JPS6334273B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6334273B2
JPS6334273B2 JP55155854A JP15585480A JPS6334273B2 JP S6334273 B2 JPS6334273 B2 JP S6334273B2 JP 55155854 A JP55155854 A JP 55155854A JP 15585480 A JP15585480 A JP 15585480A JP S6334273 B2 JPS6334273 B2 JP S6334273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
storage tank
assembly frame
support frame
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55155854A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57146870A (en
Inventor
Takashi Yasukui
Shigenori Terasaki
Shinichi Ooyama
Atsuyuki Tada
Shunpei Kono
Keizo Kudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishii Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Ishii Iron Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishii Iron Works Co Ltd filed Critical Ishii Iron Works Co Ltd
Priority to JP55155854A priority Critical patent/JPS57146870A/ja
Publication of JPS57146870A publication Critical patent/JPS57146870A/ja
Publication of JPS6334273B2 publication Critical patent/JPS6334273B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は貯槽底板の組立方法に関するもので
ある。従来、貯槽底板は底部基礎上全面に底板素
材を敷設し、上部より接合部を溶接、検査するの
みで継手の裏側部が完全に溶接されているか検査
することなく完了するので完全なものではなかつ
た。
近年LPG、LNGなど危険度の高い低温液体な
どを貯蔵する貯槽底板においては、より安全性を
高めるために、底板の両面からの溶接やX線検査
が法的に義務づけられる傾向にある。この対策と
して従来、上記底板の下側に溶接および検査が出
来るような作業空間を設けるように、組立架台上
で一体的な底板を組立て、その溶接検査の作業終
了後にこの底板を貯槽の底部基礎上に、ジヤツキ
及び貯槽本体から垂下した多数のワイヤーで吊り
ながら降下させていた。すなわち、貯槽基礎上
に、約1.5mないし1.8mの高さを有する組立架台
を配設し、この架台の上に底板素材を敷き並べ、
底板の下側を作業空間として底板接合部を上下面
から溶接、検査して底板を一体的に製作した後に
底板上面の適当箇所に多数の吊下げワイヤーを取
付け、この吊下げワイヤーを途中チエーンブロツ
クなどの巻き上げ装置を介して貯槽側壁や屋根に
係着させる。
次に巻き上げ装置を一様に巻き上げ底板を組立
架台から若干浮上させ、この間に組立架台を撤去
し、その後に巻き上げ装置をゆるめて底板を基礎
上に降下させる方法である。この従来法におい
て、組立架台に底板素材を配列する場合、素材を
所定位置に定置するまで水平方向に移動させる距
離、いわゆる横引きが長く多大な労力を要する欠
点があつた。
特に貯槽が大型化するほど顕著になる。クレー
ンを使用する場合では、クレーンが貯槽全周囲を
移動させなければならず、かつ作動範囲の大きい
クレーンを要する欠点があつた。
また、組み上がつた底板を基礎面上に降下させ
る際、吊り上げに使用する多数のワイヤおよび各
ワイヤーに装備させるチエーンブロツク等の巻き
上げ装置を同時に均一にゆるめる操作が難かし
く、底板が所定位置に降下しない欠点もあり、こ
の点においても改善が要求されている。
さらに、多数のワイヤーによつて底板を吊り下
げ昇降させる作業は、ワイヤー、チエーンブロツ
クなどの道具の装着および操作とも非常に煩雑で
危険性を伴う上に工期がかかるという種々の欠点
があつた。
また、底板の局部にワイヤー端を係着し、吊り
上げるため板材に不規則な歪を発生させる事例も
報告されている。この発明は上記の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とすると
ころは、組立架台上に迅速に配列し表裏共完壁な
継手を有する底板を製作し、かつその底板を歪が
発生しないように、能率的に基礎上に降下させる
ことにある。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において1は貯槽側壁、2は側壁下部の
底部基礎面3上に設けられたアニユラープレート
である。まず、底部基礎面3上に組立架台4を配
設して、この上にローラーコンベアー5を適数配
置し、底板素材導入口6から貯槽内部に導入した
底板素材7を該コンベアー5上を滑動させて全面
に配列する。(第2図) 配列が完了したらローラーコンベアー5を撤去
し、底板素材の接合部を溶接し、必要に応じて下
部の作業空間8を利用して下面から補修溶接を施
工し、さらにX線検査を実施して一体的な底板9
を形成する。
次に底板の周縁部を等間隔にワイヤーロープ1
0などの引張材で貯槽側壁1から吊り、各ワイヤ
ーの途中にはチエーンブロツク11やヒツパラー
などの巻き上げ装置を設ける。(第3図) 次にこの状態で組立架台4を撤去し、代わりに
盤木12などを積層した支持架台13を設ける。
なお、支持架台としては、支持高さを漸減できる
機能をもつものであればよい。(第4図) 次に底板を基礎面上に降下させる作業に移る。
(第5図、第6図) まず、底板中央の支持架台を構成する盤木を最
上部から一段ずつ撤去する。撤去方法としては、
底板下面と上部から2段目の盤木の間に小型の油
圧ジヤツキなどを装入し、底板を浮かせ最上部の
盤木を抜きとるものとする。
以下同様にして中央部の支持架台を一段ずつ撤
去し、底板中央部が底部基礎面3に接するまで続
ける。この間、底板全体が湾曲するが、この湾曲
が底板の弾性範囲になるように、かつ底板の中心
と基礎面の中心とがずれないように適宜チエーン
ブロツク11での張りを調整しながら降下させ
る。次に、中心部から外周方向に配設された支持
架台を同様の手順で撤去し、底板全体を基礎面上
の所定位置に降下させその周縁部とアニユラープ
レート2とを溶接して底板の組立を完了するもの
である。
本発明による組立法によつて得られる作用効果
を列記すると下記の通りである。
底板下面からの溶接及び検査ができるので溶
接部に欠陥のない底板が製作できる。
底板素材の配列に際し、ローラーコンベアー
で横引きを行うため、配列が迅速に行なえる上
に、従来のように旋回範囲の大きい揚重機が不
要になる。
底板を降下させる際、従来のように多数の吊
り上げワイヤーを多数の作業員を配備して、同
時に下げる操作がなく簡単である。また支持架
台も全面にわたり同時に撤去する必要がないた
め、少数の作業員で降下することができる。
底板周縁部が側板よりワイヤで支持されてい
るため、底板の中心が常に基礎の中心に一致し
て保持され、所定位置に正確に降下できる。仮
にずれた場合でもチエーンブロツクの操作によ
り容易に修正できる。
吊りワイヤーの荷重を貯槽側壁や屋根部より
支持する方法ではないため、側壁や屋根の荷重
による変形を防止できる。なお、本法において
底板の周縁部を側板内壁に係着したワイヤーで
吊つてはいるが、これは一体化した底板9が水
平方向にずれることを防止するためと、底板降
下時の安全のため補助的に底板を支持するもの
で、側板に大きな荷重はかからない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を工程順に示す断面図で
ある。すなわち、第1図は貯槽内に組立架台を配
設した状況を示す図であり、第2図は組立架台上
にローラーコンベアーを配設し底板素材を貯槽内
に取り入れている状況を示す図である。第3図は
一体的に組み上げた底板の周縁部を吊り上げた状
況を示す図である。第4図は組立架台を盤木など
で積層した支持架台で置き換えた状況を示す図で
ある。第5図は底板中央部の支持架台から順次撤
去して、底板を基礎面上に降下させる状況を示す
図である。第6図は第5図の状態からさらに支持
架台を撤去し、底板のほぼ全面を基礎面上に降下
させた状況を示す図である。 1…貯槽側壁、2…アニユラープレート、3…
底部基礎面、4…組立架台、5…ローラーコンベ
アー、6…底板素材導入口、7…底板素材、8…
作業空間、9…一体的な底板、10…ワイヤーロ
ープ、11…チエーンブロツク、12…盤木、1
3…支持架台。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 貯槽底部上に、下部にて作業が出来る空間を
    形成するように組立架台を設置し、その上部にロ
    ーラーコンベアを配設し、貯槽外部より底板素材
    を該コンベアーで搬入し、前記組立架台上に配列
    した後に溶接し、表面からの補修、および検査を
    行い、一体的な底板を形成するとともに、その底
    板の周縁部を適宜、一端を貯槽側壁に係着した複
    数のチエーンブロツクの他端で懸吊した後に前記
    組立架台を撤去し、代わりに盤木などを積層した
    支持架台を設け、次に底板中央部の支持架台を構
    成する盤木を一段ずつ取り去り、底板中央部が底
    板基礎面に接するまでチエーンブロツクの張力を
    調整しながら降下させ、さらに外周方向に向けて
    支持架台を順次一段ずつ撤去することを繰り返し
    て底板全面を底部基礎面上に降下させて底板を所
    定位置に固定施工することを特徴とする貯槽底板
    の組立方法。
JP55155854A 1980-11-07 1980-11-07 Fabrication of bottom plate of storage tank Granted JPS57146870A (en)

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JP55155854A JPS57146870A (en) 1980-11-07 1980-11-07 Fabrication of bottom plate of storage tank

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JP55155854A JPS57146870A (en) 1980-11-07 1980-11-07 Fabrication of bottom plate of storage tank

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Publication Number Publication Date
JPS57146870A JPS57146870A (en) 1982-09-10
JPS6334273B2 true JPS6334273B2 (ja) 1988-07-08

Family

ID=15614944

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