JPH0732928Y2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents

内燃機関用ピストン

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JPH0732928Y2
JPH0732928Y2 JP12776088U JP12776088U JPH0732928Y2 JP H0732928 Y2 JPH0732928 Y2 JP H0732928Y2 JP 12776088 U JP12776088 U JP 12776088U JP 12776088 U JP12776088 U JP 12776088U JP H0732928 Y2 JPH0732928 Y2 JP H0732928Y2
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piston
combustion engine
internal combustion
thrust
skirt portion
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孝男 鈴木
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃機関のピストンに係る。
[従来の技術] 一般に、内燃機関に用いられるピストンは、シリンダボ
ア内に於ける往復動に伴う首振り運動を抑制するために
スラスト側と反スラスト側とに各々スカート部を有して
いる。この種のピストンは、例えば実開昭61-139351
号、実開昭62-98746号、特公昭62-37218号の各公報に示
されており、またスラスト側と反スラスト側とで大きさ
が異ったスカート部を有するピストンが米国特許明細書
4,274,372号に示されている。
[考案が解決しようとする課題] 内燃機関のピストンはコネクティングロッドによってク
ランク軸に連結され、クランク軸は一端にフライホイー
ルを装着されるので、そのフライホイール装着側に於て
慣性質量が大きくなっている。このため、ピストンには
フライホイールが装着されていない側にスラスト力が作
用し、その側のピストン外周面に作用する荷重が大きく
なる。
本考案は上述の如き観点からスカート部の設置を適切な
ものにして軽量で且耐摩耗性に優れた改良された内燃機
関用ピストンを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上述の如き目的は、本考案によれば、スラスト側と反ス
ラスト側に各々スカート部を有する内燃機関用ピストン
に於て、前記スカート部はクランク軸の軸線に直交し且
ピストン中心軸線を含む仮想平面の両側に非対称の形態
をなして延在し、前記仮想平面よりフライホイールが装
着されていない側のクランク軸端側の外周面積がそうで
ない側に比して大きいことを特徴とする内燃機関用ピス
トンによって達成される。
[考案の作用及び効果] 上述の如き構成によれば、クランク軸の軸線方向に於け
る慣性質量の不均一さによりピストン外周面に作用する
スラスト力が充分な外周面積を有するスカート部により
受止められるようになり、そしてこのスカート部はピス
トンに作用するスラスト力を受持つ上で無駄なく設けら
れていることから、所要の耐摩耗性が得られた上でピス
トンの軽量化が図られるようになる。
[実施例] 以下に添付の図を参照して本考案を実施例について詳細
に説明する。
第1図乃至第3図は本考案による内燃機関用ピストンの
一つの実施例を示している。これらの図に於て、10はク
ラウン部を、12はスラスト側上部スカート部を、14はス
ラスト側下部スカート部を、16は反スラスト側上部スカ
ート部を、18は反スラスト側下部スカート部を、20はピ
ストンピンボス部を各々示している。
クラウン部10の外周には、ピストンリング溝22とオイル
リング溝24とが各々設けられている。
ピストンピンボス部20はクラウン部10より垂下された態
様にてこれと連続して設けられており、ピストンピンボ
ス部20には図示されていないコネクティングロッドとの
接続のためのピストンピン孔26が設けられている。
スラスト側上部スカート部12と反スラスト側上部スカー
ト部16は各々クラウン部10と連続した態様にて設けられ
ており、スラスト側下部スカート部14と反スラスト側下
部スカート部18は上述の上部スカート部とは分離された
態様にてピストンピンボス部20より延出されたスケルト
ン28によってピストンピンボス部20より支持され、全体
として所謂スケルトン型ピストンをなしている。
スラスト側の上部スカート部12と下部スカート部14は各
々反スラスト側の上部スカート部16及び下部スカート部
18に比して大きい外周面積を備えている。また、上述の
各スカート部12、14、16、18は各々クランク軸30の軸線
に直交し且ピストン中心軸線を含む仮想平面Fの両側に
非対称の形態をなして延在し、この仮想平面Fよりフラ
イホイール32が装着されていない側のクランク軸端側の
外周面積がそうでない側に比して大きくなっている。
即ち、スカート部12、14、16、18は各々フライホイール
32が装着されていない側に偏在している。
フライホイール32が設けられていることに起因するクラ
ンク軸30の軸線方向に於ける慣性質量の不均一さにより
ピストン外周面に作用するスラスト力がフライホイール
36が設けられていない側に於て大きくても、この側に於
てはスカート部12、14、16、18の各々の外周面積が大き
く、これらが充分な受圧面積を有していることから、ス
カート部に大きい応力が作用することがなく、ピストン
スカート部に大きい偏摩耗が生じることが回避され、所
要の耐久性が確保されてピストンの耐久性が向上するよ
うになる。
また、スカート部12、14、16、18は、上述の如く、ピス
トンに作用するスラスト力の大きさに適合して必要最少
限の大きさに設定されているから、無駄がなく、ピスト
ンの軽量化が図られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による内燃機関用ピストンの反スラスト
側の側面図、第2図は本考案による内燃機関用ピストン
のピンボス側の側面図、第3図は本考案による内燃機関
用ピストンの底面図である。 10……クラウン部,12……スラスト側上部スカート部,14
……スラスト側下部スカート部,16……反スラスト側上
部スカート部,18……反スラスト側下部スカート部,20…
…ピストンピンボス部,22……ピストンリング溝,24……
オイルリング溝,26……ピストンピン孔,28……スケルト
ン,30……クランク軸,32……フライホイール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラスト側と反スラスト側に各々スカート
    部を有する内燃機関用ピストンに於て、前記スカート部
    はクランク軸の軸線に直交し且ピストン中心軸線を含む
    仮想平面の両側に非対称の形態をなして延在し、前記仮
    想平面よりフライホイールが装着されていない側のクラ
    ンク軸端側の外周面積がそうでない側に比して大きいこ
    とを特徴とする内燃機関用ピストン。
JP12776088U 1988-09-29 1988-09-29 内燃機関用ピストン Expired - Fee Related JPH0732928Y2 (ja)

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JPH0250045U JPH0250045U (ja) 1990-04-06
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