JPS6336880Y2 - - Google Patents

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JPS6336880Y2
JPS6336880Y2 JP1983048820U JP4882083U JPS6336880Y2 JP S6336880 Y2 JPS6336880 Y2 JP S6336880Y2 JP 1983048820 U JP1983048820 U JP 1983048820U JP 4882083 U JP4882083 U JP 4882083U JP S6336880 Y2 JPS6336880 Y2 JP S6336880Y2
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JP
Japan
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brake
cone
lock nut
cup
rotation
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JP1983048820U
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JPS59151886U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はペダルを逆に踏めばブレーキがかかる
自転車用コースターブレーキに関するもので、従
来のブレーキアームに代わつてコツプ状のブレー
キカツプの一端をフレーム爪部に食い込ませ、ロ
ツクナツトの一端をフレーム爪溝に挿入して、前
記ブレーキカツプとロツクナツトを共に回転不能
にしたところに特徴がある。
従来のコースターブレーキは、ブレーキコーン
を回転不能にするため長いブレーキアームがあ
り、ブレーキアームの先端をフレームの一部、例
えば水平ステーにバンドとビスなどを用いて固定
していた。ところが、長いアームはコースターブ
レーキを運搬や収納する際スペースを多く取り、
重量があり、部品点数が多く、かつ組立に際して
バンドの締め付けなど煩雑な作業があつて、不便
で不経済でもあつた。そこで、本考案者が同一目
的で先に考案した実公昭52−36375号があるが、
これにも不備な点があつた。例えば、ブレーキコ
ーンの外側端面にローレツト(多数の小突起の意
味)を設けてフレーム爪の内側平面に当て、締付
ナツトの締め付けによつてローレツトを食い込ま
せるようにしたものであるが、ハブ軸の所定位置
にリングを設置し、ハブ軸と螺合したブレーキコ
ーンをリングの位置で止めて外側へ移動しないよ
うにしただけでは完全な移動止めにはならず、組
立時や分解時などに問題があり、さらにブレーキ
コーン端面のローレツトをフレーム爪に食い込ま
すだけでは締め付けナツトの締め付けが緩い場合
などに安全性に不安が残る問題もあつた。
さて、実公昭52−36375号の問題点を列挙すれ
ば、 1 リングによつて軸方向外側へ移動するのは阻
止できるが、阻止手段としては、ナツト(本出
願においてはロツクナツト5a)でブレーキコ
ーンをハブ軸に固定するほうが勝れている。
2 リングによつて軸方向内方への移動は阻止で
きない。このことは組立時や分解時に、実公昭
52−36376号におけるフレームに取付用のロツ
クナツト(本出願においては締付ナツト)とハ
ブ軸が同時に共廻りして、ブレーキコーンが回
らない場合、ブレーキコーンは内側へ移動し、
結果ベアリングを締め付けることになるため、
ハブシエルの回転を重くするか回転できなくし
てしまうこともあつた。
3 さらに軸方向内方への移動が、組立時や分解
時だけでなく、コースターブレーキ単体の運搬
時、検査時などで何らかの事情でハブ軸が回転
した場合にも起ることがあつた。
4 平面の突起を実公昭52−36375号におけるホ
ークエンド(本出願においてはフレーム爪)の
側面にくい込ませるだけでは、何かの事情(例
えばねじのゆるみなど)によつてくい込みがゆ
るんだ時にブレーキが効かなくなるという不安
があつた。
5 さらに実公昭52−36375号におけるロツクナ
ツトが必要かつ十分に締め付けてなかつた場合
ロツクナツトとハブ軸とブレーキコーンが同時
に回転する恐れもあり、ブレーキが効かなくな
る不安もあつた。
6 実公昭52−36375号は突起とブレーキコーン
が一体であるため従来の既製品、従来の使用中
のものに簡単な作業で取り変えることはできな
かつた。
本考案はこれらの点を改善したもので、以下図
面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の実施例を示すもので、コース
ターブレーキをフレームに組み付けた主要部を後
方から見た一部断面正面図である。第2図は同じ
く本考案の部品群の斜視図で、第3図は従来の部
品群の斜視図である。
第3図にブレーキアーム3bに代つて第2図の
ブレーキカツプ3aとし、ロツクナツト5bに代
わつて第2図のロツクナツト5aにしたものが本
考案の要旨である。
第2図において、ブレーキコーン2はコースタ
ーブレーキ本体から外部へ突出した端面に回転止
めするために二面または多角面を設けてある。
(以下これを総称して係止面と呼ぶ) ブレーキカツプ3aは、一端の底部にブレーキ
コーン2の係止面(異径の嵌合部)に合わした貫
通穴(嵌合穴)の係止面を設け、他端の開放端面
にはローレツトを設ける。
ロツクナツト5aは、一端にフレーム爪(ハブ
軸を挿入するため車体に設けた溝のある部分)の
溝巾より狭い厚さにした二面を設ける。4は当図
面ではナツトになつているが、ロツクナツト5a
の二面の一部がブレーキカツプの開放端面より外
側へ突出するよう間に入れたもので、ロツクナツ
ト5aと一体でもよい。
また必ずしもロツクナツト4はねじである必要
もなく、スペーサでもよい。これは生産コストの
都合で決める。
第4図は、ブレーキカツプの係止面を溝にした
ものである。
以上の組み立てたのが第1図で、組み立て手順
は、ブレーキコーン2の係止面にブレーキカツプ
3aの係止面を合わして挿入し、ワツシヤ9を入
れ、ロツクナツト4でブレーキアームをブレーキ
コーンに、ブレーキコーンをハブ軸にしつかり固
定し、さらにロツクナツト5aで二重に固定す
る。
この組み上つたコースターブレーキを自転車に
組み付けるには、フレーム爪溝にロツクナツトの
二面を合わして挿入し、外側の締付ナツト7でし
つかり締め付ける。この締め付けによつて、ロー
レツトがフレーム6の内側平面に食い込みブレー
キカツプ3aは固定され、さらにロツクナツト5
aはフレーム爪溝で回転止めされる。
なお、ロツクナツト5aとハブ軸を一体成形し
て逆にブレーキコーンをねじ込んで固定してもよ
いし、これらを溶接によつて固定してもよい。
次に、本考案の作用と効果について説明する。
チエーンを逆転させてブレーキをかけると、制
動力はブレーキコーンを回転させようとするが、
これに固定されたブレーキカツプ3aのローレツ
トがフレームに食い込んでいるため回転すること
ができない。強い回転力、つまり強いブレーキ力
が発生した場合、ブレーキカツプが少し回転した
とすれば、ハブ軸8が右ねじであるため、外側の
締付ナツト7とブレーキコーン2のねじは締まり
勝手となり、ローレツトはますます食い込むこと
になり、回転できなくなる。また、ロツクナツト
5aはフレーム爪溝で回転止めされているので、
ブレーキコーン2のねじは同じく締まり勝手とな
り、ブレーキコーン2はますます回転不能にな
る。また、ロツクナツト5aが回転しようとして
もフレーム爪溝を拡げようとする力が作用して
も、食い込んだローレツトが拡がりを阻止してい
る。
さて、何かの事情(例えば外側の締付ナツトの
締め忘れなど)によつてブレーキカツプが回ろう
としても、ロツクナツト5aの回転が止められて
いるので、ブレーキコーンは回らずブレーキ制動
はできるのである。しかし、外側の締付ナツトの
締め忘れは、組立不良であり問題外である。もし
も、ロツクナツトが回転止めされていないとし
て、ブレーキコーンおよびロツクナツトがハブ軸
に対して回転すれば、コースターブレーキ本体の
玉押間隔が広くなりベアリングにがたが生じて好
ましくない。この問題を起こさないためにも、ロ
ツクナツトの回転止が必要である。
なお、締付ナツト7を締め付けた後、締付ナツ
トの円周をビスや突起などでフレームとの間に回
転止めを施せば、更に確実である。
さて、本考案のコースターブレーキを自転車に
組み付けるには、突出したロツクナツトの二面を
フレーム爪溝に合わしてはめ込み、両外側の締付
ナツトで締め付ければ組み立て完了となり、逆に
分解は締付ナツトを緩めるだけでよいのである。
以上から明らかなように、本考案には従来品と
比較して次のような効果がある。
(1) 長くて重いブレーキアームがなくなり、部品
点数が少なくなるため重量の軽減となる。
(2) 収納スペースが小さくなり、運搬、収納の経
費の節約となる。
(3) 部品点数が少なく簡単な部品になるため組
立、分解など作業時間の短縮がはかれる。
(4) 既製品、使用中のものにも、簡単な作業で容
易に本考案品と取り換えができる。
(5) 従来強度不足で組み付けできなかつた水平ス
テーの細いフレームの自転車(スポーツ車な
ど)にも組み付けできるようになつた。
(6) 確実にロツクナツトが回転止めされているこ
とは平面のローレツトの食い込みだけで固定さ
れているものに比べ、二重の回転止めで万一に
備えた安全性対策があり、安心感を与える。
(7) ハブ軸とブレーキコーンのロツクナツトによ
る確実な固定は運搬、組立時などにおけるねじ
のゆるみがなくなる。
(8) 回転止めされたロツクナツトでブレーキコー
ンをハブ軸と固定しているため、ブレーキコー
ンは軸方向内外方へ移動せず、かつ組立時や分
解時などに締付ナツトとハブ軸の共回りもなく
なり、ハブシエルの回転に影響を与えなくなつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例をフレームに組み付け
た組立状態で、フレームは爪部のみを表わした後
方から見た一部断面正面図である。第2図は本考
案の実施例の部品群の斜視図である。第3図は従
来のコースターブレーキの部品群の斜視図であ
る。第4図はブレーキカツプ3aの変形品で第4
図aは側面図、第4図bは平面図である。 1……コースターブレーキ本体、2……ブレー
キコーン、3a……ブレーキカツプ、3b……ブ
レーキアーム、4,5a,5b……ロツクナツ
ト、6……フレーム爪、7……締付ナツト、8…
…ハブ軸、9……ワツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コースターブレーキのブレーキ力を受け止める
    べく、ブレーキコーンの回転を止める装置であつ
    て、ハブシエルの端部から軸方向外方へ突出した
    ブレーキコーンの突出端に形成した異径の嵌合部
    に、コツプの形状にしたブレーキカツプの底部に
    明けた嵌合穴を係合し、ブレーキカツプの凹部の
    内側でハブ軸に螺合したロツクナツトで締め付け
    てブレーキコーンとブレーキカツプとロツクナツ
    ト自体を固定し、ロツクナツトの他端をブレーキ
    カツプの凹部端面から突出させ、突出部はフレー
    ム爪溝にはまる二面のある幅にして、フレーム爪
    溝に係合してブレーキコーンの回転を止めるよう
    にし、加えて、ブレーキカツプの他端の開放口側
    端面にローレツトを突設して、このローレツトを
    フレーム爪溝の内側平面に喰い込ませて固定して
    回転を止めると共に、フレーム爪溝の拡がるのを
    防ぐ。これらの二つの構造を組み合わせて、強力
    にブレーキコーンの回転を止めるようにしたこと
    を特長とした、コースターブレーキ。
JP4882083U 1983-03-31 1983-03-31 自転車用コ−スタ−ブレ−キ Granted JPS59151886U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4882083U JPS59151886U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 自転車用コ−スタ−ブレ−キ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4882083U JPS59151886U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 自転車用コ−スタ−ブレ−キ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59151886U JPS59151886U (ja) 1984-10-11
JPS6336880Y2 true JPS6336880Y2 (ja) 1988-09-29

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ID=30179342

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4882083U Granted JPS59151886U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 自転車用コ−スタ−ブレ−キ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3950870B2 (ja) 2004-05-14 2007-08-01 株式会社シマノ 自転車用ブレーキ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235807U (ja) * 1975-09-05 1977-03-14
JPS5754476U (ja) * 1980-09-18 1982-03-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235807U (ja) * 1975-09-05 1977-03-14
JPS5754476U (ja) * 1980-09-18 1982-03-30

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JPS59151886U (ja) 1984-10-11

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