JPS633346B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、複数の処理装置の情報転送方式に係
り、詳しくは、オンラインサービスを行う１台又
は複数台のオンライン系処理装置と、オンライン
系処理装置が障害となつた時にオンラインサービ
スを引継ぐための１台又は複数台の予備系処理装
置から成るデユプレツクス構成システム等におけ
る処理装置間の情報転送方式に関する。

〔従来技術〕

従来、デユプレツクス構成システムにおいて、
入出力装置、回線等と処理装置との接続関係を制
御する装置としては、一般に複数の処理装置と１
つ又は複数の入出力切替装置とに対してインタフ
エースを持ち、処理装置からの指示に基き、入出
力切替装置に対して入出力切替制御信号を送つて
システム構成の切替えを制御するシステム切替制
御装置が用いられている。第１図に、かゝるシス
テム切替制御装置と処理装置及び入出力切替装置
間の従来の接続関係を示す。第１図において、１
はシステム切替制御装置、２ａと２ｂは中央処理
装置などの処理装置、３ａと３ｂは入出力切替装
置であり、入出力切替装置３ａは回線の切替えを
行う装置、入出力切替装置３ｂは入出力装置の切
替えを行う装置である。処理装置２ａ，２ｂは処
理装置間のインタフエース２０、システム切替制
御装置−処理装置間インタフエース２１ａ，２１
ｂ及び処理装置−入出力切替装置間インタフエー
ス２３ａ，２３ｂを持ち、入出力切替えを行う
際、インタフエース２１ａ又は２１ｂを介してシ
ステム切替制御装置１に入出力切替指示及び切替
情報を送る。システム切替制御装置１は、この切
替指示及び切替情報を解読してシステム切替制御
装置−入出力切替装置間インタフエース３１で入
出力切替装置３ａ，３ｂの一方又は両方に入出力
切替制御信号を送り、回線や入出力装置、あるい
はインタフエース２３ａ，２３ｂの切替えを制御
せしめる。又、システム切替制御装置１は、入出
力切替え動作が終了すると、その旨をインタフエ
ース２１ａ又は２１ｂを介して該当処理装置２ａ
又は２ｂに報告する。一方、例えばオンラインサ
ービスの開始／終了等、処理装置２ａ，２ｂの状
態が変化した時などに処理装置間で転送すべき情
報は、インタフエース２０を介して処理装置２
ａ，２ｂの間で直接送受信される。

このように、従来のシステム切替制御装置を含
む情報処理システムでは、システム切替制御装置
−処理装置間インタフエースの他に、処理装置間
の情報転送のために処理装置間インタフエースを
独立に設けており、かゝる処理装置間インタフエ
ースが１つの処理装置当り、情報転送を行う相手
処理装置の台数だけ必要とし、ハードウエア量が
増加するという欠点があつた。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記従来の欠点を解決し、ハ
ードウエア量の削減が図れる処理装置間の情報転
送方式を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明の要点は、システム切替制御装置−処理
装置間インタフエースによりシステム切替制御装
置を介して処理装置間の情報転送を行い、該転送
動作の終了もシステム切替制御装置から同インタ
フエースにより情報転送指示元の処理装置に対し
て割込み等で報告することを特徴とする。なお、
情報転送指示元の処理装置に対する報告の契機
は、システム切替制御装置が転送指示を受付けた
時、システム切替制御装置が転送先の処理装置に
情報転送動作の起動を行つた時、システム切替制
御装置が転送先の処理装置に情報転送指示を出
し、転送先の処理装置が該情報を受取つた時のい
ずれでも可能とする。

〔発明の実施例〕 第２図は本発明によるシステム切替制御装置、
処理装置及び入出力切替装置間の接続関係を示し
たもので、第１図との相違は、第１図では存在し
た処理装置間インタフエース２０がないことであ
る。例えば処理装置２ａがインタフエース２１ａ
を介してシステム切替制御装置１に入出力切替指
示及び切替情報を送つた場合、システム切替制御
装置１はインタフエース３１を介して入出力切替
装置３ａ，３ｂの一方又は両方に入出力切替制御
信号を送出し、該当入出力切替装置は、受取つた
入出力切替制御信号に従つて回線や入出力装置あ
るいはインタフエース２３ａ，２３ｂの切替動作
を行う。この切替動作が終了すると、システム切
替制御装置１はインタフエース２１ａを介して切
替指示元の処理装置２ａに終了報告を行う。又、
処理装置２ａが処理装置２ｂへ情報を転送する場
合、処理装置２ａはインタフエース２１ａを介し
てシステム切替制御装置１に処理装置２ｂへの情
報転送を指示する。この場合、システム切替制御
装置１は処理装置２ａからインタフエース２１ａ
を通して受取つた情報をインタフエース２１ｂを
介して処理装置２ｂに転送すると共に、インタフ
エース２１ａを介して処理装置２ａに転送動作結
果を報告する。

このように、第２図の構成では、処理装置２
ａ，２ｂ間の情報転送はシステム切替制御装置１
を介して行い、かつ、入出力切替え指示の場合と
同じインタフエースを使用するため、情報転送に
必要とするハードウエア量を第１図に比較して少
なくすることができる。

第３図はシステム切替制御装置１の構成例であ
つて、特に本発明に関係する部分のみを示したも
のである。第３図において、１０は処理装置２ａ
又は２ｂからの情報を保持するレジスタ、１１は
デコーダ、１２は入出力切替装置３ａ，３ｂとの
インタフエース回路、１３ａ，１３ｂは処理装置
２ａ，２ｂへの割込み信号を送出する割込み信号
送出回路、１４ａ，１４ｂは処理装置２ａ，２ｂ
への情報を保持するレジスタ、１５は内部バスで
あり、１３ａ，１４ａは処理装置２ａに、１３
ｂ，１４ｂは処理装置２ｂに対応する。

第４図は第２図のインタフエース２１ａ，２１
ｂを介してシステム切替制御装置１と処理装置２
ａ，２ｂの間でやり取りされる情報形式の一例を
示し、第５図は該情報の意味を示したものであ
る。なお、第５図ではSWCはシステム切替制御
装置の略称である。

例えば処理装置２ａから処理装置２ｂへ情報転
送を行うには、処理装置２ａからシステム切替制
御装置１に対して、ビツト０〜７が“80”（16
進）、ビツト８〜３１が転送データである３２ビ
ツト構成の情報がインタフエース２１ａを介して
送られる。システム切替制御装置１では処理装置
２ａから送られて来た情報（入力データ）をレジ
スタ１０に保持し、該レジスタ１０のビツト０〜
７（101の内容）をデコーダ１１によりデコード
し、処理装置間の情報転送指示であることが判る
と、レジスタ１０の内容をそのままバス15を介し
てレジスタ１４ｂに転送し、その後、割込み信号
送出回路１３ｂにより処理装置２ｂに割込み信号
を送出する。システム切替制御装置１からの割込
み信号を受付けた処理装置２ｂは、命令によりレ
ジスタ１４ｂの内容（出力データ）をシステム切
替制御装置１から読出し、処理装置２ａからの転
送情報を受取る。処理装置２ｂがレジスタ１４ｂ
の内容を読出した時、システム切替制御装置１は
ビツト０〜７が“00”（16進）、ビツト９が“１”
の情報をレジスタ１４ａに設定し、割込み信号送
出回路１３ａにより処理装置２ａに割込み信号を
送出する。処理装置２ａは、この割込み信号を契
機としてレジスタ１４ａの内容（出力データ）を
読出すことにより、システム切替制御装置１から
処理装置２ｂへの情報転送動作の終了を知る。

なお、ここでは、システム切替制御装置１が情
報転送先の処理装置２ｂに情報の転送を行つた時
に情報転送指示元の処理装置２ａに割込み信号を
出すとしたが、割込み信号の送出契機としては、
システム切替制御装置１が処理装置２ａから転送
情報を受取つた時、あるいはシステム切替制御装
置１が処理装置２ｂに割込み信号を送出して情報
転送動作の起動を行つた時であつても良い。ま
た、割込み信号送出を上記の複数の契機で行い、
システム切替制御装置１での情報転送動作の進行
を順次報告する様にしても良い。勿論、割込み以
外の方法も考えられる。

次に、例えば処理装置２ａからの入出力切替え
指示は、ビツト０〜７が“40”（16進）、ビツト８
〜３１で入出力切替装置の切替えを指示する情報
を同じくインタフエース２１９を介してシステム
切替制御装置１に送る。システム切替制御装置１
では、処理装置２ａからの該情報をレジスタ１０
に格納し、デコーダ１１により入出力切替え指示
（ビツト０〜７＝“40”）であることが判ると、レ
ジスタ１０の内容を入出力切替装置インタフエー
ス回路１２に送る。回路１２では、切替情報に従
い入出力切替装置３ａ，３ｂの一方あるいは両方
に入出力切替制御信号を送出する。又、システム
切替制御装置１では、インタフエース回路１２に
より切替完了信号を受取ると、レジスタ１４ａに
ビツト０〜７が“00”（16進数）、ビツト８が
“１”の情報を設定し、回路１３ａにより処理装
置２ａに割込み信号を送出する。処理装置２ａ
は、この割込み信号を契機としてレジスタ１４ａ
の内容を読出すことにより入出力切替え動作の完
了を知る。

以上、実施例ではシステム切替制御装置１に２
台の処理装置が接続されるとしたが、回路１３、
レジスタ１４を増設することにより、３台以上の
処理装置をシステム切替制御装置１に接続するこ
とができる。また、処理装置からのデータのビツ
ト０〜７により、情報転送動作の指示とともに、
情報転送先の処理装置を指定（例えばビツト０〜
７が“81”（16進）の時は処理装置２ａに転送す
る等）することもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、処理装
置間の情報転送がシステム切替制御装置を介して
実現でき、処理装置間の直接のインタフエースを
なくすことができるので、ハードウエア量の削減
がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のシステム切替制御装置と処理装
置間の接続を示す図、第２図は本発明によるシス
テム切替制御装置と処理装置間の接続例を示す
図、第３図は本発明によるシステム切替制御装置
の一実施例を示す図、第４図はシステム切替制御
装置と処理装置との間で転送される情報の形式例
を示す図、第５図は第４図の情報の意味を示す図
である。 １……システム切替制御装置、２ａ，２ｂ……
処理装置、３ａ，３ｂ……入出力切替装置、２１
ａ，２１ｂ……システム切替制御装置−処理装置
間インタフエース、２３ａ，２３ｂ……処理装置
−入出力切替装置間インタフエース、３１……シ
ステム切替制御装置−入出力切替装置間インタフ
エース。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の処理装置と、前記処理装置と回線や入
   出力装置間の接続の切替えを行う１つ又は複数の
   入出力切替装置と、前記処理装置からの入出力切
   替情報に基き、前記入出力切替装置の切替動作を
   制御するシステム切替制御装置とを具備してなる
   情報処理システムにおいて、 前記処理装置から入出力切替情報伝送用インタ
   フエース線（以下、単にインタフエース線と略称
   する）を介して前記システム切替制御装置に与え
   る情報に、該情報が入出力切替情報であるか処理
   装置間の転送情報であるかを示すビツトを設け、 前記システム切替制御装置には、前記ビツトに
   従い、当該情報を入出力切替装置に転送すべき、
   あるいは相手処理装置に転送すべきかを判別する
   手段と、該判別結果に従い、当該情報を入出力切
   替装置へあるいは前記インタフエース線による相
   手処理装置へ選択的に転送する手段を設け、 処理装置とシステム切替制御装置間の前記イン
   タフエース線を利用して、システム切替制御装置
   を介し、処理装置間での情報転送を可能としたこ
   とを特徴とする処理装置間の情報転送方式。