JPS6335625B2 - - Google Patents

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JPS6335625B2
JPS6335625B2 JP12169181A JP12169181A JPS6335625B2 JP S6335625 B2 JPS6335625 B2 JP S6335625B2 JP 12169181 A JP12169181 A JP 12169181A JP 12169181 A JP12169181 A JP 12169181A JP S6335625 B2 JPS6335625 B2 JP S6335625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
dichloroethane
solution
hydroxypyrazole
carried out
Prior art date
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Expired
Application number
JP12169181A
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English (en)
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JPS5823668A (ja
Inventor
Takahiro Haga
Tetsuji Nishikawa
Toshio Nakajima
Koji Minamida
Masaru Maeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Ishihara Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
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Priority to US06/400,025 priority patent/US4415739A/en
Priority to EP82106626A priority patent/EP0071833B1/en
Priority to DE8282106626T priority patent/DE3275376D1/de
Priority to KR8203397A priority patent/KR860001084B1/ko
Publication of JPS5823668A publication Critical patent/JPS5823668A/ja
Publication of JPS6335625B2 publication Critical patent/JPS6335625B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有機材料の安定化剤、除草剤などの
有効成分として或はその中間体して有用な4―ベ
ンゾイル―5―ヒドロキシピラゾール系化合物
(以下BPOと略す)の製造方法に関し、詳しくは
ハロゲン化アルミニウムの存在下にビラゾロン系
化合物、ベンゼン系化合物及び四塩化炭素を縮合
させ、これを加水分解してBPOを製造する方法
に関する。
従来、BPOは特開昭50―126830、同51―
138672、同54―148786などによつて、ピラゾロン
系化合物とベンゾイルハライド系化合物とを反応
させて5―ベンゾイルオキシピラゾール系化合物
を生成、次いでこのものの5位のベンゾイル基を
4に転位させることによつて、製造されている。
しかしながら、この方法で使用するベンゾイル
ハライド系化合物は、刺激性を有していて取扱い
難く、また高価な物質であるために改良が求めら
れている。
また、本出願人は、先に特願昭55―29829で、
ピラゾロン系化合物とベンゾトリクロライド系化
合物とを縮合させ、加水分解させて4―ベンゾイ
ル―5―ヒドロキシピラゾール系化合物を製造す
る新規な方法を提案したが、原料のベンゾトリク
ロライド系化合物がなお比較的高価であるという
難点を抱えている。
本発明者達は、ハロゲン化アルミニウムの存在
下にピラゾロン系化合物、ベンゼン系化合物及び
四塩化炭素を縮合させ、加水分解させたところ、
目的のBPOが生成することの知見を得、本発明
を完成するに至つた。
即ち、本発明はハロゲン化アルミニウムの存在
下に、一般式() (式中R1は水素原子又は低級アルキル基であ
り、R2は低級アルキル基である)で表わされる
ピラゾロン系化合物と、一般式() (式中Xはハロゲン原子であり、nは1〜3の
整数である)で表わされるベンゼン系化合物と、
四塩化炭素とを縮合させ、この縮合生成物を加水
分解して、一般式() (式中R1,R2、X及びnは前述の通りである)
で表わされる4―ベンゾイル―5―ヒドロキシピ
ラゾール系化合物を製造する方法である。
前記一般式の()及び()のR1及びR2
低級アルキル基としては、メチル、エチル、イソ
プロピル、tert―ブチルなどが挙げられ、Xのハ
ロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、沃素
原子などが挙げられる。また、ハロゲン化アルミ
ニウムとしては無水塩化アルミニウム、無水臭化
アルミニウムなどが挙げられる。
本発明方法によれば、安価で、取扱い易いベン
ゼン系化合物及び四塩化炭素を用いて目的の
BPOを例えば90%以上の高収率で製造できるの
で、従来法に比べて工業的に有利である。
本発明方法では、一般にピラゾロン系化合物、
ベンゼン系化合物及び四塩化炭素をハロゲン化ア
ルミニウムの存在下に0℃〜100℃、望ましくは
10〜70℃の温度で縮合させ、次いでこの縮合生成
物を加水分解する反応が行なわれる。この縮合生
成物は一旦、反応系外に取り出されてから加水分
解反応に供せられることもできるが、反応系外に
取り出されることなくそのまま水が添加されて、
通常の加水分解反応に供せられる方法が望まし
い。
本発明方法における原料及びハロゲン化アルミ
ニウムの使用量は、縮合反応に関与する物質、反
応条件などの違いによつて異なり、一概に規定で
きないが、通常の縮合反応の場合と同様に、反応
理論量乃至それよりもやや過剰に使用するのが望
ましい。これら使用量が反応理論量以下であれば
収量の低下を来たし、一方過剰であれば副生物が
多く生成して望ましくないが、一般に、ピラゾロ
ン系化合物1モル当り、ベンゼン系化合物が1〜
3モル、四塩化炭素が1〜5モル使用され、ま
た、ハロゲン化アルミニウムが2〜3モル使用さ
れる。
本発明の縮合反応では必ずしも溶媒の使用を必
要としないが、溶媒の存在下に反応させた方が好
ましい。溶媒としては縮合反応の進行を特別抑制
するものでなければ、いずれのものも使用でき、
具体的には塩化メチレン、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、二硫化炭素などが使用できる。
本発明の縮合反応の工業的実施に際しては、適
宜、前述の条件から適切なものを選択して実施さ
れるが、ピラゾロン系化合物及び溶媒を含有し、
必要ならば残り原料物質の一種又は二種を含有す
る溶液に無水塩化アルミニウムを加えた後、反応
を行うのが望ましい。
本発明の加水分解反応は一般に、前述の縮合反
応の反応生成物に水を添加することによつて行な
われる。例えば前述の縮合反応の終了を確認した
後、反応生成物を反応系外に取り出さず、引き続
いて、普通0℃〜150℃望ましくは室温〜100℃の
状態にて、塩基性物質を含有するアルコール水溶
液或は塩酸、硫酸などの鉱酸の水溶液を加えるこ
とによつて、行なわれる。
本発明の縮合及び加水分解の反応時間は、他の
反応条件の違いによつて一概に規定できないが、
普通0.2〜10時間である。反応終了後、反応混合
物には溶媒抽出、酸処理、蒸留などの通常の分
離、精製手段が施されて目的の4―ベンゾイル―
5―ヒドロキシピラゾール系化合物が得られる。
次に本発明方法の実施例を記載する。
実施例 1 1,3―ジメチル―5―ピラゾロン5.6g及び
ジクロロエタン40mlを混合した溶液に、無水塩化
アルミニウム20gを水冷しながら添加し、そこへ
予めm―ジクロロベンゼン8.8g、四塩化炭素
15.4g及びジクロロエタン20mlを混合した溶液を
45〜50℃で1時間かけて滴下し、同温度で30分間
縮合反応させた。この反応液を氷水250mlに投入
して水洗し、分液してジクロロエタン溶液を得
た。
このジククロロエタン溶液に硫酸4ml及び水2
mlを60〜65℃で滴下し、同温度で2時間加水分解
の反応を行なつた。反応生成物を水に投入して水
洗し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出、塩
酸で処理後塩化メチレンで抽出、芒硝で乾燥後溶
媒を留去して1,3―ジメチル―4―(2,4―
ジクロロベンゾイル)―5―ヒドロキシピラゾー
ル10.4gを得た。
実施例 2 1,3―ジメチル―5―ピラゾロン5,6g及
びジクロロエタン40mlを混合した溶液に、無水塩
化アルミニウム16gを水冷しながら添加し、m―
ジクロロベンゼン9.6gを30℃で滴下した。そこ
へ四塩化炭素15.4g及びジクロロエタン20mlを混
合し溶液を25〜30℃で1時間かけて滴下し、40℃
で90分間更に50℃で30分間縮合反応させた。この
反応液を放冷し、濃塩酸100mlを徐々に加え、60
〜70℃で4時間反応させた。ジクロロエタン溶液
を分取し、前記実施例1の場合と同様に精製処理
して1,3―ジチル―4―(2,4―ジクロロベ
ンゾイル)―5―ヒドロキシピラゾール13.2gを
得た。
実施例 3 前記実施例2において、原料物質を溶解させる
溶媒として使用するジクロロエタン40ml及び同20
mlを、それぞれ二硫化炭素40ml及び同20mlに変え
ること、並びに無水塩化アルミニウム16gを16.7
gに変えることを除いては同様に縮合反応させ、
後処理を行なつた。次いで前記実施例1の場合と
同様にして加水分解反応させ、精製処理して1,
3―ジメチル―4―(2,4―ジクロロベンゾイ
ル)―5―ヒドロキシピラゾール5.2gを得た。
実施例 4 前記実施例2において、原料物質を溶解させる
溶媒として使用するジクロロエタン40ml及び同20
mlを、それぞれ塩化メチレン40ml及び同20mlに変
えること、並びに無水塩化アルミニウム16gを
16.7gに変えることを除いては同様に縮合反応さ
せ、後処理を行なつた。次いで前記実施例1の場
合と同様にして加水分解反応させ、精製処理して
1,3―ジメチル―4―(2,4―ジクロロベン
ゾイル)―5―ヒドロキシピラゾール9.7gを得
た。
実施例 5 3―メチル―5―ピラゾロン4.9g及びジクロ
ロエタン40mlを混合した溶液に、無水塩化アルミ
ニウム16.7gを水冷しながら添加し、m―ジクロ
ロベンゼン9.6gを30℃で滴下した。そこへ四塩
化炭素11.6g及びジクロロエタン20mlを混合した
溶液を25〜30℃で1時間かけて滴下し、30℃で90
分間更に50℃で30分間縮合反応させた。この反応
液を氷水250mlに投入して水洗し、分液してジク
ロロエタン溶液を得た。次いで前記実施例1の場
合と同様にして加水分解反応させ、精製処理して
3―メチル―4―(2,4―ジクロロベンゾイ
ル)―5―ヒドロキシピラゾール13.2gを得た。
実施例 6 1,3―ジメチル―5―ピラゾロン5.6g、四
塩化炭素60ml及びm―ジクロロベンゼン9.6gを
混合した溶液に、無水塩化アルミニウム16.7gを
20℃で1時間かけて添加し、30℃で2時間、40℃
で1時間更に50℃で30分間縮合反応させた。この
反応液を氷水300mlに投入して水洗し、分液して
四塩化炭素溶液を得た。
次いで前記実施例1の場合と同様にして加水分
解反応させ、精製処理して1,3―ジメチル―4
―(2,4―ジクロロベンゾイル)―5―ヒドロ
キシピラゾール4.3gを得た。
実施例 7 1,3―ジメチル―5―ピラゾロン5.6g、ジ
クロロエタン60ml、m―ジクロロベンゼン9.6g
及び四塩化炭素11.6gを混合した溶液に、無水塩
化アルミニウム16.7gを20℃で1時間かけて添加
し、30℃で2時間、40℃で1時間更に50℃で30分
間縮合反応させた。この反応液を氷水300mlに投
入して水洗し、分液してジクロロエタン溶液を得
た。
次いで、前記実施例1の場合と同様にして加水
分解反応させ、精製処理して1,3―ジメチル―
4―(2,4―ジクロロベンゾイル)―5―ヒド
ロキシピラゾール13.3gを得た。
実施例 8 1,3―ジメチル―5―ピラゾロン5.6g及び
ジクロロエタン40mlを混合した溶液に、無水塩化
アルミニウム16.7gを水冷しながら添加し、クロ
ロベンゼン7.3gを30℃で滴下した。そこへ四塩
化炭素11.6g及びジクロロエタン20mlを混合した
溶液を25〜30℃で1時間かけて滴下し、同温度で
1時間、40℃で1時間更に50℃で30分間縮合反応
させた。この反応液を氷水300mlに投入して水洗
し、分液してジクロロエタン溶液を得た。次いで
前記実施例1の場合と同様にして加水分解反応さ
せ、精製処理して1,3―ジメチル―4―(4―
クロロベンゾイル)―5―ヒドロキシピラゾール
5.6gを得た。
なお、前記実施例8において、クロロベンゼン
をブロモベンゼン又は1,3,5―トリクロロベ
ンゼンに変えることを除いては同様に縮合反応、
加水分解反応、精製処理などを行なつて、それぞ
れ1,3―ジメチル―4―(4―ブロモベンゾイ
ル)―5―ヒドロキシピラゾール又は1,3―ジ
メチル―4―(2,4,6―トリクロロベンゾイ
ル)―5―ヒドロキシピラゾールを得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハロゲン化アルミニウムの存在下に、一般式 (式中R1は水素原子又は低級アルキル基であ
    り、R2は低級アルキル基である)で表わされる
    ピラゾロン系化合物と、一般式 (式中Xはハロゲン原子であり、nは1〜3の
    整数である)で表わされるベンゼン系化合物と、
    四塩化炭素とを縮合させ、この縮合生成物を加水
    分解して、一般式 (式中R1,R2、X及びnは前述の通りである)
    で表わされる4―ベンゾイル―5―ヒドロキシビ
    ラゾール系化合物を製造することを特徴とする、
    4―ベンゾイル―5―ヒドロキシピラゾール系化
    合物の製造方法。
JP12169181A 1981-08-03 1981-08-03 4−ベンゾイル−5−ヒドロキシピラゾ−ル系化合物の製造方法 Granted JPS5823668A (ja)

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JP12169181A JPS5823668A (ja) 1981-08-03 1981-08-03 4−ベンゾイル−5−ヒドロキシピラゾ−ル系化合物の製造方法
US06/400,025 US4415739A (en) 1981-08-03 1982-07-20 Process for producing 4-benzoylpyrazoles
EP82106626A EP0071833B1 (en) 1981-08-03 1982-07-22 Process for producing 4-benzoylpyrazoles
DE8282106626T DE3275376D1 (en) 1981-08-03 1982-07-22 Process for producing 4-benzoylpyrazoles
KR8203397A KR860001084B1 (ko) 1981-08-03 1982-07-29 4-벤조일-5-히드록시 피라졸게 화합물의 제조방법

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