JPS6334977Y2 - - Google Patents

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JPS6334977Y2
JPS6334977Y2 JP1982061604U JP6160482U JPS6334977Y2 JP S6334977 Y2 JPS6334977 Y2 JP S6334977Y2 JP 1982061604 U JP1982061604 U JP 1982061604U JP 6160482 U JP6160482 U JP 6160482U JP S6334977 Y2 JPS6334977 Y2 JP S6334977Y2
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JP
Japan
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door
shaped holding
holding part
panel
door sash
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JP1982061604U
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JPS58163309U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ドアサツシユとドア本体を構成す
るドアパネルの結合構造を改良した自動車のドア
に関するものである。
一般に、自動車のドアにおけるドアサツシユと
ドア本体を構成するドアパネルとは、第5図に示
すような手段によつて結合されている。
即ち、車体の開口部、つまり乗員の出入口(図
示省略)とドア本体15との間隙を埋めるウエザ
ストリツプ16を挾持する略L字形挾持部17a
とウインドガラス(図示省略)の端縁部両面が摺
接するランチヤンネル18を挾持する略コ字形挾
持部17bとが一体に形成されたドアサツシユ1
7とドア本体15とは、ドア本体15を構成する
アウタパネル15aとインナパネル(図示省略)
のうち、アウタパネル15a上端縁部のベルトラ
イン20とドアサツシユ17の略L字形挾持部1
7aとの交点において、ろう付けもしくはシーム
溶接19を施すことによつて結合されている。
また、実開昭55−48513号においてもドアアウ
タパネルの上端縁部より所定位置下つた位置でド
アサツシユとアウタパネルをろう付けしたものが
提案されているが、これら従来ものは作業性に劣
り、かつコスト高になる問題を有している。
この問題に対し、実開昭55−24413号公報に見
られるように、作業性に優れたスポツト溶接を用
いることが提案されている。
しかしながら、このスポツト溶接は、溶接物と
被溶接物とが剥離し易いという固着手段としては
弱いことから、スポツト溶接点の配置がサツシユ
の取付剛性に大きな影響を及ぼす。このため、ス
ポツト溶接点の設定にあたつては、車両走行時に
ドアサツシユ17に対して作用する力を十分に考
慮する必要がある。
ところで、ドアサツシユ17によつて挾持され
るウインドガラスには、車両の走行時の車室と外
界との圧力差によつて、車体外方への吸出し力が
作用し、この影響を受けてドアサツシユ17には
車体外方への向けて曲げ力が作用する。更に、ド
アサツシユ17に作用する力について検討を加え
てみると、ドアサツシユ17に作用する力は単純
なる曲げ力ではなく、ねじり力も作用することが
理解される。この点について詳説すると、ドアサ
ツシユ17は、ドア本体に対して、車体前後方向
に傾斜して取付けられるのが一般的であり、特に
ドアの前側にあつてはドア本体から上方へ向かう
に従つて後方へ大きく傾斜して取付けられるのが
通例である。このため、特に、ドアサツシユ17
の前部取付部には、前記曲げ力に付随してねじり
力が作用することとなる。
そこで、本考案の目的は、車両走行時にドアサ
ツシユに作用するねじり力に対してドアサツシユ
の取付剛性を高めるようにした自動車のドアを提
供することにある。
かかる技術的課題に対し、本考案にあつては、
アウタパネルとインナパネルとでドア本体が形成
され、 ドア本体の上方に配設されるドアサツシユは、
該ドアサツシユの外周枠を構成し、ウエザストリ
ツプが挾持される略L字形挾持部と、該ドアサツ
シユの内周枠を構成し、ランチヤンネルが挾持さ
れる略コ字形挾持部とで構成されて、該略コ字形
挾持部と略L字形挾持部とが一体に形成されてな
る自動車のドアを前提として、 前記アウタパネルの上端部と前記インナパネル
の上端部とには、前記ドアサツシユと当接するフ
ランジが設けられ、 前記アウタパネルのフランジは、前記略L字形
挾持部の外側面部に対し車室側から当接されて、
これらフランジと略L字形挾持部とはスポツト溶
接により一体化され、 前記インナパネルのフランジは、前記略コ字形
挾持部の内側面部に対し車室側から当接されて、
これらフランジと略コ字形挾持部とはスポツト溶
接により一体化されている、ような構成としてあ
る。
すなわち、本考案は、ドアサツシユにねじり力
が作用したときに、前記L字形挾持部の外側面部
にはアウタパネル側からインナパネル側へ向けて
ねじりモーメントが作用し、他方前記コ字形挾持
部の内側面部にはインナパネル側からアウタパネ
ル側へ向けてねじりモーメントが作用する点に着
目し、ドアサツシユのこれら部位をアウタパネ
ル、インナパネルに対して、フランジを介して、
スポツト溶接するようにした点を第一の特徴とす
る。これにより、L字形挾持部の外側面部がイン
ナパネル側へ変形するのを防止することが可能で
あり、またコ字形挾持部へ内側面部がアウタパネ
ル側へ変形するのを防止することが可能となる。
更に本考案の第二の特徴は、アウタパネルに設
けたフランジを、L字形挾持部の外側面部に対し
て、車室側から当接するように配設したことにあ
る。これにより、ドアサツシユがねじり力を受け
たときに、L字形挾持部の外側面部がインナパネ
ル側へ変形するのをアウタパネルのフランジで規
制することが可能となる。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案を適用した自動車の全体的斜
視図を示し、同図において1はドア本体、2はド
アサツシユ、3はウインドガラス、4はベルトラ
インモールを示し、ドア本体1とドアサツシユ2
とはその交点A,Bの2個所で後述する手段によ
つて結合されている。
ドアサツシユ2は第2図および第3図で示すよ
うに車体の開口部とドア本体1との隙間を埋める
ゴムもしくは軟質合成樹脂製のウエザストリツプ
6を挾持する略L字形挾持部2aと、ウインドガ
ラス3の両端縁部および上端縁部が摺接するゴム
もしくは軟質合成樹脂製のランチヤンネル7を挾
持する略コ字形挾持部2bとが一体的に形成され
た板金製のものであり、上記略L字形挾持部2a
とは、略コ字形挾持部2bの幅方向中央部におい
て、従来と同様にスポツト溶接されている。ドア
本体1はドアパネル1Aによつて構成され、この
ドアパネル1Aはアウタパネル1aとインナパネ
ル1bとからなる。
上記アウタパネル1aとインナパネル1bの上
端縁部より上方にフランジ1a1,1b1が延出され
ており、アウタパネル1aのフランジ1a1をドア
サツシユ2のウエザストリツプ6を挾持する略L
字形挾持部2aの外側面をなす平坦部2a1の内面
に当接し、また、インナパネル1bのフランジ1
b1をドアサツシユ2のランチヤンネル7を挾持す
る略コ字形挾持部2bの内側面をなす平担部2b1
の表面に当接し、これら当接部をスポツト溶接
8,9によつて結合している(第4図参照)。
上記構成において、ドア本体1を構成するドア
パネル1Aのアウタパネル1aとインナパネル1
bの上端縁部より上方に延出形成されたフランジ
1a1,1b1を、ドアサツシユ2の略L字形挾持部
2aの外側面をなす平担部2a1の内面および略コ
字形挾持部2bの内側面をなす平担部2b1の表面
に当接させ、これら当接部をスポツト溶接8,9
してドアパネル1Aとドアサツシユ2とを結合し
ているから、結合状態が確実でありドアサツシユ
2の保持剛性が向上する。しかも自動化によるス
ポツト溶接が可能であるから、従来のろう付けや
シーム溶接と比較して作業性がよく、コストダウ
ンにつながるなどの利点がある。
また、車両走行時にドアサツシユ2に作用する
ねじり力に関し、略L字形挾持部2aの外側面を
なす平担部2a1と、略コ字形挾持部2bの内側面
をなす平担部2b1とにスポツト溶接点8,9を設
けてあるため、上記ねじり力に対するドアサツシ
ユ2の取付剛性を確保することが可能となる。特
に、アウタパネル1aのフランジ1a1が、略L字
形挾持部2aの外側面をなす平担部2a1に対し車
室側から当接するように配設されているため、ド
アサツシユ2の取付剛性を十分に確保することが
可能となる。すなわち、第6図を参照してより詳
しく説明すると、特に車両走行時にドアサツシユ
2に大きなねじり力が作用することとなる前側の
ドアサツシユ取付部Aにおいて、図中矢印で示す
ように、略L字形挾持部2aの外側面をなす平担
部2a1(以下、略L字形挾持部2aの外側面部と
いう)には、接点9を支点として、車外側から車
室側へ向けてねじりモーメントが作用し、他方略
コ字形挾持部2bの内側面をなす平担部2b1(以
下、略コ字形挾持部2bの内側面部という)に
は、溶接点8を支点として、車室側から車外側へ
向けてねじりモーメントが作用することとなる。
これに対して、ドアサツシユ2は、略L字形挾持
部2aの外側面部2a1と、略コ字形挾持部2bの
内側面部2b1と、が共にスポツト溶接点8,9と
されているため、各部2a1,2b1の変形を効果的
に防止することができる。加えて、アウタパネル
1aのフランジ1a1が、略L字形挾持部2aの外
側面部2a1に対して、車室側に位置しているた
め、上記外側面部2a1が車室方向へ変形しようと
するのをフランジ1a1によつてしつかりと受止め
られ、また、スポツト接8の剥離の問題を解消す
ることができる。
以上の点から、ドアサツシユ2に作用するねじ
り力に対しその取付剛性を十分に確保することが
できるため、特に高速走行時のシール性あるいは
風騒音低減等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した自動車の全体的斜
視図、第2図はアウタパネル側から見たドアサツ
シユとドアパネルの結合状態斜視図、第3図はイ
ンナパネル側から見たドアサツシユとドアパネル
の結合状態斜視図、第4図は第2図における−
線に沿つた断面図、第5図は従来例の斜視図、
第6図は本考案の作用説明図である。 1……ドア本体、1a……アウタパネル、1a1
……アウタパネルのフランジ、1b……インナパ
ネル、1b1……インナパネルのフランジ、2……
ドアサツシユ、2a……略L字形挾持部、2a1
…平担部(略L字形挾持部の外側面部)、2b…
…略コ字形挾持部、2b1……平担部(略コ字形挾
持部の内側面部)、6……ウエザストリツプ、7
……ランチヤンネル、8,9……スポツト溶接。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アウタパネルとインナパネルとでドア本体が形
    成され、 ドア本体の上方に配設されるドアサツシユは、
    該ドアサツシユの外周枠を構成し、ウエザストリ
    ツプが挾持される略L字形挾持部と、該ドアサツ
    シユの内周枠を構成し、ランチヤンネルが挾持さ
    れる略コ字形挾持部とで構成されて、該略コ字形
    挾持部と略L字形挾持部とが一体に形成されてな
    る自動車のドアにおいて、 前記アウタパネルの上端部と前記インナパネル
    の上端部とには、前記ドアサツシユと当接するフ
    ランジが設けられ、 前記アウタパネルのフランジは、前記略L字形
    挾持部の外側面部に対し車室側から当接されて、
    これらフランジと略L字形挾持部の外側面部とは
    スポツト溶接により一体化され、 前記インナパネルのフランジは、前記略コ字形
    挾持部の内側面部に対し車室側から当接されて、
    これらフランジと略コ字形挾持部の内側面部とは
    スポツト溶接により一体化されている、 ことを特徴とする自動車のドア。
JP6160482U 1982-04-26 1982-04-26 自動車のドア Granted JPS58163309U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6160482U JPS58163309U (ja) 1982-04-26 1982-04-26 自動車のドア

Applications Claiming Priority (1)

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JP6160482U JPS58163309U (ja) 1982-04-26 1982-04-26 自動車のドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58163309U JPS58163309U (ja) 1983-10-31
JPS6334977Y2 true JPS6334977Y2 (ja) 1988-09-16

Family

ID=30071792

Family Applications (1)

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JP6160482U Granted JPS58163309U (ja) 1982-04-26 1982-04-26 自動車のドア

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058177Y2 (ja) * 1986-05-01 1993-03-02

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524413B2 (ja) * 1975-08-26 1980-06-28
JPS5536021B2 (ja) * 1973-06-07 1980-09-18

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524413U (ja) * 1978-08-03 1980-02-16
JPS5536021U (ja) * 1978-08-31 1980-03-07

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536021B2 (ja) * 1973-06-07 1980-09-18
JPS5524413B2 (ja) * 1975-08-26 1980-06-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58163309U (ja) 1983-10-31

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