爪部材13
に遠心力が作用した場合は、爪部材13の後端が
長くなつているから、第3図に鎖線で示す位置の
方向に爪部材13が枢動する力が作用する。この
ため、遠心力は爪部材13の先端が係合部12内
に食い込む方向の力を発生させるため、爪部材1
3によるピン9の抜け止め機能は損なわれない。
次ぎに、型枠1による成型品の脱型について説
明する。この場合は、爪部材13をその後端が上
昇する方向に、板バネ16の付勢に抗して枢動さ
せる。これにより、爪部材13先端はピン9の係
合部12から離脱する。この爪部材13の枢動
は、一例として型枠1を脱型位置に移動すること
により行う。この移動は型枠1を一旦持ち上げて
移動し、脱型位置に下ろすせばよい。そして型枠
1を下ろす位置の、爪部材13後端の位置に突起
等を設けておけば、この突起等に爪部材13の後
端が当たり、相対的に爪部材13後端が持ち上げ
られ、爪部材13全体が前記のように枢動する。
かくして爪部材13が係合部12から離れる
と、ピン9はコイルバネ11の付勢力により元の
位置、即ち下端が第3図に鎖線で示す位置まで上
昇する。この位置はピン9下端が第1の突出片5
より下方に突出しない位置であり、従つてピン9
が成型品の脱型や型枠1の整備の邪魔になること
がない。そして、型枠1の内部に再度コンクリー
ト等の原料を投入して、次回の成型作業を行う。
なお、この実施例においては、ピン9の下降時
にコイルバネ11が撓んで頭部10の下面がスリ
ーブ7の座部7aに着座してから第1の突出片5
が第2の突出片4に圧接する手順で説明したが、
第1の突出片5が下方に移動することに対する抵
抗と、コイルバネ11のバネ定数とが相違すれ
ば、第1の突出片5が第2の突出片4に圧接され
た後にコイルバネ11が撓むことになるし、また
両動作が同時に進行することになる。またピン9
の頭部10は図示の場合は6角をなすが、その形
状は円形その他いずれの形状でもよい。さらに係
合部12の形状と爪部材13先端の形状も、前記
説明のように係合、離脱できる形状であれば、他
の形状にすることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ピン
を押し込んでその頭部を第1の突出片に着座させ
且つピンの係合部に爪部材を係合するだけで型枠
の緊締をなすことができる。また第1の突出片に
はピンを支持させ、このピンが両突出片を貫通し
ており、第2の突出片には爪部材が支持されるも
のであるから、上下の型の間の重量は比較的バラ
ンスがとれていて、この型枠を遠心鋳造に使用し
ても型枠の回転の円滑性を確保することができる
効果がある。さらにこの考案によれば、緊締のた
めに、型枠の長手方向に延在するボルトを強大な
力で引つ張ることもないから、上型が変形して上
下の型の間にズレが生じたり、上型の長さが縮小
することもなく、またボルトに延びが生じてフツ
クの位置がボルトの長手方向に変化するようなお
それもない。このため、型枠の保守、管理が容易
になる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は型枠の正面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図はこの考案の一実施例を示す
要部断面図、第4図はピンとスリーブとダブルナ
ツトの平面図、第5図は第3図の−線断面
図、第6図は第4図の−線断面図である。 1……型枠、2……下枠、3……上枠、4……
第2の突出片、5……第1の突出片、7……スリ
ーブ、7a……座部、6,8……ダブルナツト、
9……ピン、10……頭部、11……コイルバ
ネ、12……係合部、13……爪部材、14……
ブラケツト、15……枢軸、16……板バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 型枠を形成する2つの型を対向させた状態で
    緊締する型枠の緊締機構において、型に夫々設
    けられて相互に対向される第1及び第2の突出
    片と、第1の突出片から第2の突出片に貫通す
    る、第1の突出片側の端部に頭部を備え第2の
    突出片側の端部又はその近くに係合部を形成し
    たピンと、第1の突出片に形成されてピンの頭
    部が着座する座部と、第2の突出片に支持され
    且つ先端がピンの係合部に対し係合、離脱し
    て、係合によりピンの抜け止めをする爪部材
    と、を備えたことを特徴とする型枠の緊締装
    置。 (2) ピンの係合部はくびれにより形成され、爪部
    材は先端にピンが当たつて旋回する位置に配置
    され、ピンの突出によりその係合部に旋回係合
    するように第2の突出片に枢着されてなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の型枠の緊締機
    構。
JP11140084U 1984-07-23 1984-07-23 型枠の緊締機構 Granted JPS6128505U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR848414337U KR890003643Y1 (en) 1984-07-23 1984-07-23 Moulds
JP11140084U JPS6128505U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 型枠の緊締機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11140084U JPS6128505U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 型枠の緊締機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6128505U JPS6128505U (ja) 1986-02-20
JPS6337209Y2 true JPS6337209Y2 (ja) 1988-10-03

Family

ID=30670490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11140084U Granted JPS6128505U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 型枠の緊締機構

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS6128505U (ja)
KR (1) KR890003643Y1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
KR890003643Y1 (en) 1989-05-31
JPS6128505U (ja) 1986-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2007200021B2 (en) Side system for a casting mold and an attaching unit
JPS6337209Y2 (ja)
JPH0139486B2 (ja)
JPS6326387Y2 (ja)
JP3056772U (ja) ガラス割り器
JPS5853166Y2 (ja) 金型等の取付装置
JP3947820B2 (ja) 圧造成形機の素材移送用チャック装置
JPH083590Y2 (ja) 凹部成型用の型枠装置
JPH0211958Y2 (ja)
JPS6217151Y2 (ja)
JPH0750567Y2 (ja) 一対の被締結品の締結手段
JP3288868B2 (ja) 側溝ブロック製造用型枠の緊締装置
KR860002796Y1 (ko) 클램프 장치
JPH0242424Y2 (ja)
JPS6235551Y2 (ja)
JPH0630041Y2 (ja) 衣服掛け
JPH0329039Y2 (ja)
JPH0359138U (ja)
JPS5929775Y2 (ja) 上型クランパ−
JPH0580298B2 (ja)
KR910002960B1 (ko) 중공 3각 블록의 형틀탈형 방법
JPS5940112Y2 (ja) 回転ホイ−ル式金属連続押出装置
JP3021177B2 (ja) セット枠固定装置における成形型枠側板の撓み防止機構
JPH0521598Y2 (ja)
JPS582507Y2 (ja) 金型ベ−スプレ−トの固定装置