JPS633490Y2 - - Google Patents
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- JPS633490Y2 JPS633490Y2 JP1983090802U JP9080283U JPS633490Y2 JP S633490 Y2 JPS633490 Y2 JP S633490Y2 JP 1983090802 U JP1983090802 U JP 1983090802U JP 9080283 U JP9080283 U JP 9080283U JP S633490 Y2 JPS633490 Y2 JP S633490Y2
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- JP
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- oil
- torque converter
- pressure
- control valve
- oil passage
- Prior art date
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- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 52
- 239000010724 circulating oil Substances 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はロツクアツプ機構を制御する制御装置
付のトルクコンバータに関する。
付のトルクコンバータに関する。
従来のトルクコンバータ内に設けられたロツク
アツプ機構(クラツチ機構)は、センサーにて車
速、エンジン回転数等の信号を検出し、その信号
に基づいて専用の入力バルブを制御し、その油圧
の変化によつて作動するようになつている。
アツプ機構(クラツチ機構)は、センサーにて車
速、エンジン回転数等の信号を検出し、その信号
に基づいて専用の入力バルブを制御し、その油圧
の変化によつて作動するようになつている。
ところが上記従来の構成では、ロツクアツプ機
構の作動専用のセンサー、計算回路、バルブ、油
路等が必要となり、構造が複雑となつてコスト高
になる不具合がある。
構の作動専用のセンサー、計算回路、バルブ、油
路等が必要となり、構造が複雑となつてコスト高
になる不具合がある。
本考案は上記不具合に鑑み、従来使用されてい
るトルクコンバータへの供給油圧調整用のコント
ロールバルブに工夫を加えて、自動的にロツクア
ツプ機構を作動させ、従来必要であつた専用のセ
ンサー、バルブ等を不要となして構成の簡素化を
図り、製作コストを低減することを目的としてお
り、次に図面に基づいて本考案を説明する。
るトルクコンバータへの供給油圧調整用のコント
ロールバルブに工夫を加えて、自動的にロツクア
ツプ機構を作動させ、従来必要であつた専用のセ
ンサー、バルブ等を不要となして構成の簡素化を
図り、製作コストを低減することを目的としてお
り、次に図面に基づいて本考案を説明する。
第1図において、エンジン50のクランク軸等
に連結されてトルクを入力する入力軸1にはハウ
ジング2が連結され、ハウジング2はポンプ羽根
車3の外周端に固定されて、ハウジング2と羽根
車3とで他の羽根車4,5を覆つている。ポンプ
羽根車3は内周側に出力軸6と同心のガイドパイ
プ7を有している。羽根車3に対向するタービン
羽根車4は出力軸6に一体的に連結されており、
羽根車3と羽根車4間には内周側にワンウエイク
ラツチ15を有するステータ羽根車5が配置され
ている。更にハウジング2とタービン羽根車4と
の間には、ハウジング2の摩擦面2a側にフエー
シング8を有する略円板状のプレツシヤプレート
9が同心に配置されており、プレート9はタービ
ン羽根車4に軸方向摺動自在に支持されている。
又プレート9の外周部はタービン羽根車4のター
ビンシエル10に固定された係合部材11に軸方
向のみ摺動自在に係合している。プレート9が嵌
合する羽根車4に固定の筒状部12には、その摩
擦面2a側端部にフランジ状のストツパー13が
形成され、ストツパー13とプレート9間に皿ば
ね14が縮設されている。
に連結されてトルクを入力する入力軸1にはハウ
ジング2が連結され、ハウジング2はポンプ羽根
車3の外周端に固定されて、ハウジング2と羽根
車3とで他の羽根車4,5を覆つている。ポンプ
羽根車3は内周側に出力軸6と同心のガイドパイ
プ7を有している。羽根車3に対向するタービン
羽根車4は出力軸6に一体的に連結されており、
羽根車3と羽根車4間には内周側にワンウエイク
ラツチ15を有するステータ羽根車5が配置され
ている。更にハウジング2とタービン羽根車4と
の間には、ハウジング2の摩擦面2a側にフエー
シング8を有する略円板状のプレツシヤプレート
9が同心に配置されており、プレート9はタービ
ン羽根車4に軸方向摺動自在に支持されている。
又プレート9の外周部はタービン羽根車4のター
ビンシエル10に固定された係合部材11に軸方
向のみ摺動自在に係合している。プレート9が嵌
合する羽根車4に固定の筒状部12には、その摩
擦面2a側端部にフランジ状のストツパー13が
形成され、ストツパー13とプレート9間に皿ば
ね14が縮設されている。
ガイドパイプ7と出力軸6間に形成される筒状
の間隙には油路16の一端が連通しており、油路
16の他端はコントロールバルブ17に連通して
いる。コントロールバルブ17(後に詳述)の油
入口は上記エンジン50によつて駆動されるギヤ
ポンプ18の油出口に油路19を介して連通して
おり、ギヤポンプ18の油入口は油路20を介し
てオイルパン21より油を吸上げるようになつて
いる。ここでギヤポンプ18は例えばガイドパイ
プ7に係合し、パイプ7の回転によつて駆動され
る。又油路16から導入される油は矢印で示すよ
うに、各羽根車3,4,5内を通過した後、プレ
ツシヤプレート9とタービンシエル10間に形成
される油圧室22内に導入され、更に出力軸6内
に形成された油路(図示せず)を介してオイルパ
ン21に排出されるようになつている。
の間隙には油路16の一端が連通しており、油路
16の他端はコントロールバルブ17に連通して
いる。コントロールバルブ17(後に詳述)の油
入口は上記エンジン50によつて駆動されるギヤ
ポンプ18の油出口に油路19を介して連通して
おり、ギヤポンプ18の油入口は油路20を介し
てオイルパン21より油を吸上げるようになつて
いる。ここでギヤポンプ18は例えばガイドパイ
プ7に係合し、パイプ7の回転によつて駆動され
る。又油路16から導入される油は矢印で示すよ
うに、各羽根車3,4,5内を通過した後、プレ
ツシヤプレート9とタービンシエル10間に形成
される油圧室22内に導入され、更に出力軸6内
に形成された油路(図示せず)を介してオイルパ
ン21に排出されるようになつている。
次にコントロールバルブ17の一例について詳
述する。第2図においてコントロールバルブ17
はバルブ本体17aとカウンタバランス23とか
ら成り、バルブ17の中央部にキー24を介して
一体的に嵌合した中心軸25はエンジン50(第
1図)の出力軸に連結されている。た中心軸25
には軸中心O1と平行な2本の油路26,27
(流入油路と流出油路)が形成され、各油路26,
27はそれぞれバルブ本体17a内に穿設された
流入油路28及び流出油路29に連通している。
ここでコントロールバルブ17は中心軸25が回
転することによつて例えば矢印X1方向に回転し、
バルブ本体17aには矢印F1方向の遠心力が作
用するようになつている。
述する。第2図においてコントロールバルブ17
はバルブ本体17aとカウンタバランス23とか
ら成り、バルブ17の中央部にキー24を介して
一体的に嵌合した中心軸25はエンジン50(第
1図)の出力軸に連結されている。た中心軸25
には軸中心O1と平行な2本の油路26,27
(流入油路と流出油路)が形成され、各油路26,
27はそれぞれバルブ本体17a内に穿設された
流入油路28及び流出油路29に連通している。
ここでコントロールバルブ17は中心軸25が回
転することによつて例えば矢印X1方向に回転し、
バルブ本体17aには矢印F1方向の遠心力が作
用するようになつている。
一方バルブ本体17aには、中央線A−Aをた
中心にバルブ本体17aの先端側(第2図の下端
側。以下本体先端側という)より軸中心O1に向
けて穴30が形成されている。穴30は本体先端
側から大径部31、小径部32及び中径部33を
有し、小径部32にはスプール状のガバナバルブ
34が摺動自在に嵌合している。バルブ34の中
心O1側端部には小径部32に対し環状の間隙を
隔ててた中心側小径部分35が形成され、そのた
中心O1側端には中径部33に中央線A−A方向
摺動自在に嵌合するピストン部分36が設けられ
ている。中径部33の中心O1側底面には破線の
ように通路が形成されて外部に連通している。流
出油路29の本体先端側端部は中央線A−Aと直
角方向の2本の油路37,38を介してそれぞれ
小径部32に開口し、流入油路28の本体先端側
端部は中央線A−Aと直角な油路39を介し、中
央線A−A方向を基準として油路37,38間の
小径部32に開口している。油路38より本体先
端側には中央線A−Aと直角な油路40(ドレン
ポート)が穿設され、油路40はバルブ34に形
成された本体先端側小径部分41によつて形成さ
れる間隙と外部を連通している。なお小径部分3
5,41によつて挾まれるガバナバルブ34の大
径部分42は中央線A−A方向の長さが、油路3
8の本体先端側端面と油路39の中心O1側端面
間の中央線A−A方向の長さに合致している。
中心にバルブ本体17aの先端側(第2図の下端
側。以下本体先端側という)より軸中心O1に向
けて穴30が形成されている。穴30は本体先端
側から大径部31、小径部32及び中径部33を
有し、小径部32にはスプール状のガバナバルブ
34が摺動自在に嵌合している。バルブ34の中
心O1側端部には小径部32に対し環状の間隙を
隔ててた中心側小径部分35が形成され、そのた
中心O1側端には中径部33に中央線A−A方向
摺動自在に嵌合するピストン部分36が設けられ
ている。中径部33の中心O1側底面には破線の
ように通路が形成されて外部に連通している。流
出油路29の本体先端側端部は中央線A−Aと直
角方向の2本の油路37,38を介してそれぞれ
小径部32に開口し、流入油路28の本体先端側
端部は中央線A−Aと直角な油路39を介し、中
央線A−A方向を基準として油路37,38間の
小径部32に開口している。油路38より本体先
端側には中央線A−Aと直角な油路40(ドレン
ポート)が穿設され、油路40はバルブ34に形
成された本体先端側小径部分41によつて形成さ
れる間隙と外部を連通している。なお小径部分3
5,41によつて挾まれるガバナバルブ34の大
径部分42は中央線A−A方向の長さが、油路3
8の本体先端側端面と油路39の中心O1側端面
間の中央線A−A方向の長さに合致している。
ガバナバルブ34の本体先端側端部には大径部
31内に突出する支軸部分43が形成され、支軸
部分43には本体先端側より円板状の大型ウエイ
ト44及び小型ウエイト45が摺動自在に嵌合し
ている。支軸部分43の先端部にはスナツプリン
グ46が嵌合し、小型ウエイト45がリング46
に当接することによつて抜止めが施されている。
小型ウエイト45よりウエイト外周側にはウエイ
ト45より大径のコイルスプリング47が配置さ
れ、スプリング47は大径部31の先端部にスナ
ツプリング48によつて支持された環状の座金4
9と大型ウエイト44間に縮設されている。
31内に突出する支軸部分43が形成され、支軸
部分43には本体先端側より円板状の大型ウエイ
ト44及び小型ウエイト45が摺動自在に嵌合し
ている。支軸部分43の先端部にはスナツプリン
グ46が嵌合し、小型ウエイト45がリング46
に当接することによつて抜止めが施されている。
小型ウエイト45よりウエイト外周側にはウエイ
ト45より大径のコイルスプリング47が配置さ
れ、スプリング47は大径部31の先端部にスナ
ツプリング48によつて支持された環状の座金4
9と大型ウエイト44間に縮設されている。
次に作動を説明する。第1図においてエンジン
50が始動して入力軸1が回転すると、ハウジン
グ2を介してポンプ羽根車3が回転し、トルクコ
ンバータ内に充満する油を介してタービン羽根車
4にトルクが伝達されて回転し、出力軸6に出力
される。又エンジン50が回転すればギヤポンプ
18も作動し、コントロールバルブ17を介して
トルクコンバータ内に循環用油を供給する。供給
された油は各羽根車3,4,5内を循環した後に
オイルパン21に戻されるが、そのとき油圧室2
2内に矢印で示すように油圧を供給する。ここで
コントロールバルブ17は後に説明するように、
エンジン50が所定回転数以下のときには低圧の
循環用油を供給し、所定回転数を超えたとき高圧
の油を供給するように作動する。従つてエンジン
50が所定回転数以下のときは油圧室22に作用
する油圧が低く、プレツシヤプレート9は皿ばね
14の反発力によつてタービン羽根車4側に配置
され、フエーシング8は摩擦面2aから分離した
状態に保持される。即ちこの場合は、入力軸1に
入力されるトルクはポンプ羽根車3から油を介し
てタービン羽根車4に伝達され、通常のトルク変
換機能が発揮される。
50が始動して入力軸1が回転すると、ハウジン
グ2を介してポンプ羽根車3が回転し、トルクコ
ンバータ内に充満する油を介してタービン羽根車
4にトルクが伝達されて回転し、出力軸6に出力
される。又エンジン50が回転すればギヤポンプ
18も作動し、コントロールバルブ17を介して
トルクコンバータ内に循環用油を供給する。供給
された油は各羽根車3,4,5内を循環した後に
オイルパン21に戻されるが、そのとき油圧室2
2内に矢印で示すように油圧を供給する。ここで
コントロールバルブ17は後に説明するように、
エンジン50が所定回転数以下のときには低圧の
循環用油を供給し、所定回転数を超えたとき高圧
の油を供給するように作動する。従つてエンジン
50が所定回転数以下のときは油圧室22に作用
する油圧が低く、プレツシヤプレート9は皿ばね
14の反発力によつてタービン羽根車4側に配置
され、フエーシング8は摩擦面2aから分離した
状態に保持される。即ちこの場合は、入力軸1に
入力されるトルクはポンプ羽根車3から油を介し
てタービン羽根車4に伝達され、通常のトルク変
換機能が発揮される。
一方エンジン50の回転数が所定値を超えた場
合には、コントロールバルブ17から供給される
油圧は急速に上昇し、油圧室22内の圧力が高く
なつて皿ばね14に打ち勝ち、プレツシヤプレー
ト9を摩擦面2a側に摺動させる。その結果摩擦
面2aにフエーシング8が圧接し、プレツシヤプ
レート9を介してハウジング2とタービン羽根車
4が一体的に連結されることにより、入力軸1と
出力軸6は直結状態になる。
合には、コントロールバルブ17から供給される
油圧は急速に上昇し、油圧室22内の圧力が高く
なつて皿ばね14に打ち勝ち、プレツシヤプレー
ト9を摩擦面2a側に摺動させる。その結果摩擦
面2aにフエーシング8が圧接し、プレツシヤプ
レート9を介してハウジング2とタービン羽根車
4が一体的に連結されることにより、入力軸1と
出力軸6は直結状態になる。
このときコントロールバルブ17は次のように
作動する。第3図はコントロールバルブ17(第
2図)の回転数Nと供給油圧Pとの関係を示すグ
ラフである。回転数Nが所定回転数n0以下、即ち
低速回転域においては油圧Pの上昇はわずかであ
る。回転数NがOからn0に迄上昇する間は、コン
トロールバルブ17(第2図)の大型ウエイト4
4に働く矢印F1方向の遠心力はスプリング47
に打ち勝つことができず、ウエイト44は小型ウ
エイト45に当接してしまうことはない。従つて
ガバナバルブ34に加わる荷重は小型ウエイト4
5によるのみであり、それに釣り合うようにピス
トン部分36に逆F1方向に加わる油圧は低くて
済むため、流出油路29内の油圧は低い。この場
合は小型ウエイト45に加わる遠心力が回転数N
の増加に伴つて増加する分だけ油圧Pは上昇し、
その結果第3図のO〜n0間に示すように油圧Pは
低く保持される。
作動する。第3図はコントロールバルブ17(第
2図)の回転数Nと供給油圧Pとの関係を示すグ
ラフである。回転数Nが所定回転数n0以下、即ち
低速回転域においては油圧Pの上昇はわずかであ
る。回転数NがOからn0に迄上昇する間は、コン
トロールバルブ17(第2図)の大型ウエイト4
4に働く矢印F1方向の遠心力はスプリング47
に打ち勝つことができず、ウエイト44は小型ウ
エイト45に当接してしまうことはない。従つて
ガバナバルブ34に加わる荷重は小型ウエイト4
5によるのみであり、それに釣り合うようにピス
トン部分36に逆F1方向に加わる油圧は低くて
済むため、流出油路29内の油圧は低い。この場
合は小型ウエイト45に加わる遠心力が回転数N
の増加に伴つて増加する分だけ油圧Pは上昇し、
その結果第3図のO〜n0間に示すように油圧Pは
低く保持される。
回転数Nがn0になつたとき大型ウエイト44が
小型ウエイト45に当接するようにスプリング4
7の剛性が設定されており、回転数Nがn0を超え
れば、両ウエイト44,45に働く遠心力によつ
てガバナバルブ34にF1方向の荷重が加わる。
即ちn0を境に急激にバルブ34に加わる荷重が増
加することとなり、それに釣り合うようにピスト
ン部分36に逆F1方向に加わる油圧が急激に高
くなるため、流出油路29内の油圧も急速に高く
なる。その結果第1図の油圧室22内の油圧が急
速に高くなつて皿ばね14に打ち勝ち、プレツシ
ヤプレート9を摺動させてトルクコンバータを直
結状態にする。このときの回転数Nは例えばn1と
なる。更に回転数Nが上昇すれば両ウエイト4
4,45に加わる遠心力の分だけ油圧Pは上昇す
るが、油圧Pはギヤポンプ18(第1図)の性能
上ある一定値以上には上昇せず、それ以後は一定
値となる。
小型ウエイト45に当接するようにスプリング4
7の剛性が設定されており、回転数Nがn0を超え
れば、両ウエイト44,45に働く遠心力によつ
てガバナバルブ34にF1方向の荷重が加わる。
即ちn0を境に急激にバルブ34に加わる荷重が増
加することとなり、それに釣り合うようにピスト
ン部分36に逆F1方向に加わる油圧が急激に高
くなるため、流出油路29内の油圧も急速に高く
なる。その結果第1図の油圧室22内の油圧が急
速に高くなつて皿ばね14に打ち勝ち、プレツシ
ヤプレート9を摺動させてトルクコンバータを直
結状態にする。このときの回転数Nは例えばn1と
なる。更に回転数Nが上昇すれば両ウエイト4
4,45に加わる遠心力の分だけ油圧Pは上昇す
るが、油圧Pはギヤポンプ18(第1図)の性能
上ある一定値以上には上昇せず、それ以後は一定
値となる。
なおウエイト44,45の重量及びコイルスプ
リング47の剛性を様々に変更することによつて
所定回転数n0,n1油圧Pの上昇特性(勾配)を任
意に変更することが可能である。回転数n1につい
ては皿ばね14(第1図)の特性を変えることに
よつても変更が可能である。
リング47の剛性を様々に変更することによつて
所定回転数n0,n1油圧Pの上昇特性(勾配)を任
意に変更することが可能である。回転数n1につい
ては皿ばね14(第1図)の特性を変えることに
よつても変更が可能である。
以上説明したように本考案によると、トルクコ
ンバータ内に油圧クラツチ(プレツシヤプレート
9等)を設け、油圧クラツチの油圧供給源をトル
クコンバータ内循環用油の供給ポンプ(例えばギ
ヤポンプ18)とし、トルクコンバータと供給ポ
ンプ間に、エンジン回転数又は車速が所定値を超
えたときに上記循環油用の油圧を急速に上げて油
圧クラツチを接続させるコントロールバルブ17
を設けたので、トルクコンバータへの供給油圧調
整用のコントロールバルブ17で自動的にロツク
アツプ機構(直結用クラツチ)を作動させること
ができ、従来必要であつたロツクアツプ機構専用
のセンサーやバルブ等が不要となつて構成が簡素
化する利点がある。又構成が簡素化するので製作
コストが低減する利点もある。
ンバータ内に油圧クラツチ(プレツシヤプレート
9等)を設け、油圧クラツチの油圧供給源をトル
クコンバータ内循環用油の供給ポンプ(例えばギ
ヤポンプ18)とし、トルクコンバータと供給ポ
ンプ間に、エンジン回転数又は車速が所定値を超
えたときに上記循環油用の油圧を急速に上げて油
圧クラツチを接続させるコントロールバルブ17
を設けたので、トルクコンバータへの供給油圧調
整用のコントロールバルブ17で自動的にロツク
アツプ機構(直結用クラツチ)を作動させること
ができ、従来必要であつたロツクアツプ機構専用
のセンサーやバルブ等が不要となつて構成が簡素
化する利点がある。又構成が簡素化するので製作
コストが低減する利点もある。
なお本考案を実施するにあたり、次のような構
成としてもよい。
成としてもよい。
(a) 車速に対してコントロールバルブ17を作動
させてもよい。この場合は例えば、コントロー
ルバルブ17をトランスミツシヨンと車輪とを
連結する軸に取り付ければよい。
させてもよい。この場合は例えば、コントロー
ルバルブ17をトランスミツシヨンと車輪とを
連結する軸に取り付ければよい。
(b) 皿ばね14に代えてプレート9とタービンシ
エル10とを板ばね状のストラツププレートで
連結し、ストラツププレートによつてプレート
9をタービン羽根車4側に付勢することもでき
る。
エル10とを板ばね状のストラツププレートで
連結し、ストラツププレートによつてプレート
9をタービン羽根車4側に付勢することもでき
る。
(c) 第4図に示すようにハウジング2とポンプ羽
根車3間を分離し、その間にプレツシヤプレー
ト9を配置してもよい。ここではエンジン50
(第1図)がアイドリング状態において油圧が
低く、回転数がそれを超えると油圧が急速に高
くなるようにコントロールバルブ17の作動が
設定される。この場合は、車輌のクリープ現象
が防止でき、燃費が向上する。なお第4図で5
1はストラツププレートである。
根車3間を分離し、その間にプレツシヤプレー
ト9を配置してもよい。ここではエンジン50
(第1図)がアイドリング状態において油圧が
低く、回転数がそれを超えると油圧が急速に高
くなるようにコントロールバルブ17の作動が
設定される。この場合は、車輌のクリープ現象
が防止でき、燃費が向上する。なお第4図で5
1はストラツププレートである。
第1図は本考案によるトルクコンバータの縦断
面部分略図、第2図はコントロールバルブの縦断
側面図、第3図は回転数と油圧の関係を示すグラ
フ、第4図は別の実施例の縦断面部分略図であ
る。 9……プレツシヤプレート(油圧クラツチの一
部)、17……コントロールバルブ、18……ギ
ヤポンプ(供給ポンプの一例)。
面部分略図、第2図はコントロールバルブの縦断
側面図、第3図は回転数と油圧の関係を示すグラ
フ、第4図は別の実施例の縦断面部分略図であ
る。 9……プレツシヤプレート(油圧クラツチの一
部)、17……コントロールバルブ、18……ギ
ヤポンプ(供給ポンプの一例)。
Claims (1)
- トルクコンバータ内に油圧クラツチを設け、油
圧クラツチの油圧供給源をトルクコンバータ内循
環用油の供給ポンプとし、トルクコンバータと供
給ポンプ間に、エンジン回転数又は車速が所定値
を超えたときに上記循環油用の油圧を急速に上げ
て油圧クラツチを接続させるコントロールバルブ
を設けたことを特徴とするロツクアツプ制御装置
付トルクコンバータ。
Priority Applications (4)
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JP1983090802U JPS59195243U (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | ロツクアツプ制御装置付トルクコンバ−タ |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP1983090802U JPS59195243U (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | ロツクアツプ制御装置付トルクコンバ−タ |
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JPS59195243U JPS59195243U (ja) | 1984-12-25 |
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Family
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Family Applications (1)
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