JPS633391Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS633391Y2 JPS633391Y2 JP15902081U JP15902081U JPS633391Y2 JP S633391 Y2 JPS633391 Y2 JP S633391Y2 JP 15902081 U JP15902081 U JP 15902081U JP 15902081 U JP15902081 U JP 15902081U JP S633391 Y2 JPS633391 Y2 JP S633391Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- piston skirt
- skirt
- ribs
- composite material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 5
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims description 3
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 claims description 3
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 3
- 239000004918 carbon fiber reinforced polymer Substances 0.000 description 2
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関用の2分割型ピストンにおけ
る炭素繊維強化樹脂等の複合材料より成るピスト
ンスカートの構造に関する。
る炭素繊維強化樹脂等の複合材料より成るピスト
ンスカートの構造に関する。
ピストンの耐焼付性、耐摩耗性を向上させつつ
軽量化を図るためピストン頂部とピストンスカー
トとを2分割とし、ピストンスカートを炭素繊維
強化樹脂(以下CFRPと称す)等の複合材料で構
成したものがある。この場合、ピストンスカート
は金属で作つた場合と較べて軽量化できるが、軽
量化のため薄肉にしてあるため、外力に対して歪
が出やすく、機械加工精度上問題がある。更に
は、エンジンの運転時サイドフオースにより変形
が生じ易く、摩耗が生じたり潤滑油消費量が増大
したり振動や騒音に悪影響を及ぼす不具合があつ
た。
軽量化を図るためピストン頂部とピストンスカー
トとを2分割とし、ピストンスカートを炭素繊維
強化樹脂(以下CFRPと称す)等の複合材料で構
成したものがある。この場合、ピストンスカート
は金属で作つた場合と較べて軽量化できるが、軽
量化のため薄肉にしてあるため、外力に対して歪
が出やすく、機械加工精度上問題がある。更に
は、エンジンの運転時サイドフオースにより変形
が生じ易く、摩耗が生じたり潤滑油消費量が増大
したり振動や騒音に悪影響を及ぼす不具合があつ
た。
したがつて本考案の目的は重量増加を押えつつ
しかも加力に対して十分な剛性を具備したピスト
ンスカートの構造を提供することにある。この目
的を達成するべく本考案にあつては薄肉に形成さ
れたピストンスカートの内周面に強化リブを形成
している。
しかも加力に対して十分な剛性を具備したピスト
ンスカートの構造を提供することにある。この目
的を達成するべく本考案にあつては薄肉に形成さ
れたピストンスカートの内周面に強化リブを形成
している。
以下図面によつて説明すると、第1図におい
て、10はピストン頂部、12はピストンスカー
トであり、ピストン頂部10はその下側において
直径対立位置にボス部14を有し、一方ピストン
スカート12は筒状に形成され前記のボス部14
の外側の直径対立位置にボス部16を有し、双方
のボス部14及び16に形成されるピストンピン
孔14a,16aにピストンピンを挿通させるこ
とによりピストン頂部10とピストンスカート1
2とは連結される。
て、10はピストン頂部、12はピストンスカー
トであり、ピストン頂部10はその下側において
直径対立位置にボス部14を有し、一方ピストン
スカート12は筒状に形成され前記のボス部14
の外側の直径対立位置にボス部16を有し、双方
のボス部14及び16に形成されるピストンピン
孔14a,16aにピストンピンを挿通させるこ
とによりピストン頂部10とピストンスカート1
2とは連結される。
本考案によればピストンスカート12はCFRP
等の複合材料で肉薄に作られているがその内周に
強化リブが設けられている。まず、第1の実施例
では第2図のピストンスカートのみ示すようにピ
ストンピン孔16aから90゜隔てた位置から対称
に2本の縦リブ18が設けられ、これらの縦リブ
18と交差する横リブ20が1本(又は複数本)
設けられる。ピストンピン孔から90゜隔てたとこ
ろはスラスト側及び反スラスト側に対応しピスト
ン作動中のサイドフオースの影響を強く受けるが
縦リブ18で受け止めたサイドフオースを横リブ
20に分散されるからピストンスカートは不変形
となる。
等の複合材料で肉薄に作られているがその内周に
強化リブが設けられている。まず、第1の実施例
では第2図のピストンスカートのみ示すようにピ
ストンピン孔16aから90゜隔てた位置から対称
に2本の縦リブ18が設けられ、これらの縦リブ
18と交差する横リブ20が1本(又は複数本)
設けられる。ピストンピン孔から90゜隔てたとこ
ろはスラスト側及び反スラスト側に対応しピスト
ン作動中のサイドフオースの影響を強く受けるが
縦リブ18で受け止めたサイドフオースを横リブ
20に分散されるからピストンスカートは不変形
となる。
第3図の実施例では、網目状に縦、横のリブ2
2,24が設けられる。この場合、サイドフオー
スを受けるピストンピン孔16aから90゜隔てた
箇所において網目の密度を細かくし他の部分では
粗くするのが好ましい。
2,24が設けられる。この場合、サイドフオー
スを受けるピストンピン孔16aから90゜隔てた
箇所において網目の密度を細かくし他の部分では
粗くするのが好ましい。
第4図の例ではリブ26,28を斜めに設け交
差させることにより網目状としている。
差させることにより網目状としている。
以上述べたようにピストンスカート内周面に強
化リブを設けることでスカートを肉薄に保ちつつ
剛性を上げることができ、外力による歪の発生を
押え、加工精度の向上、運転中の摩擦・摩耗を押
え、潤滑油消費量の増大や焼付きの防止が図れ
る。
化リブを設けることでスカートを肉薄に保ちつつ
剛性を上げることができ、外力による歪の発生を
押え、加工精度の向上、運転中の摩擦・摩耗を押
え、潤滑油消費量の増大や焼付きの防止が図れ
る。
第1図は分割型ピストンの断面図、第2図、第
3図、第4図は夫々本考案のピストンスカートの
実施例を示す断面図。 10……ピストン頂部、12……ピストンスカ
ート、18,20,22,24,26,28……
強化リブ。
3図、第4図は夫々本考案のピストンスカートの
実施例を示す断面図。 10……ピストン頂部、12……ピストンスカ
ート、18,20,22,24,26,28……
強化リブ。
Claims (1)
- 炭素繊維強化樹脂等の複合材料より成るピスト
ンスカートと、ピストンスカートに連結されるピ
ストン頂部より成る2分割型ピストンにおいて、
ピストンスカートは薄肉に形成され、ピストンス
カートの内周面に強化リブが設けてある複合材料
製ピストンスカート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15902081U JPS5864843U (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 複合材料製ピストンスカ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15902081U JPS5864843U (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 複合材料製ピストンスカ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5864843U JPS5864843U (ja) | 1983-05-02 |
JPS633391Y2 true JPS633391Y2 (ja) | 1988-01-27 |
Family
ID=29951494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15902081U Granted JPS5864843U (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 複合材料製ピストンスカ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5864843U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013098464A1 (en) * | 2011-12-30 | 2013-07-04 | Componenta Finland Oy | Piston for large sized internal combustion engine |
JP2017172412A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | ダイハツ工業株式会社 | ピストン内壁のリブ構造 |
-
1981
- 1981-10-27 JP JP15902081U patent/JPS5864843U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5864843U (ja) | 1983-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2561798Y2 (ja) | エンジン用ピストン | |
JPS633391Y2 (ja) | ||
JPH0736109Y2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPS5851387Y2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
EP0430362A1 (en) | Pistons | |
US5092290A (en) | Engine piston assembly with planar pin mounting surface | |
JP3039222B2 (ja) | シリンダブロックボアのホーニング加工方法 | |
JPH0326289Y2 (ja) | ||
JPS6115303Y2 (ja) | ||
JPS6327080Y2 (ja) | ||
US5193435A (en) | Piston with ceramic load-transmitting pads | |
JP2522909Y2 (ja) | 内燃機関用スケルトン型ピストン | |
JPH0643482Y2 (ja) | 内燃機関用スケルトン型ピストン | |
JPS6218676Y2 (ja) | ||
JP3277657B2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPH04231772A (ja) | エンジンないしモータのピストン | |
JPS6315558Y2 (ja) | ||
JP2567771Y2 (ja) | 内燃機関用ピストン | |
JPH0723561Y2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPH0315649A (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPH0732928Y2 (ja) | 内燃機関用ピストン | |
JP2002317693A (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPH0434095Y2 (ja) | ||
JPH0430360Y2 (ja) | ||
JPH01173364U (ja) |