JPS6334129B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6334129B2
JPS6334129B2 JP57225259A JP22525982A JPS6334129B2 JP S6334129 B2 JPS6334129 B2 JP S6334129B2 JP 57225259 A JP57225259 A JP 57225259A JP 22525982 A JP22525982 A JP 22525982A JP S6334129 B2 JPS6334129 B2 JP S6334129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
alkylbenzene
catalyst
type zeolite
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57225259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59130227A (ja
Inventor
Yasushi Higuchi
Masazumi Doi
Yoshe Takahashi
Toshihiro Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ihara Chemical Industry Co Ltd filed Critical Ihara Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP57225259A priority Critical patent/JPS59130227A/ja
Priority to KR1019830006021A priority patent/KR860001544B1/ko
Priority to DE8383307836T priority patent/DE3371503D1/de
Priority to EP83307836A priority patent/EP0112722B1/en
Publication of JPS59130227A publication Critical patent/JPS59130227A/ja
Priority to US06/882,196 priority patent/US4754086A/en
Priority to US07/011,246 priority patent/US4794201A/en
Publication of JPS6334129B2 publication Critical patent/JPS6334129B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C25/00Compounds containing at least one halogen atom bound to a six-membered aromatic ring
    • C07C25/02Monocyclic aromatic halogenated hydrocarbons

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、アルキルベンゼン核ハロゲン化物の
製造法に関するものである。さらに詳しくは特定
の触媒を用いてアルキルベンゼンを核ハロゲン化
し選択性よくp−ハロゲン化アルキルベンゼンを
製造する方法に関するものである。 アルキルベンゼン核ハロゲン化物は、医薬、農
薬をはじめ各種有機合成化学の原料として有用で
あり、特にp−クロロアルキルベンゼン、例えば
p−クロロトルエンの需要が多い。 しかるに、従来、アルキルベンゼン核ハロゲン
化物の製造法として一般に行なわれている核塩素
化反応である塩化アンチモン、塩化第二鉄、塩化
アルミニウムなどのルイス酸を触媒として塩素ガ
スで塩素化する方法においては、o−クロロアル
キルベンゼンが主として生成し、さらにm−クロ
ロ体、多塩素置換体なども副生し、40%以上の収
率でp−クロロアルキルベンゼンを製造すること
はできなかつた。 そこで、p−クロロアルキルベンゼンを収率よ
く製造するために、種々の触媒が開発された。 例えば、ルイス酸と硫黄又はセレンを触媒とし
て用いる方法においてはp−クロロ体が45〜52%
の収率で得られ、ルイス酸とチアンスレンを触媒
として用いる方法においてはp−クロロ体が55〜
60%の収率で得られ(特開昭52−19630号公報)、
ルイス酸とフエノキサチン化合物を触媒として用
いる方法においてはp−クロロ体が52〜60%の収
率で得られた(特開昭57−175133号公報)。 しかしながら、いずれの方法においても選択性
よくp−クロロアルキルベンゼンを製造するには
未だ充分なものではなかつた。 本発明者らは、このような現状に鑑み、鋭意研
究を重ねた結果、意外にもL型ゼオライトを使用
し、液相で反応を行うことにより、従来の問題点
が解決できるばかりでなく従来の方法に比べ優れ
た選択率でp−ハロゲン化アルキルベンゼンが製
造できることを見出しこの知見に基づいて本発明
を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、触媒の存在下、アルキル
ベンゼンをハロゲン化しアルキルベンゼン核ハロ
ゲン化物を製造する方法において触媒としてL型
ゼオライトを用い、液相中で反応を行うことを特
徴とするアルキルベンゼン核ハロゲン化物の製造
法である。 本発明においてハロゲン化されるアルキルベン
ゼンとしては、各種の直鎖状および分枝鎖状アル
キルベンゼンをあげることができるが特にアルキ
ル基の炭素数が1〜4のものが適当である。 また、本発明の方法において使用されるL型ゼ
オライトは、酸化ケイ素(SiO2)/酸化アルミ
ニウム(A2O3)モル比が4〜8の結晶性アル
ミナシリケイトであり、一般的には、それと同一
のX線回折スペクトルを有する合成ゼオライト、
天然ゼオライトであればよい。またイオン交換可
能なカチオンとしては、通常これがカリウムであ
るL型ゼオライトが入手される。この場合カリウ
ムをナトリウムでイオン交換することも可能であ
る。このイオン交換は公知のイオン交換方法が適
宜採用される。通常はナトリウムの硝酸塩、塩化
物等の水溶液で前記カリウム含有L型ゼオライト
を処理することにより容易にイオン交換される。
本発明のL型ゼオライトは、カリウムイオン以外
に勿論他のカチオン成分を含んでもよく、例えば
ナトリウム以外のA族、A族、A族、A
族、A族の金属、遷移金属またはプロトンで交
換したものが好ましく用いられる。またこれらの
カチオンは、1種でも2種以上でもよく、触媒は
未焼成でも焼成してもよい。 本発明の方法によりアルキルベンゼンのハロゲ
ン化を行なうには、アルキルベンゼン1モル当
り、L型ゼオライトを0.01g以上、好ましくは
0.1g以上、撹拌できる程度に混合して沸点以下の
温度でハロゲン化剤を導入する。反応溶媒は所望
により使用してもさしつかえない。また反応温度
は工業的には0℃〜沸点以下の温度で行うのが適
切である。この際のハロゲン化剤としては、通常
慣用されているハロゲン化剤を用いることができ
るが、好ましいのは、塩素ガスまたは臭素であ
る。また反応に際し窒素等の不活性ガスを使用し
てもさしつかえない。上記反応においては、減
圧、加圧のいづれでもよいが通常は常圧で行う。 本発明の方法によれば、アルキルベンゼンのo
−位のハロゲン化を抑えてp−位を選択的に効率
よくハロゲン化でき、かつベンジルハライド等の
アルキルベンゼン側鎖ハロゲン化物および多核ハ
ロゲン化物等の生成が極めて少ない等の利点があ
る。さらには、反応、後処理操作が簡単であり、
触媒の再使用も可能であるなど、p−ハロゲン化
アルキルベンゼンを製造するのに適しており、そ
の効果は、極めて高いものである。 以下、実施例により本発明の方法を具体的に説
明する。 実施例 1 冷却管、温度計、撹拌器、吹込み管を備えた
200ml反応フラスコに、L型ゼオライト5g、(商
品名 TSZ−502東洋曹達工業株式会社製)トル
エン92.1g(1モル)をいれ、N2気流下70℃にて
30分撹拌する。ひき続き、0.29モル/時間にて塩
素を4時間吹込み反応を行つた。反応終了後、得
られた反応液を、ガスクロマトグラフ法で分析し
た結果、トルエンの反応97.9%2−クロロトルエ
ン/4−クロロトルエン生成比(o/p比)=0.5
であり、ベンジルクロリドは0.92%生成してい
た。 また反応に使用したL型ゼオライトは、次の化
学組成(原子吸光法)のものを使用した。 SiO2(wt%) ドライベース 64.6
% A2O3(wt%) ドライベース 17.8
% Na2O(wt%) ドライベース 0.15
% SiO2/A2O3(モル比) ドライベース 6.2
K2O(wt%) ドライベース 15.9
% 比較例 1 実施例1のL型ゼオライトに代えてX型ゼオラ
イト(商品名 TSZ−201、東洋曹達工業株式会
社製)を使用した以外は実施例1と同様に反応を
行つた、その結果トルエンの反応率85.0%、2−
クロロトルエン/4−クロロトルエン生成比
(o/p比)=1.74であり、ベンジルクロリドは
4.3%生成していた。 また反応に使用したX型ゼオライトは、次の化
学組成(原子吸光法)のものを使用した。 SiO2(wt%) ドライベース 47.2% A2O3(wt%) ドライベース 31.7% Na2O3(wt%) ドライベース 18.5% SiO2/A2O3(モル比) ドライベース 2.5 実施例 2〜4 反応温度およびL型ゼオライトの使用量を代え
た以外は実施例1と同様に反応を行なつた。得ら
れた結果は次表の通りである。
【表】 実施例 5 実施例1と同様の方法で反応を行い、触媒は繰
りかえし使用した。その結果、反応は正常に進み
o/p比は0.52であつた。さらに触媒の再使用は
可能であつた。 実施例 6〜9 実施例1のトルエンに代えて各種のアルキルベ
ンゼンを使用した以外は実施例1と同様に反応を
行ない各種のアルキルベンゼン核クロル化物を得
た。得られた結果を次表に示す。尚、表中o/p
比はo−クロロアルキルベンゼン/p−クロロア
ルキルベンゼン生成比を表す。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 触媒の存在下、アルキルベンゼンをハロゲン
    化しアルキルベンゼン核ハロゲン化物を製造する
    方法において触媒としてL型ゼオライトを用い、
    液相中で反応を行うことを特徴とするアルキルベ
    ンゼン核ハロゲン化物の製造法。
JP57225259A 1982-12-22 1982-12-22 アルキルベンゼン核ハロゲン化物の製造法 Granted JPS59130227A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57225259A JPS59130227A (ja) 1982-12-22 1982-12-22 アルキルベンゼン核ハロゲン化物の製造法
KR1019830006021A KR860001544B1 (ko) 1982-12-22 1983-12-20 알킬벤젠핵 할로겐화물의 제조법
DE8383307836T DE3371503D1 (en) 1982-12-22 1983-12-21 Process for preparation of nuclear halides of monoalkylbenzenes
EP83307836A EP0112722B1 (en) 1982-12-22 1983-12-21 Process for preparation of nuclear halides of monoalkylbenzenes
US06/882,196 US4754086A (en) 1982-12-22 1986-07-03 Process for preparation of nuclear halides of monoalkylbenzenes
US07/011,246 US4794201A (en) 1982-12-22 1987-02-05 Process for preparation of p-halogeno-monoalkylbenzenes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57225259A JPS59130227A (ja) 1982-12-22 1982-12-22 アルキルベンゼン核ハロゲン化物の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59130227A JPS59130227A (ja) 1984-07-26
JPS6334129B2 true JPS6334129B2 (ja) 1988-07-08

Family

ID=16826505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57225259A Granted JPS59130227A (ja) 1982-12-22 1982-12-22 アルキルベンゼン核ハロゲン化物の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583483B2 (ja) * 1985-02-18 1997-02-19 東ソー株式会社 ハロゲン化ベンゼン誘導体の製造法
JPH0780798B2 (ja) * 1985-11-06 1995-08-30 東ソー株式会社 改良ゼオライト触媒によるハロゲン化ベンゼン誘導体の製造法

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Publication number Publication date
JPS59130227A (ja) 1984-07-26
KR840006960A (ko) 1984-12-04
KR860001544B1 (ko) 1986-10-04

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